JAFスポーツ 2017年 11月号(第51巻 第9号 2017年11月1日発行)

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2017年FIA Asia Paci c Rally Championship / 2017年JAF全日本ラリー選手権第7戦 RALLY HOKKAIDO 2017年JAF全日本ジムカーナ選手権最終戦 NRC鈴鹿BIGジムカーナ ~スピード競技の”ハコ車最速”に挑むベテラン達のプライド~ 1967年3月20日 第3種郵便物認可 [モータースポーツ情報] FIA 改造車乗りの矜持 特集 2017 NOVEMBER 11

2018年ライセンスへの 更新が始まります

いよいよ2017年モータースポーツシーズンも大詰め。

今年は皆さんにとって、どんなシーズンでしたか? 今年も11月1日から

「2018年モータースポーツライセンス」の更新手続きが始まります。

来年のモータースポーツ活動に向けて、 忘れないうちに早めの更新をお願いします!

更新手続きは、JAFマイページや、

JAF各支部で行う事ができます。

詳しい手続き方法は、本誌12ページからの「2018年モー タースポーツライセンス更新のご案内」をご覧ください。

※下記のような場合は「マイページ」からの 更新はできませんのでご注意ください。

●国際Aまたは国際Bライセンスの更新

●18歳未満の方のライセンス更新

●ライセンス写真の変更や婚姻等の理由によりライセンスの表示氏 名の変更を希望される場合 など...

詳しくはお近くのJAFへお問合せください。(本誌15ページをご覧ください)

予告 2018 年ライセンスに更新された皆様に、 オリジナルステッカーをプレゼント

※2018年写真入りライセンス発送時に同封させていただく予定です。

11月1日から
4 2017 11 JAF MOTOR SPORTS

来季の WECは 2019 年のル・マンが最終戦になる

また来季の主要なFIA世界選手権シリーズのカレンダーが固まる季節が到来した。 9月に開催された世界モータースポーツ評議会(WMSC)では、あっと驚くカレンダーの発表も。 従来からある、春に始まり、秋に終わるというスケジュールはスタンダードなものではなくなってきたようだ。 フォーミュラE 同様に、年をまたぐ 2 年にわたるシリーズとなることが決定

去る 9 月 21日、2017 年 3 回めとなるFIA世界 モータースポーツ評議会(WMSC)が、フランス・ パリのFIA本部で開催され、WEC、フォーミュラ Eの来季のカレンダーが承認された。

WECについては、一部、報道にあった通り、 2018 年 5 月に開幕し、2019 年 6 月のル・マン 24 時間を最終戦とする、年をまたぐ全 8 戦のシリー ズとなる。ル・マンは 2018 年、2019 年の 2 戦が ともにひとつのシリーズに含まれる形だ。富士ス ピードウェイで行われる日本ラウンドは 2018 年 10 月 21日に第 4 戦として組み込まれたが、当日 はスーパーGTシリーズのオートポリス大会と重 なるため、12 月のFIA総会以降にJAFにて最終的 な調整が行われる予定だ。

一方、フォーミュラEは本年 12 月から 2018 年 7 月末まで全 14 戦が行われる。注目されるのは 6 月10 日にチューリッヒで行われるスイス大会。ス イスは、1955 年、多数の観客が亡くなったル・マ ン 24 時間レースの大事故を受け、自動車レース

2018~2019WECカレンダー

2018/5/5 スパ WEC6 時間 ベルギー

6-16-17 ル・マン 24 時間 フランス

8/19 シルバーストン 6 時間 英国

10/21 富士 6 時間 日本

11/18 上海 6 時間 中国

ル・マン 24 時間 フランス

の開催を国法で禁じているが、今回は特例措置 により、開催が認められた。欧州モータースポー ツ界にとっては画期的なイベントとなりそうだ。

2017~2018フォーミュラEカレンダー

FIA モータースポーツの

FIA定款についてもいくつかの改正が行われ た。その主たるものはこれまで一貫性を欠いて いた定年制度に関するもので、FIAの主要な組織 に関わる役員、委員は原則として 75 歳を定年と することとした。またIOCやUN等の国際機関で の女性の活躍に歩調を合わせ、ウィメン・イン・ モータースポーツ委員長が、WMSCのメンバーと

GYMKHANA

全日本ラリー選手権最終戦 新城ラリー 11月3~5日 愛知県内

スケジュール

11月4日(土) DAY1

11月5日(日) DAY2

観戦料金 メイン会場新城総合公園での観戦を希望される方...3カ所 の特設駐車場より無料シャトルバスで新城総合公園へ送 迎します。観戦料金は無料。駐車料金は第1駐車場(所要 時間約6分)・第2駐車場(所要時間約10分)=4輪1,000 円。第3駐車場(所要時間約20分)=2輪&4輪500円。 駐車場へのアクセス・開場時間・シャトルバスの運行時 間等についてはホームページを参照下さい。

サテライト会場鬼久保ふれあい広場での観戦を希望され る方...チケットぴあで販売中の駐車場前売券(2輪1,000 円。4輪2,000円。公式プログラム付)を購入の上、来場 下さい。当日券はありません。

ホームページ http://www.shinshiro-rally.jp/

JAFカップオールジャパンジムカーナ 11月4~5日 備北サーキット(岡山県)

スケジュール 11月4日(土) 公開練習

ゲートオープン 6:00

11月5日(日) 決勝

ゲートオープン 6:00

第1ヒート 8:30~ 観戦料金 4日 500円※備北サーキット入場料 5日 前売 1,500円  当日 2,000円 中学生以下 無料。ともにプログラム付。

前売券はローソンチケット、チケットぴあで販売中。JAF 会員は当日、会員証提示で割引特典あり。

駐車料金 無料 問い合わせ 大会事務局082-554-6005 ホームページ http://jmrc-chugoku.org/2017jgym/index.html

して正式に任命されることも併せて決定された。 女性のモータースポーツへの参加を促進する具 体的な動きが、これによりさらに加速されること が期待される。

最後に国際モータースポーツ競技規則(ISC)の 改正についても触れておきたい。これは現行の 国際控訴裁判所(ISC)と国内控訴機関(NCA)の裁 判管轄が不明瞭であることから、その管轄を統 一することにしたもの。例えば現在、スーパー GTのように複数の国で開催されている国際シ リーズについては第 1 審はFIAへその国際シリー ズの承認申請を行ったASNのNCA、つまりスー パーGTの場合はJAFモータースポーツ審査委員 会が行い、第 2 審をICAが行うという形がルール 化された。 またラリー北海道のようなすべてのFIA選手権 については、これまではASNのNCA(現行では JAF)が第 1 審を行うこととされていたが、2018 年 より、第 1 審からICAが管轄し、それを以て最終 審とするという形に改められた。これにより従来 より迅速な裁定が可能となる見通しだ。 なお次回のWMSCは 12 月にFIA総会と併せて 開催される予定となっている。

DIRT TRIAL

JAFカップオールジャパンダートトライアル 11月11~12日 コスモスパーク(京都府)

スケジュール 11月11日(土) 練習走行

11月12日(日) 決勝  ギャラリー受付 7:30~  第1ヒート 8:15~

観戦料金 12日 2,000円 中学生以下無料。プログラム付。JAF 会員は当日、会員証提示で500円の割引特典あり。

駐車料金 無料

ホームページ http://www.jafcup-allstar.kinki-dirt.com/

5 2017 11 JAF MOTOR SPORTS
FIA便り VOL.11
「中枢」にも、いよいよ
女性が進出することに
6/15-16
2019/3/16-17 セブリング 1500 マイル 米国 5/4 スパ WEC6 時間 ベルギー 2017/12/2 香港 中国 12/3 香港 中国 2018/1/13 マラケシュ モロッコ 2/3 サンティアゴ・デ・チリ チリ 3/3 メキシコシティ メキシコ 3/17 サンパウロ ブラジル 4/14 ローマ イタリア 4/28 パリ フランス 5/19 ベルリン ドイツ 6/10 チューリッヒ スイス 7/14 ニューヨーク 米国 7/15 ニューヨーク 米国 7/28 モントリオール カナダ 7/29 モントリオール カナダ INFORMATION OF JAF NATIONAL CHAMPIONSHIP EVENTS 2017.11
2017全日本選手権&JAFカップインフォメーション RALLY
11月3日(金) セレモニアルスタート・開会式

ラリー北海道は今年も序盤から荒れ模様!

APRC JRC

今年もFIAアジア・パシフィックラリ ー選手権(APRC)とJAF全日本ラ リー選手権のダブルタイトルで開 催されたラリー北海道は、APRC枠24台、全 日本ラリー枠で42台が参加した。

APRCには、シュコダR5を駆るG.ギル組 と若手のO.C.ヴェイビー組を擁するチーム MRFが参戦し、噂の北欧製“Mitsubishi R5” がミラージュAP4車両として日本初上陸。ク スコレーシングのM.ヤング組は昨年登場した ヴィッツ4WDを駆り、炭山裕矢/保井隆宏 組は乗り立てのシュコダR5で挑むことにな ったため、本場・欧州のスピードをナマで体 感できる、見所多き大会となっていた。

ラリーウィークは台風18号接近の影響も あり曇りベースの天候だったが路面はドライ 傾向だ。コースは昨年より路面が緩くなった 箇所もあり、複数回ループするステージでは 路面状況の悪化が予想されていた。そして、 今大会はAPRCと全日本ラリーが同行程と なり、レグ1では11SS、レグ2では7SSを 走る長丁場となった。そのため勝負所はレグ 2の足寄ステージ辺りになると予想された。

フォト/加藤和由、中島正義、水野文幸、山口貴利、JAF スポーツ編集部 レポート/JAF スポーツ編集部

急な雨でウェット路面になった金曜のSSS サツナイで幕を開けたラリー北海道。土曜の レグ2Bは晴天に恵まれたが、SS3クンネイワ で悪夢が起きる。APRC総合2位を走る O.C.ヴェイビー組がコースオフ。ミラージュ のJ.ケトマーもジャンプの衝撃でリタイア、 ヴィッツ4WDのM.ヤング組もエンジントラ ブルで停止した。APRC日本人勢にも不幸が 襲い、SS4では増村淳/竹原静香組が停止、 SS7では岩下英一/鍋倉正彦組がリアダン パーを壊して大きく遅れてしまった。

全日本ラリーでも序盤から大波乱となり、 JN6奴田原文雄/佐藤忠宜組がSS2リクベ ツ序盤の舗装区間でコースから外れてデイ離 脱してしまう。SS3ではJN5鷹野健太郎/ヤ

ナ組がコースを塞いで後続車を止め、SS8ク ンネイワでは、4連続ベストで好走していた JN5川名賢/島津雅彦組が車両トラブルで停 止。ヴィッツCVTを駆るJN3大倉聡/豊田 耕司組もロールオーバーでデイ離脱となった。 波乱はレグ2でも続き、APRCの2位を走 っていた炭山/保井組がSS12走行後に車両 トラブルで停止。全日本ラリーでも、土曜の SS8クンネイワで26秒差のベストを刻んで いたJN4香川秀樹/古川智崇組が駆動系ト ラブルによりSS14で停止。ステージ後半で はJN6中平勝也/小坂典嵩組の車両が炎上 して後続車を止める事態も発生。その影響で 勝負所とされていた2本めの足寄ステージも キャンセルされてしまい、今年のラリー北海

JN6新井敏弘選手、我慢のラリーで2 APRC からサバイバルバトルに!

スウェーデンの Mpart AB が製作した 4B11改 1620cc タ

ーボ搭載の 4WD マシン“Mitsubishi R5”が日本初上陸。

これは三菱ミラージュ/スペーススターをベースに FIA R5 相当の改造が施された車両だが、FIA 公認がない流浪

のラリー車としても知られている。今年は APRC に『AP4 車両』として J. ケトマー選手とR.ブロンベルグ選手がシ

リーズ参戦していて、アジアカップのラリー北海道では S.タクル選手もエントリー。残念ながらケトマー選手は SS3 でリタイアしたが、欧州ラリー界のトレンドをナマ で拝める絶好の機会となった。

金曜のセレモニアルスタートでは米沢 則寿帯広市長や藤井一裕 JAF 副会長ら が挨拶。続出したリタイア車の移送に は JAF のロードサービス隊も協力した。

6
2017 年 FIA Asia Paci c Rally Championship 第 5 戦 JAF 全日本ラリー選手権第 7 戦 RALLY HOKKAIDO[JAF 公認 No.2017-0019] 開催日:9 月15~17 日 開催場所:北海道 格式:国際/国内 主催:AG.MSC 北海道[クラブ登録 No. 公認 01001]

サイドブレーキの調整に 手間取って走りが安定し

なかった JN6 新井敏弘/ 田中直哉組。クンネイワ で稼いだ 34 秒のマージン を元手に今季 2 勝めを挙 げ、タイトル争いを勝田 範彦選手との直接対決に 持ち込んだ。

勝め

道は両日とも大荒れの展開となった。

そんな状況でも順調にラリーをリードした のはAPRCのG.ギル組。「アンダーコントロ ールのパーフェクトな走り」でラリー北海道2 連覇を達成。APRCシリーズもO.C.ヴェイビ ー組を抜いて首位を奪い返した。

全日本ラリーでは、JN6新井敏弘/田中直 哉組がSS3クンネイワで鬼神の走りを見せ、

2番手の勝田範彦/石田裕一組を34.3秒も 突き離した。走りに精彩を欠く勝田/石田組 を横目に、鎌田卓麻/市野諮組がベストを連 発したが、SS3でのパンクが尾を引き3番手 キープに留まってしまう。結局、2位に約2分

差で新井/田中組が今季2勝めを挙げた。

「サイドブレーキの調整に手間取って、マズ イと思ってクンネイワで踏みまくった。でも、

高速区間で稼いで低速コーナーで吐き出して た感じだね。勝田選手との差もかなり開いた

から集中力の持続が大変で、今年はホント、 我慢のラリーだったよ」とは新井選手。

JN5では鷹野/ヤナ組と川名/島津組の脱 落で小濱勇希/馬場雄一組が唯一生き残り、

小濱選手は初タイトルを確定させた。「1台に

全日本ラリー第 7 戦/1.JN6 新井敏弘/田中直哉組(中央)はラリー北海道 2 連覇。勝田範彦/石田裕一組(左)が 2 位、SSS ベストに懸けら れた「サミー賞」を獲得したのは 3 位の鎌田卓麻/市野諮組。2.「気持ちが守りに入っちゃった」とは JN6 勝田選手。3.JN6 鎌田/市野組は SS3 のパンクが響いた。4. 元 GP ライダー青木拓磨氏(右)の表敬訪問を受けた JN6 福永修/齊田美早子組。「グラベルは要修業です」と嘆く4 位。 5. サバイバルラリーで JN4 の優勝を奪ったのは山本悠太/藤田めぐみ組。6.レグ 2 に勝負を賭けた JN4 曽根崇仁/桝谷知彦組は追撃ならず 2 位。7. 合わないワダチに苦労した JN4 小倉雅俊/平山真理組が 3 位。8. 第 6 戦洞爺優勝の JN4 上原淳/漆戸あゆみ組は 4 位。SS18 では 初のベストでサミー賞をゲット。9.JN5 小濱勇希/馬場雄一組が総合 7 位でクラス優勝。10. 足回りとブレーキの開発テストで参戦した JN2 石田雅之/遠山裕美子組が優勝。

11.6 本のベストで接戦を披露した JN2 猪俣寿洋/高篠孝介組が 2 位完走で JN2 首位に躍り出た。12. 初参 戦の JN1 古川寛/遠藤彰組が 2 位。「グラベルで走り負けた感があるのが悔しい!」とは古川選手。13.JN1 は須藤浩志/新井正和組が優勝。 須藤選手は「10km 走って 1 秒差とかの激戦だったので、久々にラリー北海道で“戦う走り”ができました」と笑う。

14.JN3 の 3 位は中西昌人/ 福井林賢組。15.JN3 の 2 位は南野保/P. サント組。16.JN3 の優勝はやはり天野智之/井上裕紀子組。天野選手は

4 年連続、井上選手は 8 年連続のタイトルを確定させた。「今年は総合を狙わず、確実に走り切ることに集中しました」とは天野選手。

なりましたが、どうしてもココで決めたかった ので、ペース配分に苦労しました。この勝利 は皆さんの応援のお陰です」とは小濱選手。

JN4では、香川/古川組の後方で山本悠 太/藤田めぐみ組、曽根崇仁/桝谷知彦組、 小倉雅俊/平山真理組がベストを奪い合い、

SS13で10秒以上の差を付けた山本/藤田 組がトップに浮上してラリー北海道を初制覇 した。JN3は天野智之/井上裕紀子組が大差 で7連勝。天野選手は9回め、井上選手は

10回めのタイトルを確定させた。

JN2はベテラン石田雅之/遠山裕美子組 と若手の猪股寿洋/高篠孝介組の戦い。若 気の至りが1分以上の差を生み、石田/遠山 組が連勝した。JN1では、シリーズ首位の須 藤浩志/新井正和組と2位の古川寛/遠藤 彰組が秒差の接近戦を演じたが、レグ2で 10秒以上稼いだ須藤/新井組が優勝。ナビ ゲーターの新井正和選手が2年連続となる JN1タイトルを確定させている。

APRC Rd.5/17.ラリー北海道の 3 位は今井聡/J.R.ファ-マー組。初の左ハンドル車で参戦した今井選手は「クンネイワで足回りのトラブル を抱えて抑えた走りになりました」と語る。18.ミラージュ勢で唯一生き残りAPRC の 2 位を獲得した R.ブロンベルト/L.アンダーソン組。「クルマ は良かったので林道ステージは楽しく走れたよ」とはブロンベルグ選手。19.1台出走となった RC5クラスはラリー北海道初参戦の権田哲也/藤 上ジャッキー組が無事完走。20.APRC の 3 位は高橋冬彦/中村光雄組。足回りにトラブルを抱えた総合 4 位に「幻の 3 位」と悔しがる。21.APRC ポディウム。G.ギル/S.プレボ組(中央)が総合優勝して第 4 戦マレーシアでの切り株ヒットを帳消しにする38 点を獲得。O.C.ヴェイビー選手を 逆転して APRC 首位に立った。22.ラリー北海道では一日 の長があるG.ギル選手が完全勝利。ヴェイビー選手との APRC タイトル争いは最終戦へと持ち越された。

1 3 2 9 10 12 5 13 14 6 16 15 8 7 11 4 17 19 18 20 21 22

日本ジムカーナ選手権は10月1日、 鈴鹿サーキット国際南コースで148 台が集い、シリーズ最終戦となる 第8戦が行われた。王座決定戦が持ち込まれ

た計5クラスの戦いを中心に、最後まで白熱 したバトルが続いた。

決勝日となった1日は朝から太陽が照り付 ける快晴の一日となった。注目のコースレイ アウトは、前日の公開練習のレイアウトを基 本としつつ、予想通り、タイトなパイロンセ クションが盛り込まれた。スタート後はまず メインストレートを逆走し、1コーナーの手前 の広場に、90度で左に切り込み、360度ター ン。その後、S字~バックストレートを逆走 し、広場に戻って再び、360度をこなす。

最終セクションも270度からスラロームを 抜けてゴールと、ジムカーナテクニックをフ ルに駆使する設定だ。規制のパイロンも厳し く、パイロンセクションも非常に狭いスペー スに置かれたため、2本のヒート合わせ、80 台を超える参加者がパイロンタッチ、脱輪等 で不本意なタイムに甘んじる、屈指の難コー

スとなった。

PN1クラスはチャンピオンが懸かる斉藤邦 夫、福田大輔の二人を横目に、深川敬暢ロー ドスターがただ一人、1分14秒台に入れて暫 定トップに立つ。ヒート2、1本め、Pタッチ に沈んだ福田選手が14秒751まで盛り返す が及ばず、深川選手が1本めのタイムで全日 本初優勝を達成。3位に入った斉藤邦夫選手 が3年ぶりとなる王座を確定した。

SA部門は4クラスすべて、タイトルレー スが最終戦に持ち越された。SA1クラスは、 今季これまで僅か4戦の参戦ながら3勝と高 い勝率を誇る若林拳人選手が0.017秒という 僅差で、タイトルを争う小武拓矢選手を振り 切って優勝。昨年の兄、隼人選手に続いて SA1を制した。

「昨日の設定のままだったら表彰台にも行け なかったでしょうね。関東の人間は狭い所で のパイロンは慣れているので、今日の設定も 特に難しいとは感じませんでした。むしろ高 速区間がダメダメで。セッティングも含め、 その辺は来年の課題にします」と拳人選手。

1. 新型スイフトスポー ツが阪本芳司選手のド

ライブで早くもデビュ

ー。「32 とは全然違う。

ワイドトレッド & ターボ

2. 今回 はインドネシアから、Bernard Yuwono(写真)、James Sanger の 2 選手が参戦。入賞は果たせなかったが、 元気のいい走りを見せた。

エンジンの特性をどう生かすか、思案中です」

3. 全日本活動休止を宣言し た飯島かつこ選手に感謝の花束が手渡された。が、 セレモニーでは早くも復活のラブコールの嵐に。

さらなる成長を誓った。

SA2クラスはヒート1から、トップ6が0.3 秒の中にひしめく大接戦となったが、ヒート2 に入ると暫定トップの小林規敏選手は痛恨の Pタッチ。上位陣も軒並みタイムダウンとな り、1本め勝負と思われたが、ラス前の朝山崇 選手が自らのタイムを0.5秒近くも縮めて逆転 首位に立つ。ラストはヒート1を2位で終えた ポイントリーダーの澤平直樹選手。しかしタイ

