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【菖蒲の育て方】水辺のような植え付け方や植え替え時期は?

2024/1/24

菖蒲の基本情報

科・属 ショウブ(サトイモ)科ショウブ属
分類 多年草
植え付け時期 3〜4月
開花時期 5〜7月
育てる場所 日当たりのよい場所
肥料 元肥:不要/追肥:必要

菖蒲とは

菖蒲Photo by はちなつめさん@GreenSnap

菖蒲(ショウブ)は、ショウブ科ショウブ属の多年草で、水辺や湿地に生息しています。草丈は1mほどで、泥の中を根茎が横に広がり細長い葉が並んで生えています。葉の強い香りが特徴で、香料や薬に用いられてきました。

5〜7月頃にススキの穂のようなものをつけますが、これが菖蒲の花となっています。ひとつの軸からでた枝に花をつける総状花序と呼ばれる形態で、よく見るととても小さな無数の花が咲いてます。

菖蒲という名前から、ハナショウブやアヤメ、カツキバタと混同されがちですが別の植物です。

菖蒲の育て方

日当たり

菖蒲は、日当たりのよい場所で育てます。少なくとも半日以上当たる半日陰に置いてください。十分に日が当たっていないと、成長が遅くなり葉色が悪くなります。

水やり

鉢植えの場合は、スイレン鉢など水を張った容器に鉢ごと入れて、株元が水に浸かるように水位を保ちます。地植えの場合も水位に気をつけて管理してください。

種まき・植え付け

菖蒲の植え付けは、3〜4月が適期です。菖蒲は水辺に生息しているため、池など水が常に張っているところに植え付けましょう。

鉢植えにする場合は、4号以上(直径12cmほど)の鉢を用意してください。鉢底の穴を鉢底ネットで塞ぎ、用土を入れて植え付けます。植え付けた後、水を張った容器に鉢ごとを入れて、株元が浸かるくらいの水位に調整してください。

用土

菖蒲の用土は、田んぼの土や赤玉土を単体で使います。田んぼの土はとくに生育がよいです。

肥料

菖蒲の肥料は、生育期の3〜9月に1〜2ヶ月の頻度で緩効性化成肥料や油かすを地面に埋めるようにして施肥します。

切り戻し・剪定

菖蒲の切り戻しや剪定は、必要はありません。ただし、見た目をよくするために枯れた葉を付け根から剪定してもよいでしょう。

夏越し・冬越し

夏は、日差しが強く葉焼けすることがあるので、明るい日陰に移動させるか、遮光ネットを用いるとよいです。

冬は、寒冷地以外であれば屋外で冬越しができます。地上部は枯れてしまいますが、水切れしないように水やりに注意しましょう。霜の降りる地域では、マルチングをしたり腐葉土を株元に被せて、霜よけをします。

病気・害虫

病気の被害は、ほとんどみられません。

害虫は、アブラムシやナメクジがつくことがあり、手で取り除くか駆除剤を使って対処しましょう。

植え替え

菖蒲の植え替えは、3〜4月が適期です。根詰まりしているようであれば、土をあまり落とさずに一回り大きい鉢に植え替えます。またこのときに株分けしてもよいでしょう。

菖蒲の育て方まとめ

菖蒲は、水位に注意すればあまり手間がかからず育てることができます。菖蒲の葉には香りがあり、5月の端午の節句の日に菖蒲湯に入るという古くからの慣習もありますよ。

ぜひこの記事を参考に菖蒲を育ててみてくださいね。