メモ

従業員から見たGoogleの問題点は「給与が低すぎる」こと


Googleが社内調査の結果を受けて、従業員の業績評価プロセスを変更する可能性があることがわかりました。これは、「自分の給与が公正に評価されていない」「他の会社と比べて競争力がない」と考える従業員が増加していたためです。

Google employees bombard execs about pay at recent all-hands meeting
https://www.cnbc.com/2022/03/24/google-employees-bombard-execs-about-pay-at-recent-all-hands-meeting.html


Google workers press execs about pay after "Googlegeist" survey results | Fortune
https://fortune.com/2022/03/24/google-compensation-all-hands-googlegeist-amazon-apple-pay/

もとになった調査は社内で「Googlegeist(グーグルガイスト)」と呼ばれているもので、2022年1月に実施され、結果は2022年3月に発表されました。


AlphabetとGoogleのCEOであるサンダー・ピチャイ氏が、「従業員がこの会社で働くことをどれぐらい気に入っているかを測る、最も重要な方法の1つ」と語ったGooglegeistですが、その結果、「業績が給与に反映されている」と考えた従業員は約64%で、前回比3ポイント減。「給与は公正かつ公平」の回答は56%で8ポイント減、「自分の給与は競争力がある」は53%で5ポイント減でした。

こうした意見の原因の1つとして、労働市場の競争激化が挙げられます。実際に「ビッグテック」に数えられるAmazonでは、基本給を倍にアップしています。

Amazonが最大基本給を1800万円から2倍以上の4000万円にアップ、「労働市場の競争激化」が理由 - GIGAZINE


Appleも、Metaなどによる引き抜きに対抗するため、株式によるボーナス支給を行っています。

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2021年12月に開催された全社会議において、報酬担当バイスプレジデントのフランク・ワグナー氏は給与の全面的な引き上げは実施しないと語りました。調査で、ピチャイCEOの従業員からの評判は好意的なものが84%でしたが、「トップが好印象」というだけで仕事をすることは難しく、ピチャイCEOら経営幹部は、長年の給与査定の方法を変更することについて話し合っていると説明しています。

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in メモ, Posted by logc_nt

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