Lubuntuはというか、今デフォでDVD-Video再生ができるOSは
どこにも無いんじゃないかと思います。
Windows PCの場合は、PCメーカーがDVD-Video再生ソフトを
今も付属させている場合があると思いますが
Windows 10,11などのクリーンインストールでは
DVD-Video再生に必須のソフトウェアをコストダウンで廃止していて
外部から再生ソフトを追加する必要があります。
Linux系OSの場合は、コストダウンで廃止したわけではなく
ほとんどのLinux系OSはOSSの利点を活かして
無償配布できるOSを開発していて
インストールディスクの作成も、世界で頒布しやすい構成が企図され
大きな割に、利用される機会が限られる日本語変換ソフトなど
インストールディスクから割愛されたものがありますし
DVD-Video再生に必要なlibdvdcssは
悪用ができるため、各国の法規制に配慮して
あえて収録していません。
かつては市販版Linux系OSのパッケージに
DVD-Video再生ソフトをバンドルした例もありましたが
インターネット利用環境の改善(通信速度向上)を受けて
無料配布されるLinux系OSが一般化し
そういった市販版Linux系OSは衰退し
今は、DVD-Video再生ソフトをバンドルしたLinux系OSは
たぶんありません。
DVD-Videoは日本ではリッピングが違法化されたこともあって
買っても使いみちが無い人も多く
(以前はリッピングしてスマフォなどで持ち歩くTipsがあった)
以前よりかなり販売数が少なくなっていますし
そういう法改定が無くても世界的に市場は縮小しています。
それを受けて、Ubuntuなどはリポジトリーを介して
DVD-Video再生環境を導入することができるよう配慮しているものの
そのための作業に、GUIによる作業ツールを用意していません。
パッケージ自体はGUIのツールでダウンロードできますが
最終的には、dpkg-reconfigureコマンドが必要になるため
紹介記事のほとんどは、コマンドだけで説明されているようです。
ただ、記事は多々ありますし、コマンドの利点には
スクショなどを作らなくても容易に説明できるだけでなく
UbuntuやKubuntuでもXubuntuやLubuntuでも
同じコマンドで処理できるというメリットがあります。
現状20.04LTSでも22.04LTSでも
同じようなもんだと思っていますが
Lubuntuでも同じようなもんです。
なお、コマンドによる共通性には例外もあって
software-properties-gtkみたいなGTK特有のソフトは
現行のLubuntuやKubuntuなど
Qtを採用している環境では自動導入されず
代わりにsoftware-properties-qtが入っているはずです。
そういう場合は、記事とは読み替える必要があります。
また、コマンドによる環境整備や設定変更は
しばしば管理者権限が必要になるため
sudoコマンドを併用し
ログインユーザーのパスワードを入力する必要があります。