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松岡農水相自殺関連★緑資源機構の「陰のドン」山崎進一・元理事自殺

2007-05-29 | NEWS/TREND
松岡農水相が自殺 議員宿舎で首つる(朝日新聞) - goo ニュース

印象だけで人を測ってはいけませんが
どうも見た目的にも、発言内容もシグナルがともるタイプの大臣でした。
安倍内閣の組閣って、どうも私は最初から印象がマイナスだったのですが
中でも苦手系だった・・・。(個人的偏見含む;)
というわけで、松岡農水相自殺についてはマイナス印象しかなく、
スルーしようと思っていたのですが・・・。

ブログでは、今回の自殺に関して
「死ぬくらいならさっさと辞めればよかったのに」という意見が
多いようですが、
こういう見方もあるということでご紹介します。

アベ内閣の犠牲者(きっこのブログ)
スパッと辞めたかった松岡大臣(きっこのブログ)
アベ内閣の闇(きっこのブログ)

先の柳沢厚労相の失言続出の時も、安倍総理が柳沢厚労相・本人の辞職意志を
かなり強引に止められたことと合わせて考えてもありえることかな、と思います。

不正なお金に関しては、多分、松岡大臣1人の問題ではなく、
彼自体もトカゲのしっぽだったりする可能性も含めて、
なんだか、こういう幕引きしかさせられない、日本の政治に関して
気持ちが暗くなります。
と書いていたら、下記のニュースが・・・。

<緑資源談合>「陰のドン」も自殺 真相解明、闇の中
官製談合システムを発案した緑資源機構の「陰のドン」も命を絶った。29日、機構の前身、旧森林開発公団の山崎進一・元理事(76)の自殺。山崎元理事は業界団体「特定森林地域協議会」(特森協)=解散=の副会長も務め、政界への窓口役とされた。命と引き換えに、いったい何を守ろうとしたのか。松岡利勝農相に続く死の選択で、真相は闇に葬られようとしている。

そして、この方のこの発言。

「国対の指示でしゃべれない」=松岡前農水相の発言紹介-鈴木議員
5月29日17時1分配信 時事通信
鈴木宗男衆院議員は29日午後、自殺した松岡利勝前農水相が自身の事務所費などの不透明な処理に関し「国会対策上、黙っているのが一番だと言われているし、今は自分はしゃべれない」という趣旨の発言を鈴木氏にしていたことを明らかにした。都内で記者団に語った。
鈴木氏は松岡氏と親しく、今月24日夜に会食した。松岡氏の発言は、その席で国民に謝罪するよう進言した鈴木氏への返答。松岡氏は「政府も方針は決まっているし、また変えたりするとおかしくなるから言えない」とも語ったという。
鈴木氏は自身のホームページでも「今は黙っていた方がいいと国対からの指示なのです。それに従うしかないんです」と松岡氏の発言を紹介している。
これに関し、自民党の中川秀直幹事長は29日午前の記者会見で「国対に確認したが、そういう事実は一切ない」と否定した。 


鈴木宗男氏、松岡氏に「おわび勧めた」とHPに記す(朝日新聞) - goo ニュース

こうなってくると、本当に自殺なのか、危ぶむ声も出てきているようですが。
総理への遺書には一体なにが書いてあったのでしょう。

松岡農相自殺:遺書8通残す 「国民の皆様」宛てなど判明
※国民への遺書の内容掲載

こういう足跡の消し方しかできない人生、自ら口封じするしかない人生・・・
いくら大きな権力と金を手にしても、人間として生まれてきて
しあわせだったのだろうか、と。
と、同時に、ダークに染まらざるを得ないように組まれている
政界の巻き込み型システムに、なんともいえない気持ちになります。
(私ごときが、そういう気持ちになっても砂漠の砂1粒分の
意味もないでしょうが・・)

ダークさにかけては多分、どの政治家もきっとどこかで
五十歩・百歩な気がしています。
政治参加にお金がかかりすぎるシステム。
どこかでものすごく儲けてる人がいて、
どこかで政治家生命を担保に、
そのコマになっているたくさんの人がいるのでしょうね。
そして大きなコマになればなるほど、政治生命以上のものを
かけざるを得ないのかもしれません。

ご冥福を祈ります。
そして、続く政治家が、自分たちのために
こんな末路を選択しないですむ政治システムを作っていけることを
願うとともに、国民の1人として応援したいです。


