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「TVパニック」「わんぱくこぞう」などで有名なNESTAGEが倒産、ゲオがスポンサーに


TVパニック」や「わんぱくこぞう(今はwanpakuとなっている)」などの家庭用ゲームソフト販売事業、「ワンダーパニック」「wanpaku」などのゲームソフト・CD・ビデオ・DVDなどの販売事業の草分け的存在で、「COMG!」「ギャングスター」、さらにはゲームポータルサイト「Glep」の運営や玩具用ロボット事業、複合カフェの運営、映像コンテンツ配信事業などによって2007年9月期には約385億8500万円の売上を計上していたNESTAGEが本日、大阪地裁へ民事再生法の適用を申請し、経営破綻してしまいました。

詳細は以下から。
家庭用ゲームソフト販売元 ジャスダック上場 株式会社NESTAGE 民事再生法の適用を申請 負債15億円-大型倒産速報 | 帝国データバンク[TDB]

【PDFファイル】民事再生手続開始申立てに関するお知らせ


【PDFファイル】株式会社NESTAGEの民事再生への支援に関するお知らせ


経緯としては、既に8月2日付けで上場廃止となっており、会計監査人から意見不表明のレビュー報告書を受領するなどの状況により直接金融、間接金融からの資金調達が実質不可能になって資金繰りに目処が立たなくなるという事態になったため、自主再建を断念し、民事再生手続きによる会社再建を決定したという流れです。

負債総額は15億円、従業員数は34名、フランチャイズ店舗数は418店(FC155店・準FC263店)となっており、本日付で株式会社ゲオ「株式会社NESTAGEの民事再生への支援に関するお知らせ」が出ており、今後はゲオからの資金提供、資本参加などの経済的支援が行われ、事業の円滑な再生を行う事を目的とした基本合意を締結済みとのことです。


なお、ゲオ側の発表によると、ゲオはNESTAGEのFC店舗及びTVゲーム関連事業に着目しており、ゲオグループで運営しているゲオショップにおいてもDVD・CD・ゲ-ムソフト等のレンタル・リサイクル・新品販売を行うメディア商材を取り扱っているため、ゲオグループとの相互活用により再生の可能性は高いと判断しているそうです。

「わんぱくこぞう」と言えば、1998年7月の「中古ゲームソフト訴訟」でセガ・エンタープライゼス、ソニー・コンピュータエンタテインメント、カプコン、コナミ、スクウェア、ナムコの大手6社からアクトとともに「わんぱくこぞう茨木店」が訴えられて有名になっていましたが、ここに来てこのような事態となり、ひとつの時代の終焉を感じさせます。

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in ゲーム, Posted by darkhorse

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