BIOSではUSBメモリからブートできないパソコンで、USBメモリをFDDと誤認識させてブートさせよう、という話でしょう。ハードスイッチでFDDモードに切り替えられるUSBメモリ(たいそう高価)があるようですが、一般のUSBメモリでは無理だと思います。 と思っていたら HP Drive Key Boot Utility を扱った記事に次のようにありました。 >この USB メモリーは USB FDD として認識される。BIOS で起動ドライブを選ぶ場合には USB FDD を 1 番目に指定すること。 http://www.redout.net/diary/2009/0305.html 上の文章だとBIOSレベルでUSB-FDDから起動できれば、FDD化したUSBメモリから起動できるような印象を受けますが、実際HP Drive Key Boot Utility を使ってみると、USB-FDDではなくUSB-KEYになってできませんでした。 >CDDからLINUXを起動させＦＤＤ化したUSBメモリにLINUXをインストールさせたいのですが無理でしょうか？ FDD化したUSBメモリにインストールできるのは、1FD-Linuxだけじゃないかな？ Linuxを普通にインストールすると起動に必要なファイルがFDD用からHDD用(あるいはCD用）に置き換わってしまうので、インストールが済めば起動しなくなると思います。 一番素直な方法はPlopBootManagerをインストールした起動用CD-Rを作り、CD-Rから起動してUSBメモリにインストールしたLinuxOSを呼び出す方法で、これをやっている人は多いと思います。 >USBメモリからのブートに非対応のPCでも、USBメモリからのブートを行う方法があります。PLoP Boot Managerというソフトを使う方法を紹介します。 >起動用CD-Rをドライブに入れ、起動用のOSが入ったUSBメモリをPCにさしてPCの電源を入れてください。 http://puppylinux.seesaa.net/article/144649046.html 上のブログの作者さんは失礼ながらご存知ないようですが、内蔵ドライブのOSが生きていれば、OSのブートメニューにPlopBootManagerを登録するのがベストです。 ただ気になるのはどの時代のパソコンかわかりませんが ・最近のLinuxは要求するスペックが相当に高い。 ・USB2.0ならともかく、USB1.1ではUSBメモリでは実用にならない。 という2点です。 高価で入手困難なIDE-HDDでなく、CF(コンパクトフラッシュ)＋CF-IDE変換アダプタを内蔵させて、内蔵ドライブにインストールすれば割と安上がりにブートとか速さの面が解決できると思います。