Windows 7 64bit や Windows 8では、ロゴ認証された(デジタル署名された)ドライバしかインストールできないことは既に知られていると思います。
デバッグなどの用途でどうしてもロゴ認証されていないドライバをインストールしなければならないときがあります。 そういうときは、Windowsを「テストモード(Test Mode)」というモードに設定して起動すれば、ロゴ認証されていなくてもインストールができます。ただし、MakeCertツールで生成する自己署名テスト証明書での署名は必要です。
Windowsをテストモードに設定するには、2つの方法があります。
1. 「詳細ブート オプション」で変更する
Windows起動時に[F8]キーを連打して、詳細ブートオプションを表示し、「ドライバ署名の強制を無効にする」を選択します。
なお、Windows 8ではデフォルトでブートオプションが無効化されています。 これを有効にするには、以下のコマンドを実行してシステムを再起動します。
bcdedit /set advancedoptions on
2. bcdeditで設定する
以下のコマンドを実行してシステムを再起動します。 再起動後はテストモードで起動します。
bcdedit /set testsigning on
テストモードを無効にして通常のモードに戻すには以下のコマンドを実行します。
bcdedit /set testsigning off