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マルチアカウントに対応した「AL-Mail32」v1.10 beta1が公開
ドラッグ&ドロップによるフォルダの並べ替えにも対応

(98/10/19)

「AL-Mail32」v1.10β1  (有)クレアルは19日、電子メールソフト「AL-Mail32」v1.10 beta1を公開した。v1.10 beta1ではマルチアカウントやドラッグ&ドロップによるフォルダの並べ替えに対応したほか、メール作成時に外部エディターを利用することが可能となった。また、送受信キャンセル後にアプリケーションエラーが発生することがあった不具合などが修正されている。現在作者のホームページからダウンロードできる。

 アカウントの切り替えでは、アカウント/接続/受信/送信/振り分けの設定内容をアカウントごとに切り替えることができ、複数のアカウントを利用している人には便利。ただし、アカウントを追加する場合、テンプレートや署名などは最初から作成し直す必要があるので注意しよう。各アカウントで一括してメールの受信を行う「巡回」機能については今後のバージョンアップで対応する予定。

 また、今回からサポートされたエイリアス機能では、メールの宛先に漢字を利用できるようになった。利用方法はメールフォルダに(Account1などがあるフォルダ)に"Aliases"という名前のファイルを作成し、Aliasesファイルの本文に「メールの宛先で利用したい名前(漢字可): メールアドレス」と表記し、複数のメールアドレスに送りたい場合はカンマ(,)で区切る。ただし、エイリアス機能を利用した場合、相手に送られるToヘッダーの内容が「To: 窓の杜」や「To: 窓の杜@impress.co.jp」(@impress.co.jpは使用しているSMTPサーバーが自動的に付加)となり、実際のメールアドレスとは異なった内容になるので注意が必要だ。

 また、フォルダごとでの表示設定記憶可能になり、選択した範囲内の印刷に対応したほか、エラーの発生する不具合などが修正され、動作の安定化が図られている。さらにプラグインにも対応し、外部ソフトとの連携が簡単になった。「プラグイン開発キット」には、メール送信時にJIS/S-JIS変換を行うプラグインと、PostPet用のプラグインが同梱されている。

 なお、ベータ版のサポートについては専用メーリングリストで行われるため、必要であれば、READMEや作者のホームページに掲載されている案内をよく読んでから参加しよう。

【著作権者】有限会社クレアル
【ソフト種別】シェアウェア \2,000
【バージョン】1.10 beta1 (98/10/19)

□AL-Mail's home page(「AL-Mail32」ホームページ)
http://www.almail.com/
□AL-Mail beta(「AL-Mail32」v1.10 beta1ダウンロードページ)
http://www.almail.com/beta.html

(山本 幸広)

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