アガサ・クリスティのミステリ物はEP5で色々名前が挙がっていましたね。
EP1などは明らかに『そして誰もいなくなった』をオマージュした内容になっています。
孤島でのクローズドサークル、見立て殺人、全員死亡、事件後に発見されるボトルメール・・・
これらはまさに『そして誰もいなくなった』を踏襲したものでしょう。
ですが、うみねこの作風的に言うと『オリエント急行殺人事件』の方が似通っているように感じます。
『そして~』と同じアガサ・クリスティの推理小説であり、
“雪の中で立ち往生するオリエント急行”という閉ざされた空間で、
一人の乗客が殺される事件を名探偵ポアロが推理する、といった展開です。
オチは勿論、「証言の矛盾や綻びを辿ることで真相が見え始める」点や、
乗客たちの人間性を重視した作風は『うみねこ』にも見てとれます。
難しいトリックを組み合わせた、いかにもな“本格ミステリ”ではなく、
トリック・・・というかネタが単純明快なので、是非一度ご覧になってはいかがでしょうか。
あと、うみねこに登場する「メタ世界」。
これはEP5では、『安楽椅子探偵』の「純粋推理空間」が元ネタだとされています。
せっかくなので、ウィキペディアのアドレスを併記しておきます。
『安楽椅子探偵』(アドレスの頭に h と記入)
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E6%A5%BD%E6%A4%85%E5%AD%90%E6%8E%A2%E5%81%B5_(%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E)