真犯人＝事件の黒幕は魔女ベアトリーチェです。 金蔵と九羽鳥庵ベアトリーチェの隠し子である安田紗代が一人三役で演じているのが紗音・嘉音・ベアトリーチェの三名であり、各エピソードの物語、つまりゲーム盤ではそれぞれ別個の登場人物として扱われています。 これは「ゲーム盤」という概念が「内面の精神世界≒脳内世界」と同一であるためです。各エピソードは”ベアトリーチェの”ゲーム盤であるため、”（メタ）ベアトリーチェの”内面世界が投影されており、一人三役であっても別個の存在として確立されるという仕組みです（安田紗代＝（メタ）ベアトリーチェ）。 Episode1の中で語られる通り、魔女ベアトリーチェは「肉体のない者」としてゲーム盤に存在します。安田紗代はベアトリーチェとして事件を計画しますが、事件そのものは買収した共犯者によって行われます。ただし儀式殺人の完遂によって復活できるため、Episode3の南條殺しなどはベアトリーチェ本人によって実行されていると解釈できます。 また「犯人は紗音」という説はヴァンダイン11則「使用人が犯人であることを禁ず」によって作中で明確に否定されています。