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<!doctype linuxdoc system>
<article>
<title>Sylpheed ユーザーズマニュアル
<author>Yoichi Imai <yoichi@silver-forest.com>,
Hiroyuki Yamamoto <hiro-y@kcn.ne.jp>
<abstract>
Sylpheed User's Manual for Sylpheed 3.1 - version 0.12.5
</abstract>
<toc>
<sect>このマニュアルについて
<sect1>この文書について
<p>
これは、Sylpheedの操作方法について書かれた文書です。
将来Sylpheedのバージョンが上がった際には仕様が変更される可能性があります。
</sect1>
<sect1>対象とする設定
<p>
説明は基本的に初期設定の状態で行います。
キーボードによる操作が有用と思われる部分においては、「標準」のキーバインドを使っていることとします。
それ以外のキーバインドについては、メニュー項目の右側に表示されているキー表示を利用してください。
</sect1>
<sect1>ライセンス
<p>
Copyright (c) 2000-2002 Yoichi Imai <yoichi@silver-forest.com>
Copyright (c) 2004-2011 Hiroyuki Yamamoto <hiro-y@kcn.ne.jp>
<p>
Permission is granted to copy, distribute and/or modify this document
under the terms of the GNU Free Documentation License, Version 1.1
or any later version published by the Free Software Foundation;
with no Invariant Sections, with no Front-Cover Texts,
and with no Back-Cover Texts.
A copy of the license is included in the section entitled <ref id="gfdl" name=""GNU
Free Documentation License"">.
<p>
GNU Free Documentation Licenseの参考訳は、
<url url="http://www.opensource.jp/fdl/fdl.ja.html">より入手可能です。
</sect1>
<sect1>このドキュメントの最新版の入手先
<p>
最新版のマニュアルはSylpheedの最新版に同梱されています。
</sect1>
<sect>Sylpheedとは
<sect1>Sylpheedとは
<p>
Sylpheedはシンプル、軽量かつ高機能で使いやすい電子メールクライアント(メールソフト、メーラ、MUA)です。
SylpheedはLinux、BSD、Mac OS X等の主にUnix系のシステム、またWindows (2000以降)で動作します。
SylpheedはGUIツールキットにGTK+を使用し、マルチプラットフォームを実現しています。Sylpheedの最新版はGTK+ 2.4以降で動作します(2.6以降推奨)。
SylpheedはGNU GPL (ライブラリ部分のLibSylphはGNU LGPL) に従って配布されているフリーソフトウェアであり、ライセンスに従って自由に利用・改変・再配布が可能です。
Sylpheedには以下のような特長があります。
<itemize>
<item>シンプルで美しく、洗練されたユーザインタフェース
<item>細部まで作りこまれた快適な操作性
<item>最低限の設定ですぐに使用可能
<item>軽快な動作
<item>高い信頼性
<item>国際化、多言語対応
<item>高度な日本語処理(文字コードの自動判別、機種依存文字対応等)
<item>多様なプロトコルに対応
<item>マルチスレッド対応
<item>セキュリティ機能(GnuPG、SSL/TLSv1)
<item>強力なフィルタリング、検索機能
<item>迷惑メール対策機能
<item>外部コマンドとの柔軟な連携
<item>プラグイン機能
</itemize>
</sect1>
<sect1>インタフェース
<p>
Sylpheedの外観やインタフェースはOutlook ExpressやBecky!といった、Windowsでは定番のメールソフトと同様の3ペイン方式を採用しています。
特にキーボードによる操作性を重視しており、効率よくメールを読み進めることができます。もちろんマウスのみでも簡単に操作できます。
</sect1>
<sect1>主な機能
<p>
SylpheedはPOP3、IMAP4rev1、SMTPといった主要なプロトコルはもちろん、NNTP(ネットニュース)にも対応しています。次世代インターネットプロトコルIPv6にも標準で対応しています(Unix版の場合)。
主な機能としては、以下があげられます。
<itemize>
<item>無制限の複数アカウント管理
<item>強力なフィルタリング (POP3、IMAP4、ローカルスプール)
<item>強力な検索機能 (クエリ検索、クイック検索、検索フォルダ)
<item>迷惑メール対策機能
<item>スレッド表示
<item>添付ファイルの閲覧・送信 (MIME)
<item>SMTP AUTH (PLAIN / LOGIN / CRAM-MD5)
<item>SSL/TLSv1対応 (オプション)
<item>PGP署名・暗号化 (オプション)
<item>アドレス帳
<item>テンプレート
<item>多言語対応
<item>プラグイン機構
<item>自動アップデート
</itemize>
その他の便利な機能としては、以下があげられます。
<itemize>
<item>ニュースリーダー機能
<item>インライン画像表示機能
<item>ML等でスレッドが切れているとき便利な「件名でまとめる」機能
<item>スペルチェック機能 (オプション)
<item>SOCKS4/5 プロキシ対応
<item>X-Face 表示 (オプション)
<item>ユーザ定義ヘッダ
<item>マーク・カラーラベル
<item>Unix mbox, Outlook Express (dbx), eml ファイルのインポート・エクスポート
<item>外部コマンドとの連携が可能なアクション機能
<item>外部エディタ
<item>送信待機
<item>自動メールチェック
<item>草稿
<item>自動整形
<item>メッセージ作成中の自動保存
<item>クリッカブルURI
<item>新着・未読管理
<item>HTMLのテキスト表示
<item>引用の深さの違いによる表示色の変更
<item>印刷
<item>オフラインモード
<item>トレイアイコンへの格納と新着通知
<item>ツールバーのカスタマイズ
<item>コマンドラインによるリモート操作
<item>フォルダ毎の設定
<item>送信先アドレスのアドレス帳への自動登録
<item>アドレスの自動補完
<item>アドレス帳の LDAP, vCard, JPilot 対応
<item>アドレス帳の CSV, LDIF ファイルのインポート
<item>Windows アドレス帳 (WAB) ファイルのインポート (Windows)
<item>ドラッグ&ドロップ
<item>添付ファイル削除機能 (プラグインとして提供)
</itemize>
</sect1>
<sect1>メッセージの管理方式
<p>
Sylpheedはメッセージを1ファイルが1メールに対応するMH形式で管理しており、データのバックアップや移行、他アプリケーションによる処理などが容易に行えます。1ファイル=1フォルダの形式に比べ、システムに障害が発生した際にメールを失う危険性も少なくなっています。その場で物理的にメッセージの移動や削除を行うため、メールボックスの肥大化を防ぐためにユーザが手動で定期的にメールボックスのコンパクト化などを行う必要もありません。
