浦和、阿部勇樹引退セレモニー 息子2人が感謝の言葉「お父さんのサッカー、かっこよかった」

スポーツ報知
引退セレモニーで長男と次男から父親への手紙を朗読され涙ぐむ浦和・阿部勇樹(左)

◆明治安田生命J1リーグ ▽第37節 浦和0―1清水(27日・埼玉)

 今季限りで現役引退する浦和の元日本代表MF阿部勇樹の引退セレモニーが27日、埼玉スタジアムで行われた。阿部があいさつ後、長男・湧心(ゆうしん)くん(14)、次男・凉雅(りょうが)くん(9)が父親に感謝の思いを語った。

 湧心くん「お父さんへ。普段なかなか感謝の言葉を伝えることができないので、この場を借りて伝えたいと思い、手紙を書いてきました。今まで本当におつかれさまでした。長い間、サッカーをするお父さんを見ることができて本当に幸せでした。僕は小さいころ、なるべく子どもたちが記憶に残るまではサッカーを続けていたいと言っていたのを、お母さんから聞きました。僕も弟も大きくなり、当たり前のように自然とサッカーをしてます。サッカーをするようになって、サッカーの楽しさも苦しさも味わい、今、お父さんのすごさを改めて感じてます。とてもストイックで毎日をサッカーのためだけに生きてました。今年は特にケガに苦しんでいたそうです。ケガを理由に引退はしたくないと言ってました。お父さんの体はぼろぼろになっていましたが、この足を治して、またみんなと全力でサッカーがしたいと言ったお父さんの気持ちの強さをすごく尊敬しました。まだまだお父さんのプレーを見たいと心から思います。僕はお父さんのようなすごい選手になれるか分かりませんが、なるべく近づくために頑張りたい。時に厳しく、時に優しく、最近は僕のプレーにアドバイスをしてくれます。家では素直に聞けない時もありますが、感謝しています。これから先、またすごい指導者になってください。体を大切に。応援しています」

 凉雅くん「お父さんのサッカー、かっこよかったです。お疲れさま」

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