ロードスター1年めの深川敬暢選手が全日本初優勝

2017 年 JAF 全日本ジムカーナ選手権第 8 戦  NRC 鈴鹿 BIG ジムカーナ[JAF 公認 No.2017-2124] 開催日:9 月 30 日~10 月1日 開催場所:鈴鹿サーキット国際南コース  格式:国内 主催:NRC[クラブ登録 No. 公認 23001] フォト/吉見幸夫、JAF スポーツ編集部 レポート/JAF スポーツ編集部
JGC
最終戦は5クラスのチャンピオン争いが白熱。SA1は若林兄弟が全日本連覇達成
1 2 3

4.PN2 は山野哲也選手を下した河本晃一選手(左)が 2 年ぶりの優勝。来季の活躍が楽しみだ。

5.PN3 はユウ選手がヒート1 のタイムで逃げ 切り、満点チャンプを確定。6. チャンプ確定ずみの山野選手だが、今回は 2 位に甘んじた。7.PN1 福田大輔選手はヒート 2 でベストを奪う も僅差で及ばなかった。8.9.SA1 は若林拳人選手が小武拓矢選手との 20 代対決を制して初のチャンピオンに輝いた。10.PN3 西野洋平選 手は 2 位にとどまった。11.PN4 野島孝宏選手は 2 番手に甘んじた。12.SA1 小武拓矢選手は僅かに及ばず、2 位にとどまった。13.SA2 小林 規敏選手は 2 本め、P タッチで逆転を許し、悔しい 2 位。14. 最後まで見せ場を作った SA3 西森顕選手だったが、V 奪回はならず。15. 菱井 将文選手は移籍 1 年めのタイトル獲得は果たせなかった。

ムアップは叶わず、スーパーベストを叩き出し た朝山選手が逆転でタイトルを確定した。 「昨日から今日の1本めまではクルマが決まら なかったので、2本め、冒険してみたセッティ ングが当たってくれました。色んなアイデア を出してくれるチームの勝利ですが、特に今 日は貴重なアドバイスをくれた一色に感謝し

年めの深川敬暢選手が全日本初優勝

たい」と朝山選手は後輩に感謝しきりだった。

またSA3クラスはタイトルを争う小俣洋 平、西森顕の2台がヒート1、ともにペナルテ ィに沈む波乱の展開に。勝負の懸かった2本 めを制したのは小俣選手。この日、2WDでは 唯一、1分10秒の壁を破る9秒816というぶ っちぎりのタイムで優勝。V2を確定させた。

振り返れば限界の走りでした

深川敬暢(PN1クラスで全日本初優勝)

セッティングは昨日で決まったん で、今日は運転に集中するだけでい いと割とリラックスできたのが良かっ たと思います。1本めは 1コーナーの後 でカウンターが当たってどうしようか と思ったけど、後から考えればその後は限界の走りでしたね。今年から ロードスターですが、BRZ で苦労した FR の経験が生かせました。苦節 8 年での初優勝、ただただ最高です。

「1本めは触っちゃいましたけど、関東なん で、今日のようなコースでこそ、きっちりと 勝てるように、そのために今まで練習を重ね てきたんで、2本めは自信を持っていけまし た」とシリーズ前半の劣勢を跳ね返して、崖 っぷちからの2連覇。最後はチャンピオンの 風格溢れる走りで締め括った。

そして最後の大一番、SA4クラスは津川信 次選手がヒート1のPタッチから、ヒート2で 菱井将文選手を逆転。「今日はパイロンはちょ っと余らせても、他でタイムを稼げば勝てる 設定だと思ったので、その通りに走れたこと が勝因かな。シリーズ前半は勝てなかったけ ど、毎回ホントに僅差だったんで、自信なく してたわけじゃない。でも、やっぱりタマダ で勝てたのが大きかったね」と激闘の末のタイ トル防衛に最後は胸をなでおろしていた。

16.SA2 は最後の最後でスーパーベストを叩き出した朝山崇選手が 5 度め のチャンピオンを確定。17.18.白熱のバトルが続いた SA4 は津川信次選手 (左)がタイトルを防衛。PN4 を制した茅野選手とガッツポーズ。19.20. か つての PN 王者、野尻隆司選手は早くも SC ランサーを手なづけてクラス 初優勝。21. 元全日本チャンプの牧野タイソン選手も復活を告げる 2 位を 獲得。22.23. 関東のテクニシャン対決となった SA3 は小俣洋平選手(左) が完璧なパイロンワークを見せて 2WD オーバーオールを達成。

4 5 7 11 6 10 8 13 14 15 9 12 16 17 18 23 20 22 19 21
PN1 転向 1 年めで全日 本初優勝を飾った深 川敬暢選手。
10 2017 11 JAF MOTOR SPORTS

JAFMOTORSPORTS

監修/一般社団法人 日本自動車連盟

〒105-0012東京都港区芝大門1-1-30 ☎0570-00-2811 (ナビダイヤル)

発行所/(株)JAFメディアワークス 〒105-0012東京都港区芝大門1-9-9

野村不動産芝大門ビル10F ☎03-5470-1711

発行人/山口真人 振替(東京)00100-1-88320 印刷所/凸版印刷株式会社

表紙/2017RALLYHOKKAIDO

編集長/田代康  副編集長/佐藤均

デザイン/鎌田僚、(株)スタジオーネ63

編集/(株)JAFメディアワークス JAFスポーツ編集部 ☎03-5470-1712

●JAFからの公示・お知らせ●

12 2018年ライセンス更新のご案内

15 モータースポーツライセンス更新申請料のFAX及び郵送によるク レジットカード支払い利用取扱い中止について

17 JAFマイページのご案内

18 2018クラブ・団体更新のご案内

18 2017JAFモータースポーツ表彰式のご案内

19 JAFラリー競技開催規定および付則の一部改正

41 車両公認申請一覧

41 ロールケージ公認申請一覧

41 登録車両申請一覧

41 既登録車両に対する車名(類別)の追加申請一覧

42 Aライセンス講習会日程

42 公認審判員講習会日程

42 海外競技会出場証明書(サーティフィケート)申請について

2017.NOVEMBE 017.NOVEMBER R

34 改造車乗りの矜持 スピード競技の“ハコ車最速”に挑むベテラン達のプライド

特 集

28 決戦前夜

〜2017スーパーフォーミュラ、勝利の方程式 を探る〜

66 輝け、モータースポーツ女子のチカラ!第4回

5 FIA便り

5 2017全日本選手権&JAFカップインフォメ ーション

[RACE]

24 2017年JAF全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦  2017年JAF全日本フォーミュラ3選手権第19戦&第20戦 スポーツランドSUGO

[RALLY]

6 2017年FIA AsiaPacificRallyChampionship 2017年JAF全日本ラリー選手権第7戦  RALLYHOKKAIDO

[GYMKHANA]

8 2017年JAF全日本ジムカーナ選手権第8戦  NRC鈴鹿BIGジムカーナ

32 2017年JAF全日本ジムカーナ選手権第7戦  とびうめジムカーナフェスティバルin九州

56 2017年JAF北海道ジムカーナ選手権第7戦 JMRC北海道 ジムカーナシリーズ第7戦 JMRC北海道オールスター選抜 第7戦 スーパースラロームin千歳Rd16

57 2017年JAF四国ジムカーナ選手権第8戦 JMRC全国オー ルスター選抜ジムカーナ第8戦 DCRジムカーナ'2017

[DIRTTRIAL]

30 2017年JAF全日本ダートトライアル選手権第7戦  スーパートライアルin今庄

54 2017年JAF中部ダートトライアル選手権第7戦 JMRC中 部ダートトライアル選手権第7戦 JMRC全国オールスター 選抜第7戦 JMRC中部ダートトライアルシリーズ第4戦 FASCダートトライアル

[RACING KART]

52 2017年全日本カート選手権 OK部門第7戦/第8戦&FS125部門東地域第5戦 地方カート選手権FS-125部門/ FP-3部門東地域第5戦 ジュニアカート選手権FP-Jr部門/ FP-JrCadets部門 東地域第5戦

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I I I I I IN N N N N NF F F F F FO O O O OR R R R R RM M M M M A A A A A AT T T T T TI I I I IO O O O O ON N N N N INFORMATION f f f fr r r r r ro o o o o om m m m from J J J J JA A A A A AF F F F F JAF
画 企 載 連
E E E E EV V V V VE E E E EN N N N NT T T T R R R R RE E E E EP P P PO O O O O O OR R R R EVENTREPORT T T T T R R R R RA A A A A AC C C C C CI I I I I IN N N N N NG G G G G GK K K K KA A A A A AR R R R RT T T T I I I I IN N N N N NF F F F FO O O O OR R R R RM M M M A A A A AT T T T TI I I I I IO O O O O RACINGKARTINFORMATION N N N N 45 2018年カートライセンス更新のご案内 49 2018カートクラブ・団体更新のご案内 50 JAFカートカレンダー(11〜12月) 43 JAFMOTORSPORTSCALENDAR(11〜12月)

INFORMATION FROM

●JAFからの公示・お知らせ

2018年モータースポーツライセンス更新のご案内 11月から受付開始!

モータースポーツライセンス(以下「ライセンス」と言います。)の更 新手続きは、��月から受付を�始します。

新しい年のモータースポーツ活動へ向けて、余裕を持って更新 手続きを行ってください。

なお、JAF窓口にご来店の際は、15ページに記載の休業日、 受付時間をご確認のうえご来店ください。

ライセンス申請書は本誌に綴込んであります。追加で必要 な場合は、JAFホームページよりダウンロード可能です。

[公示No2017ー079]

お願い 2016年から2017年への更新を行っていない方には JAFスポーツ誌をお送りしておりませんので、身近に そのような方がいましたら、以下内容をご案内ください。 2016年から2017年へのライセンス更新期限は、下記のとおりです。

窓口受付 2017年12月29日(金)17:30まで *郵送の場合は2017年12月31日の消印まで有効 *JAFマイページ(web)上でのお手続きの場合は  2017年12月31日 23:59手続き完了分まで 2018年になると更新の資格を失いますのでご注意ください。 (年末年始の休業日については15ページをご確認ください。)

●ライセンス取得資格  競技許可証および公認審判員許可証は「JAFスポーツ資格登録規定」および「自動車競技に関する申請・登録等手数料規定」に基づき発給さ れます。詳細は当該規定をご参照ください。

●更新に必要なもの

1.ライセンス申請書

本誌に綴込んであるライセンス交付申請書を使用してください。

縦4cm×横3cm、無帽、無背景、上半身のもので、申請前6ヵ月以内に撮影した鮮明な写真を申請書の所定位置に貼付し てください。(お手持ちのライセンスに使用した写真と同じでよろしければ、写真の提出は不要です。) ・必ず指定のサイズの写真を貼付してください。サイズが異なる場合、使用できないことがあります。

・デジタルカメラの画像を使用する場合は、必ず写真専用用紙に印刷してください。

ライセンス更新に際しては、JAF個人会員が有効期限内であることが必要条件ですので、JAF個人会員の有効期限が切れて いるとライセンスの更新手続きが行えません。ご本人のJAF個人会員の有効期限をご確認くださいますようお願いします。万一、 JAF個人会員の有効期限が切れている場合には、速やかに継続手続きを行ってください。継続手続きの方法等については、お 近くのJAFへお問い合わせください。

4.ライセンス料(許可証料)

18歳未満の方は不要 下記の表の通りです。

5.出場記録カード

または役務記録カード

上級更新(参加者は除く)、または国際A、Bライセンスの更新申請をする場合、実績を確認するために必要です。 (国内A、国内B、国際R、国際C、公認審判員、参加者の更新申請の場合は不要)

●JAFマイページによるライセンス更新

JAFマイページにご登録いただければ、インターネットでライセンス更新ができます。

お手続き方法については、本誌17ページをご覧ください。

なお、お支払い方法はご本人名義のクレジットカードのみとなります。

●許可証料(カートライセンスの料金は、45ページをご覧ください。)

〈許可証料の計算方法〉

*公認審判員許可証を2種目以上併有する場合は、最上級の許可証料 に、2種目めより1種目につき500円ずつ加算されます。

(例)コースA1級と計時A2級の場合:5,100円+500円=5,600円  併有する許可証が同じ級(例:技術A1級とコースB1級等)の場合でも 計算方法は同様です 。 *競技運転者、公認審判員、競技参加者を併有している場合には、そ れぞれ左記の許可証料が必要です。

※競技会の出場実績を確認する必要がある種類のライセンス、および18歳未満の方のライセンスについては、インターネットでの更新手続きは行って おりません。また、上級や推薦を伴う申請についても、お手数ですが、窓口へご来店いただくか現金書留による郵送にてお手続きくださいますよう お願いいたします。

12 2017・11JAFMOTORSPORTS J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ
2.写真1枚 参加者許可証のみの申請の場
合は不要
3.JAF個人会員
許可証料 許可証の種類 許可証料 許可証の種類 6,300円 国内 参 加 者 3,100円 国内B 競 技 運 転 者 12,500円 国際 4,100円 国内A 3,100円 3級 審 判 員 10,400円 国際R 4,100円 2級 10,400円 国際C 5,100円 1級 12,500円 国際B 1種目につき 500円 資格併有の場合 14,600円 国際A 10,400円 国際ソーラーカー 10,400円 国際ドラッグレース

●ライセンスの交付申請書(更新)の記入について

申請書の枠内に正確かつ明瞭にご記入いただき、記入漏れのないようご注意ください。(未記入項目や、判読できない文字があると、ライセンス が発給できない場合があります。)次頁に記入例を掲載していますので、ご参照ください。

項目

注意事項等

申請者本人の会員(ライセンス)番号を記入。 会員No

登録クラブ・団体の 所属証明欄

申請者氏名

自分の所属しているJAF登録クラブ(または団体)(複数所属している場合は、その主たるクラブ1ヵ所)の名称、略称を記入し、 当該クラブ(または団体)の登録印を捺印。本証明欄については、2017年の登録印は、2018年3月までの申請に使用できま す。JAF登録クラブ(または団体)に所属していない場合は不要。

氏名とその上段にカタカナでフリガナを記入。

平日昼間、連絡がとれる電話番号を記入。

郵便番号       ※

連絡先電話番号    ※ 現住所の郵便番号(��)を記入。

現住所        ※

都道府県名を必ず記入し、その上段にカタカナでフリガナも記入。マンション アパート 寮名・部屋番号等も必ず記入。

ライセンスに使用する写真を変更する場合「する」を○で囲み、本申請書に写真を貼付してください。 写真の変更      ※

自動車運転免許証   ※

運転免許証番号を記入。

国際の運転者および参加者はローマ字で記入。国内の運転者および公認審判員の申請者は記入不要。(30字以内) ライセンス表記名

参加者の代表者名

種類およびクラス

写真貼付欄

写真

その他

参加者の申請の場合、代表者名を記入。国際参加者の場合はローマ字(全て大文字)で記入。

申請書の該当するクラスおよび種類に○。(次ページの記入例は国内A、コースB3級、計時A1級、技術A2級を同時に年度更 新する場合のもの。)*国際ドラッグレースライセンスは国内A以上のライセンスと併有することが条件。

氏名、ライセンス番号、申請種別も、忘れずに記入。

縦4cm×横3cm、無帽 無背景 上半身のものを1枚。申請前6ヵ月以内に撮影のこと。ライセンス申請書の下段にある所定 の位置に貼付。(前年のライセンスに使用した写真を再使用する場合は、写真の貼付は不要です。)

�技運転者と公認審判員の��を申請する場合でも申請書は�枚で�。 ご記入内容を訂正する場合は、取消線を引き訂正部を押印(またはサイン)の上、書き直しをしてください。

※の箇所は更新申請の場合、変更がなければ記入不要です。

●ライセンスが発給されるまで

~ライセンス作製の流れ~

①申請

②仮ライセンス  発給

③写真入り  ライセンスを送付

JAF窓口 JAF本部

※②発給日から60日間有効 ※①から③までは約1ヵ月ほどかかります。更新のピーク時にはこれ 以上日数がかかる場合がありますのでご了承ください。

写真入りライセンスをクラブ等にまとめて送付する場合、10件以上は レターパックで、10件未満の場合は普通郵便で送付します。

ライセンス発給に関するお問い合わせは、15ページのJAF支部窓口へ お願いします。

●ライセンスへの署名

ライセンスがお手元に届いたら、ライセンスの裏面の署名欄 に、必ずご本人が署名してください。

署名してはじめてライセンスは有効となります。

※ライセンス表面の二次元バーコードには会員(ライセンス)番号が登録さ れています。

13 2017・11JAFMOTORSPORTS J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ
申 請 者
AMP AMPL 2018
SAMPLE MP SAMPLE
14 2017・11JAFMOTORSPORTS J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ <記入例>

●ライセンス申請の受付場所

ライセンス更新のために必要な書類等は、お近くの下記JAF支部へ持参または郵送してください。掲載のない窓口での受付は行ってい ませんのでご注意ください。

【窓口受付】

受付時間は 9:00〜17:30です。

土・日・祝日・年末年始(12月30日(土)〜1月3日(水))は休業となります。

【郵送受付】

必ず「現金書留」にてお送りください。その際封筒表面に「ライセンス更

新」と明記してください。

※一部の支部の電話は地方本部のある支部へ転送されます

モータースポーツライセンス更新申請料等の FAX及び郵送によるクレジットカード支払い利用取扱い中止について

������������でお��せいたしました�、���� 法改正によるクレジットカード取扱い方法の変更により、FA X及び郵送によるクレジットカードでのお支払いの申請受付は ������を��まして��させていただ�ました。  これにより、郵送による申請受付は現金書留を利用した方法

のみの受付とさせていただいております。

なお、JAF窓口に直接ご来店の場合、あるいはJAFマイ �ージにお�ましては、��������������クレジッ トカードをご利用いただけます。

15 2017・11JAFMOTORSPORTS J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ
住所および電話番号 支部 地方 本部 〒062-0051 札幌市豊平区月寒東1条15丁目8-1 TEL 011-857-7155 札幌支部(北海道本部) 北海道 〒041-0824 函館市西桔梗町589-21 TEL 0138-49-4534 函館支部 〒070-8061 旭川市高砂台1-1-1 TEL 0166-69-2111 旭川支部 〒084-0906 釧路市鳥取大通8-2-11 TEL 0154-51-2167 釧路支部 〒080-0038 帯広市西8条北1-14-1 TEL 0155-26-0260 帯広支部 〒090-0838 北見市西三輪1-657-3 TEL 0157-66-5220 北見支部 〒984-8539 仙台市若林区卸町3-8-105 TEL 022-783-2826 宮城支部(東北本部) 東北 〒030-0955 青森市駒込字桐ノ沢9-12 TEL 017-765-5255 青森支部 〒020-0834 盛岡市永井12-18-1 TEL 019-637-7110 岩手支部 〒960-8165 福島市吉倉字谷地12-1 TEL 024-546-0022 福島支部 〒010-0942 秋田市川尻大川町2-1 TEL 018-864-8492 秋田支部 〒990-2402 山形市小立2-1-59 TEL 023-625-4520 山形支部 〒105-8562 港区芝2-2-17 TEL 03-6833-9140 東京支部(関東本部) 関東 〒950-0965 新潟市中央区新光町11-6 TEL 025-284-7664 新潟支部 〒381-0034 長野市高田675-2 TEL 026-226-8456 長野支部 〒310-0851 水戸市千波町2475-7 TEL 029-244-2660 茨城支部 〒321-0166 宇都宮市今宮2-4-6栃木県自動車会館内 TEL 028-659-3231 栃木支部 〒370-0071 高崎市小八木町2040-2 TEL 027-364-5155 群馬支部 〒338-8531 さいたま市中央区下落合4-1-1 TEL 048-840-0025 埼玉支部 〒260-8565 千葉市中央区中央港1-16-19 TEL 043-301-0800 千葉支部 〒221-8718 横浜市神奈川区片倉2-1-8 TEL 045-482-1255 神奈川支部 〒400-0854 甲府市中小河原町730-1 TEL 055-243-3131 山梨支部 〒466-8580 名古屋市昭和区福江3-7-56 TEL 052-872-3685 愛知支部(中部本部) 中部 〒939-8064 富山市赤田791-3 TEL 076-425-5550 富山支部 〒921-8062 金沢市新保本4-8 TEL 076-249-1252 石川支部 〒918-8236 福井市和田中2-105 TEL 0776-25-2000 福井支部 〒500-8356 岐阜市六条江東2-4-11 TEL 058-277-1121 岐阜支部 〒422-8517 静岡市駿河区曲金6-4-8 TEL 054-654-1515 静岡支部 〒514-0815 津市藤方字中堰東666-8 TEL 059-222-2300 三重支部 住所および電話番号 支部 地方 本部 〒567-0034 茨木市中穂積2-1-5 TEL 072-645-1300 大阪支部(関西本部) 関西 〒520-2153 大津市一里山5-11-1 TEL 077-544-3300 滋賀支部 〒601-8134 京都市南区上鳥羽大溝5 TEL 075-682-6000 京都支部 〒657-0044 神戸市灘区鹿ノ下通2-4-13 TEL 078-871-7561 兵庫支部 〒630-8144 奈良市東九条町109-1 TEL 0742-61-0006 奈良支部 〒641-0007 和歌山市小雑賀640-3 TEL 073-421-5355 和歌山支部 〒733-8610 広島市西区庚午北2-9-3 TEL 082-272-9967 広島支部(中国本部) 中国 〒680-0911 鳥取市千代水2-13 TEL 0857-31-4433 鳥取支部 〒690-0011 松江市東津田町1092-1 TEL 0852-25-1123 島根支部 〒703-8586 岡山市中区穝155-9 TEL 086-273-0710 岡山支部 〒753-0871 山口市朝田2094-1 TEL 083-921-7777 山口支部 〒760-0079 高松市松縄町1083-16 TEL 087-867-8411 香川支部(四国本部) 四国 〒770-0867 徳島市新南福島1-4-32 TEL 088-625-6511 徳島支部 〒790-0062 松山市南江戸5-15-32 TEL 089-925-8668 愛媛支部 〒780-0088 高知市北久保19-28 TEL 088-882-0311 高知支部 〒814-8505 福岡市早良区室見5-12-27 TEL 092-841-7731 福岡支部(九州本部) 九州 〒849-0921 佐賀市高木瀬西6-1149-5 TEL 0952-30-7000 佐賀支部 〒850-0043 長崎市八千代町2-13 TEL 095-811-2333 長崎支部 〒861-8038 熊本市東区長嶺東6-30-30 TEL 096-380-9200 熊本支部 〒870-0955 大分市下郡南5-3-12 TEL 097-567-7000 大分支部 〒880-0925 宮崎市本郷北方2696-9 TEL 0985-52-4511 宮崎支部 〒890-0072 鹿児島市新栄町2-12 TEL 099-284-0007 鹿児島支部 〒901-2102 浦添市前田1-48-7 TEL 098-877-9225 沖縄支部
[公示No2017ー080]
(転送費用はJAF負担)。

