Salesforceコネクタガイド

Salesforceコネクタガイド

Salesforce接続認証プロパティ

Salesforce接続認証プロパティ

Salesforce接続を作成する際は、認証プロパティの[パスワード]または[OAuth]を使用して接続を設定します。デフォルトは
[パスワード]
認証です。

パスワード認証

パスワード認証を使用してSalesforce接続を認証するには、
[認証タイプ]
リストの
[パスワード]
を選択し、次のプロパティを設定します。
接続プロパティ
説明
ユーザー名
必須。Salesforce開発者アカウントのユーザー名。
パスワード
必須。Salesforce開発者アカウントのパスワード。
セキュリティトークン
必須。Salesforceのセキュリティトークン。大文字小文字が区別される英数字のコード。第2段階の認証として使用されます。
サービスのURL
必須。SalesforceエンドポイントのSOAPサービスURL。例えば、次のように入力します。
https://login.salesforce.com/services/Soap/c/40.0
Salesforceカスタムプラットフォームイベント、PushTopicクエリ、および変更イベントにサブスクライブするか、Salesforceカスタムプラットフォームイベントにメッセージをパブリッシュする場合、Salesforceログイン用のSOAPサービスURLのサポートされているバージョンは40.0です。次の値を入力します。
https://login.salesforce.com/services/Soap/c/40.0
Salesforceカスタムプラットフォームイベント、PushTopicクエリ、および変更イベントにサブスクライブするか、Salesforceカスタムプラットフォームイベントにメッセージをパブリッシュするには、
[イベントAPIの設定]
セクションで次のプロパティを設定する必要があります。
接続プロパティ
説明
コンシューマキー
APIアクセス用のSalesforceユーザーアカウントに関連付けられたコンシューマキー。
Salesforceカスタムプラットフォームイベント、PushTopicクエリ、および変更イベントにサブスクライブするか、Salesforceカスタムプラットフォームイベントにメッセージをパブリッシュするには、このフィールドが必要です。
このコンシューマキーを確認するには次の手順を実行します。
  • Salesforceにログインします。
  • [Create]
    [Apps]
    をクリックします。接続アプリケーションが表示されます。
  • 目的の接続アプリケーションをクリックします。次の図に示すように、
    [API]
    セクションにコンシューマキーが表示されます。
    この図は、接続アプリケーションの[API]セクションを示しています。ここでコンシューマキーを確認できます。
コンシューマシークレット
APIアクセス用のSalesforceユーザーアカウントに関連付けられたコンシューマシークレット。
Salesforceカスタムプラットフォームイベント、PushTopicクエリ、および変更イベントにサブスクライブするか、Salesforceカスタムプラットフォームイベントにメッセージをパブリッシュするには、このフィールドが必要です。
コンシューマシークレット見つけるには、次の手順を実行します。
  • Salesforceにログインします。
  • [Create]
    [Apps]
    をクリックします。接続アプリケーションが表示されます。
  • 目的の接続アプリケーションをクリックします。次の図に示すように、
    [API]
    セクションにコンシューマシークレットが表示されます。
    この図は、接続アプリケーションの[API]セクションを示しています。ここでコンシューマシークレットを確認できます。

OAuth認証

APIを介してSalesforceに接続するには、OAuthを使用します。OAuth認証の使用を選択した場合は、接続の認証時に表示されるSalesforceウィンドウに、Salesforce開発者アカウントの資格情報を入力します。Salesforce開発者アカウントの資格情報は、
アプリケーションの統合
のUIには入力しません。OAuthを使用して外部アプリケーションを認証する方法の詳細については、Salesforceのドキュメントを参照してください。
OAuth認証を使用してSalesforce接続を認証するには、
[認証タイプ]
リストの
[OAuth]
を選択し、次のプロパティを設定します。
接続プロパティ
説明
承認URL
必須。Salesforceに対するOAuth承認要求を作成するために使用するエンドポイント。次のURLは、本番用とサンドボックス用のデフォルトの承認URLです。
  • https://login.salesforce.com/services/oauth2/authorize
  • https://test.salesforce.com/services/oauth2/authorize
トークン要求URL
必須。Salesforceに対するOAuthトークン要求を作成するために使用するエンドポイント。次のURLは、本番用とサンドボックス用のデフォルトのトークン要求URLです。
  • https://login.salesforce.com/services/oauth2/token
  • https://test.salesforce.com/services/oauth2/token
セッション期間
オプション。OAuthトークンの有効期限が切れるまでの分数。この期間が終了すると、接続はトークン要求を作成し、再び承認を実行します。セッションがタイムアウトになっても、接続を手動で承認する必要はありません。
デフォルトは60分です。
承認ステータス
現在の承認ステータス。接続を最後に承認したユーザーの名前と、承認が発生した時刻(該当する場合)。
アクセスの承認
必須。OAuth承認プロセスを開始します。
以下のタスクを実行します。
  1. [アクセスの承認]
    の横にある
    [承認]
    をクリックします。
  2. 表示されるSalesforceウィンドウで、Salesforce開発者アカウントの資格情報を入力します。
  3. アクセスの承認を促すメッセージの横にある
    [許可]
    をクリックします。

