NF-01Aの基本的な取り扱い方法は、質問者の
>ボリュームは頻繁にいじるような形状ではなく小さなつまみなのですが、一定のボリュームで状態で固定して使うような気がします。
というやり方で正解です。
この手の機器のボリュームで、右一杯が「Max0db」と左一杯が「-∞(無限大記号)」の表示の場合は、『入力信号減衰型』のボリュームであることを示します。
早い話が、左一杯でスピーカの音量が最低(無音かそれに近い)、右一杯でスピーカとして最大出力という意味です。
『入力信号減衰型』のボリュームというのは、パワーアンプの前に減衰型のプリアンプが入っていて、
・MAX0dBの時は、入力信号を何もせずにそのままパワーアンプに送る(いわゆる全開)
・左に回すほど、入力信号のレベルを下げる=全開より音量が下がる
・左に回しきると、入力信号をゼロまで下げる=ほとんど無音になる
というコントロールで、ここのdB値は「0dB=何もしない」を基準に、どれくらい入力信号を下げて音量も下げるか・・・の目安の単位です。
よって、「基準レベルがどうしたこうした」というウンチクは、全く無関係です。
(このスピーカの基準レベル自体は、XLR端子で+4dBu、フォン端子で-10dBVと、全く別にちゃんと規定されています。この程度の事は、専門家なら常識の範囲ですけどね。アマチュアの私でも常識的に知っている基礎なのに)
ですから、基準レベルがどうこうと言うことは、何も考えなくて良いです。
で、実際の調整方法ですが、本来的には、
「NF-01Aに繋ぐ(入力する)機器の出力レベルメータが+4dBくらいになるように調整したときに、スピーカの音がギリギリ歪まない程度」
にするのが、理屈上の正解なのですが、このスピーカはそこまでの音量にすると、普通の家屋では近所から苦情が来てもおかしくない大音量になってしまいますので、完全防音のレコーディングスタジオでもない限り、なかなかそういう調整は出来ません。
なので、現実問題としては、「NF-01Aに繋ぐ(入力する)機器の出力レベルメータが+4dBくらいになるように調整したときに、使用者の立場で、ギリギリ使用に耐える音量」まで、ボリュームを落とす使い方になります。
あくまでも私の経験上ですが、スピーカまで2m台程度の距離なら、少なくとも3目盛り分程度は下げることになろうかと思います・・・けど、繋ぐ機器によっても変わってきますので、上を目安に調整してみてください。