コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

うみねこのなく頃に 第5話 「EpisodeI-V fool's mate」感想

2009-08-01 16:12:17 | うみねこのなく頃に(2009夏秋)

 今回でEP1の話が終了。前回でまた3人殺され、生き残っているのは戦人達だけ…。人数も減り、話の終わりも近づいてきました…。そして後半からは一気にファンタジー展開に…!いよいよあの人も光臨です。ここからが戦人の本当の戦いの始まりです!とりあえず最後あのお方が出てきて嬉しかったです~。


 前回使用人と南條がまた殺されてしまいました。しかも今回も顔を抉られて…。惨いというほかありません……。でも真里亞だけは何故か生き残っていました。あの現場の中、無邪気に歌を歌い続ける真里亞がとても不気味に思えました…。に、しても悲鳴とか聞いても何も思わなかったんでしょうか…。まあ既にその段階を通り越しているんでしょうけど…。
 真里亞が殺されなかったのは、戦人から返してもらったサソリのお守りを持っていたから。それでベアトリーチェには手出しできず、見逃してもらえたようです。でももしお守りを持っていなかったら、魔女を信じている真里亞まで殺されてしまったかもしれないんですね…。シビアです。
 真里亞はまたここでもベアトリーチェ=蝶がやったと言いますが、戦人達はそれを受け入れられず…。また仲間割れをさせたのも、客間にターゲットをおびき出して殺すという、ベアトリーチェの策略だったようです。EP1の戦人達は見事ベアトリーチェのいいように踊らされていたようです。

 真里亞を問い詰めようとする戦人達でしたが、ここで夏妃が客間のドアを閉めて、戦人達を客間に閉じ込めてしまいます…。こう聞くと夏妃が犯人か?とも思いますが、そうではなく、夏妃は一人ベアトリーチェと決着をつけようとしていました。EP1での夏妃の見せ場です!でも掘り下げが不足しているのもあって原作よりはやっぱり感情移入できなかったかも。
 そして夏妃はベアトリーチェの肖像画の前でベアトリーチェをおびき出そうとしますー。そして現れたのはベアトリーチェの蝶。ベアトリーチェもその夏妃の挑戦を受けようとしていました。で、夏妃は銃をベアトリーチェに向け、仇を討とうとしますが……。

 しばらくして戦人達も現場にやってきますが、夏妃は既に死亡…。勇敢だった夏妃もベアトリーチェには勝てませんでした…。死因は発砲によるものだったようですが、これではまるで夏妃が自殺したように見えてしまいます…。一体夏妃はどうやって殺されたのか気になるところですが、謎が明かされるのはまだまだ先のような気がします…。
 朱志香は母親の夏妃を殺され、悲しみに暮れます…。朱志香の叫びがすごかったです。本当にその悲しみが伝わってくるようでした。
 そして碑文も終わりに…。真里亞はそれに喜び、戦人達を動揺させます…。真里亞は黄金卿へどうしても行きたいらしいです。ここの真里亞もかなり狂っていますね…。
 不愉快な発言ばかりする真里亞に銃を向ける戦人でしたが、真里亞はもう旅は終わったと笑うだけ…。そして0時になり、黄金の蝶が…。空間を覆いつくしていきます…。碑文の内容がすべて現実になろうとしていました。これまで運よく殺されなかった戦人達も免れません…。もう誰も生き残ることはできないんだろうな…と感じました。
 でも戦人はたくさんの蝶が舞う光景を見ても、

「魔女なんていねぇ!」

「こんな滅茶苦茶あってたまるか!
 俺は魔女なんて認めねえ!」

 と、決して魔女を認めず、ただ否定し続けます――。ここでEP1の現実世界での話は終了。最初のエピソードはやはり全滅・バッドエンドとなってしまいました。分かってたとはいえ、モヤモヤしたまま終わるので、嫌なものが…。
 エピローグで、そのしばらくした後、釣り人が拾ったメッセージボトルから真里亞の手紙が発見されます。その文はまあひぐらし出題編の最後に出てくる「どうか謎を解いて下さい」系の文章なのですが、何故戦人ではなく、真里亞がこういう手紙を流したのか疑問が残りました。
 
