菊間千乃氏、組織委が一度は小山田圭吾続投の意思示したことに疑問「間違っていたと思います」

スポーツ報知
菊間千乃氏

 20日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)では、東京五輪開会式の楽曲制作担当の一人で、過去に雑誌のインタビューで学生時代のいじめについて告白し、批判を浴びていたミュージシャンの小山田圭吾が辞任したことを報じた。大会組織委員会は続投の方向性を示していたが、一転「誤った判断であると考えるに至り、辞意を受け入れることとした」とコメントした。

 元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏はドタバタ劇に「辞任は当然だと思いました」と感想を述べ、「オリンピックの開会式を担当するということは、外から見たら時に、その人が日本を代表するクリエイターだと見える。その方が障害者に差別的な感情を持っているのが見えてくるのを、問題視しなかった組織委員会は本当に何だろうなと思いますね」と騒動を振り返った。

 さらに「今回、問題になったあとも(組織委員会は)擁護していたじゃないですか」と話し、「ニュースで取り上げられている(他の)いじめよりもっと陰湿だし、ひどすぎて言葉にならないという内容のもの。それを今、反省しているからという判断も間違っていたと思います」と一度は続投の意思を示した組織委の対応を疑問視した。

 インタビュー記事の内容に「いじめの告白ではなく、むしろ武勇伝のように自慢しているように私は受けました」と印象を明かし、「今回に限らず何度か炎上して問題になって、いろいろな所で小山田さんは謝罪したりするチャンスがあったのに、ここまで何もしないで来たのは、インタビューを受けた当時と考え方が全く変わっていないと受け止められても仕方がないと思う」と本当に反省をしているのかわからないとした。

 辞任については「ここにきて謝罪コメントを出されても、それが真摯(しんし)なものなのかと疑問に思うところもあるし、仕方がないのかなと思う」と語った。

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