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Microsoft製、パソコン廃棄時の無料HDDデータ消去ツール




HDD廃棄方法

パソコンを捨てる時、どうやって捨てるべきか。
最もデータ復元不可能なのは「磁気データ消去装置」を使うことです。
しかし、とても高価なので簡単に買えません。


リース品の場合、再利用可能な状態 で返却を求められたりします。
そうなると、データ消去ソフトによる方法しかありません。

【参考】
パソコンやHDDを廃棄/リース返却する前に 機密情報、ちゃんと消去できていますか? | バッファロー




データ消去の規格

あまり追求しても仕方ないが、完全消去にも規格がある事は知っておく。
データの完全消去 - Wikipedia




SDelete コマンド

Microsoft の提供する Windows Sysinternals の「SDelete」を使えば、
無料で「DOD 5220.22-M」に準拠したデータ消去が行えます。


ちゃんと公式ドキュメント(SDelete - Windows Sysinternals | Microsoft Docs)内に、
「SDelete implements the Department of Defense clearing and sanitizing standard DOD 5220.22-M」
(SDeleteは国防総省の標準DOD 5220.22-Mのクリアおよびサニタイズを実装する)
と記述されています。


ところが、各コマンドオプションの詳細があまり詳しく書かれていません。
しかし「マイクロソフト公式解説書」には「 -c 」オプションが DoD 準拠という記載があります。
www.amazon.co.jp

ということで、 SDelete は -c オプションで実行 しましょう。




データ消去用USBメモリを作る

USBブート可能な Window PE メディアを作成します。
手順はドキュメントどおりで簡単に作成できます。
WinPE:起動可能なメディアの作成 | Microsoft Docs

  • Windows ADK インストール時に Windows Preinstallation Environment (WinPE)にチェック
  • イメージファイル内にダウンロードしてきた SDelete.exe(64bit版) を入れる




データ消去用USBメモリを使う

Windows PE が起動したら diskpart コマンドでパーティションを飛ばし、
SDelete にディスク番号を指定してディスク全体を処理します。
誤ってUSBメモリ自体を消さないように注意してください。

【Windows】廃棄するストレージのデータを SDelete コマンドで完全に消去する | ラボラジアン




以上、データ漏洩にはお気を付けて。