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カルチャーの進化

社会人になってこんなに本気で、仕事もサークルも楽しめると思わなかった

サークル活動が育むつながりと仕事に与える好影響とは

CARTA HOLDINGSには、グループ会社の垣根を超えて活動する20前後のサークルが存在します。300人以上の社員がサークルに所属し、それぞれの活動とメンバー間の交流を楽しんでいます。サークル活動を通してどのようなつながりが生まれ、自身の成長にどう影響を与えたのか。株式会社ヨミテの代表取締役・望月亮佑と株式会社CARTA COMMUNICATIONSの上田和範に、活動内容や本業への活かし方を聞きました。

望月 亮佑

Ryosuke Mochizuki

株式会社ヨミテ
代表取締役

2019年VOYAGE GROUP(現CARTA HOLDINGS)に新卒入社し、㈱ヨミテに配属。
入社前はCARTA HOLDINGSの株式会社Zucksで内定者アルバイトを経験。
ヨミテでは、2022年に執行役員として就任し、2023年に代表取締役社長として就任。
野球サークルに所属している。

上田 和範

Kazunori Ueda

株式会社CARTA COMMUNICATIONS
デマンドコンサル室

2021年CARTA HOLDINGSに新卒入社し、㈱サイバー・コミュニケーションズ(現㈱CARTA COMMUNICATIONS)に配属。
セールス&パートナーシップス・ディビジョンでの経験を経て、デマンドコンサル室に異動し、コンサルティングの役割を担当。
サウナサークルを立ち上げ、サークル長を務める。

―それぞれのサークル活動について教えてください。

望月:私は、野球サークルに所属し、毎週のように取引先様や同じ業界のチームと試合をしています。野球については、高校まで部活に所属し、かなり本気で取り組んでいましたし、大学に入学してからもサークルに入って楽しんでいました。社会人になっても「また野球をしたい」という気持ちがあったため、CARTA HOLDINGS内の野球サークルの存在を知った時はとてもうれしかったです。
サークルメンバーの年齢層は幅広く、上は40代の社員も所属しています。

上田:私はサウナサークルのサークル長をしています。昨年も乗馬サークルを立ち上げ、1年間サークル運営に携わりました。今年1月に、新たにサウナサークルを始めることにしました。ほかにもサバイバルゲームサークルや投資研究サークルなど、複数のサークルに所属しています。

共通の趣味を持った仲間と、縦横無尽につながれる

―上田さんは、サウナサークルの発起人なのですね。

上田:はい。サークル活動の魅力は、社内のコミュニケーションの活性化を促進できる点です。私自身、純粋にサウナが好きなのですが、一人で趣味を楽しむだけでなく、共通の興味を持つ仲間とサークル活動でつながることができたら、仕事にも相乗効果をもたらせると思ったのです。
サークルは、活動に常時参加できるメインメンバーを5人以上集めることができれば、社歴や年齢問わず、誰でも立ち上げることができます。新卒入社1年目の社員が設立したこともあるようです。活動内容に関しても、規定はありますが、柔軟に対応いただいております。

望月:メインメンバーを5人集めるというのが、簡単そうに聞こえて、意外と難しいんです。みんな仕事内容や職種も異なるし、家族がいる社員も多い。その中で5人集めて、サークルを2度も立ち上げた上田はすごいです。

―サークルを運営するうえで心がけていることを教えてください。

上田:メンバーが楽しいと思えるサークル運営を心がけています。サウナに入って汗をかいて心地よくなるだけでは、サークル活動としては足りません。真の目的であるコミュニケーションの活性化を実現するために、会社からの補助活動費を有効活用し、メンバーが楽しく交流できる場をつくりたいと思っています。
ただ、サウナ室内だと会話がしづらい場合もありますし、性別にかかわらずコミュニケーションを図ることは難しいので、最近はサウナの後の食事会や飲み会を企画しています。サウナでリフレッシュした後に、メンバーみんなでリラックスして会話を楽しむ。そんなひと時が、良い関係づくりにつながるよう、サークル長として工夫しています。

―サークルメンバーとして活動する望月さんにとって、サークルはどのような場所ですか?

望月:純粋に野球を楽しむことができる場所です。野球サークルゆえかもしれませんが、試合に「勝ちたい」という気持ちが強いです。私たちのサークルは、複数のIT企業の野球サークルで構成されている「ITリーグ」に参加しており、毎週土曜日に試合が行われています。9月からは、「おじさんの甲子園」と別称が付いているトーナメント大会も始まる予定ですが、みんな気合が入っている。私も、やるからには勝ちたいですし、勝てると本当に嬉しいんです。そういう喜びを仕事以外で会社の仲間と持てるのは、良いことだと思います。

サークルで出会うとフィルターがないから、ありのままの自分を見せられる

―サークル活動を通して、新たなつながりも生まれていますか?

上田:リモートワークが多い会社なので、メールなどではコミュニケーションを取っていても顔を合わせたことがない社員もたくさんいます。そういうメンバーと、サークルを通して関係を築くことで、それぞれの部署や業務内容、ひいては会社への理解を深めることができると実感しました。また、サークル内で仲良くなった仲間と、別の趣味や共通点で意気投合し、新たなコミュニティがつくられることもありますね。
サークルメンバー間では、仕事の話題もよくあがります。業務外で他部署の社員と仕事の話をできる機会って、意外と少ないもの。自分の課題や取り組みについて話したり、ほかのメンバーからアイデアや意見を聞けたりできる貴重な場だと思っています。
別のサークルの話ですが、サークル活動で他社と関わりを持ち、そこから案件受注につながった、なんて話も聞きます。社内外問わず、幅広くつながりを持てるのが、CARTA HOLDINGSのサークルの良さですね。

望月:スポーツや趣味を通じた出会いは、仕事で最初に出会うよりフィルターや先入観がなく、本当の自分が自然に表れ、その後の関係が深まるスピードも速い気がします。
また、野球のようなスポーツは、若いメンバーほど重宝されます。行くだけでヒーロー(笑)。我々若手メンバーが活躍することで、自信を養えて、モチベーションが高まることにも繋がる。こうしたポジティブな思考が育つサイクルは、仕事にも効果をもたらしていると思います。

―ほかにも、サークル活動の良さを実感する瞬間はありますか?

