俳句を英語で説明できる?作り方や作品の例も紹介!

日本を代表する文化である俳句。短い文でさまざまな感情や情景を伝えることができるとても魅力的なものですよね。みなさんも一度は作った経験があるのではないでしょうか。そんな俳句を、英語ではどう説明するか知っていますか?

本記事では、俳句を英語で説明する方法について解説した後、英語で俳句を作る方法についても解説していきます。

 

目次

俳句は英語でどう説明する?

まずは、俳句を英語で説明していきましょう。

俳句は、日本に昔からある詩の書き方の一つで、世界で一番短い詩とも言われています。そして俳句は、「5・7・5の17音で作る」こと、「季語を使う」ことが特徴です。5・7・5の17音で作ることで、きれいにまとまって短い文でも読みやすくなり、季語を使うことで、景色がイメージしやすくなります。

これらの特徴を英語で説明すると次のようになります。

  • Haiku is one of the traditional ways to write in Japan, and the shortest poetry in the world.
    (俳句は、日本の詩の伝統的な書き方の一つで、世界で最も短い詩です。)
  • Haiku uses only 17 syllables, the first poetry uses 5, the middle uses 7, and the last uses 5.
    (俳句はたった17音で、初めの文は5音、真ん中の文は7音、最後の文は5音を使います。)
  • Haiku has to use seasonal words. That can express scenery images.
    (俳句は季語を使わなければなりません。それは、情景のイメージを表現できます。)

このように表現すれば、難しい言葉を使わなくても分かりやすく俳句の説明をすることができますよ。

 

英語の俳句の作り方

続いて、英語の俳句の作り方について解説をします。

同じ俳句でも、日本語の俳句と英語の俳句には少し違いがあるんです。そこで、最初に日本語と英語の俳句の違いのポイントを3つ解説した後に、作り方について解説します。

1つ目は、行数です。日本語の俳句では、1行で1つの俳句を詠みます。しかし、英語の俳句では、3行を使って1つ俳句を詠みます。

2つ目は、5-7-5の数え方です。日本語において1音は1文字と同じであるため、17文字になるように書きますよね。しかし、英語はアルファベットのため、1文字で1単語を表すことはほぼありません。そこで「音節」を使って数えます。「音節」と聞くと少し難しく聞こえますが、「母音の数」を数えるようにしましょう。例えば、”winter”であれば、iとeの2音節、”locally”であれば、oとaと最後の「イー」と伸ばすyの3音節となります。ただ、日本語ほど厳しく5-7-5にこだわる必要はないとされるため、大まかなリズムを大切にしましょう。

そして、3つ目は季節感です。日本語には季語がありますが、英語には明確な季語というものがありません。そのため、季節を表す英単語を入れるようにします。例えば、春なら”cherry tree”、冬なら”snow”などです。聞いたときにイメージを膨らませることのできる英単語を選んでください。

では、実際に4つのステップで英語の俳句を作ってみましょう。

  1. 自然を観察する
  2. 簡単な英語で表現したいことを考える
  3. 5-7-5のリズムに合わせて俳句の形にしていく
  4. ゆっくりと声に出して読み、確認する

先ほどの3つのポイントに気をつけながら、このステップに沿って俳句を作ることで、とてもきれいな俳句を作ることができます。

 

英語の俳句の例

それでは、最後に実際の英語の俳句を見てみましょう。

Fallen amber leaves,
that tender crunch beneath us –
our forest echoes.

琥珀いろの落葉
踏む音が優しく
森中に響き合う

Andrew Cookson さん (英国)

引用:第五回日EU英語俳句コンテスト結果発表

これは、EU英語俳句コンテストでEU部門を受賞した作品です。

先ほどのポイントを確認していきましょう。行数は3行で書かれており、1行目は5音節、2行目は7音節、3行目は5音節と5-7-5の音節で作られています。季節感についても、落ち葉とその色を表す”fallen amber leaves”が使われており、秋を表す美しい表現になっていますね。目を閉じて考えるときれいな情景が浮かんでくるとても素敵な俳句です。

 

作り方を覚えて英語の俳句を楽しもう!

今回の記事では、俳句の英語での説明の仕方、英語の俳句のルールや作り方について解説しました。日本で昔から親しまれてきた俳句ですが、少しルールを変えると英語でも作ることができます。英語で俳句を作ることで、楽しみながら自分の語彙数を増やすこともでき、まさに一石二鳥ですね。

みなさんもぜひ楽しみながら英語で俳句を作ってみてくださいね!

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