色々謎を残し、とりあえずEP1終了です。


 後半。ここからはファンタジー方面の話に。皆で今回の反省会をしているという、原作では「お茶会」と呼ばれるエピソード。原作ではアニメ同様、現実世界での話が終わった後に出現する話です。でも初めてうみねこの結末を見る人はきっとポカーンですね…。あまりにも現実とかけはなれすぎです。
 そしてみんな冷静だったり、普通で、違和感…。でも碑文の謎を解こうとしなかったのも問題にされていたのはよかったです。原作をやっていた時はまだ碑文を解けばどうにかなると考えていました…。
 戦人も始めは皆の話に気をよくして参加していましたが、嘉音を殺せるのは未知の19人目=ベアトリーチェだという話、そして皆魔女が犯人、犯行は魔法で行ったということで納得しているのに気づき、それに戦人は疑問を感じ始めます…。そして戦人は思考停止している皆に憤りをぶつけます。ここでも戦人は頑なに魔女を認めようとしませんでした。
 でも皆も戦人は人間が犯人だと説明できないじゃないかと反論したり、むしろ戦人の方がおかしいのではないかという空気に…。それでも戦人は魔女を常に否定、戦人は憎い犯人を見つけたいと自分の気持ちについて話します。戦人は犯人が人間だと信じていました。
 が、その戦人の発言に皆は現実世界で殺された記憶を思い出してしまい…。不穏な空気になってきました。戦人さえ、認めれば。そう言い、皆は戦人を責めます…。もちろんそれで戦人が屈することはなく、ベアトリーチェを連れてこいと主張。ここだけみると戦人が言っていることも無茶苦茶ですね…。
 が、ここでなんとその本人・ベアトリーチェが光臨!原作BGMが最高です!ようやくまともにベアトリーチェの声が!今のところ違和感はないかも。皆ベアトリーチェに屈服しています。威厳ありますね…。
 戦人は突然現れたベアトリーチェに動揺…。それでも戦人はベアトリーチェを幻影だと主張します!

「だが全然ダメだぜ!
 お前は真里亞達の主張するベアトリーチェの幻影だ!
 そして、全員がその存在を信じることで、
 ようやく存在を許される、
 そういう虚構な存在なんだろ?」

 だから俺にも信じされたい、
 俺だけが信じないから存在できない、
 そうなんだろう!」

 ベアトリーチェも何か上から目線で戦人に対抗する意思を見せており、2人の対決は避けられないものに…。ここでかかった原作BGMも好きな曲で、流してくれてよかったです!なんか気持ちが盛り上がってきます!
 その後ベアトリーチェがかけていた魔法が解けて仲間達がボロボロに…。皆戦人を責めているようでした。戦人はその光景を見て最初は動揺しますが、

「こんなもんは信じねえ!これもトリックに決まっている!
 そのトリックを全て俺が暴いてやるぜ!」

「ふっ、面白い。人間の力、見せてもらおうか」

「ああ。全部説明してやるよ!
 そして何がなんでも貴様を否定してやる!
 どんな不可解だろうと、全部人間で説明してやる!

 ぜってぇてめえを、この世から消し去ってやるよ」

 と、決意表明!果たしてどちらが先に屈服するのか、その戦いの結末が気になります。いよいよ長い長~い2人の戦い…というか討論が始まろうとしていました――。ここからが物語の本当の始まりです。


 ここで話が終わったかと思っていたら、なんとこの後には裏お茶会が!このスタッフならやってくれると信じていました。そしてひぐらし関係者である梨花に外見が酷似している人物・ベルンカステルの出番が!しかも声も田村さん声!!ここは一人大盛り上がりでした。
 ひぐらしをやって以来、裏梨花(最終的に梨花とは分離している)=ベルン様のファンなので、アニメでもその姿が見れて嬉しいです。あの猫のしっぽが気になります…。原作より萌え度を抑えたさっぱりしたデザインになっている気がしました。目が原作よりちょっと小さいような…。更にクールさが増している気がしました。本当冷たそうです…。

 いかにも傍観者というように椅子に座り、お茶を飲むベルンカステル。と、そこにベアトリーチェがやってきて、しばらく会話に。ひぐらしとうみねこをつなぐキャラとの会話ということでドキドキでした。
 ベルンカステルはカケラの世界を渡り歩く退屈を嫌う魔女。どうやらベルンカステルは退屈を紛らわすために、これからの出来事を観戦しようとしているみたいです。魔女になったとはいえ、性格は変わらないようですね。
 またラムダデルタというキャラ名も出てきますが、このキャラについてはEP2の方をお待ちを。ひぐらしファンならびっくりすると思います…。

