coLinux日記

coLinuxはフリーソフトを種として、よろずのシステムとぞなれりける。

Fedora 10 から Fedora 14 へアップグレード その1

2011-05-22 17:29:06 | インストールと設定

本当に久しぶりの投稿です。

現在使っている Fedora 10 から、バージョンアップしていなかったので、そろそろバージョンアップしようかと思い調べてみると、

http://sourceforge.net/projects/colinux/files/Images%202.6.x%20Fedora/

にこのような記述があります。

Note: Fedora 10, 9, 7, Core 6, and Core 5 are all end-of-life.

That means it is nolonger possible to update these.
I do not recommend using any of these images.

Regards, Bill Riemers

Source: readme.txt, updated 2011-01-26

つまりメンテナンス終了ですね。

それは困るので、Fedoraのアップグレード手順にしたがって、アップデートしてみようと考えました。coLinuxはカーネルだけが独自で、その他はすべて問題なく置き換え可能であろうとの推測からです。

実は、別の方法でいったん Fedora 13 までアップグレードしたところで、ブートできなくなったのでそれを救済しなければデータが取り出せない状況に陥りました。それで今回アップグレードを真面目に行うことにしました。バックアップは取っておいた方が良いですね。

というわけで、以下では、Fedora 10 の

Fedora-10-20090228.exe

を展開して得られるイメージファイル Fedora-10.img をそのまま使いました。このままブートすると、DHCP でネットワークも使えるようになります。

さて、Fedora 10 はあまりに古いので、現在のバージョンにするには、まず Fedora 11 にしなければいけないようです。

そこで、

Fedora 10 -> Fedora 11 に yum upgrade する

を参考にアップグレードしてみました。以下では、適当に改行していますのでご注意ください。

指示通り、rpm をアップデートして、キャッシュをクリーンにします。

# yum update rpm
# yum clean all

fedora-release は、
http://archives.fedoraproject.org/pub/archive/fedora/linux/releases/11/Fedora/i386/os/Packages/
の下の、fedora-release-11-1.noarch.rpm を使います。

# rpm -Uvh http://archives.fedoraproject.org/pub/archive/fedora/linux/
releases/11/Fedora/i386/os/Packages/fedora-release-11-1.noarch.rpm

上手くいったので、/etc/yum.repos.d/ を修正します。この中で、

fedora.repo             [fedora]
fedora-updates.repo    [updates]

の、2つのファイルを修正しました。mitalink? を mirrorlist? に変えれば良いようです。

念のためバックアップを取ります。バックアップは、Windowsでルートイメージファイルをコピーするだけです。バックアップを取ったら、再度coLinuxを立ち上げて、いよいよアップグレードします。

# cd /
# yum upgrade

完了したら、一度coLinuxを終了して、再度立ち上げます。consoleには、

 Fedora release 11 (Leonidas)
 Kernel 2.6.22.18-co-0.7.4 on an i686 (tty1)

 fedora login:

と表示されて上手く立ち上がりました。心配していたcoLinuxカーネルへの干渉はないようです。次に、

Linux/Fedora10からFedora14にアップグレード

を参考にして、 Fedora12 にアップグレードします。いっぺんに行かないで、ここは一つ一つアップグレードしていくことにしました。URLは、

http://ftp-srv2.kddilabs.jp/Linux/packages/fedora/releases/12/README

にしたがって決定します。

# rpm -Uvh http://archives.fedoraproject.org/pub/archive/fedora/linux/releases/
12/Fedora/i386/os/Packages/fedora-release-12-1.noarch.rpm

念のため、yum と rpm を更新しておきます。

# yum update yum rpm

キャッシュをクリーンにして、11から12へとアップグレードします。

# yum clean all
Loaded plugins: dellsysidplugin2
ERR_OUT: : Bad address
ERR_OUT: : Bad address
ERR_OUT: : Bad address
ERR_OUT: : Bad address
ERR_OUT: : Bad address
Cleaning up Everything
# yum upgrade

プラグインのエラーが出ますが、http://d.hatena.ne.jp/const/20090909/p1 の情報により無視できそうです。上手くいったら、以前と同様に coLinux を立ち上げなおします。

 Fedora release 12 (Constantine)
 Kernel 2.6.22.18-co-0.7.4 on an i686 (tty1)

 fedora login:

上手くいきました。ここで、カーネルを最新のものにアップグレードすることにします。これは、最初にやっておけば良かったですね。

次回はこの話をお届けします。


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2 コメント

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ありか (kishida0)
2012-05-31 21:40:47
12へはここで見つけました

ftp:
//ftp.icm.edu.pl/vol/rzm2/linux-fedora-secondary/archive/updates/12/sparc64/fedora-release-12-1.noarch.rpm
Unknown (espiya)
2012-06-03 09:20:12
kishida0 さん、情報ありがとうございました。sparc64 用の中に入っていますが、noarch なので問題ないようですね。一応2つのrpm ファイルを取り寄せて比較したところ、サイズは一緒なのですが、違いがあるようです。どちらにしてもアップグレードできればいいのでこれ以上はここでは調べないことにします。

2011-12-18 に、coLinux 用のFedora 11 がアップされていますので、Fedora 12 へのアップグレードの作業が少し簡単になっていますね。

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