HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

コナギ(小菜葱、子菜葱、小水葱、子水葱)

2018-10-02 | 秋 紫色系

ミズアオイの古名を「葱(なぎ)」、葉を食用にしていたので「菜葱」
その小型版なのでコナギ(小菜葱)










コナギ(小菜葱、子菜葱、小水葱、子水葱)
ミズアオイ科ミズアオイ属 Monochoria vaginalis var. plantaginea

【六年前、須磨・花菖蒲園で】
一時期陰を潜めた…と言われるコナギの葉をここ数年あちこちで見かける

コナギは発芽時には酸素を好まない植物
だから水を張った時が一番発芽率が高いと言われている
大抵はその頃には水の中に幼苗は沈んでいて、水が抜ける頃に葉を広げる

イネが育つ頃には除草のために除草剤ではなく米糠を使うことが多くなったが
米ヌカが腐敗して水田や土壌に酸素が少なくなってまたコナギが発芽する…
調べているとそんな植物生態のメカニズムに触れた記述が見つかる
そうだったのか…と、改めて米作りと雑草の関係も覚えておかないと…と思い直した
最近ではコナギよりもアメリカコナギ(Heteranthera limosa)が水田雑草として拡がっているそうだ
(2018.10.01 北王子町)
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六年前、須磨・花菖蒲園で



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