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2021/2/12 23:00

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ネタバレお願いします。

アニメ | ゲーム1,453閲覧

回答(1件)

ガッツリネタバレ描きますので一応ワンクッション挟んでおきますね。 ↓ ↓ ↓ うみねこにおいて魔法というのは「全て幻想」です。愛のない言い方をすれば つまり無いこと、魔法は全部誰かの妄想、ということです。 うみねこにおいて全ての元凶は紗音であり、全ての惨事の原因も紗音です。紗音は魔法の存在を信じており、自ら手を下した殺人についても「全て魔法で行った」と思い込んでいるだけで、実際に魔法を使うことはできません。 長くなりますが、紗音の生い立ちを書きます。読めばなんとなく納得していただけるかなと思います。紗音と嘉音が何者か、というのも生い立ちを知らなければ書くことが難しいのでめんどくさいかもしれませんがそれほど知りたければ読んでいただけたらと思います。超端折りますがネタバレの宝庫です。 ↓ ベアトリーチェと呼ばれる人物はうみねこにおいて三人います。 はじめは若かりし金蔵と出会い金塊を授けた初代ベアトリーチェ・カスティリオーニ。彼女は金塊と共にイタリアからやってきたただの人間です。彼女は金蔵と恋に落ち、娘を授かりますが出産の際命を落としてしまいます。金蔵はベアトリーチェが死んだことを受け入れられず、その娘をベアトリーチェの生まれ変わり、つまり本人だと思い込み、娘にベアトリーチェと名前をつけます。この娘が紗音の母、2人目のベアトリーチェです。彼女は金蔵に親としてではなく男として間違った愛情を注がれ、やがて紗音を妊娠し出産します。 産まれたばかりの紗音は金蔵によって夏妃に預けられます。 夏妃は当時不妊で子供がなかなか出来なかった為、跡取り候補として紗音を養子として迎えさせたのですがプライドの高い夏妃は”産めないならもういいから代わりにこの子を育てなさい”と迎えさせられた赤子の紗音を愛すことができず、紗音を抱いた使用人ごと崖から突き落としてしまいます。 この時紗音はなんとか一命を取り留めるのですが、下半身に大きな傷を負ってしまい、子供を産めない体になってしまいます。生殖機能を失ってしまった彼女はその事を知らないまま、右代宮家が支援する孤児のための施設「福音の家」へ移され育てられることになります。 金蔵はこの時点で紗音は崖から落ちて死んだと思っており、一命を取り留めていることを知りません。生きている紗音を見つけ、福音の家に送ったのは源次です。金蔵に伝えなかったのは何か理由があったはずなんですがすみません思い出せません…思い出したら追記します。 とにかく金蔵はこのことを知りません。 紗音は金蔵が父であることや母がベアトリーチェと呼ばれた人物であることは知らないまま育ち、右代宮家の使用人として雇われます。 「福音の家」では一定の年齢になると社会勉強として右代宮家に使用人としてつとめることになり、右代宮家にやってきます。 (紗音を産んだ後、ベアトリーチェは楼座と出会い、外に出たいと願った果てに崖から落ちて命を落としてしまいますので彼女が右代宮家に来た時点で母のベアトリーチェは既に死んでおり、出会うことはありません。) それからなんやかんやあって紗音は成長し、金蔵は碑文を作りホールに設置します。紗音は碑文をあっさり解いてしまい、金塊と共に次期当主の座をゲットし、魔女ベアトリーチェとしての称号を授かります。紗音こそ3人目のベアトリーチェ、六軒島で起こる人為的な殺人の黒幕です。 と、紗音は色々なものを手にしたわけですがその際自分が金蔵とベアトリーチェの娘である事や子供を産めない体であることその他諸々を源次から知らされます。 ベアトリーチェの魔女伝説は噂として知っていたものの、まさかの自分がベアトリーチェの血を引いていること、愛する人との子どもを授かることが出来ないことを知って絶望します。 自分を崖から突き落とした夏妃やそれを知っていて黙っていた源次、自分には許されない幸せを何も知らずに享受している右代宮家の人々を深く恨むようになり、過去のなんやかんやもあってちょっと心と頭がおかしくなってしまいます。 紗音は右代宮家に使用人としてやってきた頃から他の使用人に虐められたりしており、夢見がちな性格であることもあって多重人格的なふしがありました。 辛いことが起こると紗音はその度に自分の中に「別人格」を妄想して作り出し、辛いことを押し付けてきました。 残酷な魔女のベアトリーチェや嘉音も彼女の中の別人格です。つまり紗音と嘉音は同一人物ということになります。 嘉音が紗音の中に生まれた経緯としては、自分が子供を産めないからだであることから女性としての幸せを諦め、男性として生きる道もあるのではないか、と考えたことがきっかけです。紗音は生殖機能を失っているため成長しても女性らしい体つきになることはなく、まるで少年のような体型でした。あの大きい胸は偽物、つまり詰め物です。 男性用の使用人服をそのまま着れば男装も可能でした。源次は紗音の生い立ちや身の上を不憫に思い、彼女の「男として生きる」道を応援することにします。 嘉音を自らの中に生み出した紗音はそれから、源次の協力の元、女性としての紗音と男性としての嘉音を日によって使い分けて働いていました。 源次は紗音を全面的に応援しているため、紗音と嘉音は別人として扱っています。源次と並ぶ古株であり紗音の身の上を知らされていた熊沢、南條も同じように二人を別人として扱っているため、紗音と嘉音が別々に存在するかのような描写があるのです。 二人が使用人ではなく家具を自称するのは「自分が人間としての幸せを手にすることが出来ない体」であることに由来します。女性として男性としても子供を作ることができないことからそう考えているようです。 ここまで読んでいただけたとしても「だとしたらあのシーンはなんなの?」っていうシーンが山ほどあると思います。 めちゃくちゃ端折っているので… 全ての謎はこれだけでは解けません。気になるところの説明が必要であればなんでも聞いてください。理解が及ばない所はあると思いますが頑張らせていただきます!

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