 それからベアトリーチェとの会話が終わった後、ベルンカステルは画面へ向かって話しかけてきます。

「あなたも厄介なのに好かれたようね。
 でもさすがに気の毒だから、少しだけ力を貸してあげる。

 だからといって勘違いしないで。
 私はあなたの味方のつもりはないわ。

 私はベアトがこれから紡ぐ無限の物語を飽きるまで楽しむつもり。
 だからあなたに力を貸すの。私が飽きないために。

 私は世界で一番残酷な魔女。
 どんな相手でも絶対に屈服させる。
 たとえ、相手が無限の魔女・ベアトリーチェであってもね…。

 だから、あなたもせいぜい頑張るのよ。
 私を退屈させないでね」

 ベルンカステルはそう話しかけてきます。それは戦人、そして視聴者へ向けたメッセージのように思えてきました。この時点では冷ややかなベルンカステルですが、話が進むにつれ、ツンデレな部分も見えてくるはず…。個人的にEP2ラストが楽しみですから。
 戦人達の戦いだけではなく、ベルンカステルはこのまま傍観者のままなのでしょうか。こちらの魔女サイドの話も気になるところです…。

 これ以降戦人/人間犯人説、ベアトリーチェ/魔女犯人説、どっちが正しいかという戦いが展開されていくことになるのですが、EP4までやって正直そこまで戦人が魔女を否定したがる理由がそこまで分からなかったり…。これ以降の展開もスリルがあって面白いのですが、出題編が終わった今でもそこだけが引っかかったままです。実際魔女を犯人扱いした方が戦人にとっても楽なんじゃないかと感じます。戦人の過去に何かあったんじゃないかと思いますが、果たして…。


 次回は「EpisodeII-I middle game」ベアトリーチェ、ナレーション「ずっとわらわのターン」に吹きました~。先の展開を知っていると複雑ですが…。でもベアトがかけたがる魔法というのが、

・戦人の朝食がパンの耳だけ
・譲治には眼鏡が一生外れなくなる魔法
・王冠が鯖に摩り替わる魔法
・朱志香には電波ソングを無理やり歌わされてしまう魔法

 と、なんか小さい魔法ばかりですが…。ベアトが小物に見えてきました。個人的に真里亞への魔法がちょっと怖いです。ベアトリーチェのキャラソンもある意味気になります…。
 あといよいよあのネタが出てくるようで、ネットでの反応を見るのが楽しみです~。しかも脇のメンバーもそれコスというサプライズまで!EP1をプレイしている時からあのしゃべり方+金髪ということで楽しみにしていましたが、ここまで気合を入れてくる…というか実際やるとは思っていませんでした。うみねこスタッフの皆さんは変なところにこだわりすぎです!これで尺がもっとあったら…。あとは私服の嘉音が原作以上にカッコよさそうなので期待しています。さすがロマンチカの人…。今回はシリーズ構成の方、キャラデザの方参加と気合入っていました。

 今回はアニメで見たい話を大体やってくれてよかったです。まさかお茶会をあの流れでそのまま再現すると思っていなかったです。初めて見た人は戸惑ったんじゃないかと…。ベルンカステル登場もですが、原作BGMもここぞというところで流れて嬉しかったです!やっぱりアニメでもゲームの音楽が使われるのは嬉しいことですね。

 ではまた次回に!

 



6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2009-08-05 23:41:48
ラムダデルタ・・・??ぁーーw
もしかしたら地底モグラの襲来がどうとか、未知との遭遇が何がしとかの文書を公文にしようとした麗しの姫君のことじゃないですか?w
コメントありがとうございます! (ソウキ)
2009-08-08 21:58:00
コメントありがとうございます~。
かなり確信ついていると思います…!
まさかあの人までこうして出てくるとは。
アニメでは声を誰がやるのか気になります!
EP2ラストはお見逃しなく~。

ではでは~。
梨花ちゃまが出ているのですか? (ゆう)
2009-08-10 02:59:48
こんばんは、ソウキさん。

うみねこは見ていないのですが、ひぐらし礼の賽殺し編は見ました~v

梨花ちゃまが出てるのなら時間が出来た時に見てみたいと思うのです。ところでラムダデルタは、もしかして龍騎士先生お得意の言葉遊びでしょうか?もしそうなら、ギリシャ文字をアラビア数字に変換するとよく知ってるお姉さまの名前になるのですが・・・。

そうそう、賽殺し編ですが、とっても考えされられる話で、凄く感動する内容でした。もし、ソウキさんに見る機会があったら是非記事にして欲しいのです。その時は、是非是非お話しをさせて頂きたいと思うのですb

