【コキアの育て方】種まき時期は?終わったらほったらかしでいい?
2023/8/7
コキアの基本情報
科・属 | アカザ科ホウキギ属 |
植える時期 | 4〜8月 |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい場所に置く |
水やり | 庭植えの場合は不要。鉢植えの場合はこまめに水やりする |
肥料 | 6~7月 |
開花時期 | 8〜9月 |
コキアとは
Photo by chachabonさん@GreenSnap
コキアとは、全体的にふわっとしたユニークな姿が特徴の一年草です。夏になると淡黄緑色の小さな花がたくさん咲きますが、目立つわけではありません。秋になると紅葉して鮮やかな葉が美しく人気があります。地植えはもちろん、鉢植えでも育てられます。
コキアの育て方
Photo by シゲさん@GreenSnap
コキアの育て方は、日当たりと風通しのよい環境で管理するとよいです。秋ごろ気温15〜20℃ほどになると紅葉し、温度差があるほど美しくなりますよ。一年草なので紅葉のあとには枯れてしまいます。コキアは暑さに強い傾向がありますが、夏場の直射日光は葉焼けの原因になるため、日陰に移動させるとよさそうです。
また、コキアは土が乾燥したら、鉢底から水が出るほどたっぷり水やりします。植え替えの時には、あらかじめ土に緩効性肥料を混ぜ込んでおけば大丈夫です。土に肥料を混ぜ込まない場合は、置き肥や液肥を与えてくださいね。
そのほか、コキアは成長すると害虫の心配はほとんどありませんが、春頃になるとアブラムシが発生することがあります。葉の裏に発生しやすく、大量発生すると駆除が大変です。そのため、アブラムシを見つけたら、すぐに駆除しましょう。
コキアの冬の育て方(冬越し)
コキアは一年草なので、冬越しする必要はありません。ただし、寒さには弱い植物なので、冬場は室内で管理するようにしましょう。
コキアの育て方についてよくある質問
コキアは種から育てることもできる?種まき時期は?
コキアは種からでも育てられ、4〜6月頃が種まきの適期です。コキアの発芽温度は15℃前後で、20℃以上あれば生育します。以下の手順を参考に、種まきしてみてくださいね。
【種まきの手順】
- 3号ほどのポットを準備し、市販の種まき用培養土を9割ほどいれます。
- あらかじめ水で土を湿らせておき、直径3cm、深さ5mmほどの穴をあけます。
- コキアの種を5粒ほど、重ならないように種まきをします。
- 土を薄く被せたら、霧吹きをします。
コキアを室内で育てるときの注意点は?
鉢植えのコキアであれば、室内でも育てることができます。ただし、室内だと日照不足になりやすいため、大きく育たない場合があるようです。
また、コキアは美しく紅葉しますが、秋以降に室内で管理するときれいに紅葉しないで枯れてしまうこともあります。コキアは一年草なので、室内で育てても冬越しできないため紅葉が終わるまで屋外で管理するとよいでしょう。
コキアを植えてはいけないとされる理由は?
ふんわりした雰囲気のコキアは素敵ですが、庭に植えることはあまりおすすめしません。コキアを植えてはいけないとされる主な理由は、以下のとおりです。
- こぼれ種で増えやすい
- 枝が木質化する
- 台風などで倒れる
- 害虫のアブラムシがつく
コキアの種は地面に落ちてこぼれ種となり、翌年には新しい芽がでてきます。コキアの種は発芽率が高いことから、まるで雑草のようにどんどん増えていくでしょう。また、コキアはある程度成長すると、枝の部分が木質化するようです。木質化した茎を取り除くのは難しく、茎を放置するとその重さから株が倒れることがあります。
そのほかコキアは台風などで倒れたり、アブラムシなどの害虫がつくこともあります。
コキアは時期が終わったらほったらかしで大丈夫?
コキアは直根性植物であるため、ある程度生育していれば地面の奥まで太い根を張っています。そのため、ほったらかしにしていても問題なく育ちます。ただし、鉢植えの場合は、定期的に植え替えしてあげるといいでしょう。
コキアを種から育てるのはそこまでむずかしくない!
Photo by chachabonさん@GreenSnap
コキアは、ふわっとした姿がなんとも魅力的な植物です。グリーンの姿も素敵ですが、秋に紅葉して赤く染まる姿も美しいですね。コキアを庭に植えると、増えすぎたり台風などで倒れてしまうこともあるようです。地植以外には花壇やプランターなど、楽しみ方のバリエーションも豊富。
コキアは手入れも簡単なので、初心者の方でも育てやすいといわれています。種の発芽率も60%ほどで、むずかしすぎるわけではありません。機会があれば、ぜひともご自宅でコキアを育ててみてはいかがでしょうか。