絶望論: 〈知〉と物欲の不良債権処理

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晶文社, 2004 - Reference - 300 pages
「歴史の終焉」をむかえ、成熟社会(=終わりなき世界)で永遠に満たされない欲望を抱えて生きる我々。明日も明後日も、退屈な「今日」の繰り返しでしかない世界で、よき生をまっとうするため我々に残された最後の倫理こそ“絶望”である。フロイト=ラカンの精神分析理論、フーコーら現代思想の知見を使い、爛熟する資本主義世界の欲望構造を分析する長編文化政治評論。思想の力は“物欲”とどう向き合えるのか?“知”の世界における「堕落論」ともいうべき問題提起の書。

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