アプリケーションの設定についてもすべてテキストファイルとして保存されているため、簡単に編集、バックアップ、リストア、移行などが行えます。
また、他のMH形式を使用したメーラ(Mew等)と併用することが可能です。
mboxまたはeml形式のメッセージをインポート・エクスポートすることも可能です。
受信に外部プログラム(inc, imget等)の使用も可能です。
</sect1>
<sect1>実現予定の機能
<p>
<url url="http://sylpheed.sraoss.jp/wiki/" name="Sylpheed Wikiページ">を参照してください。
</sect1>
</sect>
<sect>Sylpheed Proについて
<p>
<sect1>Sylpheed Proについて
<p>
Sylpheed Pro とは、オープンソースソフトウェアのメールソフトである Sylpheed に機能拡張を行い、全文検索機能を追加した製品です。
Sylpheed Pro は以下のような特長があります。
<itemize>
<item>すべてのメールの本文からキーワードを含んだものを瞬時に検索
<item>Microsoft Office、PDF などの添付ファイルの内容を検索・表示
<item>アーカイブ内のファイルの内容を検索・表示
<item>全文検索インデックスをリアルタイムに更新
<item>PC のディスク上にあるファイルを検索可能 (デスクトップ検索)
<item>個人スケジュール管理機能を搭載
<item>機能はプラグインとして提供
</itemize>
Sylpheed Pro の全文検索機能を使用することで、大量のメール (数万~数十万) の本文からキーワードを含んだものを瞬時に検索することができます。 全文検索インデックスはリアルタイムに更新されるので、メールを受信した直後から検索できます。
さらに、Microsoft Word / Excel / PowerPoint、OpenOffice.org、PDF といった添付ファイルの内容を検索することもでき、添付ファイルを開くことなく内容を確認できます。 .zip や .tar.gz などのアーカイブ内のファイルの内容についても検索することが可能です。
また、 Sylpheed Pro 2.0 からデスクトップ検索機能と個人スケジュール管理機能が追加されました。
デスクトップ検索では PC のディスク上にある各種ファイルをメールと同様に高速に検索することができます。
スケジュール管理機能では、予定とメールを関連付けたり、 Google カレンダーと同期することができます。
Sylpheed Proは <url url="http://www.sraoss.co.jp/sylpheed-pro/"> からダウンロードできます。ダウンロードしたSylpheed Proは試用版として14日間利用することができます。試用期限が切れた後は、上記ページからライセンスを購入することで、Sylpheed Proの機能を継続して利用することができます。Sylpheed Proのライセンスを購入しなかった場合は、無償版のSylpheedとして利用可能ですが、Sylpheed Proの機能は利用できなくなります。
</sect1>
</sect>
<sect>最初に行うこと
<sect1>Sylpheedのインストール
<p>
Sylpheedがインストールされていなければ、
<ref id="install" name="Sylpheedをインストール">します。
</sect1>
<sect1>Sylpheedの使い方
<p>
まず<ref id="start-and-exit" name="Sylpheedを起動">し、
<ref id="Account-Config" name="アカウントの設定">をした後、
<ref id="receive-message" name="メッセージを受信">して
<ref id="read-message" name="メッセージを読んだ">り、
<ref id="send-message" name="メッセージの送信">をすることになります。
</sect1>
</sect>
<sect>インストール<label id="install">
<p>
WindowsにSylpheedをインストールする場合は、インストーラもしくはzipアーカイブを使用します。
Linuxの場合は、各ディストリビューションに標準でSylpheedのパッケージが用意されている場合はそれをインストールします。パッケージが提供されていない、またはバージョンが古い場合はソースからコンパイルします。その他のUnix系OSの場合もソースからコンパイルしてください。
<sect1>必要な環境
<p>
このプログラムのコンパイル/実行には以下のものが必要です。
<itemize>
<item>Linux あるいは他の UNIX like OS、またはWindows 2000/XP/Vista/7 + MinGW
<item>GTK+ 2.4以降 (2.6以降推奨、Windowsの場合は2.10以降)
<item>GNU make
<item>gettext
</itemize>
オプションとして以下のものが使用できます。
<itemize>
<item>GnuPG, GPGME
<item>OpenSSL
<item>compface (X-Faceライブラリ)
<item>GtkSpell (スペルチェックライブラリ)
<item>JPilot
<item>OpenLDAP
<item>Oniguruma (Rubyで使用されている正規表現ライブラリ)
</itemize>
</sect1>
<sect1>動作確認されている環境
<p>
さまざまなOSで動作が確認されています。
詳しくは
<url url="http://sylpheed.sraoss.jp/ja/" name="Sylpheed公式サイト">
で確認することができます。
他の環境で動作したという方は<ref id="Sylpheed-ML" name="Sylpheed ML">、またはWikiで報告頂ければ幸いです。
古いライブラリを使用した場合、環境によっては動作が不安定になる可能性があります。ライブラリはできるだけ新しいものをお使いください。
</sect1>
<sect1>基本的なインストール方法<label id="gen-inst">
<p>
ここに示すのはUnixならほぼ使えると思われるインストール方法です。
しかし、OSの持っているファイル管理機構を壊す可能性があるので、あなたが使っているOSについての記述がある場合は、そちらを利用されることをお勧めします。
Windowsの場合はインストーラを実行して、指示に従ってインストールしてください。zipアーカイブ版を使用する場合は、適当な場所に展開してください。
<sect2>GTK+のインストール
<p>
各ディストリビューションごとのインストール方法を参照してください。
</sect2>
<sect2>Sylpheedのコンパイルとインストール
<p>
まず、
<url url="http://sylpheed.sraoss.jp/">から
sylpheedをダウンロードします。
ダウンロードしたら、
<tscreen><verb>
bzip2 -dc sylpheed-(バージョン).tar.bz2 | tar xf - として解凍し、
$ cd sylpheed-(バージョン)
$ ./configure
$ make
$ su
Password: (パスワード入力)
# make install
</verb></tscreen>
でインストール完了です。
</sect2>
</sect1>
<sect1>rpmを使用したLinux ディストリビューションへのインストール
<sect2>一般的なインストール手順(最新版を利用する場合)
<p>
<sect3>バイナリパッケージを用いる場合
<p>
<sect4>gtk+のインストール/アップグレード<label id="gtk-inst-bin">
<p>
まず、gtk+のrpmが入ってるかどうかを確認します。
<tscreen><verb>
$ rpm -qa | grep gtk
...
