[ネタバレ注意]
戦人の罪は「ある約束を忘れたこと」です。
6年前、戦人が右代宮家の籍を抜ける前の親族会議で、戦人はある使用人と大切な約束をします。
ですが、戦人は留弗夫とのいざこざから右代宮家の籍を抜けてしまいます。
それでも、この使用人は戦人は約束を守ってくれると信じて、ずっと待っていました。
結局、戦人はこの使用人に手紙すら渡さず約束も実質放棄しました。
そのうえ、約束を破ったのではなく、約束したことそのものを忘れていたんです。
このことに、その使用人は深く傷つきました。
それが戦人の罪です。
あと、ベアトリーチェと呼ばれる実在する人物は3人います。
金蔵と恋に落ちたベアトリーチェ。
そのベアトリーチェと金蔵の間に生まれた娘。
この娘もベアトリーチェと呼ばれています。
そしてもう1人は、この娘と金蔵の間に生まれたこども。
金蔵は過ちを犯したということです。
で、戦人と深く関わりたびたび登場した幻想のベアトリーチェは、この3人めのベアトリーチェになります。
そして、この3人めのベアトリーチェと戦人と約束をした使用人は同一人物です。
この3代目ベアトリーチェ(約束を交わした使用人)と戦人には、推理小説が好きという共通点があります。
この共通点から、2人は次第に仲良くなって約束を交わすわけですから。
そういう些細な記憶も、戦人は忘れていたかうろ覚えだったんだと思います。
ベアトリーチェはEpisode4で「罪を思い出して」と言っています。
結局、戦人はその場では思い出せず、ベアトリーチェは悲嘆するんですが。
この使用人とは誰なのか。
戦人とこの使用人はどのような約束をしたのか。
ベアトリーチェは戦人に何を伝えたかったのか。
この3つは、この物語の核心的部分ですので、回答は控えます。