サポートされていないLinuxOSをインストールしたVMの
仮想マシン(仮想ハードウェア)のバージョンを 8 から vmx-09 にバージョンアップしたところ、
運悪くOSが起動できなくなってしまいました。(OS起動途中でpanicになったり・・・)
そこで、あえて
「仮想マシンバージョンのバージョンダウン」 をやってみました。
例では、「vm1」というVMを使用しています。
※VMware的には、おそらくサポートされないはずなので、
自己責任 & どうしてもというときだけ実行するようにしましょう。
1. まず、VM設定ファイル (.vmxファイル)を編集します。
vi で設定ファイルを編集しています。
~ # vi /vmfs/volumes/datastore1/vm1/vm1.vmx
virtualHW.version = "9"
↓
virtualHW.version = "8"
2. 既存のVMを登録解除します。
うまくいった場合は、とくに何も表示されません。
~ # vim-cmd vmsvc/unregister /vmfs/volumes/datastore1/vm1/vm1.vmx
~ #
3. 設定編集したvmxファイルで、VMを再登録します。
うまくいくと、数字が表示されます。
この数字は内部的に使用されるVMの名前で、毎回変わります。(下の例だと81です)
~ # vim-cmd solo/registervm /vmfs/volumes/datastore1/vm1/vm1.vmx
81
ちなみに、すでに登録されているVMを重複登録しようとすると、
下記のようなエラーが出ます。
そのため、vmxを登録するときは、既存のVMを登録解除してから登録する必要があります。
~ # vim-cmd solo/registervm /vmfs/volumes/datastore1/vm1/vm1.vmx
(vim.fault.AlreadyExists) {
dynamicType = <unset>,
faultCause = (vmodl.MethodFault) null,
name = "81",
msg = "The specified key, name, or identifier already exists.",
}
登録後のVMをvSphere Client等で確認すると、
バージョンが 8 に戻っているはずです。
この後、VMを起動したら問題なく起動できました。
VMの登録解除や再登録は、データストアブラウザ経由でもOKだと思います。
以上、むりやり仮想マシンバージョンを下げる方法でした。
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