(以下略)
</verb></tscreen>
のようにgtk+のrpmが既に入っていて、なおかつ2.4.0以上であれば大丈夫です。
古い場合は、そのDistributionを配布しているサイト等からダウンロードし、
<tscreen><verb>
$ su
Password: (パスワードを入力)
# rpm -Uvh gtk+-(バージョン).i386.rpm
</verb></tscreen>
というようにバージョンアップしてください。
同様に、imlibのrpmもインストールしてください。
</sect4>
<sect4>rpmのインストール
<p>
<url url="http://y-imai.good-day.net/sylpheed/">
より、
sylpheed-(バージョン).i386.rpmをダウンロードします。そして、
<tscreen><verb>
$ su
Password: (パスワードを入力)
# rpm -Uvh sylpheed-(バージョン).i386.rpm
</verb></tscreen>
で完了です。
なお、glibcのバージョンによる警告を受ける場合があります。
その場合は、下記のソースパッケージをご利用ください。
</sect4>
</sect3>
<sect3>ソースパッケージを用いる場合<label id="inst_from_srpm">
<p>
この方法は、上記のglibcのバージョンが低かった場合でも利用可能です。
<sect4>gtk+のインストール/アップグレード<label id="gtk-inst-src">
<p>
まず、gtk+のrpmが入ってるかどうかを確認します。
<tscreen><verb>
$ rpm -qa | grep gtk
gtk+-2.4.x-1vl5
gtk+-devel-2.4.x-1vl5
(以下略)
</verb></tscreen>
のようにgtk+及びgtk+-develのpackageが既に入っていて、なおかつ2.4.0以上であれば大丈夫です。
古い場合は、そのdistributionを配布しているサイト等からダウンロードし、
<tscreen><verb>
# rpm -Uvh gtk+-(バージョン)-?.i386.rpm gtk+-devel-(バージョン)-?.i386.rpm
</verb></tscreen>
でバージョンアップしてください。
</sect4>
<sect4>rpmのrebuild & install
<p>
そして、
<url url="http://y-imai.good-day.net/sylpheed/">より、
sylpheed-(バージョン).src.rpmをダウンロードします。
次に下のコマンドを実行します。
ただし、下記の方法ではコンパイルにもrootになるため少しだけ危険です。
ならなくても良い環境を整えている方は、rpm --rebuildのためにsuは必要ありません。
<tscreen><verb>
$ su
Password: (パスワードを入力)
# rpm --rebuild sylpheed-(バージョン).src.rpm
</verb></tscreen>
とすればコンパイルが開始され、
<tscreen><verb>
(以上略)
書き込み中: /usr/src/redhat/RPMS/i386/sylpheed-2.2.0-1.i386.rpm
(以下略)
</verb></tscreen>
のようなメッセージ(書き込み中:がWrote: などになる場合もあります)が現れて、
終了したら、上記に示されたファイル(sylpheed-(バージョン).i386.rpm)を
<tscreen><verb>
# rpm -Uvh /usr/src/redhat/RPMS/i386/sylpheed-(バージョン).i386.rpm
</verb></tscreen>
でインストール完了です。
</sect4>
</sect3>
</sect2>
</sect1>
<sect1>Debian GNU/Linuxへのインストール
<p>
<tscreen><verb>
# apt-get install sylpheed sylpheed-i18n sylpheed-doc
</verb></tscreen>
でインストールできます。
</sect1>
<sect1>Ubuntu へのインストール
<p>
Synaptic パッケージ・マネージャから sylpheed パッケージを検索し、
sylpheed, sylpheed-i18n, sylpheed-doc パッケージをインストールします。
もしくは、コマンドラインから以下でインストールできます。
<tscreen><verb>
% sudo apt-get install sylpheed sylpheed-i18n sylpheed-doc
</verb></tscreen>
</sect1>
<!--
<sect1>FreeBSDへのインストール
</sect1>
-->
<sect1>アップグレード方法
<p>
Sylpheedのアップグレードは基本的には上書きインストールを行えばOKです。
以前の設定やメッセージデータはそのまま引き継がれます。
Windowsの場合、「ヘルプ - アップデートチェック」で新しいバージョンが検出された場合、「はい」を選択すると自動的にアップデートが行われます。
手動で行う場合は、Sylpheedが起動していない状態で新しいバージョンのインストーラを起動すると、以前のバージョンのアンインストールを実行した後、新しいバージョンのインストールが行われます。
zipアーカイブ版の場合は中のファイルを上書きコピーしてください。
</sect1>
</sect>
<sect>起動と終了<label id="start-and-exit">
<p>
<sect1>Sylpheedの起動
<p>
Windowsの場合は、Sylpheedをインストールしたフォルダにある sylpheed.exe をダブルクリックすることで起動できます。インストーラからインストールした場合は、スタートメニューやデスクトップ、クイック起動のアイコンから起動できます。
Unixの場合は、Gnome 端末, kterm, rxvtなどの端末エミュレータを起動し、
<tscreen><verb>
$ sylpheed &
</verb></tscreen>
とタイプします。
パッケージをインストールした場合、GNOMEデスクトップ環境では
「アプリケーション>インターネット>Sylpheed」
