XAMPP

【XAMPP】別ポートでApacheを起動する

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Apacheが80番ポートの競合エラーにより起動できないことがあります。

競合しているアプリケーションを変更して80番ポートを開放できれば良いのですが、Windowsだとシステムプロセスが占有しているなど、場合によっては開放できない場合もあるかもしれません。

そんな時は、Apache側で使用するポート番号を変更する、という方法があります。

ポートについてはこちら
“ポート”とは?~だいたい伝わるIT用語解説
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httpd.confの変更

XAMPPのインストールがまだの方はこちら
【XAMPP】初めてのXAMPPインストール ~Windows10
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Apacheが停止している状態で設定ファイルを変更します。

xamppインストールフォルダ/apache/conf/httpd.conf

なお、設定ファイルの内容はバージョンによって異なる可能性もありますので、以下に記載している行数は参考程度にしてください。

以降の操作は設定を間違えるとApacheが起動しなくなる可能性があります!編集対象のファイルは必ずバックアップ(コピー)を取っておいて、いざとなったら元に戻せるようにしておきましょう!

Listen ディレクティブ

httpd.confをテキストエディタで開くと、60行目付近に

Listen 80

とあります。

見つからなければ「Listen」で検索してみましょう。

これが「80番ポートで待受けする」という設定になりますので、今回は8080番ポートで待受けするように変更してみます。

Listen 8080

ServerName ディレクティブ

もう一か所。(「ServerName」で検索すると)230行目付近に

ServerName localhost:80

とありますので、これも同様に

ServerName localhost:8080

としておきます。

行の先頭に”#”がついている場合はコメントアウトされている状態です。

そのままでも構いませんが、後になってコメントアウトを外して有効化した際に、設定の変更を忘れてしまうと期待した動作をしない場合もあるので、コメントアウトされていても諸々の設定は一通り合わせておくのが良いと思います。

Apache再起動

上記変更が出来たら、ファイルを保存してエディタを終了します。

改めてApacheを起動してみましょう。

無事に8080番ポートで起動できたと思います。

もしできない場合は設定の記述に間違いがないか確認してください。どうしても分からなければ、設定ファイルをバックアップから戻して、最初から試してみましょう。

サービス起動時のポート設定

Apacheは起動したものの、xamppには80番ポートで起動しようとしたときのエラーがまだ出ていることがあります。

これはApacheをサービスで起動しようとした時の設定が80番ポートのままであるためです。

そこで、サービスの起動設定を変更します。

xamppのコントロールパネル右上にある[Config]を押します。

表示された設定ダイアログの[Service and Port Settings]を押します。

Apacheタグの「Main Port」が80になっていると思いますので、これをhttpd.confで設定したポート番号(今回は8080)と同様に設定して、[Save]で保存します。

これで、サービス起動時も8080番ポートで起動されるようになり、エラー表示が無くなりました。

以上で、xamppのApacheを別ポートで起動する設定が完了となります。

もしうまくいかない場合は、一度、設定ファイルをバックアップから戻すなどして最初から設定の変更をやり直してみましょう。

実はスペースが入っていなかったり、逆に、コメントアウトが入ってしまっていたり、と何かしらの原因があるはずです。

どんな環境設定の変更の場合でも、焦らず一つずつ、間違いのないように変更するようにしましょう。

ABOUT ME
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理系大学卒業後、音楽学校で2年修行。20代はギターとドラム、30歳手前でプログラマーへ。
応用情報処理技術者、ウェブデザイン技能検定3級、色彩検定2級、日商簿記2級。登山は富士山経験あり、マラソンはハーフ1h58m。
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