●競技運転者許可証の上級および更新について

○競技運転者許可証の上級条件

国際A

申請前24ヵ月以内に、国際Bが必要とされるレース の5戦で総合成績の上位5位以内に入賞するか、 該当する年かその前年に国際Bが必要とされる選手 権の最終認定順位で上位5位以内の実績。

国際B

次のいずれかの条件を満たすこと。

①申請前24ヵ月以内に10回以上の公認レースにおいて完走*していること。

②申請前24ヵ月以内に7回以上の日本選手権が懸けられた公認レース、  または国際格式の公認レースにおいて完走*していること。

国際C

国内A、限定Aまたは国際Rを所持 し、申請前24ヵ月以内に、公認の レースに少なくとも5回以上完走* していること。

国際R

国内Aを所持し、申請前24ヵ月 以内にラリーまたはスピード競技 (いずれも日本選手権競技会に 限る)に6回以上完走*している こと。

国内A・限定A

注)上級申請をする場合、必ず公認競技会出場記録カードを添付すること。 *「完走」とは、競技長により順位認定されること。(リタイア等は含まず) ※国際ライセンスの取得には、申請時に満18歳以上であることが必要です。

○国際A・B・C・Rライセンスの更新条件

国際A

①当該ライセンスの有 効年度内に国際格式 のレースに1回以上決 勝出走した。

②申請前24ヵ月以内

に国際Bの取得条件 を満たしている。※

①にも②にも該当しな い。

翌年国際A 翌年国際B翌年国際C以下

①当該ライセンスの有 効年度内に国際格式 のレースに1回以上決 勝出走した。

国際B

②申請前24ヵ月以内

に国際Bの取得条件 を満たしている。※

翌年国際B 翌年国際C以下 国際Rライセンス 国際Cライセンス

出場実績による 更新条件なし

出場実績による 更新条件なし

翌年国際Rライセンス 翌年国際Cライセンス

注)更新申請の際、競技会に出走した証明が公認競技会出場記録カードに証 印されていないと、その実績の確認ができないので、必ず該当欄に捺印を受 けること。

※以前に上級もしくは更新の際に確認した過去24ヵ月の実績も含めることを認 める。

●「公認審判員許可証A」・「公認審判員許可証B」の取得方法および役務執行権限

公認審判員 A1級 すべての競技における監督および役務の執行 ができる。

(イ)2年以内にレース3回を含む6回 以上の当該役務・講習会・試験

(ロ)公認クラブ・公認団体からの推薦

公認審判員 A2級

「準国内競技」までの監督およびすべ ての競技における役務の執行ができる

国際競技運転者許可証 A・B・Cの所持者はコー ス審判員許可証に限り 申請できる。

(イ)2年以内にレース3回以上の当該 役務・講習会・試験

(ロ)公認クラブ・公認団体からの推薦

(イ)2年以内にラリーまたはスピード競技におい て4回以上(うち準国内競技の監督1回以上を含 む)の当該役務・講習会・試験

(ロ)公認クラブ・公認団体からの推薦

(イ) 2年以内にレースで当該役務を2 回以上・講習会・試験

(ロ)公認クラブ 公認団体からの推薦

(イ)2年以内に当該役務を7回以上(う ちレース2回以上)・講習会・試験

(ロ)公認クラブ・公認団体からの推薦

注)上級申請をする場合、必ず役務記録カードを添付すること。

監督または役務の執行を行なった証明は、その都度競技会の事務局長が審判員 の「役務記録カード」(JAF所定)に署名捺印することによって証明される。

(1)

公認審判員 B1級

レースを除く競技会における監督およびすべての競技におけ る役務の執行ができる。

(イ)2年以内にラリーまたはスピード競技において6 回以上(うち準国内競技の監督2回以上を含む)の当 該役務・講習会・試験

(ロ)公認クラブ・公認団体からの推薦

公認審判員 B2級

レースを除く競技会において「準国内競技」までの監 督およびすべての競技における役務の執行ができる

(イ)2年以内に当該役務を5回以上・講習 会 試験 (ロ)加盟・公認クラブ,公認団体からの推薦

公認審判員 B3級

国際競技運転者許可証の 所持者はコース審判員許 可証に限り申請できる。

「国内競技」までの役務および「地方競技」までの事務 局長の執行ができる

(2)

(3)

(4)

競技運転者許可証の国 内Bクラス以上の所持者

Bライセンス講 習会の受講者

準加盟、加盟、公認クラブおよ び加盟・公認団体からの推薦

公認競技会(クローズド含む)で公 認審判員の役務補助を行った者

16 2017・11JAFMOTORSPORTS J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ
①にも②にも該当しな い。

ライセンスは「 」で 更新! ライセンスは「      」で  更新 ラクラク

JAFと会員の皆様のコミュニケーションサイト《JAFマイページ》。それはJAF会員が無料で登録できる 個人専用ページです(法人会員を除く)。住所の変更、会員継続やご家族の入会、会費の自動振替登録等の手続 きがカンタンにでき、登録していただいた皆様一人ひとりへの耳よりなお知らせなどもあります。すでに250 万人を超える皆様が登録されています。この機会にぜひ、ご登録ください。

JAFマイページ 検索 検索

JAFマイページをご利用いただくにはカンタンな登録手続きが必要です。

お手続きは コチラから

JAFマイページ http://jaf.jp/

※パソコン・スマートフォン・携帯電話共通

「JAFマイページ未登録の方はこちら」をクリック→「通常登録はこちら」をクリック→利用規約に 同意のうえ、メールアドレスを送信後、画面の指示に従ってご登録ください。

※登録には会員番号が必要です。JAF会員証をご用意のうえ、アクセスしてください。※法人会員はJAFマイページの登録はできません。

登録完了後、すぐにライセンス更新等の各種サービスがご利用になれます! ライセンスの更新手続きは、下図のJAFマイページ内「モータースポーツライセンス」のページからアクセスし てください。仮ライセンスの印刷もできます(パソコンのみ)

マイページでできる手続き等

①モータースポーツライセンスの更 新手続き

②JAF会員の継続手続き ③会員登録情報の確認 ④住所・電話番号の変更 ⑤JAFマイページ登録会員限定の 情報提供

などなど、便利なサービスをご利用 ください!!

※必ずお読みください

・ライセンス更新料、JAF継続会費および家族会員会費のお支払方法は、ご本人名義のクレジットカー ドのみとなります。

・クレジットカードをお持ちでない方は、お手数ですが従来の手続き方法にてライセンスを更新してくだ さい。

・更新条件の確認が必要な国際Aまたは国際Bライセンスの更新、18歳未満の方のライセンス更新、およ びライセンス写真の変更または婚姻等の理由によりライセンスの表示氏名の変更を希望される場合は、 従来の方法にてお手続きください。

17 2017・11JAFMOTORSPORTS

2018年クラブ・団体更新のご案内

2018年のJAF登録クラブ・団体の更新手続きが2017年12月1日 から始まりますので、下記の通りご案内いたします。

●取扱期間 2017年12月1日(金)〜2018年4月2日(月)* *3月31日が土曜日の為

●必要書類

・従来どおり、「クラブ・団体登録申請書」の記載内容のうち登録番

号、クラブ・団体名称、略称、代表者氏名、連絡担当者氏名・住 所 電話番号は「JAFモータースポーツイヤーブック」等に掲載いた

●申請料

注:更新時に格式変更(降格、昇格)を申請する場合は、年度登録申請料 のほかに別途加盟申請料が必要です。

●その他必要なもの  旧(2017年)登録印

●更新申請の受付場所 15ページに掲載のJAF各支部。

受付時間:土日祝日と年末年始(12

月30日(土)〜1月3日(水))を除く9:00

〜17:30。

【JAF登録クラブの代表者の皆様へ】

●更新条件

準加盟クラブ:所属会員のうち7名以上が国内B以上もしく は公認審判員許可証B3級以上の所持者であ ること。(1人で両方を所持している者は、どち らか一方の許可証でのみ、所属クラブの会員 としてJAFに届け出ることができる。)

またクラブ代表者は国内B以上もしくは公認 審判員許可証B3級以上の所持者であること。

加盟クラ ブ :所属会員のうち15名以上が国内B以上もしく は公認審判員許可証B3級以上の所持者であ ること。(1人で両方を所持している者は、どちら か一方の許可証でのみ、所属クラブの会員と してJAFに届け出ることができる。)またクラブ 代表者は国内B以上もしくは公認審判員許可 証B3級以上の所持者であること。

公認クラブ :�)所属クラブの会員のうち50名以上がJAF の国内競技運転者許可証B以上または公 認審判員許可証B3級以上の所持者で、 そのうち40名以上は、JAFの国内競技運 転者許可証A以上もしくは公認審判員許 可証A2級またはA1級の所持者であるこ と。(1人で両方を所持している者は、どち らか一方の許可証でのみ、所属クラブの会 員としてJAFに届け出ることができる。)

またクラブ代表者は国内A以上もしくは公 認審判員許可証A2またはA1級の所持者 であること。

�)前年度(2017年1月〜12月)、準国内格式 以上の公認競技会の単独主催、もしくは全 日本レース選手権競技会の主催(注)の、合 計2回開催の実績があること。(注:当該クラ ブを含む3つ以内の登録クラブ・団体が共催 した公認競技会に限り、実績として認める。)

準加盟団体 :責任者はJAF個人会員であること。

加盟団体  :国内B以上または公認審判員許可証2級以 上の所持者が1名所属していること。また責 任者はJAF個人会員であること。

公認団体  :前年度(2017年1月〜12月)、準国内格式以上 のJAF公認競技会を1回以上主催していること。

また国内A以上または公認審判員許可証Aの 所持者が1名所属しており、責任者はJAF個人 会員であること。

公認審判員B3級は、JAFの個人会員で、所定の申請条件を満たしていれば、自動車運転免許証を持っていなくても取得できます。

2017JAFモータースポーツ 表彰式のご案内

� ����日:2017年11月24日(金) � �  �:��4�から����ま�

� 場  �:��������東����������(東京・渋谷)

� ����:(1)次の各部門の上位6位(チーム部門等は1位)

(予 定)

2017年全日本レース選手権

2017年全日本ラリー選手権

2017年全日本ジムカーナ選手権

2017年全日本ダートトライアル選手権

2017年全日本カート選手権

2017年FIA-F4選手権

(2)次の各部門の上位3位(チーム部門は1位)

2017年FIAインターナショナルシリーズ

スーパーGT GT500/GT300

(3)次の各競技会の優勝者

2017年JAFカップオールジャパン

ジムカーナ/ダートトライアル

※JAFから招待状をお送りした方のみご入場いただけます。

上記は変更となる場合もございます。詳細は招待状にてご確認ください。

電車:東急東横線・田園都市線、京王井の頭線、JR山手線・埼京線、

東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線、渋谷駅より徒歩5分

◆羽田空港より:リムジンバスで約60分

◆東京駅より:JR山手線(外回り)で約25分

◆品川駅より:JR山手線(外回り)で約12分

◆首都高速:3号線下り高樹町出口より約10分、3号線上り渋谷出口より約5分

18 2016・11JAFMOTORSPORTS J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ
特別 団体 公認 団体 加盟 団体 準加盟 団体 公認 クラブ 加盟 クラブ 準加盟 クラブ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ※JAF登録申請書 ○ ○ ○ ※クラブ員登録申請書 ○ ○ ※経歴書 △ △ △ △ △ △ △ 会則または定款 ○ ○ ○ ○ 役員名簿 △ △ △ 法人登記簿謄本の写し (法人の場合)
所定の用紙を使用してください。
※印:JAF
します。
年度登録申請料 加盟申請料 クラブおよび団体 18,800円 8,300円 準加盟クラブ 18,800円 8,300円 加盟クラブ 136,300円 昇格申請料 94,300円 公認クラブ 157,300円 104,800円 準加盟団体 188,600円 104,800円 加盟団体 366,900円 209,600円 公認団体 733,900円 209,600円 特別団体
△印:前回の提出内容に変更がある場合のみ必要です。
[公示No2017−081]

JAFラリー競技開催規定およびその付則を以下の通り一部改正することとなりましたので、お知らせします。

ラリー競技開催規定 一部改正内容

※下線部分:変更箇所 一部改正内容

��� �則 (略) ��� 定�

��.��� (略)

��.国内競技規則����に定める��類ラリーで用いる�� 事項を以下の通り定める。

�)クルー:参加車両に搭乗する乗員をいい、ドライバー

ラリー競技開催規定付則:ラリー競技会の 組織許可に関する細則 一部改正内容

※下線部分:変更箇所 一部改正内容

に加�少なくとも��の乗員(ナビゲーターまたは� 付則スペシャルステージラリーにおいてコ・ドライバ ーという。)で構成される。クルーの中に参加者がい ない場合、参加車両に搭乗している間はドライバーが 参加者の責任を負うものとする。

�)��) (略)

������� (略)

��� �規定の��

�規定は、���������から�行する。

��� 組織許可��

ラリー競技会(クローズド格式を含む)の組織許可は、次の 順序を経て行うものとする。

��.オーガナイザーより所轄警察署へ道路使用許可申請を行 う。

道路使用許可申請者は、オーガナイザーの代表者もしく は当該競技会の組織委員でなければならない。

�)��)(�) (略)

(�)コース図:国土交通省国土地理院承認済の都道府

ラリー競技開催規定付則:������ー� ラリー開催規定 一部改正内容

※下線部分:変更箇所 一部改正内容

ラリー競技開催規定���に従い、���ア�レージラリー に適用する規定を以下の通り定める。

��� ��規則

特別規則には、国内競技規則���の�か、少なくとも次の 事項を明示すること。

��.競技方法

��.総走行距離

��.参加車両に搭載しなければならない備品   �)��用��表示�(��)

�)��用��灯

��.��� (略)

��� ���� (略)

��� �������������

オーガナイザーは、参加確認および参加車両検査に際し下記 の事項を満足しなければならない。

��.参加者に対し、少なくとも下記の書類の提示を義務づけ、

その記載内容を確認すること。

�)ドライバーおよびナビゲーターの自動車運転免許証

�)ドライバーおよびナビゲーターの競技運転者許可証

�)��) (略)

��.車両申告書、車両検査チェックリスト等を適宜作成し、

���に記載された車両規定への適合�を検査すること。

��.競技中著しく車体、保安部品または排気系統を破損した 参加車両を走行させてはならない。

県地図上に、次の事項を記載すること。

①コース全体図:複数のステージまたはレグを設定 する競技会についてはステージまたはレグ別コー ス図 ②チェックポイントまたはタイムコントロールの位 置およびタイムトライアルのスタート/フィニッ シュの位置

③休憩所またはサービスパークの位置

④給油所の位置

(�)��� (略) ��� (略) ��� �規定の��

�規定は、���������より�行する。

��� ��������ーの����

オーガナイザーは参加者およびクルーに対し、下記の事項の 遵守を徹底させること。

��.クルーは、ドライバーに加�、少なくとも��をナビゲ ーターとし、当該自動車検査証の乗車定員欄に記載された 定員以内であれば、競技会特別規則に明記することにより 乗車することができる。

��.ドライバーおよびナビゲーターはいずれも競技中に運転 を行ってよいが、公道上で当該参加車両を運行するに有効 な自動車運転免許証および当該競技会に有効な競技運転者 許可証を所持していなければならない。

��.上記��.を除く乗員の最���は��とし、�つ��は �����以上とする。なお、乗員が����満の場合、��者 または保護者から搭乗に関する同意書を取得しなければな らない。

��.競技中は道路交通法の遵守を最優先とすること。

��.一般車両および歩行者に迷惑を及ぼさないこと。

��.他車に追従する場合または対向車のある場合は、前照灯 の照射方向を適切に変換し、眩惑を生じさせないよう留意 すること。

��.明らかに追い越そうとしている車両がある場合は安全か つすみやかに進路を譲ること。

��.登録したクルー以外は乗車してはならないこと。

��.競技からリタイヤした場合は直ちに最寄りの競技役員に リタイヤ届けを提出すること。提出が不可能な場合は電話 等の手段で競技会事務局に連絡すること。

��.�格またはリタイヤとなった場合は直ちに�ッ�ン、ラ リー競技会之証およびその他の競技関係添付物を取り除く こと。

��.安全�ルトは�ず��し、オーガナイザーの�示がある

19 2017・11JAFMOTORSPORTS J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ
JAFラリー競技開催規定および付則の一部改正 [公示No2017ー082]
������� (略)

場合は必ずヘルメットおよびレーシングスーツを着用する こと。

��.オーガナイザーの指示がある場合は、必ずサイドウィン ドウを閉じて走行すること。

��.競技中はオーガナイザーが指定した場所以外でクルー以

外の者による整備作業を行うことはできないこと。

��.整備作業を行うことができる者は、参加車両のクルーお よびオーガナイザーに登録されたサービス員とすること。

��.特別規則に記載されている項�以外に�らかの整備作業 を行う必要がある場合は、競技会技術委員長の許可を得る

ラリー競技開催規定付則:������ージ ラリー開催規定 改正内容

改正内容

※下線部分:変更箇所

ラリー競技開�規定���に従い、��種アベレージラリー に適用する規定を以下の通り定める。

������� (略)

��� �������ルー�����

オーガナイザーは参加者およびクルーに対し、下記の事項の 遵守を徹底させること。

�.クルーは、ドライバーおよびナビ�ーターの��で�成 され、いずれも競技中に運転を行ってよいが、公道上で当 該参加車両を運行するに有効な自動車運転免許証および当 該競技会に有効な競技運転者許可証を所持していなければ ならない。クルーの中に参加者がいない場合、参加車両に 搭乗している間はドライバーが参加者の責任を負うものと する。

�.競技中は道路交通法の遵守を最優先とすること。

�.一般車両および歩行者に迷惑を及ぼさないこと。

�.他車に追従する場合または対向車のある場合は、前照灯 の照射方向を適切に変換し、眩惑を生じさせないよう留意 すること。

�.明らかに追い越そうとしている車両がある場合は安全か

つすみやかに進路を譲ること。

�.登録したクルー以外は乗車してはならないこと。

�.競技からリタイヤした場合は直ちに最寄りの競技役員に

ラリー競技開催規定付則:スペシャルステージ ラリー開催規定 一部改正内容

一部改正内容

※下線部分:変更箇所

ラリー競技開�規定���に従い、スペシャルステージラリ ーに適用する規定を以下の通り定める。

��� 定�

��� �則

�)ラリー競技の開始(�EGINNINGOFTHERALLY):ラ リーは、書類検査あるいはレッキ(いずれか早い方)で開 始する。ラリーの競技要素は、最初のタイムコントロール で開始する。

�)ラリー競技の終了(END OFTHERALLY):ラリー競

技は、最終公式順位認定の掲載をもって終了する。ラリー 競技の要素は、最終タイムコントロールで終了する。

�)公式通知(OfficialNotice):ラリーの競技会特別規則を 修正、明確化あるいは補足完成するための公式な書面によ る通知。

�)コ�ュニケーシ�ン(Communication):競技長あるい

は競技審査委員会のいずれかにより発行される、情報提供 の公式な書面による通知。

�)コントロール:参加車両の通�または通�時刻の確認を

こと。

��.整備作業にあたっては、他の交通および作業員の安全確 保に十分留意すること。

��.整備作業実��は必ず�当競技役員の確認を�けること。

��.オーガナイザーが指定した場所以外での��補�、�電 は認められないこと。

��� �則 (略) ��� �規定���

�規定は、���������から�行する。

リタイヤ届けを提出すること。提出が不可能な場合は電話 等の手段で競技会事務局に連絡すること。

�.失格またはリタイヤとなった場合は直ちにゼッケン、ラ リー競技会之証およびその他の競技関係添付物を取り除く こと。

�.安全ベルトは必ず装着し、スペシャルステージ走行時や オーガナイザーの指示がある場合は必ずヘルメットおよび レーシングスーツを着用すること。

��.スペシャルステージ走行時やオーガナイザーの指示があ る場合は、必ずサイドウィンドウを閉じて走行すること。

��.競技中はオーガナイザーが指定した場所以外でクルー以 外の者による整備作業を行うことはできないこと。

��.整備作業を行うことができる者は、当該参加車両のクル ーおよびオーガナイザーに登録されたサービス員とするこ と。

��.特別規則に記載されている項�以外に�らかの整備作業 を行う必要がある場合は、競技会技術委員長の許可を得る こと。

��.整備作業にあたっては、他の交通および作業員の安全確 保に十分留意すること。

��.整備作業実��は必ず�当競技役員の確認を�けること。

��.オーガナイザーが指定した場所以外での��補�、�電 は認められないこと。

��� (略)