で起動できます(ディストリビューションによって異なる可能性があります)。それ以外の場合でも、起動するためのアイコンなどを作成しておくと便利でしょう。
<sect2>初回起動時のメール箱の設定<label id="start-mailbox-config">
<p>
Sylpheedを初めて起動すると、「メールボックスの設定」<ref id="dialog" name="ダイアログ">が表示されます。基本的にはOKを押すだけで良いでしょう。
他のメーラでMH形式でない形式で使用している場合は場所を変更する必要があります。
</sect2>
</sect1>
<sect1>Sylpheedの終了
<p>
以下の3つのうちいずれかの操作で終了できます。
<itemize>
<item>メインウィンドウを閉じる
<item>「ファイル」メニューを開き、「終了」を選択する
<item>トレイアイコンを右クリックし、メニューから「終了」を選択する
</itemize>
なお、「設定>全般の設定」ダイアログの「詳細>インタフェース」タブの中の、「終了時に確認する」をチェックしていた場合、終了するかどうか問い合わせてくるようになります。
その場合、EnterキーまたはOKボタンをクリックすることで終了できます。
</sect1>
</sect>
<sect>Sylpheedの各部の名称
<p>
Sylpheedを最初に起動した画面を基準にします。
<sect1>メニュー
<p>
ウィンドウの一番上の「ファイル(F)」や、「編集(E)」などの項目のことをいいます。
本文書では、メニューの「ファイル(F)」をクリックして「閉じる(C)」を選ぶことを、
「ファイル>閉じる」と表記します。
また、「標準」キーバインドで割り合てられているキーを「編集>コピー」(Ctrl+Cキー)のように表記することがあります。
<sect1>コンテキストメニュー<label id="context-menu">
<p>
右クリックして表示されるメニューのことです。ポップアップメニューとも呼ばれます。
コンテキストメニューの場合も割り合てられたキーを横に書いておくことがあります。
</sect1>
<sect1>ダイアログ<label id="dialog">
<p>
Sylpheedを終了しようとしたときなどに出る、問い合わせのウィンドウのことです。
設定を行うためのウィンドウもダイアログの一つです。
</sect1>
<sect1>サマリビュー<label id="summaryview">
<p>
右上にある件名、差出人、日付などが書かかれているメッセージの一覧のことです。
</sect1>
<sect1>フォルダビュー<label id="folderview">
<p>
左側にあるフォルダのツリーが表示されている部分のことです。
</sect1>
<sect1>メッセージビュー<label id="messageview">
<p>
メッセージの内容が表示される部分のことです。
添付ファイルもここに表示されますが、
その添付ファイルの一覧のことを添付リストと呼ぶことにします。
</sect1>
<sect1>アカウント<label id="account">
<p>
ユーザがメールサーバにログインして利用するための権利です。
簡単にいえばメールを送受信するための情報のことです。
</sect1>
</sect>
<sect>メッセージの閲覧<label id="read-message">
<p>
<sect1>選択<label id="select-operation">
<p>
サマリビューのメッセージ一覧からメッセージを左クリックすることで単一のメッセージを選択できます。上下キーでもメッセージを選択できます。
また、複数のメッセージを一定の範囲を指定して選択したい場合、範囲の最初のメッセージを左クリックしてから、Shiftキーを押しながら範囲の最後のメールを左クリックします。
選択したいメッセージが飛び飛びに存在する場合、Ctrlキーを押しながら左クリックすることでそれらを選択することが可能です。
Shiftキーを押しながら既に選択された領域の中を左クリックして範囲を削り取ったり、Ctrlを押しながら左クリックすることでその部分を除外したりすることができます
また、サマリビューを右クリックして<ref id="context-menu" name="コンテキストメニュー">を呼び出し、「すべて選択」を選ぶことですべてのメッセージを選択できます。
</sect1>
<sect1>メールを見る<label id="view-message">
<p>
<ref id="folderview" name="フォルダビュー">でフォルダを左クリックして選択し、
<ref id="summaryview" name="サマリビュー">で表示したいメッセージを左クリックして<ref id="select-operation" name="選択">してください。
上に手紙マークが表示されている列に赤の手紙のマークがある場合は新着メール、青のマークがある場合は未読メールを意味します。新着メールは未読メールでもあります。
<sect2>メッセージを新しいウィンドウで開く
<p>
<itemize>
<item>ダブルクリックする
<item><ref id="context-menu" name="コンテキストメニュー">を呼び出して「新しいウィンドウで開く」
<item>メッセージ選択後、「表示>新しいウィンドウで開く」
</itemize>
のいずれかを行えば、メッセージを新しいウィンドウで開くことができます。
</sect2>
</sect1>
<sect1>メッセージ一覧の並べ替え<label id="sort-message">
<p>
メニューの「表示>ソート」から、並べ替えの対象を選択すると、<ref id="summaryview" name="サマリビュー">のメッセージ一覧を並べ替える(ソートする)ことができます。
昇順・降順を選択することもできます。サマリビューの各タイトルカラムをクリックすることでも、それぞれの項目を対象に昇順・降順で並べ替えを行うことができます。
標準では「ソートしない」(受信した順)になっています。ソート処理が行われないため、これが一覧を最も高速に表示できます。
また、「ソートしない」場合のみ「件名でまとめる」を選択することができます。これは、件名が似ているが一連のスレッドとして扱われていないメッセージを一箇所にまとめる効果があります。
