さて、本日は私の机の上の惨状を晒したいと思います。そうすることで、片付けが進むようにｗこんな感じです。

我ながら、酷いですね。ちなみに、写真を撮るときは、この本を全部脇に置いて、写真を撮ります。

最近はアニメ見たり本読んだりいろいろと忙しいので、本にブックコートを掛けることもできていません。で、最近読んだ本がこんな感じで束になっています。あ、読んでない本が1冊まじっていましたｗ

おお、なんかちゃんと読んでいる感がありますね。ほとんどラノベ、というのが我ながらどうかと思いますが。しかし、ふと視線を変えると……。

今日買った（＆届いた）本。やったねorz『鷺と雪』は直木賞受賞の帯付きが出ていたので予定通り買ってきました。比較すると、こんな感じです。

なんの比較でしょうかｗ左が1刷、右が3刷です。まだ、3回目かぁ、と思ったりしました。写真では分かりづらいですが、持っていた方の表紙の色が少し褪せているのが分かるのが切ないです。とりあえず、直木賞受賞の帯付きは、永久保存版にして、飾っておこうと思いますｗ

で、今から読もうと思っている本を軽く並べてみました。一応、左から読もうと思っている順番です。『H+P　4』を入れ忘れたのは内緒ですｗ多分、順番的には、ニャル子さんの前後かなぁ？

うん、これならいけそうな気がする、……と信じようｗさっきおいてなかった本とかがまじっているのは、机の上以外にも、本が安置されているからです。 読書に励もう今年の夏！

と言うわけで、早速読み終えたのがこれ。

今、かなり勢いに乗っているっぽいシリーズの最新刊、『カンピオーネ！Ⅳ』です。bk1で注文しようと思っていたのですが、今日、『這いよれ！ニャル子さん』を買いに行ったら、既においてありました。bk1で注文済みだったのは秘密ですがｗ大好きなシリーズなので、早く読みたい、という欲望が勝ってしまいました。

ちなみに、今回は帯が刺激的。

おお、私は、これと『這いよれ！ニャル子さん』と『鷺と雪』を手に持って、高校の同級生が待つレジに向かったわけですねｗ良かった、『H+P』はネットで注文しておいてｗ同級生とか、本屋にいるのはやめて欲しいですね。恥ずかしいから。

このシリーズ、かなりおもしろくて好きなのですが、この巻も安定したおもしろさでした。とにかく、この巻はリリアナの魅力大爆発。このシリーズで、エリカの魅力に勝てるモノはいないだろう、と思っていたのですが、私の浅薄な考えでした。確かに、2巻の時点で、その予感がなかったわけではないですが。まさか、エリカに肉薄するモノが現れるとはｗもう1巻同じことがあったら、私一気にリリアナ派になってしまいそうなくらい、リリアナが魅力的に描かれていました。

それでは、詳しい感想は追記でお願いします。

この巻はバトルあり、いちゃいちゃ有りで非常に楽しむことができました。そして、いつも通りの神話の知識披露も待っていて、大満足の1冊ではないだろうか、と思います。

いつもだったら、最初は護堂に対する、エリカの熱いアプローチがあって、それをニヤニヤしながら楽しむ、というのがあるのですが、この巻ではそれがなかったのが少し残念。そもそも、エリカ自身の出番が少なかったのですが。そこは多少の不満が残るところなのですが、最後の最後にエリカの可愛い？ところが見られたので良しとします。

序盤の登場人物で気になったのが、新登場のジェンナーロ・ガンツ。大騎士の称号をもつお偉いさんらしいのに、『おシャ魔女SORAMI』にはまっている、というのが妙にツボでした。お前、本職の魔術師だろうに、何で魔女っ娘アニメにはまっているんだよｗって感じで。この巻では、直接の登場はなかったので、今後の活躍に期待したいところです。でも、次から日本編が始める、と書いてあるのが気になるかなぁ？出番あるのか。

それと、ドニの出番が意外と多かったのも嬉しいですね。あの、飄々としていながら、戦いを前にするととんでもないところを見せるのが、凄く好きです。普段は飄々としながら、やるときは本気を出す、と言うキャラが私は好きのようですｗ『BLEACH』の京楽隊長とか、『戦場のヴァルキュリア』のイェーガとか。声も好きですけどねｗ何より、彼の権能が明かされたのも良かったですね。権能自体いたって普通、と言うか、強力ではあっても結局重要なのは自分の力、と言うところが良いですね。やっぱり、強力で使い勝手の良い能力より、強力でも制限があったり、自分の力量が試される能力の方が、読んでいる人は燃えると思うんですよね。その点、『カンピオーネ！』の護堂の能力は、強力だけど、使うのに制限があり、さらに回数制限がある。ドニは、ただ切る力を上げる能力、と「分かってるなぁ」と唸らされますね。

で、前回の巻で登場が匂わされていた、まつろわぬアテナですが、いきなり出て来たのには吹きました。もうかよ、って感じで。さらに、今回は敵もいきなり出て来たのにはびっくり。しかも、名前まですぐに判明するし、で、今回の敵は「ペルセウス」。作者のあとがきにも書いてありましたが、アテナにも匹敵するほどのビッグネームですね。もっとも、私は名前を思い出せても、何をした神か、全然思い出せなかったのですがｗしかし、今回は名前が分かっているから楽勝じゃない？敵の権能とかもすぐ分かるし、と思った展開から、結局神話の知識披露に持っていく作者の力量には感心させられました。本当に、このシリーズ勉強になるわ。神話好き、とか言いながら自分から積極的に神話の本を読もうとしない似而非神話好きの私なんかは、これ読むともっと神話の勉強しようかな、と思います。で、やらないのですがｗ

