コツコツ一直線

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うみねこのなく頃に 第21話 「EpisodeIV-III prophylaxis」感想

2009-11-20 02:32:24 | うみねこのなく頃に(2009夏秋)

 今回は戦人とベアトの戦いは置いておいて縁寿の過去話と今、そして真里亞の過去話に…。2人の過去話はどっちもやるせない気持ちになりました…。楼座は本当どうしょうもないですね…。今後の展開が更に恐ろしく感じてきました。
 今回はひぐらしのキャラがまた一人登場…。船の名前と言い、ひぐらしとどう繋がっているのか気になります。


 まずは寮生活をしていた時の縁寿。どうやらこの過去話はまだ続くらしいですね…。相変わらず七姉妹の出番が多めで嬉しいです。マモンの出番も多めなのもいいですね。七姉妹はまたさくたろうに抱きつこうとします。アングルがすごすぎる…。
 そんな中、真里亞が戦人のために反魂の魔法を習得しようとする縁寿を励まします。この時はまだ縁寿も魔法を信じていました。

 その後、テストの点数が35点で縁寿はクラス皆に責められます…。35点は確かにあれですが、もう放っておいてほしいです…。こういう人間にはなりたくありません。育ちの良し悪しはあまり関係ありませんね…。とにかくこういうことに頭を使いたくないです…。
 反省文を書かされる縁寿は最初は耐えていたものの、自分を否定するような反省文を何回も書かされ、次第に限界が…。遂に縁寿は涙を流してしまいます…。

 そんな縁寿を別の空間で真里亞・さくたろう・七姉妹が見ていました…。皆自分達に何もできないことを悔やみつつも、縁寿をただ見守っていました。
 罵られ続ける縁寿…。この瞬間、縁寿が切れてしまい、七姉妹にクラスメイトを殺させようとします…。そして七姉妹に命令しますが、七姉妹は躊躇ってしまいます…。
  そこで縁寿はやけになり、七姉妹の存在を妄想だと否定。そして七姉妹の存在を抹消しようとします…。七姉妹が砕ける瞬間がもう辛かったです…。原作ではこの辺のシーンは衝撃的でした。

 最後に残ったのはマモン…。どうやら縁寿の覚悟がなくては、七姉妹は手伝うことができないようです。これはファンタジー展開を説明する時に大事な事実になりそうですね。
 そして一番印象的だったのはマモンのこれが

「脳内妄想」

 だと言ったこと。七姉妹自身も自分達がどんな存在か分かっていたようですね…。どうやら魔法はその魔法を信じようとする本人の気持ちにかかっているようです。そうなると想像力・妄想力が高い人ほど適正があるということなんでしょうか…。不思議な感じがします。
  マモンは現実から覚悟もせず逃げようとする縁寿を責めます…。マモンは命がけで縁寿に訴えかけました。ここのマモンはかなりカッコよかったです。最初で最後の友達という言葉がまた切なかったです…。そうしてマモンも縁寿により、その存在を否定され砕けてしまいました。

 その次の矛先になったのは真里亞とさくたろう…。縁寿はさくたろうの存在もぬいぐるみだと否定。反魔法の力で縁寿はさくたろうの存在も消してしまいます…。真里亞は縁寿の裏切りにショックを隠せないようです…。
 そこで過去の回想が。幼い縁寿が真里亞の魔法を否定していました。このエピソードもまた本編で大事な意味合いがある気がしますが…。


 また現実。それからもクラスメイトにいじめられる縁寿ですが、縁寿はすべてに絶望してここで自分を否定する言葉を自ら口にします…。自分が何故生きているのか言い続ける縁寿…。これは悲しすぎます…。そして極限状態に追い詰められた縁寿はここで気絶…。縁寿の過去話といじめの話はこれで一応終わりなはず…。縁寿の過去はやっぱり暗いものでした…。


 夜、買い物をする真里亞。店主は真里亞を気遣い話をあわせてくれます。店主は優しい人なのかも…。これはこれで幸せなのかもしれません。
 でも鍵をなくし、真里亞は家に入ることができなくなり…。鍵を探す真里亞でしたが、鍵がなくて入れず…。そこでコンビニの店主→警察に楼座へ連絡してもらうことに。というか、警察官の声、大石~!!というか大石ですね…。一体どういう時間軸になっているんでしょう…。
 楼座の会社に連絡する警察官。でも楼座は会社にいなくて…。楼座はまた愛人と北海道へ旅行に出かけていたようです…。やっぱり楼座は真里亞のことを裏切っていました…。でもここが小清水さんの声だったのは何故なんでしょう。他にも声を当てる人はいたはずなだけに、その意図が気になりました。