特殊な並べ替え条件として、「スレッドの日付順」があります。これは、「スレッド表示」を有効にしている場合に、それぞれのスレッドの一番新しい日付のメッセージでソートされます。通常の日付順ではスレッドの先頭のメッセージの日付順でソートされます。
</sect1>
<sect1>スレッド表示<label id="thread-view">
<p>
サマリビューでは、標準で「スレッド表示」と呼ばれる表示形式でメッセージ一覧を表示します。これは、一連の関連するメッセージをツリー状に表示する形式です。
「表示>スレッド表示」を選択するとスレッド表示のON/OFFを切り替えられます。この設定はフォルダごとに記憶されます。
メッセージが一連のスレッドにあるかどうかは、メッセージのヘッダによって判断されます。件名は判断の対象にはなりません。
あるスレッドのメッセージを選択した後、矢印ボタン(+/-ボタン)をクリックするとそのスレッドを閉じたり展開したりすることができます。
また、'-'キーでスレッドを閉じたり、'+'キーで展開したりすることができます。
「表示>すべてのスレッドを展開」または「表示>すべてのスレッドを閉じる」を選択すると、<ref id="summaryview" name="サマリビュー">に表示されているすべてのメッセージのスレッドを展開または閉じることができます。
</sect1>
<sect1>表示するメッセージの移動
<sect2>通常の移動
<p>
一度メッセージを選択した後、
<itemize>
<item>「表示>移動>前のメッセージ」 (pキー)
<item>「表示>移動>次のメッセージ」 (nキー)
</itemize>
によって移動することができます。
</sect2>
<sect2>次の未読メッセージへ飛ぶ機能
<p>
スペースキーを使えば、メールのページスクロール、次の未読メールへのジャンプ、未読メッセージのあるフォルダへのジャンプを同時に行えます。
スペースキーを打ち続けることで、未読メールだけを自動的に選んで読むことができるので非常に便利です。
また、ShiftまたはAltキーを押しながらスペースキーを押すことで、逆方向へのスクロール、前の未読メッセージへのジャンプを行えます。
<itemize>
<item>「表示>移動>前の未読メッセージ」 (Shift+pキー)
<item>「表示>移動>次の未読メッセージ」 (Shift+nキー)
</itemize>
また、ツールバーの「次へ」を押すことでも次の未読メールへ飛ぶことができます。
</sect2>
<sect2>マークされたメッセージ間を移動する<label id="move-between-marked-message">
<p>
<ref id="summaryview" name="サマリビュー">のマーク列にチェックマークのある"マークされたメッセージ"間を移動するには、
<itemize>
<item>「表示>移動>前のマーク付きメッセージ」
<item>「表示>移動>次のマーク付きメッセージ」
</itemize>
のどちらかを実行します。
</sect2>
<sect2>カラーラベルのつけられたメッセージ間を移動する
<p>
カラーラベルのつけられたメッセージ間を移動するには、
<itemize>
<item>「表示>移動>前のラベル付きメッセージ」
<item>「表示>移動>次のラベル付きメッセージ」
</itemize>
のどちらかを実行します。
</sect2>
</sect1>
<sect1>読むフォルダを選択する
<p>
<ref id="folderview" name="フォルダビュー">の中から好きなフォルダを選択すればそのフォルダに移動できます。
<ref id="summaryview" name="サマリビュー">でメッセージを選択していた場合、キーボードの←キーを押すとフォルダビューにフォーカスが移り、キーボードでフォルダを選択できる状態になります。
その後↑↓キーで移動し、Enterキーでフォルダを選択できます。
さらに←を押すと、Windows エクスプローラーと同様に、上位のフォルダを選択できます。
フォルダの文字が赤い場合は、新着メッセージが存在し、黒い太字の場合は未読メッセージが存在します。
<p>
また、「表示>移動>別のフォルダ...」 (gキー) によってフォルダ選択画面を呼びだし、↑↓で移動し、Enterで選択することもできます。
</sect1>
<sect1>添付ファイルを見る
<p>
添付ファイルがある場合は、<ref id="summaryview" name="サマリビュー">の添付の列にクリップマークが表示されます。
テキストとわかる添付ファイル(MIMEタイプがtext/*である場合や、application/octet-streamかつ添付ファイルの拡張子でテキストファイルとわかるもの)の場合は、
<ref id="messageview" name="メッセージビュー">の「テキスト」タブに展開して表示されます。
通常の添付ファイルの場合は、「添付」タブをクリックし、MIMEタイプ、サイズなどが書いてあるリストの中から選択してください。
テキストやイメージ(画像表示機能オンの場合)は、クリックするだけで見ることができます。
保存したい場合は、「名前を付けて保存...」ボタンをクリックするか、<ref id="context-menu" name="コンテキストメニュー">より「名前を付けて保存...」を選択するか、または「ファイル>名前を付けて保存...」で保存することができます。
コンテキストメニューから「すべて保存...」を選択すれば、ファイル名の付いたすべての添付ファイルを指定したフォルダに保存することができます。
テキストとして表示させたいときは、「テキストとして表示」ボタンをクリックするか、<ref id="context-menu" name="コンテキストメニュー">より「テキストとして表示」を選ぶか、または't'キーを押すことで表示することができます。
また、添付ファイルが含まれている場合においても、'n'、'p'キーで添付ファイル/メッセージの前後移動を行うことができます。
</sect1>
<sect1>メッセージ操作(移動、削除等)
<p>
<sect2>メッセージの移動
<p>移動したいメッセージを選択してから、「メッセージ>移動...」 (Ctrl+oキー)、または
<ref id="context-menu" name="コンテキストメニュー">より「移動...」を選び、
表示される移動先フォルダを選択するダイアログでフォルダを選択すれば移動できます。