望月:野球サークルの場合、褒められたり祝福されたりする場が増えるのが魅力の一つです。野球は、分かりやすく「頑張れ」と応援してもらえる競技なので、そのエールがエネルギーとなり、仕事にも良い連鎖が生まれています。サークルで活躍して、つながりで想像を超えた仕事やビジネスの展開ができる可能性も広がるように思います。
また、会社がサークル活動を制度として推奨していること自体、とても良いことではないでしょうか。会社公認だからこそ新メンバーを誘いやすいですし、誘いを受けた社員も、気軽な気持ちで見学や参加ができる。そしてサークル活動がより活発になり、横のつながりを築けたり、関係を深められたりする。社員たちにとって楽しみながらコミュニケーションを図れる環境があることは、素晴らしいことですね。

―上田さんはいかがでしょうか?

上田:望月が言うように、会社の制度として認められているため、メインメンバーの人数に応じて、運営費も補助されます。予算を活用して趣味や興味を追求し、プライベートの時間をより充実して過ごせることは、仕事に取り組む姿勢にも良い影響を与えています。サウナでリラックスしたり、野球で運動不足を解消することで、日中の仕事の効率も向上しているように思います。
また、サークル活動を通じて新しいことにチャレンジできることも、良い点です。社会人になると、時間的にも気持ち的にも、どうしても新しいことに手を出しづらくなるものです。でも、当社のサークル活動は多種多様。普段なかなかやるチャンスのない競技や趣味のサークルもあるんですよ。自分の興味ある分野を始めるきっかけがもらえるのは、ありがたいですね。

本業での成長と社内コミュニケーションの活性化を後押ししてくれる

―サークル活動の中で、大変なこともありますか?

望月:正直、私はほとんどありません。「楽しい」に尽きると言えます。ただ意外だったのは、みんな結構真面目に活動に取り組んでいること。試合だと、相手もいることなので当然といえば当然なのですが、30分前集合もしっかり守っています。趣味にも全力なメンバーが多いんでしょうね。

上田:サークル活動を運営する大変さはあります。予算の管理や使い道の見極め、急な仕事の案件との調整など、対応しなければならないことがたくさんありますから。学生のサークルとは違い、参加者たちのスケジュールや立場の違いも考慮する必要があり、その中で調整していく難しさは感じます。昨年立ち上げて運営に携わった乗馬サークルも、そのような様々な大変さがあり、解散となりました。
ただ裏を返せば、サークル長のポジションを通して、調整力や柔軟性を養うことができる。ポジティブにとらえて、楽しんでいます。

―本業に生かせるスキルの習得や自己成長につながることもあるのですね。

上田:そうですね。サークルやアルバイト先で、幹事やリーダーといった責任あるポジションに就くことが多かった学生時代に比べて、社会人になると組織運営に携わる場が減ると思います。個々の案件やプロジェクトの責任を持つことはあっても、組織全体をまとめ上げる立場になる機会は少ないかもしれません。その中で、組織のバランスを保ちつつ、サークルメンバーの喜びや満足度、会社から奨励される目的の達成、予算管理など、さまざまな側面を意識しながら運営する経験は、リーダーシップやマネジメントのスキルを発展させると感じています。

望月:個人的に思うことは、CARTA HOLDINGSに属している仕事人として、単にサークルを楽しんでいるだけでは、説得力がありません。やはり本業をしっかりとやり遂げてこそ、サークル活動でも認められたり応援されたりするのだと思います。野球を楽しみたいから仕事も頑張る、と言うと語弊がありますが(笑)。仕事で結果を出している人間がサークルでも輝くのが、一番かっこいいですから。確実にサークルの存在が、本業へのモチベーションにプラスになっていると思います。

―今後サークル活動を、会社や仕事にどう生かしていきたいですか?

上田:グループ全社を通じてコミュニケーションを増やしていきたいです。私が入社した時、CCIとVOYAGE GROUPが経営統合してCARTA HOLDINGSが生まれました。当時、異なるカルチャーを持つ2社が一つになったことで、関係をどう深めていくか、よく議題にあがっていました。そこで二つの組織を結び付け、融合させるのがサークル活動だと思います。コミュニケーションをするうえで、架け橋になってくれる存在。実際私は、サークルによって会社がより居心地いい場所になりました。そんな社員を増やし、今以上に組織を一体感のあるものにしていきたいです。

望月:私はサークルに入って、会社全体への想いが変わりました。サークルメンバーの多くは、私とは接点のない部署に所属しています。でもメンバーと話して、その人の仕事やグループ会社を知っていくと、自分のことだけに必死だった状況から、「この人たちとCARTA HOLDINGSをつくっているんだ」「この人たちに恩を返せるように頑張りたい」という気持ちがどんどん大きくなっていった。サークルで高まったCARTA HOLDINGSへの貢献心を持って、仕事に臨んでいくつもりです。