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Oracle® Database Applianceライセンス情報ユーザー・マニュアル
リリース12.1.2.2.0 for Linux x86-64
B66179-05
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1 Oracle Database Applianceライセンスの概要

Oracle Database Applianceのハードウェア・サポート識別子(SI)をMy Oracle Supportアカウントに追加すると、システム上のすべてのコアについてライセンスが設定されます。プラットフォームはベア・メタルまたは仮想化を使用してデプロイできます。両方のプラットフォーム・タイプに、Capacity-on-Demandのライセンスがあります。ベア・メタルでは、Oracle Database Applianceのハードウェア・サポート識別子(SI)をMy Oracle Supportアカウントに追加してキーを作成することで、Oracle Databaseで使用されないコアを無効化します。Oracle Database Appliance仮想化プラットフォームをデプロイすると、すべてのコアが有効化されますが、Capacity-on-Demandのライセンスは、Oracle Databaseおよび関連するソフトウェア(ODA_BASE)を実行する仮想マシンに特定のコアを割り当てることによって設定されます。

この章では、次に各ハードウェア・プラットフォームに対するライセンス・プロセスの概要について説明します。第2章では、ライセンス・キーを入手し、My Oracle Supportに初期ライセンス要件を記録する方法について説明します。また、必要に応じて後でライセンスされたコア数を変更する方法についても説明します。章にはハードウェア・モデルごとに別個のセクションがあり、各セクションで次の項目について説明します。

第2章は、ライセンスがOracle Databaseに使用するコアを対象にしているベア・メタルのインストールのみに該当します。Oracle Database Applianceに含まれるサードパーティ製品に関する情報は、第3章で説明します。


関連項目:

ライセンスされている初期のコア数をOracle Database Appliance仮想化プラットフォームで設定する場合の例については、『Oracle Database Applianceスタート・ガイド』の第4章、タスク3: ODA_BASEテンプレートのインストールに関する項を参照してください。

CPUおよびコア数

Oracle Database Applianceごとに、2つのノードがあります。

Oracle Database Appliance X5-2ノードにはそれぞれに2個のCPUがあり、CPUごとに18個のコアがあります。Oracle Database Appliance X5-2をデプロイすると、全部で72個のコア(各サーバーに36個のコア)が、デフォルトでハイパースレッディングが有効化されてアクティブになっています。

Oracle Database Appliance X4-2ノードにはそれぞれに2個のCPUがあり、CPUごとに12個のコアがあります。Oracle Database Appliance X4-2をデプロイすると、全部で48個のコア(各サーバーに24個のコア)が、デフォルトでハイパースレッディングが有効化されてアクティブになっています。

Oracle Database Appliance X3-2ノードにはそれぞれに2個のCPUがあり、CPUごとに8個のコアがあります。Oracle Database Appliance X3-2をデプロイすると、全部で32個のコア(各サーバーに16個のコア)が、デフォルトでハイパースレッディングが有効化されてアクティブになっています。

Oracle Database Appliance V1ノードにはそれぞれに2個のCPUがあり、CPUごとに6個のコアがあります。Oracle Database Applianceをデプロイすると、全部で24個のコア(各サーバーに12個のコア)が、デフォルトでハイパースレッディングが有効化されてアクティブになっています。

Oracle Database Applianceのベア・メタル・ライセンスは、システムにある使用可能なコアの数によって判断されます。Capacity-on-Demandのライセンス機能によって、システム・リソースのニーズが変化したときに、使用可能なコア数を変更できます。

最初に、ライセンスされるコア数を、現在アプリケーションに必要なレベルに設定します。各サーバー・ノードには、同数のアクティブなコアがあります。その後、アプリケーションでより多くの容量が必要になったときは、ライセンスされたコア数を増やします。次の表に示すオプションのいずれかを構成するコア・キーを入手して適用することで、ライセンスされたコア数を変更します。

  • Oracle Database Appliance X5-2のライセンスされたコア・ライセンス・オプションについては、表1-1を参照してください。

  • Oracle Database Appliance X4-2のライセンスされたコア・ライセンス・オプションについては、表1-2を参照してください。

  • Oracle Database Appliance X3-2のライセンスされたコア・ライセンス・オプションについては、表1-3を参照してください。

  • Oracle Database Appliance V1のライセンスされたコア・ライセンス・オプションについては、表1-4を参照してください。

表1-1 Oracle Database Appliance X5-2のベア・メタル・ライセンス・オプション

各ノードにライセンスされるコア Oracle RACおよびOracle Enterprise Editionのアクティブ・コア Oracle RAC One Nodeのアクティブ・コア

2

4

2

4

8

4

6

12

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52

26

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56

28

30

60

30

32

64

32

34

68

34

36

72

36


表1-2 Oracle Database Appliance X4-2のベア・メタル・ライセンス・オプション

各ノードにライセンスされるコア Oracle RACおよびOracle Enterprise Editionのアクティブ・コア Oracle RAC One Nodeのアクティブ・コア

2

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2

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32

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36

18

20

40

20

22

44

22

24

48

24


表1-3に表示された情報は、Appliance Managerリリース2.10以降を実行している場合に該当します。それ以外の場合、各サーバーに4コアの細分度でのみ割り当てることができます。

表1-3 Oracle Database Appliance X3-2のベア・メタル・ライセンス・オプション

各ノードにライセンスされるコア Oracle RACおよびOracle Enterprise Editionのアクティブ・コア Oracle RAC One Nodeのアクティブ・コア

2

4

2

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表1-4 Oracle Database Applianceのベア・メタル・ライセンス・オプション

各ノードにライセンスされるコア Oracle RACおよびOracle Enterprise Editionのアクティブ・コア Oracle RAC One Nodeのアクティブ・コア

2

4

2

4

8

4

6

12

6

8

16

8

10

20

10

12

24

12



注意:

Oracle Database Appliance仮想化プラットフォームのCapacity-on-Demandのライセンス管理については、『Oracle Database Appliance管理およびリファレンス・ガイド』の第3章、ODA_BASEのサイズ変更に関する項を参照してください。