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更新日時:2023/06/15

【スーパー耐久チャレンジ】NEWマシンのGR86ボディが完成間近!!


GR86スポット増し

HMR(エイチエムアール)のイシケンです。ST4クラスに2022年から参戦しているHMR Racingですが、来期はフルシーズンを通してGR86を投入したく新規マシンを製作中です。トヨタ自動車からホワイトボディを購入したのが今年の2月。GR86 ホワイトボディ納品後にボディ製作をG-eyesの小檜(コモリ)さんに依頼しました。HMRのスーパー耐久(以下S耐)参戦の目的はメカニックの育成ですが、さすがにボディ製作は困難なので、ここはプロに委託しました。ボディ完成後にレーシングカーとして自社にて仕上げをしていくという流れです。
そんなボディ製作がいよいよ完成間近となってきましたので、ここまでの製作経過をご紹介したいと思います。

GR86(ZN8)スポット増し

2月に納車されてすぐにスポット増しが施されました。その数は500~600発。GR86スポット増し GR86スポット増しGR86スポット増し小檜さんの長年の経験から縦方向を中心にスポット増しを施したのと、力が集中しやすいストラット廻りを中心にスポット増しをしてもらいました。GR86スポット増し GR86スポット増しGR86のボディは純正の状態でもかなり剛性が高く、それはホワイトボディを見ていても感じられるところであるとのことで、硬くし過ぎると扱いづらいマシンになってしまうため、必要最低限のスポット増しをしてもらいました。GR86スポット増し GR86スポット増しスポット増しの目的は剛性アップというよりは、負荷に少しでも長く耐えられるボディにすることが目的で、このスポット増しによって確実にボディの寿命は長くなっているとのことです。GR86スポット増しそのため、ただレースをするだけなら新車のホワイトボディであれば特にスポット増しの必要はないとのことです。ただ、それでスリックタイヤを履いて長時間のレースを戦うと1年でボディは使い物にならなくなるので、3年くらいは使えるようにするためにスポット増しを施してボディの延命をしてあげるとのことです。

GR86(ZN8)ロールケージの製作

続いてロールケージをグループN規定に合わせて製作してもらいました。市販品を組み付けるわけではなく、小檜さんが鉄パイプからボディ形状に合わせてワンオフで製作する流れです。グループN規定のロールケージはドライバー保護のためにとても厳しい基準で定められており、その点数は14点にも及びます。その規定に沿ったパイプを製作するために最初は針金で型を作って行くそうです。GR86ロールケージ製作S耐はダッシュボードやドアトリムを装着して走行するため、ロールケージに合わせて純正の内装もそれぞれカットしてダッシュボードやトリムも組み付けます。この辺はロールケージ製作と同時並行で進めてロールケージの配置と内装パネルの配置及び加工をバランス良く進めてもらいました。GR86ロールケージ製作 GR86ロールケージ製作ドア内張を装着して、サイドバーの位置なども確認していきます。GR86ロールケージ製作 GR86ロールケージ製作

また、このタイミングでエアジャッキの配置も決めます。エアジャッキの土台はボディに溶接でワンオフ製作になるため、ロールケージと合わせて配置を決めてます。GR86エアジャッキ配置GR86ロールケージ製作これでそれぞれの位置決めが確定したので、メインのロールケージをボディに溶接という流れとなりました。GR86ロールケージ製作 GR86ロールケージ製作 GR86ロールケージ製作続いてガゼットプレートの製作に入ります。ロールケージとボディはこのガゼットで溶接して接合していくイメージです。GR86ロールケージ製作GR86ロールケージ製作 GR86ロールケージ製作ガゼットプレートの溶接が終わったら、クロスバーの仮組を行います。GR86ロールケージ製作ここまで来るとかなり仕上がってきた感じのイメージですね。GR86ロールケージ製作

全てのロールケージを溶接で組み付けしないのは、この後燃料タンクを装着するためです。アメリカから取り寄せているレース用の安全タンクが納期3カ月待ちという状態になってしまってボディ製作は一旦ストップしてしまいましたが、ここまでは1カ月かからないくらいで進めてくれました。

あと、エアジャッキのチャック配置ですが、右フェンダーに設置してもらいました。ZN6型ではボンネットのダッシュボード付近に設置されていますが、抜き差しに少し力が必要になりロスが生まれる配置でした。フェンダーに配置することで抜き差しはしやすくなりますね。GR86エアジャッキチャックただ、フェンダーは他車との接触リスクが高くなるため接触があるとチャックが潰れて使えなくなるリスクは出てきます。

GR86(ZN8)ATL製の燃料タンク取付け

待つこと2カ月半くらいで燃料タンクが届きました。今回この燃料タンクの配置を拘ってもらいました。現在走らせているZN6型の86では、燃料を満タンにするとリアが物凄く重くて振り子のようにコーナーで持って行かれては戻ってはという感じでとても運転が難しくなります。これを少しでも改善してく、最初はフロアに燃料タンクを配置できないかと打診していましたが、既製品では難しく図面から起こしてのワンオフ製作になってしまうとのことで今回は断念しました。ただ、少しでもボディの中央に配置してくトランクの奥の方へ配置してもらいました。GR86燃料タンク設置トランクフロアのスペアタイヤハウス穴に落とすと低く設置できる反面後方になってしまいます。今回はそれを奥の方へ設置したため、少し高い位置に燃料タンクが配置されました。これがどうなのかは走ってみないとわかりませんが、できる限り中央に重量物は配置した方が運転し易いと考え今回はこのような配置になりました。GR86燃料タンク設置この後全てのバーを溶接してもらい、ガゼットを追加してボディは完成の予定です。その後塗装に出すため、動かせるように足回りのパーツを取り付ける予定です。その様子はまた別ブログにてご紹介していきます。引き続きGR86スーパー耐久マシン製作様子をお楽しみに!

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