絶賛“イヤイヤ期”の息子と“格闘”する日々。一日100回以上の「なんで?」攻撃に真摯に向き合っています
──そんな忙しい日々の中で旦那さんとはどのようにコミュニケーションを取っていますか?
くみっきー 忙しい日には頭がオンモードのままになりがちなのですが、それをオフにするために45℃くらいの足湯を習慣にしていて、その時間を旦那さんと過ごすのが日課になっています。子どもを寝かせたあと、「はい、オフりますよ~」と声をかけて半ば強制的に旦那さんをお風呂に連れて行きます。湯船に二人並んで座って足湯をしながら、その日にあった出来事を話しています。15分程度なのですが、携帯などを持ち込まないため、すごく落ち着いて話せるのでいいコミュニケーションタイムになっています。足湯は副交感神経が優位に切り替わって短時間でも質のいい睡眠が確保できるようになるので、思うように眠れない方におすすめです!
──素敵な時間ですね! くみっきーさんの子育ても気になります。自身がギャルだったからこその子育て論みたいなものはありますか?
くみっきー ギャルとして生きていると、認めてもらえなかったり、否定されたりするという経験が多々ありました。そういう思いはさせたくない。だから、私は息子の意見はすべて尊重するようにしています。2歳の息子は、絶賛“イヤイヤ期”で、なにをしてもイヤと強烈に拒絶され、正直、理解に苦しむときもありますが、そんな時期も子どもの気持ちを適当に流さないようにしています。それも、ギャルは“違う人種”として理解されず、距離を置かれていた経験があるからかもしれませんね。息子がどうしてイヤだと言っているのか、心の底にある真意みたいなものを一生懸命汲み取ろうとがんばっています。
──子育てをしていると、なにひとつうまくいかないこともあると思いますが、そういうときはどうやって解決しますか?
くみっきー ホント、うまくいかないことだらけ。むしろ、うまくいくことってあるのか、と思うくらい(苦笑)。息子は、最近、いろいろなことに興味を持つ時期のようで、「なんで?」を一日に100回……いやもっと言います。これは大袈裟ではなく、すごい回数の「なんで?」という質問が飛んできます。料理中に“なんで攻撃”に応えていると、作業が進まず、困ってしまう。そういった状況を私だけで抱え込むとイライラしてしまいそうなので、問題があればすぐ旦那さんとプチ夫婦会議を開催します。その結果、わが家では全力で“なんで?に回答する”という方針になりました(笑)。「なんで?」って聞くのは探求心の塊ですよね。それに応えることで学ぶたのしさを知ってほしいな、と思って。もちろんすべてが必要な情報ではないかもしれないけれど、ムダな情報も知ることで、必要な情報を判断することができると思います。これからAIがますます発達していく世の中で、判断能力は大きな力になると思うので、今、夫婦で必死に“なんで対応”しています(笑)
──話は変わりますが、今、SNSなどで小学生ギャルが話題になっていますが、その姿はくみっきーさんにはどう映っていますか? もし、ご自身のお子さんが「ギャルになる」と宣言したらどうしますか?
くみっきー 小学生ギャル、めちゃくちゃかわいくて、SNSのフォローいっぱいしています♡ 将来、娘ができて、コテコテの小学生ギャルになりたいと切望してきたら、「いいんじゃない」って言います。それは、親が失敗するチャンスを奪ってはいけないという思いがあるから。私も中学生でギャルデビューしてたくさんの失敗をしました。でも、どうせ失敗するなら早いほうが軌道修正も早くできてよいかな、と。正解がないことに対して、正解を親が勝手に決めるというのは違和感しかありません。
PLOFILE
舟山久美子(くみっきー)
1991年4月29日生まれ。16歳の時に渋谷でスカウトされモデルデビュー。その後、雑誌『Popteen』の専属モデルを6年間務め、連続表紙17回の表紙起用を記録。現在は、モデルやタレント、プロデューサー業と幅広い分野で活動するほか、自身の所属事務所の取締役も務める。ビューティ情報も豊富に発信しているSNSの総フォロワー数は、約370万人を突破。ライフスタイルエモーショナルブランド『Herz』を立ち上げ。2024年3月にはスキンケアプロダクトが発売予定。
Instagram:@kumikofunayama
YouTube:@Kumiko_Funayama
X:@informationkumi
公式ブログ:KUMICKY 舟山久美子オフィシャルブログ
公式HP:herz-jp.com
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撮影/榊原裕一 スタイリング/加藤理奈 モデル・ヘアメイク/舟山久美子 取材・文/金子優子 構成/剱持百香
Edited by 剱持 百香
公開日:2023.11.12