もし、私が赤い箱と青い箱の2択で悩んだら間違いなく青い箱かな~?だって、赤い色は怖いのです><
コメントありがとうございます! (ソウキ)
2009-08-12 23:29:07
>ゆうさん

 ゆうさんコメントありがとうございます~。

 ひぐらし礼の賽殺し編は本当悩まされますよね…。終盤の選択肢には本当悩みました…。結局どっちつかずでそのまま進んでしまいましたが。とりあえず祭囃し編以降の世界に戻ってこれて安心しました。やっぱりこの世界が一番梨花にとってよかったんじゃないかと思います。
 アニメの方も見たんですけど、毎週記事をローテションするだけでいっぱいいっぱいで…。今期はちょっと欲張りすぎました。私もまたゆうさんと色々語ってみたいんですけどね~。

 うみねこにも一応ベルンカステルなら出ていますよ~。ひぐらし礼の賽殺し編の分離した方…という感じでしょうか。
 ラムダデルタの正体は多分ご想像通りだと思います。EP2でベルンだけでなく、あの人まで出てきた時はとても驚きました…。是非EP2の最後の方をチェックを~。

 ではでは~。
女王様モードですね? (ゆう)
2009-08-16 00:24:17
こんばんは、ソウキさん。

> ベルンカステルなら出ています
そうですか・・・では、あの名言は聞けないのですね・・・。

/回想開始

ボクは泡麦茶が良いのですよ、にぱ~☆

回想終了/

ふぅ・・・ザンネンだ・・・(私の思考回路がザンネンだ)

> 私もまたゆうさんと色々語ってみたい
あはは、嬉しい事言ってくれますね~b
そんな事言ってくれちゃうなら何でも語っちゃいますよ~・・・あ、勿論知っている事だけですけどね(笑

> 一番梨花にとってよかった
なるほどです・・・。ソウキさんは、きっと劇中の惨劇回避を心から喜んであげたのでしょうね。だから、祭囃し編以降の世界を最も尊い世界だと思えるんだと思います。きっとその判断はソウキさんらしい優しさのある、とても良い答えなのだと思うのですよv

でも、ヒネタ考えしか出来ない私は少し違いまして・・・ああ、勿論私だって苦労して袋小路から抜け出せたあの世界が梨花ちゃまにとってかけがえの無い世界である事は間違い無いと思います。でも、それは結果的に善いというもので最善では無いと思うのです。では、最善の世界とは賽殺し編の世界か・・・と言われると、それも是とは言えない・・・というか、そもそも私には判断する事が出来ないのですよ・・・。もし、その事を判断出来るモノがいるとしたら、それは二つの世界を隅から隅まで知る事が出来る人ならざるモノだけなんじゃないかな?・・・と思うのです。すみません、メチャクチャ抽象的過ぎますよね(汗

要するに、祭囃し編以降の世界はレナも言っていたように、雨ざらしの野原で風雨に耐えながらも強く咲いた野花であって、それは温室で育った綺麗な花には無い輝きがあると思うんです。でも、祭囃し編の世界では勝ち得た者たちの陰に全てを失った者たちも存在するんです。そして、今は過去の教訓としていますが圭一や聡子たちにとっても決して許される事の無い十字架を背負っている世界でもあるんです。何より、梨花ちゃまにとっては傍観者という立場で親殺しを承諾した世界なのです。逆に、賽殺し編の世界では昭和59年には村がダムの底に沈みますが、圭一は受験ノイローゼをスポーツに汗する事で回避していますし、レナは両親共に不和が生じる事無く幸せな生活を送っています。そして、聡子も義父と共存していて不仲な関係にはなっていませんでした。むしろ、義父に好意すら寄せていると言われていました。魅音も入れ替わる事が無かった為に互いに罪を感じ合う事の無い関係でいられるのです。ちなみに、ここで詩音が「本家に迷惑をかける事無く・・・」という件を聞いた時点で来るものがありました。やっぱり、ひぐらしの最大のヒロインは入れ替わった後の健気な魅音なんだな・・・と思ったりしたのです(笑