OAuth JWT認証

Salesforce接続でOAuth JSON Webトークン(JWT)認証を設定して、Salesforceに接続できます。
OAuth JWT認証を使用して、情報を交換するたびにログインなしでデータにアクセスすることをサーバーに許可します。OAuth JWT認証では、証明書を使用してJWT要求の署名が行われ、明示的なユーザー操作は必要ありません。
OAuth JWT認証を設定する前に、キーストアファイルとパスワードがあることを確認してください。
OAuth JWT認証を使用してSalesforce接続を認証するには、
[認証タイプ]
リストの
[OAuth JWT]
を選択し、次のプロパティを設定します。
接続プロパティ
説明
ユーザー名
必須。接続アプリケーションへのアクセスが可能なSalesforceユーザー名。
キーストアファイル
必須。PKCS12形式のキーストアファイルを選択します。
キーストアのパスワード
必須。キーストアのパスワードを入力してください
セッション期間
オプション。セッションが期限切れになるまでの分数。この期間が終了すると、接続アプリケーションはトークン要求を作成し、再び承認を実行します。セッションがタイムアウトになっても、接続を手動で承認する必要はありません。デフォルトは60分です。
コンシューマキー
必須。Salesforce接続アプリケーションに関連付けられたコンシューマキー。
Salesforceカスタムプラットフォームイベント、PushTopicクエリ、および変更イベントにサブスクライブするか、Salesforceカスタムプラットフォームイベントにメッセージをパブリッシュするには、このフィールドが必要です。
コンシューマキーを見つけるには、次の手順を実行します。
  • Salesforceにログインします。
  • [Create]
    [Apps]
    をクリックします。接続アプリケーションが表示されます。
  • 目的の接続アプリケーションをクリックします。次の図に示すように、
    [API]
    セクションにコンシューマキーが表示されます。
    この図は、接続アプリケーションの[API]セクションを示しています。ここでコンシューマキーを確認できます。
トークン要求URL
必須。Salesforceに対するOAuthトークン要求を作成するために使用するエンドポイント。次のURLは、本番用とサンドボックス用のデフォルトのトークン要求URLです。
  • https://login.salesforce.com/services/oauth2/token
  • https://test.salesforce.com/services/oauth2/token
オーディエンス
必須。トークンの対象ユーザーの認証サーバーのエンドポイント。次のURLは、デフォルトの本番環境、サンドボックス、およびExperience Cloudサイトのトークン要求URLです。
  • https://login.salesforce.com
  • https://test.salesforce.com
  • https://site.force.com/customers
プロセスで、OAuth JWT認証を使用してプラットフォームイベントベースのSalesforce接続を使用するには、プラットフォームイベントが同じSalesforce組織内にあり、イベントが有効になっていることを確認します。そうしないと、プロセスの入力フィールドで、接続イベントタイプではなく、タイプが
$any
として表示される場合があります。
OAuth JWT認証を使用してSalesforce接続を設定しているときに、次のエラーが発生する場合があります。
  • invalid_grant: ユーザーはこのコンシューマを承認していません
    この問題を解決するには、Salesforceで、接続アプリケーションのOAuthポリシーを
    [すべてのユーザーが自己認証可能]
    から
    [管理者が承認したユーザーが事前認証される]
    に変更する必要があります。
  • invalid_app_access: ユーザーによるこのアプリケーションへのアクセスが管理者によって承認されていません
    この問題を解決するには、Salesforceで、接続されたアプリケーションへのアクセス権をユーザーのプロファイルに付与する必要があります。
OAuth JWT認証の詳細については、Salesforceのドキュメントを参照してください。