ルーシー・リー(るーしー りー) 略歴
1902年 オーストリア・ウィーンの裕福なユダヤ人家庭に生まれる。
1920年代から30年代にかけて、ウィーンの工業美術学校で学び、ウィーン工房のヨーゼフ・ホフマンら、当時の一流デザイナーの薫陶、影響を受ける。
1938年、イギリスへの亡命を余儀なくされイギリス・ロンドンに移住し活動。
「ルーシー・リー様式」ともいうべきモダンかつ情緒豊かな器物型スタイルを打ち立て、世界的に高く評価される。ウィーン時代に学んだウィーン工房様式、バウハウス様式、バーナード・リーチ様式、さらにはギリシャ様式、中国・韓国の古典的陶磁器様式などを幅広く学び、自己のスタイルを打ち立てる。
ウィーン時代から1960 年代にかけて精細で大がかりな釉薬実験を繰り返し、これまでになかった釉色を数多く開発。モダンで情緒豊かな色感を作り上げる。
1991年、大英帝国勲章を受章。
1995年、没。