1
エロゲは基本的に共通ルート+個別ルートで作られています。
つまりヒロインごとの個別ルートの前の、ルートが分岐する前までのシナリオのことですね。
共通ルートでの選択肢なんかで、どの個別ルートに行くか決定されます。
2
合ってるかはわかりませんが、シナリオがしっかりしていそうではあったんだけど、実際にやってみるとかなり適当な「えー」って感じのゲームかと。
設定なんかはよく作り込まれているものの、ライターの質がいまいちでいまいちのめり込めない。
画像、音楽、世界観なんかはいいんだけど…ってときに使われる気がします。
3
シナリオなんて知らない!要は楽しければいいんだよ!とキャラクター性だとかキャラ同士の掛け合いに全力投球したゲームです。
どちらかというとシナリオゲーに対する否定的な意味で使われることが多いです。
キャラゲーによくできたシナリオがくっつくとシナリオゲーになります。
たぶんですが、シナリオはいいんだけどキャラが…という場合は雰囲気ゲーになるんでしょうね。
かと言ってキャラゲーと雰囲気ゲーのいいとこどりがよく言われるシナリオゲーってわけでもないですが。
まぁこの辺は結構感覚的なものです。
とはいえ、キャラゲーだから絶対にダメということもなく、キャラの掛け合いが文句のつけようもないくらいよければシナリオがないようなもんだとかはそうそう言われることなく普通にいい作品だと言われたりもします。
昔は漫画なんかの原作を元にしたゲーム(格ゲーとかRPGとか)をキャラゲーって呼んでましたが、エロゲ、ギャルゲなんかのADVゲームに関してキャラゲーという場合は普通こっちを指します。
4
そのまんま地雷です。
エロゲはPCゲームである以上定価がある程度高めに設定されています。
これは年齢層やゲームの種類から来る市場の狭さ、購買数の低さから仕方のないことではあるんですが。
そうなると、高いお金を払ってつまらないゲームを買ってしまうと「やっちまった!?」と泣きたくなる経験をした人もエロゲーマーには多いかと思います。
これがいわゆる「地雷を踏んだ」状態です。
昨今はエロゲ市場も活性化してブランドが乱立、解散しているわけですが、老舗やお気に入りなブランドはともかくとして、新規ブランドやまだ実績の少ないブランドに関しては当たり外れは不透明なところがあります。
となると、絵やらあらすじやらキャラ紹介やら主題歌やら、その辺を決め手にするわけで、特に原画家が期待作になるかどうかの鍵を握っています。
で、買ってみよう、特攻してみようと思っていざプレイすると(´・ω・`)
シナリオがががということがよくあるのが最近の地雷の傾向です。
これを避けるためにシナリオライターにも詳しくなっていくのが一人前のエロゲーマーへの第一歩です(ぇ
まぁよくわからない人は体験版をプレイしておかないと絵がよくても…ということがよくあるのがエロゲ市場です。
ちなみに昔は体験版を出す、という習慣があまりなかったので実際にやってみないとわからないパンドラの箱、それがエロゲだったんです。(違
そもそもネットでWEB体験版を流すとか不可能な時代でしたしね。(いくら通信料と時間かかるんだと)
そんなことがあって実際に踏んでみないとわからない、しかもいざ踏んでみたら被害が大きい、だから「地雷」。
今は昔と違って地雷だと思ったらすぐに売れば被害は小さいんですけどね。
――というわけで、期待作でありながらお茶を濁した結末だったり、シナリオが中だるみだったり、多くの期待した人間から避難されるような作品は地雷ゲーになります。
地雷は期待作によく使われるわけですが、狭い意味では他の人が面白いと思っても、自分にはどうしても合わなかった場合も地雷を使いますし、当然期待作というほど事前人気がなくとも完成品の質が悪すぎたりしても地雷になります。
要はプレイヤーの期待に添えなかったものが地雷になるわけです。
つまるところ、ある種雰囲気ゲーは地雷とも言えます。
ただ、地雷というほどまでも悪くはないんだ…というときに使う言葉として雰囲気ゲーってものがあるんではないかと。
キャラゲーに関しても同じことが言えますが、雰囲気ゲーと違うところは、キャラゲーには「初めからキャラゲーを作るつもりで作ったもの」と「シナリオゲーを作ろうとして結果的にキャラゲーと呼ばれる出来になったもの」とが存在するってことでしょうね。
前者はPRの時点でそちらを売りにしているからいいんですが、後者の場合はPR方法も当然キャラゲーのものとは異なりますので否定的にキャラゲーと言われるわけです。
おそらくこれが肯定的なキャラゲーと否定的なキャラゲーの差でしょうね。
余談ですが、地雷が想定されている老舗ブランドもあります。
戯画は昔からあるブランドなんですが、ゲームによって出来がかけ離れすぎているのでここの地雷は特に名前とかけて戯画マインという呼び方があったりもします。