また、メッセージをフォルダにドラッグアンドドロップすることでも移動可能です。
<sect2>メッセージの削除
<p>
削除したいメッセージを選択してから、「メッセージ>削除」 (Ctrl+dキー/Deleteキー)、または
<ref id="context-menu" name="コンテキストメニュー">より「削除」を選択することで削除できます。
<sect2>目印にマークする
<p>
マークしたいメッセージを選択してから、
<itemize>
<item>「メッセージ>マーク>マーク」 (Shift+"*"キー)
<item><ref id="context-menu" name="コンテキストメニュー">より「マーク>マーク」
<item>サマリビューのマーク列をクリック
</itemize>
のいずれかを行えば、マークすることができます。
目印に利用したり、<ref id="move-between-marked-message" name="マークされたメッセージ間を移動する">こともできます。
<sect2>マークを解除する
<p>
解除したいメッセージを選択してから、
<itemize>
<item>「u」キーを押す
<item><ref id="context-menu" name="コンテキストメニュー">より「マーク>マーク解除」
</itemize>
のいずれかを行えばマークを解除することができます。
</sect2>
<sect2>実行
<p>
Sylpheedには削除、移動などリスクを伴なう操作を「目印のためのマーク」とは
別に移動/削除マークなどとして保持しておき、あとでまとめて実行することもできます。
これはEmacs系のメーラなどで一般的に用いられている操作方法です。
この機能を使いたい場合は、「設定>全般の設定>詳細>インタフェース」の
「メッセージを移動または削除したら即座に実行する」のマークを外してください。
そのように設定された状態の場合、実際に実行されるのは、上記のように移動、削除の動作を行ってマークをつけてから、
<itemize>
<item><ref id="context-menu" name="コンテキストメニュー">より「実行」
<item>「ツール>実行」 (xキー)
</itemize>
のいずれかの操作を行った時になります。
<sect2>カラーラベル(ラベル)をつける
<p>
<ref id="summaryview" name="サマリビュー">に色をつけることができます。
カラーラベルをつけるには、
<ref id="context-menu" name="コンテキストメニュー">より「カラーラベル>(任意の色)」を選択します。
各カラーラベルの文字列を変更したい場合は、「設定>全般の設定>表示>カラーラベル」で入力欄に文字列を入力してください。入力欄が空の色はデフォルトの文字列が表示されます。
</sect2>
</sect1>
<sect1>メッセージ内のURL
<p>
メッセージ内のURLをクリックすることで、システムの既定のWebブラウザ、または
<ref id="ext-browser-config" name="全般の設定で指定された外部ブラウザ">が起動しそのサイトを閲覧することができます。
HTMLメールで表示上のリンク文字列がURLである場合、それとリンク先のURLが異なる場合はフィッシングメールとみなして警告が表示されます。
URLの上部にマウスカーソルを置いた場合は、ステータスバーにリンク先のURLが表示されます。
</sect>
<sect>アカウントの設定<label id="Account-Config">
<p>
<sect1>新規アカウントの作成<label id="append-account">
<p>
メールを受信・送信するためにはアカウントの設定を行う必要があります。
新規アカウントの作成を行うには、メニューから「設定>新規アカウントの作成」を実行します。
「新規アカウントの作成」ダイアログが表示されるので、各ページごとに必要な項目を記入し、「進む」を押して設定を行います。
Sylpheedの初回起動時にはこのダイアログが自動的に表示されます。
「新規アカウントの作成」ダイアログでは必要最低限の項目のみ設定できるようになっているため、詳細の設定が必要な場合は「設定>アカウントの編集...」で<ref id="edit-account" name="アカウントの編集">ダイアログを呼び出し、「追加」や「編集」を行ってください。
<sect2>アカウントのタイプ
<p>
最初にアカウントのタイプを選択します。タイプは以下の中から選択します。
<itemize>
<item>POP3
<item>IMAP4
<item>POP3 (Gmail)
<item>IMAP4 (Gmail)
</itemize>
ニュースなど他のプロトコルを選択したい場合は、<ref id="edit-account" name="アカウントの編集">ダイアログから「追加」を行ってください。
<sect2>名前とメールアドレス
<p>
あなたが送信したメールの受信者側で表示される名前とメールアドレスを入力します。
<sect2>アカウント情報
<p>
使用するメールサーバのユーザIDと受信(POP3またはIMAP4)・送信(SMTP)サーバ名を入力します。「POP3 (Gmail)」もしくは「IMAP4 (Gmail)」を選択した場合は、アカウント情報は自動的に設定されるため、このページは表示されません。
「SSLを使用」にチェックを入れると、SSL経由で通信を行います(サーバがSSLに対応している必要があります)。
「SMTP認証を使用」にチェックを入れると、メールの送信時に認証を行います(サーバが対応している必要があります)。
<sect2>設定内容の確認
<p>
設定が完了すると、設定内容が表示されます。「閉じる」を押してダイアログを閉じてください。
設定内容を変更したい場合は、メニューの「設定>現在のアカウントの設定」もしくは<ref id="edit-account" name="アカウントの編集">ダイアログから「編集」を行ってください。
<sect1>アカウントの設定ダイアログ
<p>
このダイアログでは、アカウントの詳細設定を行います。
メニューの「設定>現在のアカウントの設定」もしくは<ref id="edit-account" name="アカウントの編集">ダイアログから「追加」または「編集」で呼び出します。
(必須)は、新たに必ず書き込まなければならないものです。
(推奨)は、新たに変更することを推奨するものです。
