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検索結果ページでのキャッシュ提供が終了したGoogleでもキャッシュを閲覧できる便利なブラウザ拡張機能「Web Archives」


Google検索には、Googleが最後にアクセスした状態のサイトを表示することができる「キャッシュ機能」と呼ばれる機能が搭載されており、キャッシュを閲覧することで削除されたページや、変更されたページの以前の状態を確認することが可能でした。しかし、2024年1月ごろからキャッシュを表示するためのリンクが削除されていることが報じられており、Googleが検索結果ページでのキャッシュ提供を終了する予定であることが明らかになりました。一方で、Google ChromeやMozilla Firefox、Safari、Bing、Opera向けの拡張機能である「Web Archives」を導入することで、これまで通り検索結果ページでのキャッシュの表示が可能です。

Web Archives
https://chromewebstore.google.com/detail/web-archives/hkligngkgcpcolhcnkgccglchdafcnao

◆拡張機能のインストール
「Web Archives」にはGoogle Chrome版、Mozilla Firefox版、Safari版、Bing版、Opera版がありますが、今回はGoogle Chrome版を使用します。まずはChromeで拡張機能の配布ページにアクセスし、「Chromeに追加」をクリックします。


「『Web Archives』を追加しますか?」と尋ねられるので、「拡張機能の追加」をクリック。


「『Web Archives』がChromeに追加されました」と表示されれば、インストールは完了です。


◆「Web Archives」導入前の動作
まずは「Web Archives」を導入する前のGoogle検索結果の動作を確認します。はじめに、Googleで何らかの情報について検索します。


以前は縦三点リーダー「︙」をクリックすることでキャッシュを確認することが可能でしたが、記事作成時点でのGoogle検索ではキャッシュを確認することができなくなっています。


◆「Web Archives」導入後の動作
先ほどと同様、まずはGoogleで検索を行います。


キャッシュを閲覧したいリンクを右クリックすると、表示されるメニューの中に「Web Archives」の項目が追加されています。


「Web Archives」にカーソルを合わせると、「Wayback Machine」や「Google」「Bing」「Yandex」など、キャッシュを保存する8つのサイトが表示されます。「Google」をクリック。


cache: 検索演算子」を使用した時と同様、Googleが取得したキャッシュを見ることが可能です。


なお、「Web Archives」のソースコードはGitHubで公開されています。

GitHub - dessant/web-archives: Browser extension for viewing archived and cached versions of web pages, available for Chrome, Edge and Safari
https://github.com/dessant/web-archives

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in レビュー,   ネットサービス,   ウェブアプリ, Posted by log1r_ut

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