��� �規定���

�規定は、���������から�行する。

行う場所で、下記の種類がある。

(�)タイムコントロール:参加車両の�着時刻を記録す る地点。

(�)スペシャルステージのスタートコントロール:スペ シャルステージのスタート時刻を記入する地点。

(�)スペシャルステージのフィニッシュコントロール: スペシャルステージのフィニッシュ時刻を記録する地 点。ただし、タイムカードへの実際の記入は同じコン トロールエリア内にあるストップポイントで行う。

(�)パッ�ージコントロール:参加車両の通�確認を行 う地点。

�)コントロールエリア(CONTROLAREAS):最初の黄 �地の��サインとベージュ�に��の��線の入った最 終サインまでの場所がコントロールエリアとみなされる。

�)レコナイザンス(RECONNAISSANCE:レッキ):スペ シャルステージの下見のことをいい、ドライバ ー、コ・ド ライバーはレッキスケジュールに従いスペシャルステージ を走行すること。

�)レグ(LEG):夜間リグループ(オーバーナイトパーク フ�ルメ)により分けられるラリーの�競技部分。��レ グの前の夜にスーパースペシャルステージが行われる場合、 それは��レグの���クシ�ンと見なされる。

(�)�つのレグにおける�クルーの運転時間は合���時

20 2017・11JAFMOTORSPORTS J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ

間を超えないこと。

(�)�つのレグの��から次のレグの開始までの間は、 �時間以�のレストタイム(停車時間)が設定されな ければならない。なお、競技中の連続走行時間(�回 が連続��分以�の運転の中断をすることなく、連続し

て運転する時 間)は、�長�時間を目安とし、設定す ることを推奨する。

�)セクシ�ン:リグループで区切られる競技区間の��。

��)ロードセクシ�ン:主として�動を目的とした走行に� てられ�つの連続するタイムコントロールで区切られた区

間、もしくはスペシャルステージスタートとそれに続くタ イムコントロールで区切られた区間を指す。

��)リグループ:参加車両の��を整えることを目的として 設定される停車をいう。リグループを行う場所は、出入り 口にタイムコントロールを設けてパルクフェルメの状態を 保たなければならない。その停車時間はクルーによって異 なってもよい。

��)ニュートラリ�ーシ�ン:�らかの事�によりオーガナ イザーが参加車両を停車させること。この停車時間は競技 時間に算入されない。その場所にはパルクフェルメの規則 が適用される。

��)パークフェルメ(PARCFERMÉ):車両への一切の作業、 検査、調整あるいは修理が、本規則、あるいはラリー競技 会特別規則により明確に許されている場合以外許可されず、 許可を受けた競技役員だけがその実施を認められる領域。

��)��されるサービス(PROHIBITED SERVICE):競技 車両に車載されている物以外の、製造物(オーガナイザー により供給される場合以外の固体あるいは液体)、スペア パーツ、工具あるいは器具をクルーが使用あるいは受領す ることができない。

��)タイムカード(TIMECARD):アイテナリーの中で予 定されている様々なコントロールポイントで記録されたタ イムを記入するためのカード。

��)メディアゾーン(MEDIA ZONE):サービスパーク、リ モートサービスあるいはリグループパークの入口のタイム コントロール手前で、メディアのために設定されたゾーン。

��)テクニカルゾーン(TECHNICALZONE):�箇所のタ イムコントロールで区切られた、車検員による技術検査を 実施する目的のゾーン。

��)ラジオポイント:スペシャルステージ内走行中の競技車 両の走行状況を把握し、事故発生時の効率的な救助活動を 目的に、スペシャルステージ内に設置される地点。この地 点では、通過確認(トラッキング)要員と緊急時要員が配 置され、連絡用無線が設置される。また、黄旗が準備され、 競技長の指示により黄旗が提示される場合がある。スペシ ャルステージ内にて黄旗が提示されるのはこの地点のみで ある。

��)スーパースペシャルステージ(SUPERSPECIAL STAGE):本規則に述べられ、ラリー競技会特別規則に詳 細のあるスペシャルステージの変化形でアイテナリーに記 載される。

��������

オーガナイザーは、アイテナリー、ロードブックおよびタイ ムカードを作成しなければならず、別添の推奨様式に従うこと が望ましい。

�.アイテナリーおよびロードブック:オーガナイザーは、 レッキ開始前までにすべてのクルーにアイテナリーが含ま れたロードブックを配布すること。推奨様式については別 添�を参�のこと。クルーはアイテナリーとロードブック に必ず従うこと。オーガナイザーは、迂回ルート(オルタ ネートルート)を予めロードブックに記載しておくか、ロ ードブックと同時に配布すること。

� (略)

�.競技内容:下記の事項を明記すること。

�) (略)

�)スペシャルステージの路面の種別(舗装路面、非舗装 路面および積雪路面等)。

(略)

�.�� (略)

�.ラリースケジュール:下記の事項を含むこと。

�)��)(略)

�)各レグのスタートリスト発表の日時

�)���)(略)

�.��.(略)

��������

・公式通知(略)

・ラリーガイド

このガイドの概念は、メディア、競技役員あるいは競技 参加者いずれもが、�つの��で��事�作業を�ませら れるようにしようとするものである。ラリーガイドは、ラ リースタートの�なくとも��間前に��的��として発 表することができる。ラリーガイドの印刷版作成はオーガ ナイザーの任意である。

・エントリーリスト

競技会特別規則にあるエントリー締め切り次第、オーガ ナイザーは、以下の内容を含めエントリーリストとして発 表すること。

-競技車両番号

-競技参加者のフルネーム

-ドライバー/コ・ドライバーの氏名

-エントリーする車両名と車両型式

-エントリーする車両のクラス

・スタートリスト

スタートリストは、競技会審査委員会の承認の後、競技 長が署名し、競技会特別規則に決められている時刻に発表 される。

�������(略) ��������������������

�.クローズド(クローズド格式)、リストリクティッド(地 方格式):

(�)各コースは、原則として舗装路面(アスファルト、タ ーマック等)、未舗装路面(グラベル等)、または積雪路 面(氷結路面を含む)のいずれかで設定されなければな らない。また異なる路面のスペシャルステージを組み合 わせる場合は(ミックス路面を含み)、参加者に事前に情 報を告知すること。

(�)開催については、下記事項を��しなければならない。

�)コースは競技関係者以外には確実に遮断されているこ と。

�)コースは、安全�を��し適切な場所に設定すること。

�)スタートからフィニッシュまでの主要な箇所に通過確 認(トラッキング)、連絡用無線を設置したラジオポイン トを必ず設けること。

�)ラジオポイントには通過確認(トラッキング)要員と 緊急時要員を配置し、黄旗を準備しておくこと。

�)開催場所の周辺には救急病院(外科、脳神経外科、整 形外科、救命救急センター等)があり、競技会当日の受 け入れ体制が確立されていること。

�)開催場所に観衆(観客)を入れる場合は、その安全確 保に十分留意しなければならない。とくに、JAF公認レ ーシングコースおよびJAF公認スピード行事競技コー ス(��以�)以外の場所に観衆を入れる場合には、公 認コースに準じた十分な防護対策を講じなければならず、 JAFの確認(査察等)を受けること。

観客安全・コントロール

特別規則には、�内競技規則�-�の�か、�なくとも次の 事項を明示すること。

①観客に警告を促すために、⑧の手段を適用すること。 必要であれば、危険なエリアに侵入しているいかなる 人物も排除すること。

21 2017・11JAFMOTORSPORTS J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ
�.(略)
��������

②競技長は、救急委員長の推奨事項(FIA国際競技規 則H項参照)を考慮することとする。また、万一危険 な状況の場合にはスペシャルステージを中止できるよ う、先行車の乗員(および審査委員会)の推奨事項も 考慮することとする。

③競技中(先行車が通過後、追上車が通るまで)一般観 客は、競技に使われる道路沿いに移動することを禁止 する。

④競技中に観客の安全を確保するため、十分な人数のオ フィシャル又は警備員を配置しなければならない。

⑤オフィシャルは、はっきりと確認できるように、ジャ ケット等を身に付けること。

⑥観客が安全に移動できるような場所、および時間を設 定すること。

⑦インフォメーション(安全に対する告知)

観衆向けのインフォメーションはさまざまな方法によ る

- 印刷物、呼びかけ、およびテレビ報道

- ポスター提示

- パンフレットの配布

- 拡声器装備車両(コースインフォメーションカー)

の競技ルート通過により観衆に告知する(最初の 車両 がスタートする��分から�時間前が推奨さ れる)。この車両は、拡声器装備のあるヘリコプ ターに替えることができる。この運用は必要に応 じて何度も繰り返すことができる。

�)上記�)��)に加え、必要に応じて国際モータース ポーツ競技規則付則H項に準拠した準備や対策を追加す ること。

(�)国際モータースポーツ競技規則付則H項に基づき、下 記事項を強く推奨する。

�)国際モータースポーツ競技規則付則H項を参考に緊急 事態に備えた「セーフティプラン(緊急時マニュアル)」 を作成し、関与する競技役員に緊急時の対応を周知徹底 すること。

�)ラジオポイントは���m毎に設置すること。

�)スタート地点には緊急時に対応し以下のものを配置す ること。

- 緊急用車両

- 医師または救急救命措置の行える者    - 消火器(��g��本�当以上)    - 大会本部との連絡機器   �)ストップ地点には緊急時に対応し以下のものを配置す ること。

- 消火器(��g��本�当以上)    - 大会本部との連絡機器   �)緊急用車両は、参加車両から救出するのに必要な機材 を積載した車両と、負傷したクルーを搬送できる車両の ��体制であることが望ましい。

�)上記�)��)に加え、必要に応じて国際モータース

ポーツ競技規則付則H項に準拠した準備や対策を追加す ること。

��.セミナショナル(準国内格式)、ナショナル(国内格式) またはインターナショナル(国際格式):  (�)各コースは、原則として舗装路面(アスファルト、タ

ーマック等)、未舗装路面(グラベル等)、または積雪路 面(氷結路面を含む)のいずれかで設定されなければな らない。また異なる路面のスペシャルステージを組み合 わせる場合は(ミックス路面を含み)、参加者に事前に情 報を告知し、それぞれの路面に適したタイヤを装着でき るよう配慮すること。

(�)開催については、下記の事項を満足しなければならな い。また、インターナショナル(国際格式)については 国際モータースポーツ競技規則付則H項にも従わなけれ ばならない。

�)コースは競技関係者以外には確実に遮断されているこ

と。

�)コースは、安全�を考慮し適�な場所に設定すること。   �)国際モータースポーツ競技規則付則H項を参考に緊急事 態に備えた「セーフティプラン(緊急時マニュアル)」 を作成し、関与する競技役員に緊急時の対応を周知徹底 すること。

�)スタートからフィニッシュまでの間に通過確認(トラ ッキング)、連絡用無線を設置したラジオポイントを必 ず設けること。このラジオポイントは���m毎に少な くとも��所設置しなければならない。

�)ラジオポイントには通過確認(トラッキング)要員と 緊急時要員を配置し、黄旗および消火器(��g以上)を 準備しておくこと。

�)スタート地点には緊急時に対応し以下のものを配置す ること。

- 緊急用車両

- 医師または救急救命措置の行える者(全日本選手権 では医師が望ましい)

- 消火器(��g��本�当以上)

- 大会本部との連絡機器

コースが���mを越える場合には中間地点(ミッドポ イント)には緊急時に対応し以下のものを配置する こと。

- 緊急用車両

- 医師または救急救命措置の行える者

- 消火器(��g��本�当以上)

- 大会本部との連絡機器

�)ストップ地点には緊急時に対応し以下のものを配置す ること。

- 消火器(��g��本�当以上)

- 大会本部との連絡機器

�)緊急用車両は、参加車両から救出するのに必要な機材 を積載した車両と、負傷したクルーを搬送できる車両の ��体制であることが望ましい。

�)開催場所の周辺には救急病院(外科、脳神経外科、整 形外科、救命救急センター等)があり、競技会当日の受 け入れ体制が確立されていること。

��)開催場所に観衆(観客)を入れる場合は、その安全確 保に十分留意しなければならない。とくに、JAF公認レ ーシングコースおよびJAF公認ス�ード競技コース(� 級以上)以外の場所に観衆を入れる場合には、公認コー スに準じた十分な防護対策を講じなければならず、JAF の確認(査察等)を受けること。

観客安全・コントロール

①観客に警告を促すために、⑧の手段を適用すること。 必要であれば、危険なエリアに侵入しているいかなる 人物も排除すること。

②危険な場所はセーフティープランに盛り込むこと。オ ーガナイザーは、セーフティープランに示されている 危険なエリアをはっきりと示すこと。それはまた観客 の到着前に行うこと。

③競技長は、救急委員長の推奨事項(FIA国際競技規則H 項参照)を考慮することとする。また、万一危険な状 況の場合にはスペシャルステージを中止できるよう、 先行車の乗員(および審査委員会)の推奨事項も考慮 することとする。

④競技中(先行車が通過後、追上車が通るまで)一般観 客は、競技に使われる道路沿いに移動することを禁止 する。

⑤競技中に観客の安全を確保するため、十分な人数のオ フィシャル又は警備員を配置しなければならない。

⑥オフィシャルは、はっきりと確認できるように、ジャ ケット等を身に付けること。

⑦スペシャルステージは、観客が安全に移動できるよう な場所、および時間を設定すること。

⑧インフォメーション(安全に対する告知)

22 2017・11JAFMOTORSPORTS J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ
23 2017 11 JAF MOTOR SPORTS

日本スーパーフォーミュラ選手権は9 月10日、九州オートポリスで第5戦 が開催され、僅か2週間のインター バルを置いて第6戦が9月24日、東北スポー ツランドSUGOで行われた。残すは10月21 〜22日、JAF鈴鹿グランプリとして行われる2 レース制の一大会のみ。ラス前のSUGOでシ リーズの趨勢がおぼろげながらも浮かび上がっ てきた。

9月23日土曜午後に行われた予選は、朝に バラついた雨も乾き、ドライコンディションの 下、いつもの1/100秒を争う超接近戦が繰り 広げられた。Q1は、昨年のSUGOの覇者、関 口雄飛選手がトップタイム。ヤン・マーデンボ ロー選手が続き、インパルが1-2と最高の滑り 出しを見せるが、Q2では1分5秒122をマーク したアンドレ・ロッテラー選手が断トツのベス トを奪う。

1分5秒の壁を巡る戦いが予想されたQ3で は、好調、関口選手が4秒988で最初にその 壁を破って第2戦岡山国際に続く2度めのポー ルポジションを確定、と思われたが、ラストア

タックで自身、完璧と振り返る走りを見せたニ ック・キャシディ選手が4秒910で関口選手が 直前に出したコースレコードを塗り替え、PPを 奪取した。

今年、SFデビューのキャシディ選手は初の PPだが、KONDOレーシングは、第4戦もて ぎでも、同じルーキーの山下健太選手がPPを 獲得。ともに20年代前半の大型新人がシリー ズを掻き回している。

第4戦から横浜ゴムが2スペックめとなるソ フトコンパウンドを供給開始したことに伴い、 直近2戦の決勝ではミディアム、ソフト2種類 のタイヤを履くことが義務付けられたが、今回 はタイヤ交換義務はなくなった。ピットインも 義務づけではないが、250kmというレース距離 は相当な燃費走行を心がけないと無給油で走る のは困難という見方が強く、給油のみのピット インを行なうというのがスタンダードな戦略と 思われた。

68周で行われる注目の決勝は24日午後2時 過ぎにスタートが切られた。キャシディ選手は 発進に手間取り、その脇を3番手スタート、2連

2017年JAF全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦

近藤真彦監督率いる KONDO レーシングはニック・キャシディ 選手がチームに今季、2 度めのポールポジションをもたらした。

勝中のピエール・ガスリー選手がすり抜け、一 瞬、先頭に立ったかと思われたが、2番手スタ

2017年JAF全日本フォーミュラ3選手権第19戦&第20戦スポーツランドSUGO[JAF公認No.2017-0020]

開催日:9月22~24日 開催場所:スポーツランドSUGO 格式:国際/国内 主催:㈱菅生[団体登録No.公認04001]、SSC[クラブ登録No.公認04002] フォト/上尾雅英、JRP、JAFスポーツ編集部 レポート/

関口雄飛選手が今季2勝め獲得。ガスリー選手の連勝を阻止
JAFスポーツ編集部
SF 全

ートの関口選手がホールショットを奪う。

この日朝のフリー走行でクラッシュ、その影 響が懸念された関口選手だったが、序盤からプ ッシュを続けて、ガスリー選手を従えてトップ を走行。3、4番手にはロッテラー、中嶋一貴の トムス勢が続いた。

レースは早くも10周前後から給油のみのピ ットインを行なうドライバーが現れ始めるが、 先頭集団はお互いのペースを見極めながら中盤 過ぎまで周回を続ける。「序盤10周くらいまで は問題なく走っていたんだけど、まずフロント、 次はリアのグリップが不足して、ペースをキー プすることが難しくなった」とペースが上げられ ないガスリー選手を横目に関口選手は独走態勢 に持ち込んで42周めにピットイン。6番手でコ ースに復帰する。

暫定トップに立ったガスリー選手は「中盤以 後はグリップが戻ってクルマの動きも良くなっ た」と、ペースアップ。以下、関口選手の前を 走る5位までのドライバーは50周過ぎまでピ ットインを遅らせる作戦を取る。ガスリー選手 は58周めにピットインするが、関口選手の前 に立つことは叶わず。ほとんどのドライバーが ピットインを終えた61周の段階では関口、ガ スリー、一貴というピットイン前のオーダーが 復活する。

その後ろには無給

第 5 戦オートポリス/1.ライバルも驚くソフトでのロングランを敢行したチームル・マンはローゼンクヴィスト、大嶋の んだ。右は片岡龍也監督。2. 第 4 戦はタナボタの感もあったが、今回は GP2 王者のスピードを見せ付けての圧勝。連勝を飾ったガスリー選手。

3.2 番手スタートの国本雄資選手は 5 位を獲得。4.PP を奪った野尻智紀選手。今季、HONDA 勢初のポールだったが上位は敵わなかった。5.3 番 手スタートの可夢偉選手も表彰台を逸して 7 位にとどまった。

ス・ローゼンクヴィストの2台が続いたが終盤、 燃費走行のためにペースダウンを強いられ、可 夢偉選手は7番手まで後退してゴ―ル。ローゼ

ンクヴィスト選手も国本雄資選手にかわされた が、5番手に踏みとどまった。

レースは66周めに、燃費を考えペースを落 とした関口選手にガスリー選手が最後は0.7秒 差まで詰めるが、オーバーテイクボタンを使い 切っていたガスリー選手の追撃もここまで。関

第 6 戦 SUGO/6. スタートを決めたガスリー選手は 2 番手の座を最後まで守 りきってゴールした。7.「マシンのペースと戦略が噛み合ってきた」。一貴選手 は開幕戦以来の表彰台をゲット。8. 燃費作戦を取った可夢偉選手だったが 2 戦 連続の 7 位に。9.10. セルモ・インギングは表彰台は逸すも国本選手(9.)が 4 位、石浦選手(10.)が 6 位と手堅くポイントを重ねた。11.ローゼンクヴィスト選 手も5 位入賞とポイントを稼いだ。12.昨年に続いて SUGO を制した関口選手と 星野監督。最終戦、逆転で悲願のタイトルを狙う。

口選手が逃げ切り、岡山国際に続く今季2勝め を獲得した。

「スタート前は結構ドタバタしましたが、チー ムの皆が100%の状態に戻してくれた。この数 戦、決勝セットが特に弱い所があったんです が、今回はバッチリ。チームに勝たせてもらっ たレースでした」と関口選手。ランキングも4位 に浮上、チャンピオンへの挑戦権を残した状態 で最終戦に臨むことになった。

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関口雄飛選手が今季2勝め獲得。ガスリー選手の連勝を阻止
油作戦を採った小林 可夢偉、フェリック
1 2 3 4 5 6 8 9 12 7 10 11

日本F3選手権はシリーズ最終大会と なる第19戦&第20戦が、9月23~ 24日、スポーツランドSUGOで行 われ、第19戦で4位に入賞した高星明誠選手 (B-Max NDDP F3)が最終戦を待たずに初の チャンピオンを確定させた。

前戦オートポリスから僅か2週間というイン ターバルで行われたSUGO大会にチャンピオ ンの権利を持って臨んだのは、シリーズ前半戦 で9戦6勝と速さを見せた高星選手と、後半戦 で9戦8勝の独り勝ちを収めている坪井翔選手 (カローラ中京Kuo TOM'S F317)の二人。