(必須)(推奨)以外の()は既定の値を意味します。
なお、アカウント設定は無限に作成することができ、
アカウント設定をしなくても、既に<ref id="start-mailbox-config" name="メール箱">にあるメールは閲覧することができます。
ですが、Sylpheed本体の受信機能を使わない場合でも、
プロトコルで「なし(ローカル)」を選択したアカウント設定を作成してください。
<sect2>(基本)タブ
<p>
アカウントは最低限この情報を設定する必要があります。
<sect3>このアカウントの名称 (推奨)
<p>このアカウントの名称を指定します。単なる呼び名ですので、なんでも構いません。自分が分かりやすい名前を付けるとよいでしょう。
</sect3>
<sect3>通常使用<label id="usually-use">
<p>これをチェックしたアカウントが起動時に選択されている状態になります。
</sect3>
<sect3>個人情報 - 名前
<p>メールの送信時に使用される名前です。
</sect3>
<sect3>個人情報 - メールアドレス (必須)
<p>メールの送信時に使われるメールアドレスです。
</sect3>
<sect3>個人情報 - 組織
<p>メールの送信時に書き込まれます。会社などの組織を表します。
</sect3>
<sect3>サーバ情報 - プロトコル
<p>
プロトコルは、
<itemize>
<item>POP3
<item>IMAP4
<item>ニュース(NNTP)
<item>なし(ローカル)
</itemize>
の中から選択することができます。
自分のサーバにあったものを選びましょう。
一度設定を完了するとプロトコルを変更することはできません。
ニュースについてはここでは説明しません。
</sect3>
<sect3>サーバ情報 - 受信用サーバ (必須)
<p>
受信するサーバを指定します。
メールは、プロトコルで指定したプロトコルでここで指定したサーバから受信されます。
</sect3>
<sect3>サーバ情報 - SMTPサーバ(送信) (必須)
<p>
送信に使用するサーバを指定します。プロトコルにはSMTPが使用されます。
</sect3>
<sect3>サーバ情報 - ユーザID (必須)
<p>ここで指定されたユーザIDを使ってメールサーバにログインします。
</sect3>
<sect3>サーバ情報 - パスワード
<p>ここで指定されたパスワードを使用してメールサーバにログインします。
入力されたパスワードは画面上には****としか表示されません。
入力しなかった場合は接続時にパスワードを入力するダイアログが開き、終了時まで記憶されます。Sylpheedがインストールされているコンピュータを他人が使用する可能性のある場合はこちらを推奨します。
</sect3>
</sect2>
<sect2>(受信)タブ
<p>
<sect3>POP3 - 安全な認証方式を使用する (APOP)
<p>
POP3では通常生のパスワードがそのままネットワークに流れてしまいますが、
APOP認証を使用すると、生のパスワードが流れなくなるため比較的安全になります。
ただし、サーバがAPOP認証に対応している必要があります。
(注: 現在はAPOP認証にプロトコルレベルでの脆弱性が発見されています。Sylpheedでは対策済みですが、POP3 over SSLなどの利用が推奨されています。)
</sect3>
<sect3>POP3 - 受信時にサーバ上のメッセージを削除する
<p>
受信時にサーバからメッセージを削除します。受信テストを行う場合や、複数の端末から同一のメールサーバを使用し、メールは他の端末に蓄える場合などは、このチェックを外すとよいでしょう。
</sect3>
<sect3>POP3 - メッセージを (日数) 日後に削除
<p>
受信時にサーバ上のメッセージを削除する場合、サーバにメッセージを保存しておく日数を指定します。期限の切れたメッセージは次回の受信時に削除されます。
0日を指定すると、受信と同時にに削除されます。
デフォルトでは7日後に削除されます。
</sect3>
<sect3>POP3 - 受信済みも含めてサーバ上の全てのメッセージを受信する
<p>
一度受信したメッセージは記憶され、次からは受信されませんが、
それを無視してすべてのメッセージをダウンロードします。
このオプションは、受信時にサーバ上のメッセージを削除する場合は実質無効です。
</sect3>
<sect3>POP3 - 受信サイズ制限 (KB)
<p>
これを有効にしている場合、1メッセージが指定したサイズ(KB)より大きなメッセージは受信しません。
</sect3>
<sect3>POP3 - 受信時にメッセージを振り分ける
<p>
これを有効にしている場合、受信時に受信したメッセージに対してフィルタルールが実行されます。
</sect3>
<sect3>POP3 - 標準の受信箱
<p>
そのアカウントでメールを受信したときに通常どこに保存するかを指定できます。標準ではinbox(受信箱)です。上記で振り分けられなかったメールがこのフォルダに格納されます。
</sect3>
<sect3>IMAP4 - 認証方式
<p>
IMAP4サーバにログインする際のの認証方式を指定します。自動、LOGIN、PLAIN、CRAM-MD5の中から選択します。通常は「自動」で構いません。
</sect3>
<sect3>IMAP4 - 受信時に受信箱(INBOX)のみチェックする
<p>
IMAP4アカウントで「受信」を行った場合、通常はすべてのフォルダをチェックしますが、このオプションを有効にすると受信箱(INBOX)のみチェックするようになります。
</sect3>
<sect3>IMAP4 - 受信時に受信箱(INBOX)の新着メッセージを振り分ける
<p>
このオプションを有効にすると、IMAP4アカウントで「受信」を行った場合に新着メッセージを自動的に振り分けます。すでに受信済みのメッセージについては振り分けられません(手動で振り分けることは可能です)。
</sect3>
<sect3>「全受信」でこのアカウントの新着メールをチェックする
<p>
これをチェックしていると、「全受信」操作でこのアカウントから受信を行います。
チェックを外した場合は、受信対象からこのアカウントを外します。
送信だけに使用するアカウントなどに利用すると便利かもしれません。
</sect3>
<sect2>(送信)タブ
<p>
<sect3>ヘッダ - Dateヘッダフィールドを付ける