そして、何より梨花ちゃまの両親は殺されずにいますし、母さまは梨花ちゃまを妙な実験に差し出さなくて済む為、一児の母として理想的な像を持っていました。そして、この世界では雛見沢症候群自体が存在しない為、姫の謀略も存在しないのです。本編では語られていませんでしたが、きっと姫の両親も健在なのだと思うのです。そして、肝心の梨花ちゃまに至っては転生するまではお姫様として扱われていた為に、今は孤立無援状態ですが、それを受け入れた上でクラスの皆に謝罪と協和を望むなら祭囃し編以降の世界以上に大切な仲間を手に入れる事が出来ると思うのです。それらを考慮すると、何が是で何が否であるかは私には判断出来ないのですよ・・・。すみません、結局答えを濁す形になってしまったのです(汗

要するに、「赤い箱と青い箱」の話に落ち着くのかな?・・・と思ったりするのです。あの話は、ひぐらしの世界でも重要なキーワードとなるお話しでしたが、リアルで過ごす我々のライフスタイルにも深く関わってくる大切な教訓話だったのだと思うのです。箱は世界、世界とは人生、人生とは我々自身の選んだ結末・・・そう考えると、今の私が出した答えがこの先の未来にどう影響を与えるか、どう受けるのか、非常に興味深くもあり、怖くも感じるのですよ(笑

あの話では選択肢は二つに一つ、ひとつは赤い箱で、もうひとつは青い箱。どちらを選択するかは自由ですが、どちらかを選んだらもう一つの中身は永遠に知る事は出来ません。でも、どちらを選んだとしても、その先に答えはあるのです。もしかしたら、それは当たり外れのあるモノかもしれませんし、無いかもしれません。凄いモノが入っているかもしれませんし、大したモノは入っていないかもしれません。もしかしたら大金が入っているのかもしれませんが、逆に何も入っていないかもしれません。選ぶのは自由・・・。選択権は常に与えられているのです。でも、選んだら最後。決して、別の選択肢を覗く事は出来ないのです。

でも、もし私が選んだ箱に飴の詰め合わせが入っていたら、それは当たりなのだと喜びたいです。「別の箱を選んでいたら大金を手に入れる事が出来たのかも・・・。」とかは絶対に考えないようにしたいと思うのです。だって、そう考えたら常に後ろを振り返る事になって、決して前には進めないと思うからなのです。あの「赤い箱と青い箱」の話には、「人生は一度きりなのであって、何度でもやり直しすれば良い・・・などという考えは人ならざる存在が考える事であって、普通の人が考える事ではないですよね?それよりも、選んだ答えを受け入れて常に前を向いていた方が充実したライフスタイルを得られるハズですよ。」という教訓を比喩したお話しだったのでは・・・と思うのですよv

ところで、ソウキさんは賽殺し編の世界をどう感じました?羽入の言うように「夢だった」で納得する事が出来たのでしょうか?それとも「あの世界は実在していた。」という考えなのでしょうか?私は、実在したカケラ世界だったのだと思うのです。そして、あのカケラ世界を構成していたのは「母の強い愛」だったのでは無いかと思っているのです。

では、梨花ちゃまは母さまを手にかけたのか?私の答えは「否」です。では、どうしてカケラ世界から抜け出せたのか?恐らくですが、祭具殿での羽入と梨花ちゃまの会話を母さまは聞いてしまったのではないかと思うのです。そして、祭具殿で苦しんでいる梨花を見た母さまは自分で・・・。

実は、私がこう思うのには幾つか理由があるのです。まずは賽殺し編の世界です。このカケラ世界を羽入が感知する事が出来なかったのは、羽入とは存在を異にするモノが創った世界だから・・・。つまり、母さまが創造した世界だったのではないか?と思うのです。母さまは、祭囃し編で興味深い事を言っていた事があるのです。それは、「何故、梨花がオヤシロサマの生れ変わりなの?何故、私じゃなかったの?梨花には普通の女の子として育って欲しいのに・・・。」母さまは古手家の末裔なのです。そして、羽入も1000年より前に存在していた古手家の頭首でした。その羽入が全ての鬼を受け入れる事で現人神になれたということは、古手家の末裔である母さまにも同じ神の御業が成せても不思議ではないと思うのです。つまり、賽殺し編のカケラ世界は母さまの強い梨花ちゃまに対する愛情から創られた世界だったのではないかと思うのです。