勝ち星こそ坪井選手が上回るが、後半戦も4 戦連続2位と手堅くポイントを重ねた高星選手 が19ポイントのリードを守っている。坪井選 手がこの2戦でフルポイントの24点を得ても、

高星選手は6ポイントを獲得すればチャンピオ ンが転がり込む計算だ。

8戦連続でPPを更新中の坪井選手として は、23日土曜の公式予選でまずWポールを奪 って逆転タイトルに弾みをつけたいところだっ たが、PPを奪ったのはベスト(第19戦のグリッ ドを決定)、セカンドベスト(第20戦のグリッド を決定)ともにただ一人、1分12秒台に叩き入れ た大津弘樹選手(TODA FIGHTEX)だった。

今年、苦杯をなめ続けてきたTODA TR-F301 エンジンは初のPP奪取だ。坪井選手は2戦と もチームメイトの宮田莉朋選手(カローラ中京 Kuo TOM'S F314)に続く3位。高星選手が4 位に続いた。高星選手は2戦連続でこの順位 を守ればチャンピオンが確定する。

23日午後に行われた第19戦決勝。大津選手 に続いて1コーナーに飛び込んだのは坪井選

手。対する高星選手は5番手に後退する。坪井 選手は大津選手の背後につけ、5周めからは遂 にテールトゥノーズへ。プレッシャーを掛けら れた大津選手は11周め、SPコーナーでコース オフ、スポンジバリアにクラッシュしてしまう。 首位に浮上した坪井選手は逃げ切ってトップチ ェッカー。逆転Vに望みを繋いだかに見えた が、ファステストラップを逃したために、10ポ イントの上乗せにとどまり、この結果、4位でゴ ールした高星選手のチャンピオンが確定した。

明けた24日の最終戦決勝は、前日の曇天か ら一転、快晴の下、行われた。ホールショット を決めた大津選手に続いたのはまたしても坪井 選手。スタートで宮田選手をかわした高星選手 が3番手につけた。前日の二の舞は御免とばか

りに逃げる大津選手を、坪井選手もしっかりと マーク。終盤には周回遅れに詰まった大津選手 の背後につけるが、ここで1台のマシンがコー ス上にストップしたため、SCが入る。 レースは残すところ3周でリスタート、1コー ナーで首位を狙った坪井選手だったが、大津 選手が今回は最後まで抑え切って前日のリベン ジを果たした。大津選手は念願の全日本F3選 手権初優勝。TODA RACINGは、2009年以 来、8年ぶりの勝利を飾った。

F3-Nは、第19戦で長谷川綾哉選手(Alb新 潟第一ホテルSugar)が第7戦以来の2勝めを 飾り、第20戦ではアレックス・ヤン選手(Hua JiangHU F3)が今季初優勝を遂げた。

Wポールの大津弘樹選手が念願のF3初優勝達成!
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1. 第 19 戦 F3-N は前戦 AP を欠場、満を持して参戦の長谷川綾哉選手がシーズン 2 勝めをあげた。2. 阪口晴南選手は第 19 戦で 3 位に 入り、今季初表彰台をゲットした。3. 第 20 戦表彰。初優勝の大津選手の両脇にはトムスの 2 選手が並んだ。4. 第 19 戦を制して連勝 を 7 に伸ばした坪井選手だったがタイトルには一歩及ばなかった。5. 予選から頭ひとつ抜け出したタイムをマークしていた大津選手。 ゴール後は感涙に咽んだ。

2017全日本F3チャンピオン確定の高星選手に緊急インタビュー

勝てない時こそ、表彰台や1点でも多くの ポイントを獲らなければ、と思っていた

今年の全日本F3の王座決定戦は最終戦を待たずに決着した。 昨年、チームが王座を取り逃がした苦い思い出の残るSUGOで 一年越しのリベンジを果たしたのは高星明誠選手。

B-MAX NDDPの栄えある初代チャンピオンの座をたしかなものとした

昨日の第19戦が終わった直後は、まだ チャンピオンの実感がないと話してました が、一夜明けてどうですか?

高星 昨日は、ゴールした時点でも、1周回って きても分かんなかったので、“あれチャンピオンな の?”って感じでしたが(笑)、回りの方々、ファ ンから祝福されて、いまは徐々に実感が湧いてき ているところです(笑)。

予選でははいい位置につけませんでした。

高星 タイヤをしっかり暖めかったんですが、タ イミングを外して自分の思い通りにアタックでき なかった。TODAエンジンが2台とも速くなった のも正直、想定外でしたが、基本的にF3は急に 速くなるということはないカテゴリーだと思ってる ので、焦らなかったというか、ベストを尽くして いけばチャンピオンは獲れる、と。坪井選手も3 番手だったのは運が味方してくれたのかもしれな いですね。ただTODAエンジンは来年は脅威に

今年のシリーズには、どんな意 気込みで臨んだんでしょう?

今年はチームを率いるDRAGON 選手もF3-N のチャンピオンを獲得とB-MAX は最高の一年 となった。「いつもレースに対してドライバーが凄く集中できるような環境を作ってくれる ので、そこはポジティブに働いてくれたと思います」とチームへの感謝も忘れない。

高星 2016年はスポットで出ましたけど、いい 感触も持てていたので、同じようにやれれば絶対 にチャンピオンは獲れるというか、MUSTだと思 ってました。B-MAX NDDPとしてチャンピオン を獲ったことがまだなかったし、僕自身、B-MAX で長くお世話になっているので、組田社長に恩 返ししなければという気持が強かったですね。

見事なスタートダッシュを決めて9戦6勝 という成績でシリーズを折り返しました。

高星 最初はプレッシャーがありましたが、序盤 から自分達の思い通りのレースがやれて結果が 残せたので、ちょっとリラックスできた感じはあ りました。前半戦のようにはいかないにしても後 半も勝てるとは思ってたんですが、トムスの二人 が中盤以降、速くなって、坪井選手に巻き返さ れた。ただ、その中でも、ずっと表彰台に登れて

オンに繋がったと思います。

実際、勝てなくなっても第13戦から第18 戦まで2位4回、3位2回と常に表彰台は外さな かった。

高星 去年まで監督だった長谷見さんに言われ た、“リタイヤをしない。常にポイントを獲ること を意識して走る”というアドバイスを今年はいつ も頭の中に置いてました。勝てない時こそ、表彰 台や多くのポイントを獲らなければいけないと思 ってました。

この6戦で4度もファステストラップを 取ったことも大きかったのでは。でもペース が上がらない時にファステストを取るのは簡 単ではないですよね?

高星 ファステストの1点は大きいですよ。それ を獲るためには基本的にタイヤをまずもたせない 27

決戦前夜

〜2017スーパーフォーミュラ、勝利の方程式を探る〜 今年のスーパーフォーミュラは10月21〜22日に最終戦がJAF鈴鹿グランプリとして行われる。

そして今年も多くのドライバーがチャンピオンの権利を有して、このスペシャルな2レース制の最終戦に臨む。 勝利そしてチャンピオンへの鍵を握るものは何か。今年の展開を振り返りながら占ってみる。 レポート/貝島由美子 フォト/上尾雅英、JRP

今季、全7大会・9レースで争われている 全日本スーパーフォーミュラ選手権。そ の最終戦が10月21日(土)〜22日(日)、 三重県・鈴鹿サーキットを舞台に行われる。この 大会には、2014年からJAFグランプリの称号が懸 けられており、ドライバーたちにとっては“名誉”を も手に入れられる大会。例年、チャンピオン決定 戦となることも相まって、盛り上がりを見せる。

現在、ランキングトップにつけている石浦宏明選 手、それを0.5ポイント差で追うピエール・ガスリ ー選手、さらにトップを5ポイント差で追うフェリッ クス・ローゼンクヴィスト選手ら、計算上タイトル を獲得できるドライバーは8人。最終戦で最後に笑 うのは誰なのか、非常に興味深い1戦となりそうだ。

さて、そんな今季の全日本スーパーフォーミュラ 選手権には、5人のルーキーがデビュー。すでにタ イトル獲得経験があるベテランたちに伍して、高い パフォーマンスを発揮してきた。その筆頭が、ガス リー選手。すでに9月末、トロ・ロッソからF1デビ ューも果たしたガスリー選手は、昨年GP2でもタ イトルを獲った逸材で、開幕前から注目されてきた。 初めて日本のチームと仕事をするということで、開 幕戦、第2戦は、思ったような実力を発揮できなか ったが、第3戦・富士からは次第に成績が上昇カ ーブを描き始め、第4戦・ツインリンクもてぎ、第

5戦・オートポリスでは2連勝。一気にランキング を上げてきた。

そのガスリー選手の戦い方は、かなりの正統派。 まずは予選でできるだけ前のグリッドを得ることを 目標としている。だが、2連勝したもてぎとオートポ リスでは、戦略面でも光った。この2戦では、通常 のミディアムスペックに加え、ソフトタイヤが投入 され、決勝では両スペッ クの使用が義務付けられ た。その中で、もてぎでは 予選トップ3のドライバー がソフトタイヤでスタート したのに対して、予選4番 手だったガスリー選手はミ ディアムでスタート。一方、 オートポリスでは、トップ 10グリッドの中で、唯一 予選5番手だったガスリー 選手だけがソフトでスター トと、ポジションを上げて 行くために、敢えて周囲の ドライバーたちと逆の作戦 を採った。もてぎの場合は、 トップ快走中の小林可夢 偉選手のピット作業ミスに

助けられての優勝となったが、オートポリスでは完 全にレースを支配している。

これに対して、予選でのパフォーマンスがここま でなかなか出せていないローゼンクヴィスト選手は、 決勝ロングランペースの良さを活かす戦略をチー ムが採用。第2戦・岡山のレース2あたりから、安 定したレースペースで走り切ってポイントを重ねて

ソフトコンパウントが導入され、その使用が義務付けられるレギュレーションとなった第 4 戦、第 5 戦はタイヤ戦略がレースの行方を大きく左右した。最終戦でもピットインをめぐる戦 略がポイントとなりそうだ。

1 3 2 28 2017 11 JAF MOTOR SPORTS

シリーズ中盤の 2 連勝で大量ポイントを重ねたガスリー選手(4.)は 0.5 ポイント差の 2 番手につける。マレーシア GP で F1 デビューを果たし、最終戦と重なるアメリカ GP を優先させる、との情報もあったが、どうやらチャンピオンを賭けて最終戦はドライブすることになりそうだ。岡山を制した石浦選手(5.)は 2 年ぶりの王座奪回を 狙う。ローゼンクヴィスト選手(6.)は未勝利ながら、3 度の表彰台が効いてランキング 3 位。SUGO で表彰台の関口(7.)、一貴(8.)の両選手も一発逆転の V を狙う。

2017年全日本スーパーフォーミュラ選手権

Pos. 予選 決勝

第 1 戦鈴鹿

1 位 中嶋一貴 中嶋一貴

2 位 国本雄資 山本尚貴

3 位 山本尚貴 国本雄資

第 2 戦岡山国際 Race-1.

1 位 関口雄飛 アンドレ・ロッテラー

2 位 アンドレ・ロッテラー 関口雄飛

3 位 ニック・キャシディ ニック・キャシディ

第 2 戦岡山国際 Race--2.

1 位 石浦宏明 関口雄飛

2 位 山下健太 石浦宏明

3 位 関口雄飛 アンドレ・ロッテラー 第 3 戦富士

1 位 国本雄資 石浦宏明

2 位 石浦宏明 フェリックス・ ローゼンクヴィスト

3 位 関口雄飛 アンドレ・ロッテラー

きた。それは、2スペックタイヤを使用したもてぎや オートポリスでも同じだった。もてぎでは予選が6

番手だったこともあり、ガスリー選手同様、ミディ アムタイヤでスタート。前方のドライバーたちがピ ットインするのを待つ形で周回を重ね、後半はソフ トにチェンジ。そこからソフトの優位性を活かして 順位を上げて行った。

一方、予選が10番手と中団からのスタートとなっ てしまったオートポリスでは、他のチーム&ドライバ

Pos. 予選 決勝

第 4 戦ツインリンクもてぎ

1 位 山下健太 ピエール・ガスリー

2 位 小林可夢偉 小林可夢偉

3 位 野尻智紀 フェリックス・ ローゼンクヴィスト

第 5 戦オートポリス

1位 野尻智紀 ピエール・ガスリー

ポイントランキング(第 6 戦終了時)

1 位 石浦宏明 33.5

2 位 ピエール・ガスリー 33

3 位 フェリックス・ ローゼンクヴィスト 28.5

4 位 関口雄飛 25

5 位 中嶋一貴 22

6 位 アンドレ・ロッテラー 20

2位 国本雄資 フェリックス・ ローゼンクヴィスト

3位 小林可夢偉 大嶋和也

第 6 戦 SUGO

1 位 ニック・キャシディ 関口雄飛

2 位 関口雄飛 ピエール・ガスリー

3 位 ピエール・ガスリー 中嶋一貴

ーがアッと驚く作戦を展開。ミディアムタイヤでスタ

グリッドからでも、毎回確実にポジションを上げて きているのは、見事だと言っていいだろう。

戦を敢行するべく準備を進め、決勝中 は燃費を踏まえアクセルオフを多用す るリフト&コーストを徹底。7つポジシ ョンを上げて5位でレースを終えてい る。もし、予選でフロントロウ、あるい はトップ3に入っていれば、こうしたギ ャンブル的な作戦は取り辛いが、後方 ートしてからわずか4周でピットイン、そこからソフ トタイヤを50周持たせる走りで表彰台を獲得して みせた。ソフトタイヤに関しては、多くのチームがロ ングランを行うことができておらず、リファレンスが ない状態だった。だが、ローゼンクヴィスト選手を 擁するチーム・ルマンは、金曜日からチームメイト の大嶋和也選手がソフトタイヤでのロングランを敢 行し、“持つ”と判断していた。このあたりは、F1で 長く活躍してきたエンジニ アの加入によって、チーム 力が増してきたと見ること ができるだろう。

また、ローゼンクヴィス ト選手自身が非常に器用 なドライバーで、タイヤマ ネージメントや燃費走行

今季、ともに PP を獲得している KONDOレーシング、キャシディ(9.)、山下(10.)のルーキー2

人も最終戦で速さを結果に繋げたいところだ。

も活躍が期待される一人。初勝利が秒読み段階に入ってる可夢偉選手(

11.

など、あらゆる場面に対 応できているというのも大 きい。それが、第6戦・菅 生でも発揮された。トラフ ィックの影響で予選12番 手に留まってしまったロー ゼンクヴィスト選手は、日 曜日の朝からノーピット作

こうしたルーキーたちを迎え撃つ役割を担ってい るのが石浦選手だが、今季は石浦選手も“耐える レース”が多い。もてぎではまさかの予選17番手 から、オートポリスでは8番手からスタート。それ でもレースペースが常にいいことから、着実にポジ ションを上げてポイントを重ねてきている。それが ここまでランキングトップを守っている要因だ。 ただし、最終戦・鈴鹿でタイトルを決めるために は、まず予選すべてを通じての速さが重要。Q1と Q3で決定する2レースそれぞれのポールシッター に、1ポイントずつが加算される。さらに、レース1 は、完全なスプリント。ほぼスタートですべてが決 まるため、フロントロウに並ぶことが最重要課題と なる。レース2に関してはピット作業が行われるが、 スタート後のポジションによっても、入るタイミン グは変わってくる。

ここでは、誰が他のドライバーの裏を書いてくる のかというのも注目部分。タイヤ交換だけに留める のか、給油を行うのかによってもポジションが入れ 代わる可能性がある。また、最終戦ということでレ ース展開も激しいものとなる。昨年は2回、セーフ ティーカーが導入されたが、このような不確定要素 もタイトル争いの行方を左右しそうだ。

HONDA 勢で唯一、PP を奪取した野尻選手(
4 6 7 8 5 9 11 10 12 29 2017 11 JAF MOTOR SPORTS
12.)も上位に絡んで きそうだ。

日本ダートトライアル選手権は2017 シーズンの大詰めを迎え、中部&近 畿ダートラのメッカとなっている福 井・南越前町にあるオートパーク今庄で第7戦 が行われた。大会の週末は晴天に恵まれ、適 度な風が吹く絶好のダートラ日和。N1とDを除 く7クラスでのチャンピオン争いを残している 今庄ラウンドには150名がエントリーした。

この6年間で毎年チャンピオンが変わってい るSA1。今年も2015年チャンプ稲葉幸嗣選手 やディフェンディングチャンピオン中島孝恭選 手が参戦しているが、若手実力派の崎山晶選 手や全日本に復活したベテラン小山健一選手、 外山嘉賢選手を横目に、今季の勝利を着実に 重ねてきたのは、昨年からFD2でSA1に挑ん でいる工藤清美選手だった。

SA1は未だにEK9シビックが主力車種とな っているが、コースや路面状況によっては稲葉

選手のDC5インテグラのようにハイパワーな 車種にも勝機がある。しかし、FD2はジムカー ナPN2でこそチャンピオンマシンだが、外乱 による姿勢変化が起きやすいダートラでは、 CZ4AエボⅩより長い全長や車両重量が災いし て主力車種からは外れていた。

投入初年度である昨年は、SC1の5年連続チ

スーパートライアル

ャンプの工藤選手をもってしてもFD2を優勝 に導くことは難しかった。しかし、セッティン グマニアの本領を発揮してFD2のいい動きを 見出した最終戦タカタではSA1初勝利を獲得。 シーズンオフに重ねたたゆまぬ練習の成果は今 季の第3戦切谷内から結実し、実に3連勝を挙 げてポイントリーダーに躍り出た。

そして、第6戦門前では若手の崎山選手に勝 利を譲ったものの、第7戦今庄では公開練習不 参加のポリシーを貫いて泰然自若。決勝では第 1ヒートから2位に約1秒差を付ける1分35秒 613という暫定ベストタイムを叩き出して2本 めを待っていた。

よく整備された今庄の超硬質路面は第2ヒー トでも変わらず、SA1でも1秒程度の自己タイ ム更新が相次いでいた。しかし、シードドライ バーのタイムは伸び悩み、自己タイムは更新す るものの工藤選手のタイムには及ばなかった。 工藤選手も走りにミスが生じるも自己タイムを 約コンマ1秒上げてフィニッシュ。このまま逃 げ切るかと思われた。

ところが、第4戦スナガワでの転倒から辛く も復活したアバルト500の中島孝恭選手が、 工藤選手からコンマ3秒遅れの中間計時をマー ク。タイムが劇的に上がる最終区間を丁寧な走

全日本ダートラ2017年タイトル獲得状況

PN1 宝田ケンシロー選手 第 7 戦今庄で確定

PN2 川島秀樹選手 第 7 戦今庄で確定

N1 細木智矢選手 第 6 戦門前で確定

N2 黒木陽介選手と北條倫史選手の最終戦勝負

SA1 工藤清美選手 第 7 戦今庄で確定

SA2 北村和浩選手と荒井信介選手の最終戦勝負

SC1 山崎迅人選手 第 7 戦今庄で確定

SC2 梶岡 悟選手 第 7 戦今庄で確定

D 谷田川敏幸選手 第 6 戦門前で確定

りでクリアした中島選手は1分35秒655を叩 き出した。しかし、工藤選手の1分35秒511 には約コンマ1秒届かず2位。土壇場で2016 年チャンプと地元の意地を見せた。

シリーズ2位の稲葉選手と3位の崎山選手が 下位に沈んだことから、2017年SA1のタイト ル争いは終結。工藤選手が2015年以来、自身 6度めのチャンピオンを確定させた。

今季は持ち前の的確な走りで FD2 シビックを勝 利に導いてきた工藤清美選手。大きく重い FD2 を見事にチャンピオンマシンへと育て上げた。

今季は怒涛の 3 連勝でシリーズ首位に君臨した工藤清美選手 (中央)が 4 勝めで SA1 タイトルを確定。アバルト 500 の中島孝 恭選手が 2 位、SW20 の葛西キャサリン伸彦選手が 3 位と初表彰 台が並んだ。

天王山、今庄!! 工藤清美選手がFD2でSA1王者に! 2017年JAF全日本ダートトライアル選手権第7戦
in 今庄[JAF公認No.2017-2211] 開催日:9月2~3日 開催場所:オートパーク今庄 格式:国内 主催:SHALET[クラブ登録No.加盟23035] フォト/安達正男、JAFスポーツ編集部 レポート/JAFスポーツ編集部
JDTC 全

「2本めはかなり失敗。あちこちでかなりライ ンを外しました。1本めの87Rから92Rに履き 替えてクルマの動きが変わったのと、195の 92R DTは初めて履いたので、前半では合わせ 切れなかったね。でも、2本めの後半では走り も修正できたので、タイヤに慣れればもっとタ イムを出せだと思います。最終戦タカタは青森 から距離があるのでいつもは断念するんです が、今年は皆さんの希望にお応えして(笑)参戦 します」とは工藤選手。

駆動系や足回りのセットアップと超硬質路面 用タイヤのマッチングをうまく見出せた工藤選 手は、難しいFD2シビックをチャンピオンマシ

1.2.SA1 最終走者・中島孝恭選手が優勝の工藤選手のコンマ 2 位を獲得。3. 葛西キャサリン伸彦選手が SA1 初入賞で 3 位 表彰台という離れ技。 勝めで首位の北條倫史選手を追い詰める。5. 入賞を続けるN2 岸山信之選手が 2 位。 6. 第 3 戦に続く 伊藤益弘選手はランサー乗り換え後最上位の 4 位獲得。8. 鬼気迫る走り で 2 位の鎌田卓麻選手をコンマ 4 秒引き離した北村和浩選手が今季 3 勝め。9. 全日本初優勝の N1 森大士選手。10. 往年の CⅡアルト使 い・浦上智明選手を父に持つ浦上真選手が 2 位。11. 森選手(左)と全日本参戦 2 戦めにして連続表彰台獲得中の浦上選手。12.PN2 川島 秀樹選手がブッちぎりの速さで完全勝利してタイトル防衛も達成。13.PN2 櫻井貴章選手は悔しい 2 位。14.PN2 鳥居晴彦選手は第 3 戦 に続く3 位。15.2 本めの超接近戦を制した宝田ケンシロー選手(中央)が PN1 連覇。約コンマ 02 秒差の 2 位は PN1 福山重義選手(左)。福 山選手とコンマ 003 秒差の 3 位は上野倫広選手。16. オーバーオールタイムで今季 2 勝めの SC2 田口勝彦選手だったが、梶岡悟選手が 4 位で SC2 タイトルを決めた。17. やや離された SC2 吉村修選手は 2 位。18. 上り調子の SC2 太田雅文選手が連続 3 位。19.1 本めのシャ フト折れを克服して 3 連勝した山崎迅人選手が SC1 初タイトル確定。20. 前戦の転倒により代車で参戦した坂田一也選手(左)は山崎選手 (右)に僅差で逆転され惜敗。21. 満点チャンプを狙うD 谷田川敏幸選手は僅差の 2 位。22. 全日本初優勝の亀田幸弘選手(左)。車両製 作者兼オーナーの栗原代表と握手。23. 第 1ヒートから速さを見せた亀田選手の GRF インプレッサ(2.5リットルターボの A-Line)。

ンに仕立て上げることに成功した。そしてこれ

は、SC1時代に見せた”手の付けられない強さ” が復活する序章なのかも知れない。

第7戦今庄では、PN1宝田ケンシロー選手が 上野倫広選手と山崎利博選手、児島泰選手と

第 7 戦今庄では 2 クラスで全日本初勝利が!