で、この巻の一番の見所は、官界に限っては神話の知識披露ではありません！それは、リリアナのかわいらしさ！これにつきます。余談ですが、シコルスキーさんの絵を見ていると、リリアナって幼いのかなぁ、と思っていたのですが、そうでもないようですねｗ

周りから聞いていた護堂の噂から、こんなことを想像していたリリアナですが

神と戦う護堂の姿、何より護堂の持つ姿勢にだんだん惹かれていくリリアナがもう可愛くて可愛くて仕方ありませんでした。元々、凛々しい騎士としての側面があり、それに反するように恋に恋する乙女の資質を持っていたので、凄く私好みのキャラだろうなぁ、という感じがありましたが、まさかここまでとは思いませんでした。護堂を好きになった場面に関しては、 途中、「この女、陥落た（おちた）」という表現がありますが、正確には護堂がペルセウスに心臓を打ち抜かれたときに既に陥落ていた感じがありますね。

そして、護堂を守る為一人でアテナと交渉に向かうリリアナ。こんなサービスシーンもあります。サービス多いなぁ。ちなみに、決して性的なことをしている場面ではありませんｗお前なんぞこうやって一気に心臓をぶち破って殺せるぞ、と言うアテナの脅しですｗ

元々、恋愛小説が好きで、自分でも書いているくらいの乙女なので、可愛らしいところがあるのだろうなぁ、とは感じていましたが、もう後半からはたまらない展開でした。ペルセウスと戦うには、「戦士」の力が必要。そのためには、自分に教授の術をかけてもらう必要があるのに、護堂はそれをしないことを、「自分に負担をかけないように」という思いやりから来た、と想像するリリアナ。

きゅん、と小さな針で胸を突かれたような――痛いというよりも幼い、そしてちょっとだけ甘やかな感覚。初めて知る、とても不思議な感覚だった。（Ｐ．２２４）

って、ここでもう恋に落ちているのがですね。さすがは、恋に恋する乙女ですｗこの巻読んで一気にリリアナファンになる人が多そうだ、と実感した瞬間です。

そしてこれですよ。

もう、なんかこの場面、ただキスをしているだけなのに、妙にエロエロしくてですね。まぁ、官能小説読んだことないし、AVもほとんど見たことが無い（興味がほとんどない）、今時珍しいタイプの私だからかも知れませんが。

「では我が主よ――お願いがあります。・・・・・・キス、してください」（P.235）

（護堂）「迷っていると言うか、自分のなかの倫理委員会が許可を出さないっていうか！」

（リリアナ）「許可なら、わたしが出します。（後略）」（P.236）

「お、お好きなように、してくださっていいんですよ？わ、わたしもあなたと早く、キ、キスしたいです・・・・・・。だから、だからもっと――」（P.243）

ってもう可愛すぎでしょう！リリアナにこんなこと言われて理性を保っていられる自信が、私にはありませんｗそりゃ、護堂くんだって、吸いつくようにキスしますよ。

そして、最後のこの気持ち。

目の前で傷つき、横たわる人のたまに、できる限りのことをしてあげたくてたまらない。

手料理も振る舞ってあげたいし、冬は編み物でもして何かを贈ってあげよう。あとは、身のまわりの世話だったり、部屋の掃除なんかもしてあげたり・・・・・・。（P.289 ）

って、乙女過ぎるでしょう！もう、何というか、「結婚してください」としか言葉が浮かんできませんｗ実際、護堂とは

「これより我らは騎士と王として、比翼の鳥、連理の枝となる間柄。きっと行きちがいもあるでしょう。もう心が離れてしまったのではと、お互いを信じられなくなる時もあるに決まっています。・・・・・・数々の苦境もそのたびに乗り越えて、前よりもさらに強い絆を手に入れるような――そんなふたりになりましょう。これはわたしたちの、鴛鴦の契りです」（P.235）

とやっていますが。ちなみに、一応調べた結果「鴛鴦の契り＝むつまじい夫婦の関係」（精選版日本国語大辞典）だそうです。護堂自信は、友情関係を築いた、位にしか思っていないのがあれですが。エリカにばれたら、間違いなく殺されますねｗ

そして、最後に至っては、エリカに対して堂々としたライバル宣言。もう、この子がツボでツボで仕方ありません。うーん、リリアナ派に転向しようかなぁｗ

さてさて、西洋の神話に登場する神が多いなぁ、日本神話の神は登場しないのか？と思っていたら、次は日本編だそうです。この巻で、パンドラが、日本には最強の鋼が眠っている、と述べていたので、それが登場しそうです。何かな？素戔嗚尊（すさのおのみこと）のような気がしますが。どうでしょうか。天照大神でも良いけど、それは『藤堂家はカミガカリ』でやっていますからね。それとも、また別の神の登場になるのか。非常に楽しみです。ドニ、ヴォパン以外のカンピオーネも登場するかも期待したいところです。舞台が日本と言うことで、中国のカンピオーネが出張ってくるかもですね。ドニ以上の白兵戦のエキスパートらしいので、楽しみにしたいですね。出てこない公算の方が大きいですがｗ

さて、いよいよ護堂、エリカ、リリアナ、万里の4角関係が誕生しての次の巻、どのようなどたばたが繰り広げられるのか、そして、次の相手となる神話の神は誰なのか、非常に楽しみです。そして、そろそろ護堂も新たな権能を手に入れた方が良さそうな気がしますが、神を打ち倒して権能を手に入れることがあるのか、期待したいです。