感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2022年03月27日
加筆されたところがもうとてもよかったです…。
本当に消えてしまう最後の朝の浩一視点、その後の20年後の満視点がのところたまらないです。
旧版では、最初はコミカルというかシュールというかそんな感じなのに周りが浩一を認識しなくなりじわじわそうだ死んでたんだこのままずっといられるんじゃないと少しずつ苦しく...続きを読むなってきましたが、今回はそこは覚悟してたのですが…改稿加筆部分でやられました。
終わり方がとてもよかった。涙涙で悲しく切なく胸が苦しいのですが、互いの思いが同じで…。きゅん…っていうより、ぎゅっ?胸がぎゅっとなりました。
読み終わり数日経った今でもふたりの最後の1文、同じ思いを思い出しては切ないけど悲しいけど胸にほんわかじんわりくるものがあります。
一見普通の幸せな家庭のようで誰の1番にもなれなかったふたりが互いに一番といえる人に出会えた。共に過ごせた日々は短かったけど幸せだったんだと思う。
事故にあってから本当に逝くまでの短い間にとても濃くて、一緒に過ごす時間の長さだけじゃない大切なことを教えてもらいました。でもやっぱり一緒にいられた日々は短すぎる。そのあとの満のひとりでの人生は長すぎる。せっかく大好きなみっちゃんと出会えたのにこれからなのに浩一逝くの早すぎるのが切なくてたまりません。
先生は絶版だったこの作品を大切に温めていらしたんですね。あらためて出版してくださって、この桜の時期に読めたことにありがとうございます。って気持ちです。この作品に出会えてよかった。
桜の花びらが舞うのを見るたびに思い出して泣きそうです。
Posted by ブクログ 2022年03月23日
悲しい話を読むのにはエネルギーがいるから、そのうち読もうと思って購入。でもチラッと読み始めたら最初が結構軽い雰囲気だったので一気に読んでしまった。心が締め付けられたけど、読んで良かった。
最後の数頁は加筆された所かな。こちらもとても良かった。
Posted by ブクログ 2024年03月24日
【ページ数】 268頁
【読み応え】 ◎
【ストーリー】 ◎
ドラマで号泣。原作読んでまた号泣。
何度読んでも泣ける。
「生きている死体」という一見ホラーな要素を持ち合わせた二人の恋愛ストーリー なんていう全く新しいBL作品。
「死」という自然の摂理がどんどんと二人を苦しめていく。
...続きを読むこれはBLだからとかいうエモさや尊さじゃない!
もうたくさんの人に読んでほしい!
300頁もない短い作品なのですぐ読めます。
記憶を消してまた読みたいですね。
消さなくても泣くけど。
おすすめ
匿名 2024年03月04日
ドラマから入りました。主演の2人がとにかくよくて、気持ちが通じ合っているけれど離れたくない二人の気持ちを凄く良く表現されています。
小説は更に感動を深めたくて購入しました。
大事な人の事はずっと忘れずにいたいですね。
Posted by ブクログ 2024年02月27日
BLって言う言葉がウザすぎるほど泣ける
男女の恋愛と変わらず同性愛が描かれることのなかったBLに一石を投じる今作はまだ読んでない人ほど読んで欲しい。できれば2回読むことをおすすめします。
長いようでほんとあっという間な作品でした。『永遠の昨日』という秀逸なタイトルには、長く続かない永遠なんてないと否...続きを読む定するのではなく、過去にあったことは日々我々が生きていく上でなくならないものなんだよと教えてくれるそんな刹那の日々が込められているのかなと感じます。 昨日って言葉も素敵ですよね、昨日の今日、昨日の敵は今日の友、昨日のつづれ今日の錦、昨日の花は今日の夢などいろんな言葉があってそれらの意味が少なからず今作の鍵を握ってる言葉にもなってと考えます。
昨日は人の身今日は我が身と思って読んでみてください。
これ、オカルト?と始まりは、ちょっと受け入れられなかった。みっちやんの目の前で浩一は、亡くなり、突然の別れ…それでも浩一は、心臓も止まっているのに生きていた。ゆっくりと別れはやってきて。不覚にも涙と共にずるずるになりました。優しい物語です。
Posted by ブクログ 2022年04月06日
読後のこの気持ちをどう表現したらいいのかわからない…。なんかこう、なんの迷いも汚れもない真っ直ぐな真っ白なピュアなふたりのアディショナルタイムに、ため息しか出てこない…!まさしく白。
ただただふたりのまっすぐな気持ちが眩しい。雪が眩しくて眩しくて、でも綺麗で見ていたくて。ラストがとても好き。
Posted by ブクログ 2023年12月10日
BLには詳しくないのですが、たまたま読んだ同作者の『夏の塩』が良かったので購入。死者との交流というシンプルな題材を上手く恋愛小説に落としこんでおり、浩一との離別に抗おうとする満の一途な想いに胸を打たれました。文章はライトなタッチで読みやすく、冒頭からテンポよく物語が進んでいきます。ドラマは未見ですが...続きを読む、とても良い本だと思いました。榎田尤利さんの他の作品もぜひ読んでみたいです。
オーディオブックで読みました。
感動できるとのレビューでしたが、ラスト前のシーンをイヤホンで聞いていると…恥ずかしくなっちゃいました(笑)
そのせいで感動ボルテージがいまいち上がらず…。
時間を置いて文字媒体で再読してみたいと思います。
Posted by ブクログ 2023年06月30日
名作と名高い1冊。
大切なひとの死とどうやって向き合って行くのか。読みながらずっと自分にも問いかけていたように思います。
悲しいけれど、とてもやさしい物語。
切なすぎ
匿名 2023年05月07日
黄泉がえりの竹内結子思い出しちゃってまた観なくなった。
昔つきあっていた彼が気に入っていたAVにも同じようなのがあったな、もう実は死んでる恋人との初エッチ。
わかっちゃいるのに、わかりきったところでやっぱり泣いてしまった。
逝きっぱなしで終わりではなく、その数年後のお墓参りのシーンまで描かれているの...続きを読むが、よかったのか、そうじゃなかったのか?