N1 クラス 森大士選手 DC2 インテグラ D クラス 亀田幸弘選手 GRF インプレッサ 「ジムカーナ出身なのでドラ イタイヤで浅いアングルで 走れる路面が得意だと思っ てます。今回は”イオックス の雨上がり舗装を幸田サー キットに敷いたコース”をイ メージして(笑)、クルマを前 に出す走りと最終区間でのタ イムアップを狙いました。僅 かなロスはありましたが狙い に近い結果が出せました。

第 6 戦門前では路面を見る 余裕がなくてリム落ちさせま したが、今回は心に余裕を 持って路面を見られたのが良かったのかもしれません。2014 年にジムカーナの地区戦からダートラに転向して、昨年から 全日本を追ってます。今年は浮き沈みが激しかったので、今 後は安定して上位を獲れるように精進します」

「A036 が効く路面で、μが 安定してる状況ならタイムを 出せる感触が得られてきて、 第 6 戦門前でも良かったし、 今日の1 本めもほぼいい走り ができました。2 本めの方が グリップは高かったのです が、ラインを少し外すと厳し かったので、 1 本めよりも慎重 になりすぎてタイムダウンし ちゃいました。ダートラ歴は 17 年で、ヴィヴィオや GC8 の改造車、GDB の N 車両を経 て、結婚を機に GG インプレ ッサで関東の N1500 を走ってました。ひょんな事から栗原オ ート企画のオーディションに合格することができて、昨年か ら全日本 D クラスを追えることになりました。D 車両は人馬一 体な感じが気持ち良いですね」

の首位争いを制してPN1連覇を確定させた。 PN2では圧倒的なタイム差で勝利した川島秀 樹選手が、櫻井貴章選手と竹本幸広選手を退 けてPN2連覇を確定。自身5回めのタイトル だ。SC1ではシリーズ首位の山崎迅人選手が第 1ヒートで駆動系トラブルが発生して第2ヒー ト1本勝負となったが、代車で参戦した坂田一 也選手との一騎打ちを制して初タイトルを確定 させた。SC2ではシリーズ2位の田口勝彦選手 が優勝し、シリーズ3位の吉村修選手が2位に 入ったが、4位入賞の梶岡悟選手が自身7度め のタイトルを確定させた。

最終戦タカタではN2とSA2のチャンピオン 争いが決する。調子を上げるN2黒木陽介選手 と迷路にハマりつつある北條倫史選手、そし て、第6戦門前でのクラッシュの余波が残る SA2荒井信介選手と後半で復調した北村和浩 選手によるガチンコ対決が待っている。

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1 4 6 5 8 15 12 14 13 16 17 18 19 21 20 22 23 11 7 2 9 10 3

暑厳しい晴天に恵まれた福岡県福津

市のスピードパーク恋の浦で、全日 本ジムカーナ第7戦が行われた。こ

こは下段にあるサーキット区間と上段にあるパ イロン区間の2面構成が特徴で、高い縁石と、 平面ながら傾斜がある路面をどう攻略するかが キモとなる。

そして、路面温度が上がる第2ヒートは、特 にPN部門ではタイムの更新が難しくなるため、 第1ヒートから成績を残す確実さも要求される 難易度の高いコースだ。

PN3で「最低でも100%の走り」を信条とす るユウ選手は、中盤までに3勝したものの、第 3戦名阪Cと第5戦みかわではペナルティに沈 んで乱高下の激しいシーズンを送っていた。そ

して、第6戦タマダを前に本番車にトラブル発 生。しかし、急遽借用した代車で好走したタマ

ダでは、見事に優勝をもぎ取った。

迎えた第7戦恋の浦では、4勝のユウ選手を 筆頭に、シリーズ2位の西野洋平選手、3位の 川北忠選手、4位の天満清選手という実力者達 によるタイトル争いとなっていた。

カラーリングも元通りに修復された本番車で 挑んだユウ選手だったが、勝負の第1ヒートは ベストタイムながら最後の270度ターンでパイ ロンタッチの判定。川北選手や天満選手も下 位に沈んだことから、1分40秒698を計測した

西野選手が暫定トップに立った。

第2ヒートのPN3は、後半でも西野選手の タイムが更新されない状況。残り2台で出走し たユウ選手は、コンマ4秒遅れの中間計測なが ら、鬼門だった270度をキレイに決めて、1分 40秒642のベストタイムを叩き出した。

最終走者の西野選手は、中間はユウ選手か らコンマ1秒遅れで続いたがタイムダウン。し かもペナルティ判定となったため、第1ヒート のタイムで2位表彰台を獲得。この結果、土壇 場で逆転したユウ選手が僅差の5勝めを挙げ、 初の全日本タイトルを確定させた。

「ここはタイヤの攻撃性も高いし路面温度も高 かったので、2本めはコンマ6秒落ち程度かな

……と思っていたら、まさにコンマ6秒差でし た(笑)。今回は最低でも2位を獲る必要があっ

第1ヒートはゴール手前の270 度 ターンでペナルティを受けたPN3 ユウ選手。冷静にスタートした第 2ヒートで快走してコンマ 05 秒差 で逆転優勝してみせた。

第 5 戦みかわから設立準備が進められてきた「全日本ジムカーナ選手 会(AJGA)」が発足した。第 6 戦タマダと第 7 戦恋の浦で行われた選手 会ミーティングでは、SA4 津川信次選手とPN2 松本敏選手が会長と副 会長として承認され、監査役として PN2 山野哲也選手も加わった。今 後は全日本ジムカーナを盛り上げる様々な活動を展開するという。

て、大きなミスをせずに攻めることが命題だっ

今季 5 勝を挙げて初タイトルを確定させた PN3 ユウ選手(中央)。 シリーズではシーソーゲームを展開した西野洋平選手が 2 位。第 1ヒートで 2 番手タイムを計測した難波眞選手が 3 位を獲得した。

たので2本めは完璧な走りでした。いつもスタ ート直前にコースのイメトレをするんですが、 それとは別に最近気付いたことがあって、スタ ート前に普段お世話になっている方々の顔を思 い浮かべると、ス~ッと気持ちが落ち着くんで すよ。この勝利は、皆さんのお陰です」と安堵 の表情を見せた。

PN1は斉藤邦夫選手、福田大輔選手、深川 敬暢選手、小林キュウテン選手、上野健司選 手らロードスター勢によるタイトル争いとなっ た。福田選手が2位の斉藤選手に1.5秒差を付 けるスーパーベストで暫定トップに立ったが、 第2ヒートはタイムダウンが相次ぎ、福田選手 が今季2勝めを獲得した。「恋の浦はロードス ターとの相性がいいみたいで、お店と相談して 急遽見直したセッティングがハマって勝てた感 じです」とは福田選手だ。

SA1は上位6名にタイトル獲得の可能性が 残された激戦区だが、首位の若林拳人選手が

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2017年JAF全日本ジムカーナ選手権第7戦 とびうめジムカーナフェスティバル in 九州[JAF公認No.2017-5035] 開催日:9月9~10日 開催場所:スピードパーク恋の浦 格式:国内 主催:TOBIUME[クラブ登録No.加盟40023] フォト/西野キヨシ、JAFスポーツ編集部 レポート/JAFスポーツ編集部 JGC
PN3ユウ選手、土壇場の逆転で初チャンプ確定!

今大会をスキップ。ここで快走 したのは志村雅紀選手だった。

得意な縁石走りと繋ぎ区間の攻略を武器に第1 ヒートで暫定ベストを計測。そのまま志村選手 が2勝めを挙げ、若林選手からシリーズ首位の 座を奪い返した。

SA2は今季2勝しながらセッティングと走り の調和に苦しみシリーズ2位に甘んじていた朝 山崇選手が、第1ヒートのタイムで久々の快 勝。「土曜は絶不調だったので急遽ギャンブル でセッティングを戻したら、それが当たりまし た」と苦笑い。シリーズ首位の澤平直樹選手は 「誰に抜かれてもおかしくない、勝てない走り だった」と初体験の恋の浦で悔しい2位。最終 戦では澤平選手と朝山選手によるガチンコ対決 となった。

SA3は渡辺公選手が不参加のため、小俣洋 平選手と西森顕選手が対決する構図。第1ヒー トは小俣選手がミスコース、西森選手はペナル

1. かつてのライバル山野哲也選手(左)から祝福を受ける PN3 優勝のユウ選手(中央)。活動を支えるニュートンランド佐藤和美氏(右)の喜びもひ としおだ。2. 崖っぷちで挑んだ PN3 西野洋平選手は 2 位。3.ロードスターRF でジワジワと成績を上げる PN3 難波眞選手が 3 位。4. 急遽代車で 参戦した SA4 菱井将文選手は 2 位。5.SA4 飯坂忠司選手は 6 戦連続銅メダル。6.2 連勝で反撃した SA4 津川信次選手が最終戦勝負に持ち込ん だ。7.SA1 志村雅紀選手(中央)が優勝してシリーズ首位を奪還。8.SA1自己最上位の 2 位は若手期待の一色健太郎選手。9.SA1 近藤岳士選手は 3 位でタイトル争いから脱落。10. ギャンブルが当たった SA2 朝山崇選手は 3 勝めを獲得。11.「30 点の走り」と猛省する SA2 澤平直樹選手が 2 位で首位を堅守。12. 昨年の勝者・小林規敏選手は今季最上位の 3 位。13.PN4 野島孝宏選手が快走して今季 2 勝め。14.PN4 茅野成樹選手は 約 1 秒差の 2 位。15.PN4 岡野博史選手は 3 位。16. 四国のベテラン SA3 野本栄次選手が自己最上位の 2 位。17. タマダでも速さを見せた SA3 鰐 部光二選手が 3 位表彰台。18.SA3 小俣洋平選手がチャンプの威厳を見せてブッちぎりの優勝。19. 中国 BR1 チャンプの PN1 内田敦選手が、相 性のいい恋の浦で全日本初入賞で 2 位を獲得。20.PN1 斉藤邦夫選手は 1 本めで走りをまとめ切れず 3 位。21. 今季 2 勝めを挙げた PN1 福田大輔 選手。ロードスターでは恋の浦初体験ながら、第 1ヒートで 2 秒以上の差を付けて優勝。シリーズ首位の斉藤選手との一騎打ちに持ち込んだ。

ティとなったが、第2ヒートは小俣選手が大差 で優勝してみせた。これで小俣選手と西森選 手は共に3勝となり、最終戦で僅差のタイマン 勝負を展開することになった。

SA4はシリーズ首位の津川信次選手と2位 菱井将文選手の争い。菱井選手は金曜に起き た本番車のトラブルで代車での参戦となった が、恋の浦攻略に自信を持つ津川選手が第1ヒ

ートのタイムで菱井選手に約1.5秒差を付けて 優勝。「後半がランサーにとって難易度が高い 設定だったから、前半で思いっきり稼いだ」と 語る津川選手が今季3勝めを獲得したが、2位

6 勝めで満点チャンプ を達成。23. 中盤戦から復調した SC 田辺剛選手が今季最上位の 2 位。24.3 年ぶ りに全日本に復活している SC 野尻隆司選手が 2 戦連続 3 位。25. サイドブレーキ の調整に悩まされた PN2 河本晃一選手が 2 位に。26. 気合の走りが信条の 2016 年チャンプ PN2 片山誠司選手。今季はベテラン勢に押されて不発。3 位獲得でシ リーズ 3 位を奪還した。27. 河本選手を第 1ヒートで約コンマ 5 秒引き離した PN2 山野哲也選手が辛くも逃げ切り優勝。満点チャンプを達成した。

の菱井選手が首位に返り咲いたため、こちらも 僅差での最終戦勝負となった。

山野哲也選手がV17を達成したPN2は、 Z34&新作タイヤがコースとマッチして河本晃 一選手が好走したが、山野選手が僅かな隙を こじ開けて優勝した。すでに茅野成樹選手がタ イトルを決めているPN4では、第1ヒートで快 走した野島孝宏選手がギリギリセーフの今季2 勝めを獲得した。自身8回めのタイトルを確定 させたSC西原正樹選手は「バンピーな路面に セッティングをまとめ切れず難しかった」と苦し い6勝めを挙げた。

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22.SC 西原正樹選手が第 1ヒートで逃げ切り優勝。今季
1 2 4 7 8 9 15 18 20 14 17 13 16 10 19 11 12 21 3 6 5 22 23 25 26 27 24

ジムカーナやダートラのスピード競技では、登録ナンバーを切った

SC車両やD車両といった“改造車”が最高峰部門に君臨している。

現在の改造車クラスでは新たな潮流が生まれており、今回はそんな新たな取り組みに プライドを賭けて挑戦している“ベテラン改造車乗り”達の試行錯誤をフォーカスした。

フォト/小竹充、滝井宏之、JAF スポーツ編集部 レポート/JAF スポーツ編集部

大会のトリを飾る存在

ムカーナやダートトライアルといったス ピード競技の世界では、花形は“改造 車”と言われていた時代があった。か つて全日本ジムカーナD 部門には、毎年革新的 なマシンを持ち込み、フォーミュラタイプのD 車 両で異次元のタイムを叩き出して V11を達成し た鉄人・山本真宏選手がいた。そして、全日本 ダートラD 部門では、“モンスター”田嶋伸博選手 とキャロッセワークスの大井義浩選手という2 人 がスーパー Dマシンで攻防戦を繰り広げていた。

名のある実力派ドライバーが集うD 部門は選 手にとって憧れの存在で、会場に詰めかけたギ ャラリーにとっても、大会の最後に出走するD マシン達が繰り出す、圧倒される走りと異次元

のタイムに胸を躍らせるのが日常だった。 現在では、それらアルミモノコックやパイプ フレームでワンオフされたスーパーマシンは激 減し、量産車ベースの SC 車両や D 車両が改造 車の主力を担っている。しかも、大会の最速タ イムもナンバー付きクラスに奪われることも多 く、かつての威光は消えかかっている。 ところが、最近では全日本ジムカーナと全日 本ダートラのベテランドライバー達が新たな改 造車を続々とデビューさせ、独自の価値観によ る新たな試行を行っている。

今回はそんなベテラン選手達の活動に焦点を 当て、彼らが現在、大いに試行錯誤している挑 戦の内幕に迫っていきたい。

特集
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改造範囲は広くて狭い!?

全日本ジムカーナ SC を戦う西原正樹選

手は、これまでナンバー付きクラスで 7 度のタイトルを獲得してきた 4WD マイスター。今年は、GJ3 インプレッサを WRX STI ルックの 4 駆ターボに仕立て上げて、キャリ ア初の SC への挑戦をスタート。初年度にして 6 勝を挙げ、8 度めのタイトルを確定させた。

「これまで現行車にこだわって A 車両や N 車両、 SA 車両に乗って来たけど、2015 年から VAB WRX STI で参戦したPN では、CZ4A ランサーと は明白に勝負ができないことがわかって、スポ ンサーさんのためにも勝たないといけないし、 現行車に近いクルマでやりたいと考えた結果、 改造車でやることにしたんです。

スピードSC 車両は外観を変えられるので、 4WD の GJ3 インプレッサをベースにエンジンを 換装して、見た目を WRX STIにしました。SCに は1200kgという最低重量があるから、GRB や CZ4Aといったノーマルの車両重量が1400kg にも及ぶ車種は、マイナス100kgしても最低重 量に届かないから厳しいんですよね。それで GJ3になったんです。

改造車は初めてだけど、トータルパッケージ のいいクルマに乗れば、運転手の技量も上がる から、エンジニアと相談してどれだけいい仕様 に近付けられるかが勝負だと思ってます。

このクルマの仕上がりは 9 割程まで来てるけ ど、最後の詰めがすっごい微妙(笑)。少し仕様 変更するだけでクルマの動きが激変するし、1箇 所変えると色々影響が出て、良くなった部分に 他を合せていく作業の繰り返しだから、煮詰め に凄く時間が掛かってます。センターデフ1つ 取っても、電圧をコンマ 5V 変えるだけで動きが ガラリと変わるからね。その変更で足回りとの 相性も変わって来るんですよ(笑)。

改造車は『こう走りたい』とか『こういう挙動を 直したい』ということが、すぐに試せて当たりハ ズレが分かる。だから面白いよね。

テストでうまくいっても、本番コースではタ イヤとの相性もあるから、データを積み重ねな いと一気に煮詰めることはできない。今年は週 末通じて調子が良かったことはまだないけど、 外してはいないのでいい方向には来てるから、

毎回『また一つ賢くなったな』と思ってます。 改造車である以上、オーバーオールを獲れる クルマにしたいよね。でも、SA 車両のランサー が速いから、簡単には実現できない事もわかり ました。今年は Sタイヤだけど、タイヤサイズ が限られてるから、いたずらにパワーを上げら れない。最近はハイグリップラジアルも速くな ってきてるし、ラインナップも多いから、同じ サイズでコンマ 5 秒遅くても、タイヤの幅を広 げれば補えるかもしれないんですよ。

改造車らしいオーバーオール優勝を狙うため の次なるステップは、そこを試す感じかな」

最終走者の矜持は大会最速のオーバーオール 優勝。改造車初挑戦の西原選手の試行は続く。

1990 年代に510 ブルーバードルックの D 車 両や名車・M1等を駆り、山本真宏選手らと 数々の名バトルを展開した古瀬光男選手。昨年 から全日本ジムカーナ SCに復活しており、トヨ タ86 のチューニングカーとしての可能性を探る 佐藤仁二郎氏が所有する、過給器をボルトオン した SC 車両 86 で実戦テストを繰り返している。 「昨年はスーパーチャージャーで、今年からタ ーボにしました。最大パワーは上がったけど、 トータルバランスがとれないと乗りにくいクル マになるので、ブレーキの最適化や軽量化で、 改造車のいいところを出したいと思ってます。

現行車の 86については、N1車両や N ゼロ等 のノウハウを持つチームはありますが、チュー ニングカーを競技で速く走らせるノウハウって、 ほぼ存在しないんですよ(笑)。Sタイヤを履いた 改造車のセットアップとか、過給器を付けると どこが壊れるかとか、パワーを出した時に全体 をどうバランスさせるか、といった試みは、全 部自分たちで挑戦していかないとわからない。 ちょっと試しては躓いての繰り返しなので、一 戦毎の成長率は低いのが現状です。

ジムカーナはストップ & ゴーが多い競技なの で、4WDじゃなければ軽量化がキモだと思って ます。なので現在の課題は軽量化ですね。86は 全体的に削れる箇所が少なくて、ボディパーツ を変更したくても、市販ではカーボンが主流な

のに SC 車両はカーボン禁止だったり、ロール ケージはレース規定なので 12 点式とかでプラ

往年のジムカーナ走りを再現する古くて新しい!? AE86CⅡマシン

1980年代の全日本ジムカーナAⅡやCⅡで主力車種だった AE86。そんな往年のCⅡ仕様を忠実に再現したAE86レビン をデビューさせたのは、20年のブランクをもってジムカーナに復 活した山梨俊二選手だ。 愛知・YSSによる製作で 1600ccの限界まで性能 が高められた4A-Gは見て いるだけで引き込まれる 美品。ホディから足回り、 タイヤに至るまで、現代の 技術を駆使して当時の仕 様を再現している、異色な がらも注目の1台だ。

86ターボと3S-G搭載86で探る ジムカーナSC車両86の可能性 往年の名ドライバー古瀬光男選手と富山の佐藤仁二郎氏の コラボレーションでスタートした、過給器付き86による全日 本ジムカーナSCへの挑戦。2015年から始まったこの試みは 第2ステージを迎え、装着する過給器は昨年までのスーパー チャージャーからターボ

