Mayumiの日々綴る暮らしと歴史の話

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◆お前たち、やっちまいな! 伊藤博文も恐喝した!? 雷お新の伝説

2020-10-09 19:03:11 | Weblog



●やっていないのは殺しぐらい
明治時代、雷お新は盗賊の女頭領として全国にその名が知れ渡っていた。全身に刺青をして子分を連れ歩き、金持ちを脅して金銭を奪い取る。そんな仁侠時代劇のような話が実在していたのである。
お新は土佐藩士の娘として生まれた。武家の出身であったことから度胸が据わっており、人々の注目を浴びるほどの抜きん出た美貌も持っていた。18歳の時に大坂に出たお新はそこで悪事を覚えて行った。万引きやスリに、恐喝、活気のある大坂の街でお新の名前は徐々に有名になって行き、彼女を「姐御」と呼ぶ子分も大勢付くようになった。集まった子分を見たお新は悪の世界でトップに立つことを決意。箔を着ける為にと手を出したのが刺青だった。


●誘いに乗って来たところで刺青開帳
背中に大きな刺青を入れたお新は、更に悪行を重ねるようになって行く。美貌を武器に金持ちを誘惑し、宿に連れ込んだところで刺青を見せて凄み、金銭を要求する。この方法で何人もの金持ちが犠牲となった。噂によると被害者の中には伊藤博文もいたという。
そんな彼女も1874年、強盗の罪により逮捕され、無期懲役を言い渡される。だが、牢獄の中でも彼女の威勢は変わらなかった。子分を多く作り、1882年には一度脱獄をして、再逮捕されたこともあった。その後、1889年に赦免されたお新だったが、その翌年、病の為に死亡している。


●お新に彫られていた刺青
お新の全身に彫られていた刺青は金太郎、弁財天、北条時政、竜に雲、大蛇退治、波や緋桜など。遺言により、皮膚ごと剥がして保管され、大阪や神戸の衛生博覧会にも出品されたという。




         
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