私としては着地せず、切なすぎなまま空中をただよったまま終わっても良かったように思い★マイナス1で。
Posted by ブクログ 2022年11月12日
・11月10日に読み始め、11日に読み終えました。
・よかったね……
・なんか最初は結構コミカルな感じで始まって、ウフフと言う場所もあったんだけどわりとすぐシリアスになってしまった(なってしまった?)。あとわりとスピリチュアルな感じ。
・私は高校生くらいの少年同士のラブがたいへん、たいへん好...続きを読むきなのでとてもよかったです。かなしいよ~~。
・一般レーベルから出てたのではれんちな描写はあれどサラリとしたものだったり匂わせる感じなものかと思ってたんですがわりとしっかりすけべしていてギャギャギャギャ(嬉しい悲鳴です。)になりました。でも高校生同士のって言ったら…… そういうのありきになりますよね……
・ずっと足踏み状態だったということなので最後にふれあうことができてよかったねえと思う(恋人同士なら性行為をすることが最上級の幸せであるとかは一切思わないタチなのですがそれはそれとして……)。浩一くんもみっちゃんも幸せそうにしててかわいかった。
・作中で書いてた(よね?)ように、みっちゃんの強い強い思いに浩一くんが応えたような状況だとしたら、みっちゃんって浩一くんのことめーーちゃめちゃ好きだったんじゃん。ね。まあめちゃめちゃ好きって書いてあったもんな…… つんつんしてるようで相手のこと大好きなやつ、すごくいいよね。良いとか良かったとしか言ってない気がする。
・最後の加筆部分っぽいとこもよかった! みっちゃんと同級生のみんなが元気にしているの嬉しいけど、みっちゃんがずーーっと浩一くんのこと好きでいるの見ると、いや、じ、事故に遭わないでくれや……と思う。本末転倒か? ふたりで幸せに暮らしてる浩一くんとみっちゃん見たかったよ~~~~。
・なんか積んでる間にドラマ化してたらしい。配信かなんかで見れたりするかな。あと『threesome』も買ってみた。ふらっと行った本屋にあったので…… シリーズ?で出てるもう一作の方は置いてなかったのでいずれ入手する。
・初めての作家さんだったので新鮮でよかったです。かわいかったし。めちゃめちゃ切なかったが……
Posted by ブクログ 2022年04月12日
とてもシュールでコミカル?に始まるが…
ゾンビで過ごす2人の時間が優しく切なくて
やっぱり最後は消えて終わるしかないが…
美しいラスト、加筆された部分で切なさ倍増で
300ページに満たない作品だけど愛がギュっと詰まってます(u_u)
2002年の作品ですが、ホント色々なジャンルを書かれていて、大...続きを読む好きな作家さんです\(//∇//)\
Posted by ブクログ 2022年03月25日
お互い思い合う強い気持ちが死者(?)をこの世に引き留め、思い合うからこそお別れを受け入れる話。
途中、教師の玉置が小河を振った理由として「愛してるけど1番じゃない、1番はもう亡くなってしまっている」と語るシーンで、
「生きている死体」の浩一が、「同着1位」の提案をする所が印象的だった。自分はもう死ん...続きを読むでいるけど、これから先も生きていく満を思っているのが分かって泣けた。
登場人物がみんな程よくコミカルで好きだった。
巫女の鏡屋さんが浩一を封じてしまうシーンは(笑い事ではないけど)笑えた。
Posted by ブクログ 2022年12月17日
ドラマみて、モヤモヤするところがあったので、原作を読んでみることにしました。
季節が違う事以外、まぁ範疇の違いはあるけど、
やっぱり最後は原作が泣けたー!
どういうチカラかは分からないけど、みっちゃんの「昨日と同じ今日を!」という想いの強さが原作では伝わったし、
さいごのさいご、
「もう、逝っていい...続きを読むよ」
の1行にめちゃくちゃ泣いたぁー。
角川版は、2022年発売なのでか、エピローグ部分が付け足されていました。ちょっとびっくり。
榎田先生のファンで内容確認せず読むも、、個人的に死ネタはNG。いいお話でしたし先生の筆力で楽しい件も多かった。がやっぱりキツい。老若男女いつ死ぬかなんて決まりはないですがお金出して私はできれば幸せな気分になれるドラマを読みたい、読後感もありますが死ネタはやっぱ嫌ですね。
Posted by ブクログ 2022年06月06日
いつものように、並んで歩いていて突然トラックにはねられた友人(密かな恋人)。
側頭部も陥没し、首も足も明後日の方向に曲がってしまっている。心臓も動いていない。なのに、普通に立ち上がって話して生きている(ように見える)
そんな友人が本当の死を迎えるまでの、数日間を描くラブストーリー。
Posted by ブクログ 2022年04月23日
ずっと一緒にいたいと願う、当たり前の感情と共に、生きる死体と過ごす数日。
誰かの1番になりたい2人が、お互いの1番になる。
すごいことですね。
全対的にみんな暖かくて、優しい世界だったのでよかった。浩一轢いたおじさんは、どんな理由があろうとも人殺しなので、罪は償ってほしかった。おじさんも償う意思があ...続きを読むったように見えたので、誰にも信じてもらえず、償わないまま生きていくのは精神的に辛そうでかわいそう。