公開しなければソースコードの著作権のライセンスは特に考えなくてもよいでしょう。 おそらく、公開する場合には「GPLv2以降」のライセンスにしなければならないでしょう。 著作権とは別にH.264技術の特許も問題になる可能性があります。 FFmpeg(4.1) のソースコードに同梱されている"LICENSE"には以下のように記載されています： # License Most files in FFmpeg are under the GNU Lesser General Public License version 2.1 or later (LGPL v2.1+). Read the file `COPYING.LGPLv2.1` for details. Some other files have MIT/X11/BSD-style licenses. In combination the LGPL v2.1+ applies to FFmpeg. Some optional parts of FFmpeg are licensed under the GNU General Public License version 2 or later (GPL v2+). See the file `COPYING.GPLv2` for details. None of these parts are used by default, you have to explicitly pass `--enable-gpl` to configure to activate them. In this case, FFmpeg's license changes to GPL v2+. 拙訳： FFmpegのファイルの大半にはLGPLバージョン2.1またはそれ以降のバージョンのライセンスが適用されます。詳しくは'COPYING.LGPLv2.1'を読んでください。他のファイルの中にはMIT/X11/BSDスタイルのライセンスが適用されるものがあります。これらを合わせると、FFmpegにはLGPL v2.1+が適用されることになります。 FFmpegの一部オプションでGPLv2以降が適用されるものがあります。詳しくは'COPYING.GPLv2'を見てください。これらの部分はデフォルト設定では利用されません。これらを利用するためにはconfigureするときに明示的に'--enable-gpl'を指定しなければなりません。この場合にはFFmpegのライセンスはGPL v2+に変更されます。 （後略） なおここで触れられているGPLが適用されるオプションパーツには動画フィルタの一部も含まれているので、フィルタも全部必要ならGPLv2以降のライセンスに同意しなければなりません。 BSDライセンスはGPLより緩いライセンスなのですが、そういうものをGPLのソフトウェアと結合した場合、プログラム全体としてはGPLライセンスが適用される、というのがGNU総元締のFSF(Free Software Foundation)の考えのようです。FSFのGPL FAQも読みましたが私の理解が間違っているかもしれません。正しいかどうかは保証いたしかねます、あしからず。 OpenH264については、Ciscoはバイナリとソースコードの両方を配布しています。 バイナリについては「特許料はCiscoが責任を負うからどうぞ使ってね」と書いてあります。ソースコードを使う場合には特許については使う人の責任みたいです。 http://www.openh264.org/BINARY_LICENSE.txt