セイナルボンジン

時代を逆行する大きなお友達ブログ。宇宙戦艦ヤマトや東映特撮ほか。

忍風カムイ外伝

2015-02-21 17:50:53 | アニメ・漫画
拙作『KiTAN-キタン-』をプレイしてくださった方、
ご感想くださった方、ありがとうございます。

『窓の杜』や、『もぐらゲームス』でレビューして頂いたのが大きいみたいですね。
いやもう、超ビックリしました…ありがとうございました。

DLページ(ふりーむ!様)へリンク

*********************************

という訳で、今日は拙作を作るにあたって影響を受けた
好きな作品を語ってみたいと思います!


『忍風カムイ外伝』
1969年作品 全26話のテレビシリーズ。
自由を求めて「抜け忍」となった、
孤高の天才忍者・カムイの終わりのない戦いの旅を描く。

白土三平原作による、忍者アニメの傑作です。
子供の頃に見て、クールでイケメンなカムイさんと
格好いい忍術バトル、渋~いムードに魅了されまして、
定規を腰に差して「変移抜刀霞切り~」とかやってました!

近年また無性に見たくなって、Blu-rayBOX買ったのですが、
当時は気づかなかった所が見えてきて、いたく感動しました。
いやあ、素晴らしかったですね。
戦闘シーンの緊迫感や、自然の情景を巧みに取り込んだ
抒情的なムードも凄く好きなんですけども、
「最大の敵は、孤独と猜疑心に負けてしまう己の心である」
というドラマが、実に深いと思いました。

果てしない追手との戦いの末、カムイは周囲の人間全てが
敵に思えた結果、罪のない複数の人間を見殺しにしてしまった、
という超後味悪ーい話ですとか、(第9話「暗鬼」)

自由を求めて抜け忍となったはずなのに、
逃亡の日々に疲れ、自ら奴隷の地位に甘んじてしまう
何とも皮肉な話ですとか。(第11話「下人」)

あとは、虐げられた生活を送る少女と心を通わす話
(第8話「九の一」)や、
実写映画の元となった「スガルの島」編(21~26話)
なんかも好きですね。

結局、カムイが求める「自由」とは何なのか、
なぜ抜け忍となって戦う道を選んだのか、ということは
本編では明かされないのですが、それがまたイイと思います。

見てる時は「おお、そうだったのか!スゲー!」と思っても、
後でよくよく考えてみたら
「いや、だったら最初から××してたら良かったんじゃね?」
と思うことはよくあるんですけど、
忍者モノの醍醐味はそのハッタリ感にあるのでOKです(多分)。

しかし、このアニメで一番驚いたのは、腕はもげるわ血しぶき飛ぶわ、
バタバタ人が死にまくるハードな最終回の翌週から始まったのが、
現在も続く「サザエさん」という事だったりして。
すごいよ!エイケンスタッフ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