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SEIYUの7,900円のスーツ [考察・感想]
西友はオリジナルのアパレルラインがあることは、このブログでも何度か取り上げました。今回は３月末という時期もあり、スーツ売り場のネタ。
スーツ上下で7,900円。安いにもほどがあります。「STYLE ON」は「George」と並ぶ西友のオリジナルブランド。西友にはほかに「Clothing」というのもあります。
表地は毛50％・ポリエステル50％。ポリエステル100％も有り得ると思っていたので、思ったより素材がいいです。ちょっと驚いたのが、サイズがフルラインナップであること。Y/A/AB/BBの型があるうえ、サイズも３～８まであります。
Yシャツ1,990円、ネクタイ1,990円と合わせて合計11,880円。
そのすぐ下にある3,990円の靴を合わせても15,870円。なんという安さでしょうか。この革靴は最低ランクながら本革。合皮の芯地に薄っぺらい革を張り合わせてあるモノでしょうが、ちょっとそれなりに見えます。
スーツの生地をアップでよく見てみます。春物なので薄手なのは当然としても、やはり光沢がないというか、オーラがないというか……元気のない素材感です。ザンネンながら大学生であってもおすすめできない質感です。１飼いきりでダメにする漫才の小道具などならアリ、でしょうか。なお、この日は大学生っぽい若い人と、50代くらいの男性が見ていました。
原材料費が高騰すると、低価格帯の服は素材が途端に落ちます。ユニクロもパーカの材質が綿100％から綿ポリ混になったりします。利益率の高い高級アパレルなら少々の原材料費上昇は吸収できるのでしょうが、ギリギリの低い利益率でやっているこうした商品は、価格を守るため材質を落とすのが常道。
<a href="http://ecodb.net/pcp/imf_usd_pcottind.html" target="_blank"><img src="http://chart.googleapis.com/chart?cht=lc&chs=500x250&chtt=%E7%B6%BF%E8%8A%B1%E4%BE%A1%E6%A0%BC%E3%81%AE%E6%8E%A8%E7%A7%BB(1980%EF%BD%9E2013%E5%B9%B4)%7C%E5%8D%98%E4%BD%8D%3A%20US%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88%2F%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%89%20%20(c)%E4%B8%96%E7%95%8C%E7%B5%8C%E6%B8%88%E3%81%AE%E3%83%8D%E3%82%BF%E5%B8%B3&chxt=x%2Cy&chxl=0%3A%7C1980%7C%7C%7C%7C%7C1985%7C%7C%7C%7C%7C1990%7C%7C%7C%7C%7C1995%7C%7C%7C%7C%7C2000%7C%7C%7C%7C%7C2005%7C%7C%7C%7C%7C2010%7C%7C%7C&chdlp=b&chdl=%E7%B6%BF%E8%8A%B1%E4%BE%A1%E6%A0%BC&chco=3399CC&chxr=1%2C46.26%2C154.61&chd=e%3AcCWRPgWWUeIEA.Q1KMRiVbSGG5G8TweuUPTeLYEDHjBBAAKJJTFQG9KDO2Jvh1..ZYYa" alt="綿花価格の推移 - 世界経済のネタ帳" /></a>
綿花の価格は2011年にポンと上昇しています。この綿花価格がコットン生地になって服になって消費者の手に届くまでどのくらいのラグがあるのか、専門家でない僕には分かりません。が、この価格上昇と西友のクオリティダウンとは相関関係があるように思えます。
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