イカル

イカル

イカル(鵤):スズメ目アトリ科(全長23cm、体重24g、翼開長32cm)、学名:Eophona personata、英名:Japanese Grosbeak、漢字名:鵤・斑鳩、黄色い大きなクチバシ、体は灰色(ベージュ系)で顔の半分が青みをおびた黒、羽の脇から尾が黒く、初列風切羽に白斑、次列・三列風切に光沢のある紺色。雌雄同色

イカル鳴き声(さえずり)

ヒュヒヒーホーヒー、透き通る声で森に響き渡ります。野鳥では珍しくメスもさえずります。

イカル

分布:日本では北海道~九州の山林で繁殖し、北日本の個体は冬に本州以南の暖地に移動します。世界では中国大陸の東部、朝鮮半島、シベリア南西部に生息。

イカル

生態: 落葉広葉樹林、針広混交林で繁殖、冬期は低木林、農耕地に生息。土を食べるイカル、撮影時に10羽位で飛来し地面の土をしきりに食べていました。ミネラル補給だと思われます。

イカル

主食:果実、種子、昆虫、木の実を好んで食べるため「まめうまし、豆割り」などと呼ばれ、木の実を食べる時パチン・パチンと良い音鳴らします~♪

イカルとシメの違い

イカルとシメの体型とてもにていますが、黄色いクチバシのイカル、灰色のクチバシのシメ、頭部から羽の色合いもイカルとシメでは異なっています。

イカルとシメの違い

札幌では桜の咲く5月に約10羽~20羽位の群れで飛来し夏には涼しいシベリア方面で繁殖し、秋口は10月に再び飛来し11月には暖かい南へ移動します。

あとがき・・・札幌でイカルは旅鳥のように5月・10月にピンポイントで飛来し見ることが難しい野鳥になっています。写真は5月上旬に10羽位の群れ、とても警戒心が強く足音でも飛び去り~待っていると1~2羽が様子を見に来て後から他の個体が一斉に戻って来ます。土をしきりに食べる珍しいイカル。さえずりも難航しましたが、この時収録もできました。

●イカルの写真集

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