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無料メディアサーバー「Universal Media Server」のコンテンツ情報がローカライズに対応

「The Movie Database」(TMDB)の統合で

「Universal Media Server」のコンテンツ情報がローカライズに対応(公式ブログより、ポルトガル語(ブラジル)で提供されている映画『ファウンデーション』のメタデータ)

 フリーのメディアサーバー「Universal Media Server」が1月2日、v13.1.0へとアップデートされた。本バージョンの目玉は、メタデータAPIがユーザーの言語設定に基づいたコンテンツを提供するようになったことだ。つまり、日本語で「Universal Media Server」を利用していれば、映画などのコンテンツ情報が日本語で提供される。

 この機能はかねてより要望されていたものの、実装が困難とされていたが、「The Movie Database」(TMDB)を統合したことによりようやく実現された。

 そのほかにもv13で導入された2D/3D変換機能の改良、HDRビデオのサポート、LG製TVと「VLC」のサポート、トランスコード速度の向上といった改善が加えられている。

 「Universal Media Server」(UMS)は、オープンソース・クロスプラットフォーム対応のメディアサーバー。対応OSはWindows/Mac/Linuxで、ライセンスは「GPL-2.0」。PCに保存されている動画や音楽を、DLNAに対応したテレビやスマートフォンアプリ(「VLC」など)、ゲーム機などにストリーミング配信できる。

「Universal Media Server」v13.0.1

 また、Webサーバーを内蔵しており、Webブラウザーでメディアを一覧・再生することも可能。ほとんど設定を変更せず、初期状態のままでほぼすべてのメディアフォーマットをトランスコード(形式変換)・ストリーミングできるため、入門者にも使いやすい。

ソフトウェア情報

「Universal Media Server」
【著作権者】
Universal Media Server
【対応OS】
Windows/Mac/Linux
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
13.1.0(23/01/02)