このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
yumの主要な構成ファイルは、/etc/yum.conf
です。 yumのグローバル定義は、yum構成ファイルの[main]
セクション・ヘッダー以下にあります。 次の表に、重要なディレクティブをリストします。
ディレクティブ | 説明 |
---|---|
| ダウンロードしたパッケージを格納するためのディレクトリ。 |
| 0 (なし)から10 (すべて)までのロギング・レベル。 |
| 1に設定すると、適切なアーキテクチャのパッケージのみが更新されます。 |
|
インストールまたは更新から除外するパッケージのスペース区切りのリスト。例: |
|
1に設定すると、GPG署名を確認することでパッケージの真正性を検証できます。 パッケージが未署名の場合、 |
| GPG公開キーファイルのパス名。 |
| インストール可能ないずれかのパッケージのバージョンの最大数。 |
| 0に設定すると、インストール後にパッケージが削除されます。 |
| yumログ・ファイルのパス名。 |
| 1に設定すると、アップグレード中に古いパッケージが置換されます。 |
| 1に設定すると、yumの機能を拡張するプラグインが有効になります。 |
| ポート番号を含むプロキシ・サーバーのURL。 2.3.1項「プロキシ・サーバーの使用の構成」を参照してください。 |
| プロキシ・サーバーでの認証パスワード。 |
| プロキシ・サーバーでの認証ユーザー名。 |
|
yumが |
詳細は、yum.conf(5)
マニュアル・ページを参照してください。
次のリストに、yum構成ファイルの[main]
セクションの例を示します。
[main] cachedir=/var/cache/yum keepcache=0 debuglevel=2 logfile=/var/log/yum.log exactarch=1 obsoletes=1 gpgkey=file://media/RPM-GPG-KEY gpgcheck=1 pligins=1 installonly_limit=3
リポジトリは、/etc/yum.conf
の[main]セクション以下で、または個別のリポジトリ構成ファイルで定義できます。 reposdir
ディレクティブを使用して代替ディレクトリを定義していなければ、yumは、デフォルトで/etc/yum.repos.d
ディレクトリにリポジトリ構成ファイルが存在するものと想定します。