<p>DateヘッダフィールドをSylpheedで付けます。通常は有効にしておいてください。
</sect3>
<sect3>メッセージIDを生成する
<p>メッセージIDをSylpheedで付けます。通常は有効にしておいてください。
一般的な端末型ダイヤルアップIP接続のプロバイダが運営しているようなサーバでは、
サーバ側がつけるので必要ないこともあります。
</sect3>
<sect3>ユーザ定義のヘッダを追加する
<p>
これを選択するとユーザ定義ヘッダを追加できます。
編集ボタンを押して編集してください。
リストの順番で挿入されます。
X-Faceなどもここで挿入します。
</sect3>
<sect3>SMTP認証(SMTP AUTH)
<p>
利用するSMTPサーバがSMTP AUTHを必要とする場合、チェックを入れて
適切な認証方式と、アカウント情報を指定してください。アカウント情報を空にした場合は受信時と同じユーザIDとパスワードが使用されます。
</sect3>
<sect3>送信前にPOP3認証を行う
<p>
いわゆるPOP before SMTPと呼ばれる認証方法です。送信前に自動的にPOP3による認証を行います。
</sect3>
</sect2>
<sect2>(作成)タブ
<p>
<sect3>署名
<p>「直接入力」では、メッセージ作成時に自動的にメッセージの最後に挿入する署名文字列を指定します。
アカウントの作成時に「名前 <メールアドレス>」という形式で自動作成されますが、後から変更することができます。
また、「ファイル」を選択すると署名ファイルを指定することができます。
既定値は<ホームディレクトリ>/.signatureです(Windows 2000/XPの場合は C:\Documents and Settings\(ユーザ名)\Application Data\Sylpheed\signature.txt 、Vista/7の場合は C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Sylpheed\signature.txt)。
「コマンドの出力」を指定した場合は、指定したファイルをコマンドとみなして実行し、その出力結果を挿入します。
「署名を引用の前に入れる (非推奨)」にチェックを入れると、メッセージ作成時に署名が引用の前に挿入されるようになります。電子メールで推奨される形式ではありませんが、「本文+全文引用」というスタイルでメールを作成する必要があるときなどに使用します。
</sect3>
<sect3>以下のアドレスを自動指定
<p>Cc, Bcc, Reply-Toフィールドを自動指定できます。
各フィールド名の横のチェックボックスをオンにし、テキストボックスに記入すればメッセージを新規作成するときに自動的に指定されます。
テキストボックスを空のままにした場合は、対応するエントリが初めから表示された状態になります。
</sect3>
</sect2>
<sect2>(個人情報)タブ
<p>
GPGMEを有効にしてコンパイルした時のみ表示されます。
詳細は<ref id="pgp-privacy" name="PGPによる電子署名と暗号化">を参照してください。
</sect2>
<sect2>(SSL)タブ
<p>
OpenSSLをリンクしてコンパイルされたときのみ表示されます。
詳細は<ref id="ssl-communication" name="SSLによる通信">を参照してください。
</sect2>
<sect2>(プロキシ)タブ
<p>
プロキシ経由でメールの送受信を行う必要がある場合に設定します。
<sect3>SOCKS プロキシを使用する
<p>これにチェックを入れると、 SOCKS プロキシ経由で通信を行うようになります。
</sect3>
<sect3>SOCKS4 / SOCKS5
<p>SOCKS のプロトコルを指定します。 SOCKS サーバが対応しているものを選択してください。
</sect3>
<sect3>ホスト名
<p>SOCKS サーバのホスト名を指定します。
</sect3>
<sect3>ポート (1080)
<p>SOCKS サーバのポート番号を指定します。
</sect3>
<sect3>認証を使用する
<p>SOCKS サーバの認証が必要な場合に有効にします。認証は SOCKS5 のみ利用可能です。
</sect3>
<sect3>名前
<p>認証に使用するユーザ名を指定します。
</sect3>
<sect3>パスワード
<p>認証に使用するパスワードを指定します。
</sect3>
<sect3>送信時にSOCKSプロキシを使用する
<p>SMTP による送信時にプロキシを使用するかどうかを指定します。
チェックを外すと、直接 SMTP サーバに接続します。
</sect3>
<sect2>(高度な設定)タブ
<p>
<sect3>SMTPポートを指定 (25)
<p>SMTPプロトコルで通信するポートを指定できます。インターネットサービスプロバイダが迷惑メール対策としてOutbound Port 25 Blocking (OP25B)を導入している場合は、ここでサブミッションポート(587)を設定し、さらにSMTP AUTHの設定などを行う必要があります。
チェックを外している場合は、SSLなどのプロトコルに応じて自動的にポートが指定されます。
</sect3>
<sect3>POP3ポートを指定 (110)
<p>POP3プロトコルで通信するポートを指定できます。ほとんどの場合は変更の必要はありません。
チェックを外している場合は、SSLなどのプロトコルに応じて自動的にポートが指定されます。
</sect3>
<sect3>ドメイン名を指定
<p>
ドメイン名を指定できます。ほとんどの場合は変更の必要はありませんが、応答を厳密にチェックしているメールサーバなどでは必要な場合があります。
</sect3>
<sect3>IMAP4 - IMAPサーバディレクトリ
<p>
通常はIMAP4アカウントのすべてのフォルダが参照されますが、ここでフォルダ(ディレクトリ)を指定すると、そのサブフォルダのみが表示されるようになります。
</sect3>
<sect3>フォルダ
<p>
特別なフォルダの場所を、通常とは異なる場所に置きたいときに指定します。通常は変更の必要はありません。
</sect3>
</sect2>
</sect1>
<sect1>現在のアカウントの変更<label id="current-account">
<p>