なかなか面白いですね。
人間の世界の考えは人間が作り出したものです。
それが他の世界(コンピュータ)に通用するとは限りません。
例えば
人間の場合は計算する時、10を堺に単位が繰り上がります。
その為0-9の10の数字があるので、10進数といいます。
日本の指が10本あるからという考えもあるんでしょうね。
ただそれを考えたのは人間であって、他の動物全てに当てはまりません。
人間が決めたルールです。
機械の場合0と1しか存在しません。
スイッチのオフ・オン
電気が通った、通っていないか
だけの認識で成り立っています。
なので2を堺に単位が繰り上がります。
0
1
10=2
11=3
100=4
101=5
という形です。
これを2進数といいます。
ただコンピュータであっても、普通人間が使う10進数で表示されてますよね。
あれは人間が手を加えて「翻訳」をしているのです。
以上がコンピュータの基本的な知識です。
コンピュータの世界には「マイナス」というものが存在しません。
なので、その考え方からすると、足し算しか存在しないのです。
「コンピュータだけの世界」とすると、オン・オフしかないので、それしか出来ません。
しかし、それに人間が色々なことを教えさせるのです。
オン・オフしか無い世界でも、コンピュータにはそのスイッチが億単位とかのスイッチが存在します。
単に足すだけではなく、そのスイッチを別の意味として人間が教え込みます。
ひとつのスイッチに対して、これがオンになると「マイナスだよ」と教え込みます。
これが「プログラム」です。
そうすると、コンピュータはそれを覚えて、減算ということを覚えます。
掛け算、割り算も同じで、人間がオン・オフしかないコンピュータに対して、こうすれば掛け算ができる、割り算ができるよという条件を与えて教えることによって実現させます。
コンピュータでは色々な計算だったり、絵を表示したり、音をかなでたり出来ますし、最終的にはものすごいリアルなゲームもできますが、それらは人間が教えたプログラムであって、自分自身ではすることができません。
しかし、計算能力に関しては人間よりはるかに速いので、一度教えればとっさに結果を出してくれます。
ただし、そのためには人間が与える命令・プログラムがあっていなければ、正常な回答は出せません。
人間の教え方が間違っていると、間違った答えを出したり、最悪暴走します。
そしてAIとして成長したコンピュータは、間違った人間に対して暴走し始めて、最終的に人間をほろぼす。
最終的にはそういうシナリオ・プログラムです。