次に母さまが自分自身で・・・と思うのは、母さまが山狗に始末される要因となった事にあります。母さまが始末されたのは、機関の秘密を暴露して梨花ちゃまの実験を一刻も早く辞めされる事でした。その為、梨花ちゃまの母さまに対する印象は、取り乱すと手が付けられないというものになっていました。ですが、母さまが取り乱すのは全て梨花ちゃまに関わる事だったのではないかと思うのです。国を救う為とはいえ、愛娘が実験の影響で訳の判らない発熱に悩まされてるのを目のあたりにしているのです。苦しかったと思うのです、哀しかったと思うのです。何故自分ではなく梨花が・・・。「梨花ではなく自分ではダメなのか?」カケラの世界で入江に問い詰めていた母さまの姿を思い出すと、梨花が苦しむのならば自分で・・・と考える人だったと思うのです。。。あの世界での母さまはトテモ綺麗で立派だったと思うのです。オヤシロサマの生れ変わりに恥じない凄く立派な心を持っていたのだと思うのです。きっと数多ある世界で梨花ちゃまを救う事が出来ない母としての責務を果たせなかった自分に凄く嫌気が差していたのだと思うのです。そんな強い思いから神の領域である自分が梨花ちゃまの母親でいられて、梨花ちゃまが絶対に苦しむ事の無い理想的な世界を作り出したのではないかと思えて仕方ないのです。でも、そんな世界は神では無い只の一児の母親が創造した世界、羽入の感知出来る世界では無かったのだと思うのです。恐らく、あの世界に梨花ちゃまが辿り着く事は一生無かったのだと思うのです。でも、羽入の神通力がほとんど無くなったあの状態だからこそ、梨花ちゃまが再び終わってしまったあの時に、無我夢中で巻き戻しをした事で、あの母さまの理想郷に送り込む事が出来たのではないのでしょうか?きっと、あの世界は夢などでは無く実在するカケラ世界で、母さまにとって梨花ちゃまが普通の女の子として最も幸せに暮らせる理想の世界だったのだと思うのです。でも、その世界では無く、梨花ちゃまが自分で幸せを勝ち取った世界がある事を後藤先生から聞いた時は物凄く戸惑ったと思うのです。本編にて、「自分がオヤシロサマの生れ変わりなの」と告白した時の姿が凄く儚げで憂いに満ちていて、まるで「だから、梨花は安心して普通の女の子になってくれれば良いのよ。」と言っていたように思えて仕方なかったのです・・・。でも、祭具殿でこの理想郷の世界と梨花ちゃまが勝ち取った世界の2択に苦しむ娘の姿を見ていられなかったのだと思うのです。ならばいっそ自分自身で・・・。私にはそう思えて仕方ないのです。。。あ、ちなみにトラックとの衝突では恐らく一命は取り留めていたのだと思うのです。だから、羽入は「トラックに弾き飛ばされてその勢いで・・・」の後の言葉を濁したのだと思うのです。きっと、羽入から梨花ちゃまへのイジワルはこれだったのだと思うのです(笑

で・・・て、長!!・・・(汗

そ、そろそろ終わりにするのです(笑
また何か話題があったら教えて欲しいのです。その時は、こんな私の拙い文章で良かったらいつでも語りたいと思うので宜しくお願いしたいのですvv

ちなみに、超インドア派なのでクラシック音楽や小説などには意外に詳しかったりするのですよ。でも、時事ネタや政治問題には全く興味を持たないので、そういった話題は右の耳から入って左の耳に抜けたりするのです。あ、ここ重要ですよ、テストに出ますからね~v

それと重要な事をひとつ、私はいつでも自分の選択した人生に後悔し続けてるのですよ~・・・にぱ~☆
コメントありがとうございます! (ソウキ)
2009-08-25 00:04:07
>ゆうさん

 ゆうさん熱いコメントありがとうございます~。
 その辺やっぱりここまでドラマがあって運命に打ち勝ったんだから、祭囃し編以降の世界で生きて欲しいと思いますね。8エピソードもかけてたんですし…。みんなで困難を乗り越えたということも大きい経験だったと思います。
 なのでプレイしていた時はかなりもどかしい思いをしていましたが、ゆうさんと同じように、元の世界に戻ってきた後のレナ達の会話でなんかしっくりしました。

 賽殺し編に関しては結局どうだったのか視聴者に考えて欲しいという感じで閉められていましたが、その辺は難しいですね…。きっとどっちの可能性もあると思います。でも私は梨花は母親を手にかけてはいないと信じています。なんとなくですが。とりあえず羽入の言ったことがすべて真実じゃないと思うしかないですね…。

 ゆうさんの分量に対してコメ返しの分量があれで申し訳ないです。小説とかだったら今は化物語とか注目作だと思うのですが、どうでしょうか。好みがあえば是非。人生は本当どう進んでいいか分からないですよね。私も常に迷っています…。

 ではでは~。