●松岡農相自殺への各者反応

周辺に辞任を相談 自民幹部「覚悟の自殺だろう」(西日本新聞) - goo ニュース
安倍晋三首相や国民などにあて計8通の遺書を残していたという松岡利勝農相(62)。自殺という予期せぬ事態について、松岡氏が所属した自民党伊吹派の幹部は28日夜「内々に近い人に農相として辞め時を相談し、タイミングをはかっていた」と明かした。
辞任を念頭に苦悩した末に自ら命を絶ったとみられる松岡氏。その相談相手は、首相側近や派閥関係者ではなく「周辺の近い人」だったという。
政治資金団体の光熱水費問題に加え、松岡氏は「政治とカネ」をめぐって、さまざまな疑惑を指摘され、国会では苦しい答弁が続いていた。
そこに追い打ちをかけた独立行政法人・緑資源機構の官製談合事件。幹部は同事件で摘発された公益法人などからの政治献金が発覚したことで「責任を感じていたのだと思う」と推察。「覚悟の自殺だったのだろう」と松岡氏の心中を推し量った。

「進むもひくも地獄だったのでは」・・・閣議後の閣僚ら(朝日新聞) - goo ニュース
溝手国家公安委員長は「同情は禁じ得ないがそういう方法(自殺)がすべてではないと思う」と語った。
「カネの問題は致命的な問題につながる。十分気を付けないといけないと絶えず自戒している」とも述べた。松岡前農水相が追及され、「ナントカ還元水」と発言した参院予算委員会で、溝手氏は松岡氏の隣の席だった。「(答弁から)帰ってきてブツブツつぶやいていた。よくわからない、状況が把握できていないと。そのときの印象は強烈に覚えている」
久間防衛相は「進むもひくも地獄という思いだったのではないか。辞めるのは簡単でしょうが、そうもいかないのでしょう」と推し量った。
甘利経済産業相は自殺について「正しいやり方とは思わない」と前置きし、「彼なりの責任の取り方だったのかと思う。極めてつらい、残念なことだ」と続けた。
冬柴国土交通相は「大変苦しみ、悩み、逡巡(しゅんじゅん)しながらの結論であったのだろうけれども、本当に残念だった」と話した。
農水相の臨時代理に就任した若林環境相は「政治家の自らの進退は自ら律することでありますから、松岡さんには松岡さんの思いがあったんでしょう」と述べた。

強気一転「まさか」 松岡農相自殺 一方的な幕 批判も 「追い込まれてたのか」(西日本新聞) - goo ニュース
自殺の動機は不明だが、緑資源機構の官製談合事件との関連を指摘する向きもある。25日には東京地検が農相の地元にある同機構阿蘇小国郷事務所を捜索。事件と絡む業者からの献金も明るみに出て、自民党県連内部からも「このままでは7月の参院選を戦えない」という、怨嗟(えんさ)の声が上がっていた。
ある建設業者は「推測するしかないが、自らの口を封じようとしたんじゃないか。表にできないこともあったのでは…」と声をひそめた。
一方、市民からは、疑惑が報道されていた最中の自殺に厳しい指摘が相次いだ。
熊本市のタクシー運転手男性(60)は事務所費や緑資源機構発注事業の談合事件などを念頭に「真相を明らかにしてほしかった。相当追いこまれていたのではないか」と指摘。28日は、参院決算特別委員会で緑資源機構の談合事件などの審議が予定されていたといい、同市内の女子学生(22)は「(自殺は)残念ですが、何か悪いことをしていたのではないかと疑ってしまう」と、冷ややかな見方をした。

●そしてこれから・・・

WTO交渉力低下懸念 農水省(西日本新聞) - goo ニュース
松岡農相は、年内の最終合意を目指すドーハ・ラウンドの焦点である農業分野の打開を目指し、外遊を重ねていた。16日にパリで開かれた主要6カ国・地域閣僚会合で議長を務めるなど、日本の積極的な関与へ努力を続けてきた。それだけに交渉役の自殺で、日本の発言力が大きく低下する恐れがある。
共にWTO交渉に取り組む経済産業省の幹部は「交渉の早期妥結を目指す松岡農相の意気込みを感じていたので、非常に残念」と驚きの表情。全国農業協同組合中央会(全中)の宮田勇会長も「今後1‐2カ月が農業交渉の重大な局面。指導力発揮を期待していた」とのコメントを発表した。
松岡農相は、中国へのコメをはじめ農林水産物の輸出促進、バイオ燃料の増産など「攻めの農政」を推進したが、こうした政策も失速が避けられない。

内閣支持率が急落、36% 本社世論調査(朝日新聞) - goo ニュース
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