 後半。この件で民生委員が訪問しに。これはもう楼座が悪いですね…。罪を認めない楼座は親失格です…。どうやら本当に彼氏と北海道に行っていたようで…。キレる楼座がもはやDQNにしか見えなくなってきました…。
 しかも楼座は髪をひっぱり、真里亞を虐待しようとします…。結局楼座は真里亞より、世間からどう見られるかの方が大事なんですよね…。本当EP4の楼座は最悪です。
 その後、楼座の恐怖タイムの始まり…。「バカ、死ね、知能ゼロ…」恐ろしい言葉でした…。親から言われたらもう本当ショックです…。真里亞がさくたろうで腹話術をして、怒りを和らげようとしますが、逆効果…。でもやっぱりさくたろうがしゃべっていたのは、真里亞が腹話術をしていたからなんですね…。アニメでは画があるので分かりやすいです。
 そして楼座はうさぎの人形を1体壊してしまいます…。これで作中のある一人が死んだことに…。後々話で出てくると思います。
 そして真里亞のうーうーの話…。また楼座にバカにされてしまいますが、そこには真里亞の楼座を想う気持ちが込められていました…。楼座は子供を生むべきではなかったのかも…。
 そして最後に楼座はさくたろうを破壊…!ここで真里亞にとって、さくたろうは死んでしまいました…。真里亞自身がそれを認めてしまった以上、それは絶対の事実です…。

 そこでベアトが現われ、真里亞に話しかけてきます…。真里亞は生き返らせるように頼みますが、真里亞自身が死を認めた以上、それは不可能だとベアトは言います。

「さくたろうを生き返らせる方法はない」

 これが今の真里亞にとっての絶対の事実…。そして真里亞はさくたろうの死で歪み、あれはママじゃない、悪い魔女だと、楼座に復讐することを決意します――。ベアトもすべてを知りつつも、真里亞の願いを聞き入れることを決めます。ここから真里亞の魔法は歪んでしまいました。それがEP1での真里亞でしょうか…。

 ここで流れた過去の回想が泣けました…。夕暮れ歩く2人。歌を歌おうとする真里亞でしたが、歌詞を忘れうーうーを代用。でもそんな楽しそうに歌う真里亞を楼座は褒めてくれました。

「上手ね、真里亞」
「ママ、大好き!」

 これが真里亞がうーうー言い始めた理由でした…。楼座を想ってのことだったのに、なんでこんなことに…。本当切ないです…。


 島へ行く縁寿。船の外で日記を読んでいる時に天草に話しかけられます。ここで話は自己満足の話に。

「自己満足こそが人生」

 それが人生だと話す天草。極論に近いですが、結局人が生きるのは自己満足するためなのかもしれませんね…。自分自身が納得できる生き方ができれば、それでいいのかもしれません。そして今回の旅も縁寿自身が満足することに意味がありそうです。

 天草が中に戻った後、縁寿は真里亞への暴言を反省。でも船の「はにゅう丸」という言葉に笑いが~。これは空気クラッシャーですね…。
 それから縁寿は七姉妹へ呼びかけ、そして七姉妹に向かい合います――。驚くマモン。縁寿は確かに七姉妹達は存在したと皆に話しかけます。それにより、七姉妹達は再び縁寿に使えることに。熱い展開になってきました!
 そしてさくたろうも復活…!縁寿はさくたろうにあやまり、島で真里亞に謝ることを誓います。縁寿はさくたろうの存在も認めました。まあこれは縁寿が「いる」と思ったからなんじゃにかと考えています。
 縁寿は魔法の存在はおいておいて、仮ではあるものの、縁寿は魔法を認めることに決めました。「魔法は信じる人に存在する」これがEP4では大事なポイントになりそうです。信じるということが大きい意味合いを持ちそうです。
 
 そして縁寿は覚悟を決め、六軒島へ向かいます――。この辺のシーンはうみねこアニメの中でもかなり良いシーンになったと思うのですが、はにゅう丸がいろいろ台無しでした…。空気読んで欲しいです。

 一方、霧江の妹・霞も六軒島へ向かおうとします…。無人島である六軒島で縁寿を殺す気満々…。お道具に笑。2人の衝突は避けられそうにありません…。
 というか、今回戦人の出番まったくないって…。キャストを見ると真里亞が主役みたいです。


 次回は「EpisodeⅣ-Ⅳ problem child」次回は戦人達サイドの話に戻るようですね。安心です。いよいよ金蔵大暴れ回がくるんですね…。原作でもこのシーンは恐怖で震えました。そしてまた2人新キャラが増えるみたいです。声が気になります。
 予告は金蔵。期待通りの狂いっぷりで面白かったです。確かに金蔵は泣き虫なのかも…。とにかく中の人、頑張りすぎです…。に、しても頭を何度も打ち付けられる蔵臼が心配です…。次回の一番の被害者なのかも…。

 ではまた次回に!