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トンネルに強さを実感

ウィルコム無線LANオプションでつなぐ、N700系の無線LAN

2009年04月30日 11時00分更新

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ウィルコム無線LANオプションで新幹線の無線LANを使おう!

 N700系の無線LAN接続にメリットが見えたところで、いよいよ本題。今度はWILLCOM 03やパソコンで「ウィルコム無線LANオプション」のサービスを使ってみる。なお、ウィルコム無線LANオプションには、N700系の無線LAN接続サービス開始にあわせ、「エクスプレスエリアコース」というリーズナブルなプランが新設されている。今回はこれを利用してみよう。

N700系車内で無線LANアクセスポイントを検索すると、このような4つのアクセスポイントが発見される。実際に利用するサービスのアクセスポイントに接続しないと正常にログインできないので注意しよう

 エクスプレスエリアコースは、利用可能エリアをN700系車両内と東海道新幹線17駅のコンコース待合室に限定。通常のウィルコム無線LANオプションのように料金プランで月額利用料が変化するのではなく、どの料金プランも一律「初期登録料0円、年額3000円」で利用できる。つまり、月額に換算すると250円というリーズナブルな価格になる。

ウィルコム無線LANオプション設定ソフトの起動画面。このソフトのセットアップ課程で、アクセスポイントへの接続情報が既に登録されているので、この画面ではログインID、パスワードを入力して「ログイン」ボタンをクリックするだけでいい

 なお、1年経過後は1年ごとの自動更新で、申し込み月の利用料金に合算して年額が請求されるしくみだ。なお、申し込みはウィルコムの電話機、または、PRIN接続したAIR-EDGE端末からエクスプレスエリアコース専用サイトへアクセスする必要がある(Willcom 03、Advansed/W-ZERO3[es]では、後述する無線LANツールでも可能)。

N700系車内でログイン後に表示されるウェルカムサイト。乗り換え、駅の時刻表など、新幹線関連の各種情報が提供されている

 では、実際に利用してみよう。Windows XP SP2以降、Windows Vistaを搭載したパソコンでは、ウィルコムのサイトから無償でダウンロードできる「ウィルコム無線LANオプション設定ソフト」を使用すれば、アクセスポイントへの接続、ログイン処理が簡略化できる。また、同ソフトを利用しなくても、エリア内でホットスポットのアクセスポイント(SSID:0033)に接続し、ウェブブラウザを起動して表示される画面でログイン処理をすれば、利用することが可能だ。

ウィルコム無線LANオプション設定ソフトを使用しない場合は、ブラウザを用いたログイン方法となる。従来のホットスポットのエリアでは、ログイン画面はオレンジ色を配色としたもの(左)であったが、エクスプレスエリアでは青色をベースとしたカラーリングに変更されている

 Willcom 03、Advansed/W-ZERO3[es]では、W-ZERO3向けポータルサイトからダウンロードできる「無線LANツール」を利用すると、簡単に接続・ログインできるほか、無線LANツールを使ってウィルコム無線LANオプション エクスプレスエリアコースの利用登録も可能となっている。

無線LANツールは、W-ZERO3向けポータルサイトからダウンロードできる。サイトに接続してダウンロードボタンをタップ、ダウンロード画面でファイルを開いて本体にインストールする

無線LANツールをインストールすると、待ち受け画面に「無線LANオプション申込」と書かれたアイコンができあがる。このアイコンをタップすると、申し込みを開始できる

エクスプレスエリアコースを新規で申し込む場合は「新規申込」ボタンをタップする。既に申し込んでいる場合は「再設定」ボタン、解約する場合は「サポートサイトを開く」ボタンをそれぞれタップ

申し込みプランの選択画面。エクスプレスエリアコースを申し込む場合は、一番上のボタンをタップする

利用規約を確認したら、「利用規約に同意する」のチェックをオンにして「申込」ボタンをタップする

申し込みが完了すると、ID、パスワードが表示されるので、控えを取っておこう。なお、無線LANツールにはこのIDとパスワードがすでに設定済みになっているので、特に再設定する必要はない

N700系無線LANが利用できる場所に入ったら、待ち受け画面にある無線LANツールの灰色のアイコンをタップすれば、接続・ログインを行ってくれる(アイコンが緑色に変わる)

N700系無線LANが利用できる場所でWillcom 03の無線LAN機能をオンにすると、このように複数のアクセスポイントが検出されるが、特に気にせずダイアログは消去して構わない

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