ここからは仮説です。 殺人者＝ベアトリーチェの人格が生まれたのが一年前なのではないかと。（黒いドレス姿のベアト） 統合人格者ともいうべきヤス＝白ベアトは沙音、嘉音を外側から観察していたが、親族の誰かに沙音と嘉音の存在を疑う者が出てきた。 沙音と嘉音はそれを問い詰められ、身に覚えがないので人格に破綻をきたす。 一方、金蔵からベアトリーチェの称号と理御の名を受け継いだ人格（これは白ベアトとは違う人格だと思います）が、なんらかの精神崩壊を招き、危機を感じた白ベアトによって黒ベアトの人格が上書きされる。（バトラへの恋心も受け継がれる） 黒ベアトは自分の存在を疑う者をすべて抹殺する計画を起こす。（源治、南條、熊沢は共犯者に。その後自分ともども抹殺） これが一年前だと思います。 バトラが一年早く戻っていれば、黒ベアトが生まれていなかった可能性があります。 バトラが一年遅ければ、沙音が譲治にプロポーズされ、嘉音が朱志香に恋を抱いており、どちらかの人格が恋を実らせていた可能性があります。 だけどバトラが帰ってきたおかげで黒ベアトの恋が勝ってしまったとしたら。 黒ベアトは沙音、嘉音を含めた自分の存在に関わるすべての人間を殺すしかありません。 最後にバトラを殺したのは、約束を忘れていた（＝自分を否定された）からだと思います。