に変更されている。同

時に3S-Gに換装した

86SC車両も山口義彦 選手のドライブによりテ

ストが重ねられており、

業界では数少ない86改

造車の可能性を探る貴 重な挑戦となっている。

ス70kg 等になります。これだと車両重量が軽 い旧型車が SC では有利になるんですよね。改 造車の面白さは、やっぱりいじれる範囲が広い ことに尽きますね。なので、勝負という意味で はかなり苦しい状況になってます。

今年は毎戦ファイナルギヤ比を換えていて、 どこを何速で抜けるかというのは、自分なりに 探りながら見付けてます。ターボを活かすには、 いいトルクバンドに乗せる必要があるので、コ ースに合せてギヤ比を変えていく感じですね。

86はミッションやデフが壊れやすいと言われ ますが、自分は改造車で培った乗り方で、かな り意識してシフトしてますから、まだ壊れてな いですね。そこはやっぱり、昔からの改造車乗 りとしては、エンジニアから『シフト上手だね』 って言われなきゃ、ですからね(笑)」。

様々な狭間で前例のないトライに悩む古瀬選 手。SC 車両の 2WD 最速、もしくは 4WD を食え るようになる日も、そう遠くはないはずだ。

現行車ではないが、AE86レビンにジムカーナ 全盛期の改造を施して全日本ジムカーナ SCに 参戦しているのが山梨俊二選手だ。

この AE86は当時の CⅡ仕様を最新の技術で 忠実に再現した古くて新しい改造車。山梨選手 は往年のジムカーナマシンを走らせる『箱 D』を 主宰しており、全日本ジムカーナ主催者とコラ ボして、第 2 戦エビスと第 6 戦タマダでは選手 権対象外の『箱 Dクラス』設置が実現した。 「昔ジムカーナをやってて、全盛期に AE86 の CⅡマシンを作ってもらったんだけど、ローンを 組んだらエントリー費が出なくなっちゃった (笑)。その後 20 年位何もしてなかったんけど、 ふとしたキッカケでこの世界に舞い戻ることに なって、どうせやるなら中途半端に終わった AE86 をちゃんと作りたいと思って、YSS の吉田 さんにこのクルマを作ってもらいました。

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復活する時にサーキットにも誘われたんだけ ど、同じところを走るのがダメで、毎回コース が変わるジムカーナは、同じコーナーでも、パ イロンが数センチずれただけで走るラインが大 きく変わる感じがやっぱ面白かったんだよね。

最初は 4WD で地区戦に出たんだけど、クル マの動かし方に違和感もあってなかなか成績が 出なかったんだ。それで後輪駆動に乗ったらす ぐに思い出した(笑)。ジムカーナの後輪駆動の 乗り方は自転車みたいに体が覚えてるんだね。

昔のジムカーナって後輪駆動の走りは見てい て面白かったんだよね。オーバースピードで入 って、インリフトさせながらゼロカウンターで 立ち上がるなんて、他のフィールドではあり得 ない走りが速かった。そういう走りを見て『カッ コいいな~』と思って、ノーマルクラスからジム

カーナを始めた流れがあったわけですよ。

そんな当時の走りを再現させたくて、この AE86 を製作したんですよ。現在の技術で 1980 年代の仕様を再現してて、リアステアでクルッ と曲がれる。昔はターボもないからNA エンジン で、トルクもないしキャブだから、アクセルを 踏んで回転を上げてコーナリングしないとカブ っちゃう(笑)。だから、クルマを何とかねじ伏 せながら、進入から出口までアクセル全開で抜 ける必要があったんですよ。見てて面白かった し、アクセル全開で“1万回転”とかだから、乗 ってる方も気持ち良かったんだよね(笑)。

だから、見た人が『やってみたい!』と思わせ るような走りを目指してます。クルマにウェイト を積んででも、それを実現させたいくらい(笑)。 でも、昔はその走りが速かったわけだから、そ

持てる技術を試せる場

全日本ダートラD を戦う炭山義昭選手

は、1983 年に CⅠタイトルを修めた大 ベテラン。独自の哲学で車両製作に 深いこだわりを持つチューナーで、その姿勢か らダートラ界の“走る実験室”と呼ばれている。 長年ランサーベースの C 車両で戦ってきたが

2010 年からD 部門にスイッチ。昨年は現行ミ ラージュの D 車両をデビューさせ、ダートラ界 に新風を吹かせている。

「これまで長く量産車ベースでやってきて、ラ ンサーはやり尽くしてきた感がありました。そ

れで、最後というわけじゃないけれど、D 車両ら しいクルマでやりたいなと思って、このミラー ジュを作ることにしたんです。

モータースポーツ向きな国産エンジンと言え

ば、三菱の 4B11かスバルの EJ20とか EJ25ぐ らいしかなくて、パワートレーンや今まで三菱 でやってきた事を考えた結果、CZ4A のコンポー ネンツを現行ミラージュに組み合わせることに しました。最初は全部自分で作るつもりでした が、長瀬努社長と話をしてキャロッセさんと一 緒に開発等をやることになったんです。

ちゃんと作られた改造車に乗ると『どうしてこ んなに普通に走るの?』って驚く人も多いんで す。自分はダートだから、舗装だから、といっ

て、それぞれ特殊なセッティングが必要だとは 思ってなくて、ステアリングを切れば曲がる、 ブレーキを踏めば止まるといった、基本的な操 作がしっかりできて『ラクに運転できるクルマ』が 一番だと思ってるんです。制限されて作ったク ルマに運転を合わせて速く走るような段階は、 自分としては、とっくに卒業してるんですよ (笑)。だから『もっと普通に運転できるはずだ』と いう理想を追求するために、研究を重ねてます。

最近のクルマは、旋回を良くしようとしてフ ロントのロール軸を低くして、リアを高くしてる んです。でも、昔の競技車はフロントが高くて リアが低い。クルマは頭だけでは曲がらないの で、特にダートではこの方が旋回が安定するん ですよね。現在の WRCは、あんなコンパクトな のにリアで旋回してるじゃないですか。WR カー の凄い所は、めちゃくちゃコストを掛けて、め ちゃめちゃ重心を下げてる事。エンジンとかの 重量物を徹底的に下げて配置してるから、ああ いう動きができるんですよ。

自分のクルマだとそういう事も簡単にできる。 デフの取り付け位置も、当初の設計よりも20 セ ンチ程下げてて、 4 つのカラーを入れれば簡単に できるので。そういうのをやりたかったんです よ(笑)。ロール軸も、アンチダイブ、アンチリ

“走る実験室”が楽しみながら!?ミラージュD車両で悪戦苦闘中

2015年から現行の三菱ミラージュ を4WDターボ化したスピードD車 両を全日本ダートラで走らせてい る炭山義昭選手。エンジンとミッ ションなどはCZ4Aランサーのコン ポーネンツを流用しており、ホイー ルベースは2450mm、車両重量は 1250kg程度で、外装パーツは今年 のラリー北海道にもお目見えした 『Mitsubishi R5』と同じパーツを装 着している。2.2リットルターボの出 力をしっかりと路面に伝える試行錯 誤が現在行われている。

GJ3インプレッサをターボ4WD化して全日本ジムカーナSCに初 挑戦した西原正樹選手。今年は試行錯誤しながらも勝利を重ね、 自身初の改造車クラスチャンピオンを確定させた。

ういう走りができるようになれば、タイムも追 いついて来ると思うんだよね」。

往年のジムカーナ走りを再現するために心血 を注ぐ山梨選手。全日本ジムカーナでは異色の 存在ではあるが、昔を知る同好の士が増えつつ あり、この機運はムーブメントとなっている。 フトも簡単にいじれる。そこが一番楽しい所な んですよね。こういうクルマだと、タイヤをど う接地させるかも決められるから、タイヤに求 める要素も変わってきましたからね。 現在はトラクション不足に悩んでます。タイ ヤは量産車と一緒のサイズなので、接地面積が 同じだから結構苦しいんですよ。昔みたいに16 インチがあるわけじゃないし。ダートラはゼロ 発進が多いから、低い速度からドンと立ち上が るにはタイヤに頼る部分が大きいんです。以前 とは別の意味でね。ポテンシャルはあるけどそ の全部が路面に伝わらない感じなんですが、だ からといってパワーを落としたくはない。なか なか難しい問題なんですが、このせめぎ合い が、めちゃめちゃ楽しいんですよ(笑)。 というわけで、自分としては、まだファース トステップにも至ってません。どこかで妥協す ればいいんですが、妥協できないタチなので (笑)。お店のみんなやパーツメーカーの方々が もの凄く応援してくれて、色々なことが試せる 環境にあるので、現在は幸せです。 僕らとは違う世界を見ていたのが田嶋選手や 大井選手だったわけで、僕らが CⅢで一生懸命 やって出したタイムを、簡単に2 秒とか上回っ ちゃう。正直、彼らが凄く羨ましかったですよ。 そんな風になりたいし、やはり、モノだけで 一つ上の違うステージを走れるようなクルマを 目指して、もっと良くしていきたいですね」。 自分の信じるクルマ作りに邁進する炭山選手。 “走る実験室”の試行錯誤はまだまだ続くのだ。 1985 年と86 年に全日本ダートラCⅠで連続 チャンピオンを獲得した亀山晃選手は、GT-R で パイクス・ピーク・ヒルクライムにもチャレン ジしてきたダートラ界のベテランだ。 全日本ダートラではランサーを駆り、2012 年 にはそれまでの SC3 から最高峰の D 部門に移 り、現在は CT9A ベースの D 車両で戦っている。 そして今年、CZ4A ランサーをベースとした新た な D 車両をデビューさせようとしている。 「わかるかな? ちょっと短いの。現在の WR カーや昔のグループ B を参考にして、ちょうど

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いいと思える寸法で CZ4A のボディ中央後部を 詰めてショートホイールベース化したんだ。

パイプフレームの D マシンみたいなのもやり たかったけど、ウチじゃ責任が持てない(笑)。

モノコックのサイズを詰めたぐらいが限界で、 みんなと同じラインを走りたいからトレッドも大 きくは変えたくない。これ以上やったらテスト で終わっちゃうから、やれる範囲で Dらしい所 まで手を付けたのがこの形なんだ。

CZ4A の競技車両は乗ったことがないけど (笑)、ナンバー付き車両を見てると、前後の重 量バランスがいいし、ストロークも長いからギ ャップにも強い。全体的には重くなってるけど

CZ4A は速いんだよね。俺はエボでやりたかっ たから、CZ4A のいいところは否定しないで、元 の姿もできるだけ崩さないようにしました。

エンジンは HKS の 2.2リッターで 450 馬力程 度。ECUはとりあえず純正だね。改造車を作る と後ろばっかり軽くなるし、フロントで軽くでき る要素もあまりないので、唯一移動できるラジ エターをリアに置きました。でも、外にエアダ クトを付けたくなかったので(笑)、ルーフ後部 に穴を開けてエアを取り入れてます。

ボディは板金屋さんが加工してくれたんだけ ど、ルーフを Aピラーからきちんと繋げるのに もの凄く苦労してたよね。俺がうるさく言った から、キレイにやってくれました(笑)。

現在のダートラの改造車は量産車ベースだか らタイヤサイズが一緒でしょ。なのでナンバー 付きクラスとのタイム差はホンのチョットしか ない。昔みたいにD 車両用の16 インチがあるわ けじゃないから、タイヤのグリップを出し切っ てないチョットの部分を改造で補ってやる感じ なんですよ。だから、やりすぎると悪くなる。 そのチョットを出すのが凄く難しいんです。

やりたいことは沢山あるけど、あえてやらな い(笑)。後は走らせて煮詰めたいですね。Dには 谷田川敏幸選手という目標がドーンと構えてる から(笑)。谷田川選手との差は毎回ちょっとだ し、クルマが良くなれば勝てると思って作った からね。でも、自分の考えが通用するか不安な ので(笑)、早く走らせたいよね」。

今季中のデビューは見送り、年内のシェイク ダウンを目指す亀山選手。ベテランが現状の集 大成と語るD マシンがどこまで通用するのか、 それは来年の開幕戦で明らかになるはずだ。

トラストワークスのインプレッサを駆り全日 本ダートラ旧 CⅢを戦ってきた谷田川敏幸選手。

2012 年からは最高峰の D 部門に移り、WRX STI ベースの D 車両で 4 年連続チャンピオンを獲得 している。今年も怒涛の 5 連勝を挙げて、自身 14 回めのタイトルを確定させている。

「昔は CⅢマシンで D 車両を食いたいと思って いて、車両規則の制限内でいかにクルマを速く して自分の技量も上げて、規則に制限のない D 車両の選手達に勝ちたいなと思ってました。

現在でも大井さんや田嶋さんのようなスーパ ーマシンでやってみたいという思いもありますけ ど、メーカーやエンジニアの協力がないとでき ない“挑戦”なので、現在は箱車でやってます。 でも、1台だけ突出したクルマでやりたいとは 思わないんですよね。“勝って当たり前”にはな りたくない。やっぱりモノコックボディをうまく 改造しながら速いクルマを作りたい。一人勝ち だと観客もつまらないでしょうし、自分もライ バルとギリギリの勝負をしたいですからね。

GDB インプレッサで Dに移った最初の年は勝 てませんでした。その原因は軽量化で、軽くて 動きはいいんだけど、クルマが前に出なかった んです。セットを変えたらトラクションは出た

横浜ゴム100周年記念の限定アドバンカラーを纏った谷田川敏幸選 手のGVB WRX STI。今年も強さを発揮して怒涛の5連勝で全日本 Dタイトルを確定。記念イヤーに華を添えた。

けど、今度は自分の走りができなくなったりし て(笑)。半年ぐらいハマりました。

GVBに替えてからも苦労しましたね。リアが マルチリンクになったし、ウチのエンジニアは 元を活かす方向での改造がポリシーなので、リ アのタワーを上げてストロークを確保する方向 で一定の答えが見えるようになりました。

現在のクルマを何とかしたい部分もあります。 まだ 80%ぐらいしかポテンシャルも引き出せて ません。でも、その辺りを煮詰めるのは“次の D 車両”でやります。まだ構想中だけど、今より 速いクルマを作ってチャンピオンを獲ってキャ リアを終えたいですね。2 年後にはデビューさせ たいな。選手生命も微妙だからね(笑)。

オリンピックじゃないから参加することに意 義はない。勝たないと意味がないんです。自分 は全日本の同一クラスでの10 連覇を目指してま す。それも最高峰の D でやりたいんですよ」。 思い描く理想の走りを実現するため、大会オ ーバーオールタイムを叩き出すため。そして、 自分たちが楽しんできた価値観を次世代に伝承 するため……。これまで各カテゴリーの第一線 で活躍してきたベテラン選手達が、自身のプラ イドを賭けたトライアルが結実する日は近い。

ショートボディCZ4Aランサーがデビュー間近! 『ちょっとの差』を埋めるD車両作りが難しい!?

ダートラ黎明期から日産車で全日本を戦ってきた亀山晃選手、歴代GT-Rによるパイクス ピーク・ヒルクライムへの挑戦も有名でサーキットのタイムアタックでも知られた存在だ。 今年は堀之内明弘選手と全日本ダートラDを戦っており、現在シリーズ2位に付けている。

エンジンはHKSの2.2リットル。効率を重視した無駄の少ないパイピングが目を引き、そのま まストレートにつないで後方へと排気される。移設できる唯一の重量物であるラジエターは後 方へ移設済みで、ルーフ後部に開口させたエアダクトで吸入する。燃料タンクやバッテリー、 ACDポンプ等の重量物はボディ下部のオーバーハング内に収めている。大きなリアウイング の他にフロント回りやボディサイドにもエアロパーツを追加予定とのことだ。

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観衆向けのインフォメーションはさまざまな方法で伝 える

- パンフレット、チラシ、プログラム

��)上記�)���)に加え、必要に�じて���ータース

ポーツ競技規則付則H項に準拠した準備や対策を追加す ること。

��.各コントロールのタイムカードの記入者は公認審判員資

格���以上の所持者でなければならない。(クローズド 格式競技を除く。)

��.計時を担当する競技役員は、事前に計測器具などの点検 を行い、正確かつ公正な計測および判定を行わなければな らない。

��.JAFオブザーバーは、ラリーのすべての局面を再考し、 適切な報告書式を完成する。

��.競技参加者のリレーションオフィサー(CRO)の第一 の任務は、競技参加者/クルーに対し、規定およびラリー の運営に関連する情報あるいは解説を提供することである。

CROは、競技参加者/クルーが容易に確認できなければ ならず、CROスケジュールにしたがっていること。

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��.スペシャルステージラリーでは必ず実施されるものとし、 具体的な実施方法は特別規則に明記されなければならない。

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����(略)

����������������������������  オーガナイザーは複数台のコースカーを用意しなければなら ない。これらの車両は����、���および�スイーパーカー� のゼッケンを付け、すべての行程を、セーフティプランのコー スカースケジュールに従って走行しなければならない。  ��カーはコースの安全確認、設置�、セーフティカーの配置、 計時機器の動作、競技役員の配置、観客およびメディアの安全 性等、スペシャルステージを開始するために必要な確認および 競技長への報告を主たる役務とする。�カーは参加車両の�前

に走行し、コースの最終安全確認およびスペシャルステージの 開始が可能であることの確認を主たる役務とする。

��カーおよび�カーのドライバーおよびコ・ドライバーは中 程度の速度で完全に安全な走行ができる程度の運転技術および 経験があり、ステージ内の必要条件を正確に理解していること に加えて、コース上の状況について適切に報告できなくてはな らない。

��カーおよび�カーは、参加車両と��にすべての��にて 計時およびタイムカードへの記入を受けること。�カーはスペ シャルステージの走行時には警告音および警告灯を作動させる こと。また、コースの映像を記録することが推奨される。

オーガナイザーは、スイーパーカーを用意し、参加車両が走 行後セーフティプランのコースカースケジュールに従ってすべ ての行程を走行しなければならない。走行中は、離脱・リタイ ヤ届を提出しようとしているクルーや、走行不能車両、援助を 求めている車両、コース上の重大な問題がないかを確認し、競

技長に報告すること。

��カーが��してから、スイーパーカーが��するまでの間、 競技役員は競技体制を維持すること。

��.オーガナイザーは競技の進行に従って随時下記の競技結 果を発表しなければならない。また、スペシャルステージ の所要時間とその他のペナルティタイムの両方が記載され ていなければならない。

�)レグ別順位結果��つのレグの終了時点で発表される 非公式な参考順位記録で、当該レグ終了までの累積結果 が記載されるものとする。

�)��)(略)

����(略) ���������������

��.���.(略)

��.サービスパークは次の規格に沿って設定されるものとす る。

各レグの最�のスペシャルステージ前���分 レグ�に ついては強制ではない。ただしラリーの競技的要素の後お よびオーバーナイトリグループの後の場合はその限りでは ない。

�つのステージグループの間������分

最終レグを除く、レグ終了時������分

オーガナイザーにより、ラリーフィ�ッシュ前に��分間 のサービスを設定することができる。

��.���.(略)

���������(略)

�����������������

�)各クルーのスタート時刻(または再スタート時 刻)は、 各レグスタート前の指定された時間に競技会審査委員会承 認後、競技長が署名したスタートリストによって示される。

�)(略)

�)スタートの最大遅延

セクションのスタートから��分以上遅れたクルーについ ては、そのセクションをスタートすることができない。

�)レグ�以�のスタート順

レグ�以�のスタート順は、レグの最終ステージ終了時 の成績に準じる。

�)��)(略)

�)スタートエリア

ラリーの競技要素スタートの前に、オーガナイザーはス タートエリアにすべての競技車両を集合させることができ、 そこには競技会特別規則に詳細のあるスタート時刻の前に 車両が運転されてこなければならない。スタートエリアへ の遅延到着についての罰金のみが、競技会特別規則に明記 されなければならない。スタートエリアでは一切のサービ スが禁止される。

����(略)

��������������

��.すべてのコントロールは以下の方法で示される。

(�)�(�)(略)

(�)競技長が特に規定しない限り、コントロールは最終 参加車両の到着�定時刻の��分後に��する。

(�)(略)

��.(略)

��.コントロールの競技役員は一見して識別できるようにす ること。とくにコントロールの責任者はそれを示すジャケ ット等を着用すること。

��.パッセージコントロールでは、競技役員はタイムカード が提出されたら速やかに時刻を記入すること。

��.タイムコントロールでは、競技役員はタイムカードが手 渡された時刻を記入する。(計時は分までとする)

���������(略)

�����������������

��.���.(略)

��.リグループコントロールに到着後、クルーはスタートタ イムを指示される。その後、競技役員の指示に従いクルー は車両を移動させる。その後エンジンを停止し、クルーは パルクフェルメ外に出ること。

��.リグループが��分を�えないのであれば、クルーはリグ ループに留まることができる。

��������������

��.���.(略)

��.スペシャルステージのスタートは、スタンディングスタ ートとする。

参加車両はエンジンのかかった状態でスタートライン上 に停止し、スタートの合図を受ける。合図が出されてから ���以内にスタートできない車両は離脱となり、当該車両

2017・11JAFMOTORSPORTS J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ 39
��������
���������  ��.(略)
��.(略)

は安全な場所へ速やかに移動される。  ��.スペシャルステージのスタート   �)��)(略)

�)反則スタート、特にスタート合図前にスタートする違 反については、以下の罰則が課せられる:

�一��の違反:���

����の違反:��

�三��の違反:��

それ以上の違反:競技会審査委員会の裁量に任される。

これらの罰則は、競技会審査委員会が必要と判断した

場合に、より重い罰則を課すことを妨げるものではない。

タイム算出には、実際のタイムが使用されなければなら ない。

��.���.(略)

��.スタック�によりスペシャルステージのコース上に停止 し、かつ競技役員が後続車両に危険を及ぼすと判断した場 合は、基準所要時間内であってもコースから排除されるこ とがある。この場合、当該車両はレグ離脱またはリタイア となる。

��.(略)

��.スペシャルステージのスタート間隔は当該レグのスター ト間隔と同一でなければならない。ただし、他の諸規則ま たは特別規則に異なる記述がある場合はこの限りではない。

��.スペシャルステージの黄�表示

�)��)(略)

�)各ステージによって異なる��ネット�ーク(���m

毎に設置)チャンネルで設置されるラジオポイントは、 車両の追跡、およびラリーの監視が可能であること。各 ラジオポイントはロードブック内に示され、背景が青で 黒い稲妻マークが入った看板で示されていること。加え て、ラジオポイントの���m手前に背景が黄で黒い稲妻マ

ークが入った看板を設置すること。

ミッドポイントには、追加の看板(青色背景に白の十字) をラジオポイント看板の真下に設置すること。

それは上記と同じデザインとするが、背景を黄色にする こと。

��.競技クルーの安全

�)スペシャルステージで参加車両がやむを得ず停車した 場合、クルーはその場所から�なくとも��m手前の�� つ場所に反射式の三角表示板を車両と同じ側に配置し、 後続車両に適切な合図を行わなければならない。なお車 両がコース上にない場合も三角表示板を配置しなければ ならない。この規則に従わないクルーは審査委員会の判 断によりペナルティが課される。

�)��)(略)

�)(略)

①援助するために直ちに停止する。その他の後続の車両 も停止し、���場に���に��した車両は、��のこ とを知らせるために次のラジオポイントかストップまで行 く。

②(略)

�)���)(略)

��.スーパースペシャルステージ

�)スーパースペシャルステージの特�:��以上の車両 が同時にスタートする場合、各スタート地点の走路設計 は類似したものでなければならない。各車両には同様の スタート手順が適用されなければならない。異なるスタ ート位置からのステージ距離を均衡化するために、車両 のスタートラインを互い違いに配列することができる。

�)スーパースペシャルステージの実施:スーパースペシ ャルステージの実施、スタート順およびタイム間隔につ いての特別規定は、すべてオーガナイザーの裁量に任さ れる。しかしながら、この情報はラリーの競技会特別規 則に含まれなければならない。

���� �������

��.���.(略)

��.パルクフェルメ内では外部バッテリーでエンジン始動が 行えるが、その後当該参加車両にそのバッテリーを搭載し てはならない。

���������(略)

���� ���の��  �規定は、���������から施行する。          以上

ラリー競技会組織に関する公認基準の表 一部改正案

一部改正案

競技会 開催資格

過去に準国内格式のラ リー競技会を��以上

単独開催した実績を有 する公認団体および公

認クラブ

国内格式 (ナショナル)

過去に準国内格式のラ リー競技会を��以上

単独開催した実績を有 する加盟/公認クラブ または公認団体である こと。

準国内格式 (セミナショナル)

過去に地方格式以上の ラリー競技会を��以 上開催(共催可)した 実績を有する加盟/公 認クラブまたは加盟/ 公認団体であること。

(���参�)

地方格式 (リストリクティッド)

過去にクローズド格式 以上のラリーを��以 上開催(共催可)した 実績を有する加盟/公 認クラブまたは加盟/ 公認団体であること。 (���参�)

クローズド格式 (クローズド)

国内格式 (インターナショナル) 準加盟クラブ以上(た だし、準加盟クラブは スペシャルステージを 開催することはできな い。)

����������以前に準�内�式のラリー競技会開催実�のあるクラブには適用されない。 ������内スポー��レン�ー��規定に従い�������に������のラリー競技会�レン�ー��を行ったクラブ、��ならびに �����以前にクロー�ド�式のラリー競技会開催実�のあるクラブには適用されない。

������走行距離とは、計時��点の��となる区間の始点から�点までの距離をい�。

�����JAF公認コースで行�スペシャルステージの距離は含まない。 �����JAF公認コースで行�場合を除き、�つのスペシャルステージの距離が��mを超えてはならない。 �����スペシャルステージまたは���ア�レージラリー開催規定�����.に該当する区間の開催場所はJAF公認コースまた は��された施設内に限る。また、�つのスペシャルステージまたは���ア�レージラリー開催規定�����.に該当す る区間の距離が��mを超えてはならない。

2017・11JAFMOTORSPORTS J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ 40
��台以下 ��台以下 ��台以下 ��台以下 参加台数 ����m以下 ����m以下 制限しない 総走行距離 (���参�) ��m以下 (���参�) ���m以下 (���参�) ���m以下 (���参�) 制限しない スペシャル ステージの 総距離

車両公認申請一覧

JAF公認№ 申 請 内 容 申請分類 グループ 型 式 車 両 名

会 社 名 JA-229 ER 17/9 エンジン制御システム FIA A ER NSP131 YARIS トヨタ自動車㈱ � VF:供給変型、VO:オプション変型、VP:プロダクション変型、ET:正常進化、ES:スポーツ進化、ER:誤記訂正、 VK:キットカー変型、KS:スーパー2000変型、WR:ワールドラリーカー変型、VR:グループR変型、EVO:進化

ロールケージ公認申請一覧

LEXUS LC500(URZ100)用ロールケージ

登録車両申請一覧

指定番号 排気量(cc)又は 定格出力(kW) 原動機の 型式 型式 車 両 名 JAF 登録№

6MT/6AT共に型式指定番号は同じ 18639 1371 K14C ZC33S スイフトスポーツ JS-056 スズキ㈱ � ハイブリッド 18507 1496 1NZ-FXE NHP130 ヴィッツ、 ヴィッツ HYBRID GR SPORT JT-169

41 2017・11JAFMOTORSPORTS J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ
備   考
JAF公認№
[公示No2017ー084]
申請分類 グループ 申 請 内 容
会 社 名 JAF登録車両(登録NoJT-168)用 国内
JRH-043-17 トヨタ自動車㈱ �
備   考 国土交通省
[公示No2017ー085]
会 社 名
トヨタ自動車㈱
[公示No2017ー083]
[公示No2017ー086] 備   考 国土交通省 指定番号 追加された車名(類別) JAF 登録№ 会 社 名 JAF登録NoJT-150への車名追加
ヴィッツ
SPORT JT-150 トヨタ自動車㈱ �
既登録車両に対する車名(類別)の追加申請一覧
16720
GR

Aライセンス講習会 日程

11月12日

11月23日

12月13日

12月15日

1月13日

8:00~14:00

9:00~17:00

8:45~17:00

11:30~17:45

8:30~17:00

ドライバーズクラブルーキー 阿讃サーキット 徳島県三好郡東みよし町

チームマグナスオートクラブ 筑波サーキット 茨城県下妻市村岡

チームマグナスオートクラブ 筑波サーキット 茨城県下妻市村岡

ツインリンクもてぎ 栃木県芳賀郡茂木町

㈱モビリティランド

[公示No2017ー087]

実費 ¥20,900/ Bライセンス所持者のみ 大西 周 089-924-0220

稲村 政幸 03-3611-6687

稲村 政幸 03-3611-6687

星 忠 0285-64-0200

稲村 政幸 03-3611-6687 チームマグナスオートクラブ 筑波サーキット 茨城県下妻市村岡

公認審判員講習会日程

[公示No2017ー088]

東京都千代田区神田和泉町1-2-5-5F プリンス モータリスト クラブ・スポーツ

実費 ¥20,000/ ¥24,000

実費 ¥19,000/ ¥23,000

実費 詳細は主催者に お問合せください。

¥20,000/ ¥24,000

実費

コース 計時・技術 A1/A2/B1/B2

大分県日田市上津江町上野田1112-8

0973-55-1111

愛知県名古屋市守山区廿軒家14-40

052-792-2031

321-3597 栃木県芳賀郡茂木町120-1 ㈱モビリティランド ツインリンクもてぎ 0285-64-0202

131-0031 東京都墨田区墨田4-46-7

*2科目以降の受講料は、1件につき¥4,100が加算されます。

海外競技会出場証明書(サーティフィケイ ト)は、JAF 発行のライセンスを所持する方が、海外で開催されるASN 公認の四輪またはカートの競技に参加・出場する際、競技会 の格式が国際または国内を問わず必要な証明書です。

出発�の����までに所定の申請書に�入の�え、申請 料を添えてJAF支部に申請してください。

参加者用 競技運転者(コドライバー含む)用

海外競技会出場に関する証明申請書 写真(3cm×3cm、無帽、無背景) ※髪などで顔が隠れていないもの 申請料 ��用   ¥8,300(税込) 数次用 ¥24,100(税込)

海外競技会出場に関する証明申請書 申請料 ��用  ¥8,300(税込)      数次用 ¥24,100(税込)

所定の申請書はJAF窓口で入手するか、JAFホームペ ージ(http://jaf-sportsjp/→各種情報→各種申請書→海外競技 会出場証明書)からダウンロードすることができます。

��用:�競技会限定のサーティフィケートです。

数次用:当該年度中、複数の競技会に有効なサーティフィケ ートです。

3競技会以上出場のご予定があればこちらをお薦め します。

【申請受付】

JAF地方本部・支部で受付しています。持参または郵送(現 金書留)にてご申請ください。

お問い合わせ先(JAF地方本部モータースポーツ窓口)

北海道本部 ☎ 011-857-7155

東北本部  ☎ 022-783-2826

関東本部  ☎ 03-6833-9140

中部本部  ☎ 052-872-3685

関西本部  ☎ 072-645-1300

中国本部  ☎ 082-272-9967

四国本部  ☎ 087-867-8411

092-841-7731

42 2017・11JAFMOTORSPORTS J A F か ら の 公 示 ・ お 知 ら せ 教材費 受講料 上段:B 所 持 者 下段:B非所持者 主任講師 TEL 申込先 開催場所 時間
開催日
教材費 受講料(���) 主任講師 申込先 種別 開催場所 時間 開催日 実費 ¥12,500 横澤 喜輝 101-0024
コース 計時・技術 A1 筑波サーキット 茨城県下妻市村岡 9:00~ 16:00 11月5日 実費 ¥12,500 古賀 修 849-3216 佐賀県唐津市相知町町切537 KRSモータースポーツ事務局古賀 080-1791-0007 コース 計時・技術 A1/A2/B1/B2 岡山国際サーキット 岡山県美作市 9:00~ 18:00 11月25日 実費 ¥12,500 大西 周 791-8022 愛媛県松山市美沢2-5-33 山本自動車工業内 ドライバーズクラブルーキー 089-924-0220 コース・計時・技術 A1/A2/B1/B2 阿讃サーキット 徳島県三好郡東みよし町 7:00~ 18:00 11月26日 実費 ¥12,500 荒谷 嘉章 877-0312
コース
オートポリス 大分県日田市上津江町 9:00~ 17:00 12月3日 実費 ¥12,000 土井 康正 463-0065
03-3863-3378
オートポリス
計時・技術 A1/A2/B1/B2
名古屋レーシングクラブ
鈴鹿サーキット 三重県鈴鹿市稲生町 9:00~ 16:00 12月3日 実費 ¥12,000 古河 宏
コース
A1/A2/B1/B2 ツインリンクもてぎ 栃木県芳賀郡茂木町 9:00~ 16:00 12月10日 実費 ¥12,500 稲村 政幸
計時・技術
チームマグナスオートクラブ 03-3611-6687 コース 計時・技術 A1/A2/B1/B2 筑波サーキット 茨城県下妻市村岡 8:00~ 16:00 12月16日
海外競技会出場証明書(サーティフィケート)申請について 【必要書類】
九州本部  ☎

JAF●JAF国内モータースポーツカレンダー

MOTORSPORTS CALENDAR 11-12

■開催場所の略号:TIS=十勝インターナショナルスピードウェイ SG=スポーツランドSUGO           MO=ツインリンクもてぎ T=筑波サーキット SO=袖ヶ浦フォレストレースウェイ           F=富士スピードウェイ S=鈴鹿サーキット O=岡山国際サーキット AP=オートポリス ■格式の略号:A=国際 C=国内 D=準国内 E=地方 太字は全日本選手権、世界選手権、国際競技及びそれに準ずる競技会・下線付き細字は地方選手権 ●このカレンダーは9月22日までに本部にて受付したものです。 *�:�日�開催�なります�、�曜日は関����の�式��の�で�り、��の���の��は���り�曜日�日 曜日になります。

2017年JAF筑波スーパーFJ選手権第6戦 ロードスター・パーティレース東日本シリーズ第4戦 2017筑波チャレンジクラブマンレース第4戦

18日~19日

JMRC関東ラリーシリーズ

長野県ラリーシリーズ第6戦

TEAM-MORE(0749-48-0515)

RRRN,RJRPN, AE,RF

18日~19日 長野(120) RR,RN,RJ,RPN,

25日

25日~26日

25日~26日

関東デイラリーシリーズ

AE,RF,F E

千葉(150) RR,RN,RJ,RPN,

岐阜(100) RR,RN,RJ,RPN,RF D

43 2017・11JAFMOTORSPORTS C AL E ND AR 1 11 2
●レース
場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 T S-FJ,N1,N2,NE(FJ1600),NE,NR-A D VICIC、TMSC(0465-22-9346)
RACE 11(NOV)
11月 5日 AP S-FJ,NE,NR-A D APC、㈱オートポリス (0973-55-1111) 2017ゴールドカップレース 第5戦 5日 MO JAF-GT,FIA-GT3 FIA-F4 A D ㈱モビリティランド、M.O.SC. ㈱GTアソシエイション
2017SUPERGTRound MOTEGIGTGRAND FINAL 10日~12日 * T N1,NE D SCCN、NDC-TOKYO (03-6421-7967) 2017SCCN NOVEMBERRACEMEETING inTSUKUBA 19日 O S-FJ,N2,NE(FJ1600),NE,NR-A D ㈱岡山国際サーキット、AC (0868-74-3311) 2017OKAYAMAチャレンジカップレース第6戦 26日 12(DEC) F LMP2,LMP3,GTE,NE NE,NR-A A D 富士スピードウェイ㈱、FISCO-C (0550-78-1234) 2017-18AsianLeMansSeriesRd.3 2017インタープロトシリーズ第7戦・第8戦 12月  1日 ~3日 O NE,NR-A D ㈱岡山国際サーキット、AC (0868-74-3311) MAZDAFANFESTA2017inOKAYAMA 2日~3日 S F4,NE,F4,S-FJ,N1,NE D OCCK、SMSC(090-8880-4933) 2017鈴鹿クラブマンレースFinalRound F4・S-FJマスターズレース 9日~10日 F NR-A D 富士スピードウェイ㈱、FISCO-C (0550-78-1234) GOODYEARVitz&86/BRZDream Cup2017 17日 ●ラリー RALLY 11(NOV) 選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 全日本 愛知(400) RR,RN,RJ,RPN, AE,RF C MASC(0561-63-0103)
11月  3日 ~5日 愛知(120) RR,RN,RJ,RPN, AE,RF,RB D MASC(0561-63-0103)
4日~5日 長野(180) RR,RN,RJ,RPN, AE,RF,RB D FRC.(0265-76-8162)
(0285-64-0200)
2017年JAF全日本ラリー選手権第9戦 新城ラリー2017
TOYOTAGAZOO RacingRallyChallengein新城
FRC RallyAutumnPractice2017 滋賀(100)
D
第12回JMRC全国オールスターラリーフェスティバル チームモア ラリー in滋賀 '17
M.C.SC.(0263-87-9006)
ChristmasRallyNo31
AE,RF,RB E HOTSTAFF(047-439-0048)
JMRC関東ラリーシリーズ 朝一番ラリー2017
MASC、CMSC岐阜、 LOVEDRIVE(0561-63-0103)
Women'sRallyin恵那2017

GYMKHANA

CIRCUITTRIAL

DRIFT 11(NOV)~12(DEC)

本カレンダーは、開催場所を基準に、カレンダー登録規定の「行政区画における地域別」毎にまとめて掲載しています。 ※11~12月に北海道地方、東北地方で開催される競技会はありません。

関東地方

TMAC(03-3611-6687) 2017年JAF筑波サーキットトライアル選手権第5戦

東関東サーキットトライアルinつくばSr6

DUNLOPDXLスカラシップ タイヤセレクト 足立加平6

TMAC Aライセンス講習会サーキットトライアル付き⑪

11月  23日 筑波サーキットコース2000

12月  13日 袖ヶ浦フォレストレースウェイ B E JARAC・RC(043-266-3703)

24日

B E TMAC(03-3611-6687) TMAC Aライセンス講習会サーキットトライアル付き⑫

ジャラック Aライセンス講習会 CIRCUITTRIALRd4

=サーキットトライアル 中部地方

11月 12日

選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 富士スピードウェイ ジムカーナコース

19日

P,PN,N,SA,B E TMSC(03-3221-9950) TMSC富士ジムカーナシリーズ2017第4戦

2017FISCO SPECIALSTAGETRIALRound3

=サーキットトライアル

11月 26日

12月

B E 富士スピードウェイ㈱、 FISCO-C(0550-78-1234)

富士スピードウェイ

12月  2日

B D KSCC(06-6327-6522) 2017姫路セントラルパークジムカーナシリーズ最終戦 KSCCジムカーナNo6

2017年"Cartolive"杯舞洲スポーツアイランドシリーズ TJマイカージムカーナNo5

N,B,AE E Tj(072-296-6886)

2017年JAFカップオールジャパンジムカーナ JMRC全国オールスタージムカーナIN中国

マツダファン・サーキットトライアル第6戦 中国・冬ラウンド

=サーキットトライアル

PN,SA,SC,AE C ORANGE、TCHERISH、T4 (086-241-0156)

(0868-74-3311)

※11~12月に四国地方、九州地方で開催される競技会はありません。

DIRTTRIAL,AUTO CROSS 11(NOV)~12(DEC)

本カレンダーは、開催場所を基準に、カレンダー登録規定の「行政区画における地域別」毎にまとめて掲載しています。

※11~12月に北海道地方、東北地方で開催される競技会はありません。

関東地方

2017年JMRC関東ダートトライアルフェスティバル

※11~12月に中部地方で開催される競技会はありません。

2017年JAFカップオールジャパンダートトライアル JMRC全国オールスターダートトライアル in近畿

※11~12月に中国地方、四国地方、九州地方で開催される競技会はありません。

●ダートトライアル●オートクロス

44 2017・11JAFMOTORSPORTS C AL E ND AR 1 11 2 ●ジムカーナ●サーキットトライアル●ドリフト
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 筑波 筑波サーキット B,AE PN,SA,B D D
近畿地方 選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 姫路セントラルパーク 第5駐車場
舞洲スポーツアイランド
3日 中国地方 選手権地区 開催場所 競技車両 格式
競技会名 開催日 JAF カップ 備北サーキット
オーガナイザー/電話番号
11月 4日 ~5日 岡山国際サーキット B E ㈱岡山国際サーキット、AC
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 丸和オートランド那須 PN,N,SA,SAX, B,SC,D,AE D ROAD-KNIGHT (0263-26-2545)
12月 10日
選手権地区 開催場所 競技車両 格式 オーガナイザー/電話番号 競技会名 開催日 JAF カップ コスモスパーク PN,N,SA,SAX, B,SC,D,AE C TEAM FLEET (090-8790-8484)
近畿地方
11月 11日 ~12日

RACING KART INFORMATION

2018年カートライセンス更新のご案内 11月から受付開始!

モータースポーツライセンス(以下「ライセンス」と言います。)の更 新手続きは、��月から受付を�始します。

新しい年のモータースポーツ活動へ向けて、余裕を持って更新 手続きを行ってください。

なお、JAF窓口にご来店の際は、15ページに記載の休業日、 受付時間をご確認のうえご来店ください。

ライセンス申請書は本誌に綴込んであります。追加で必要 な場合は、JAFホームページよりダウンロード可能です。

●ライセンス取得資格

お願い 2016年から2017年への更新を行っていない方には JAFスポーツ誌をお送りしておりませんので、身近に そのような方がいましたら、以下内容をご案内ください。

2016年から2017年へのライセンス更新期限は、下記のとおりです。

窓口受付 2017年12月29日(金)17:30まで

*郵送の場合は2017年12月31日の消印まで有効

*JAFマイページ(web)上でのお手続きの場合は、  2017年12月31日 23:59手続き完了分まで

2018年になると更新の資格を失いますのでご注意ください。

(年末年始の休業日については15ページをご確認ください。)

カートドライバーライセンスおよびカートオフィシャルライセンスは「カートライセンス発給規定」および「カート競技に関する申請・登録等手数 料規定」に基づき発給されます。詳細は当該規定をご参照ください。

●年度更新に必要なもの

2.���(��)

エントラントのみの申請の場 合は不要

3.JAF個人会員

本誌に綴込んである、ライセンス交付申請書を使用してください。

縦4cm×横3cm、無帽、無背景、上半身のもので、申請前6ヵ月以内に撮影した鮮明な写真を申請書の所定位置に貼付して ください。(お手持ちのライセンスに使用した写真と同じでよろしければ、写真は不要です。) ・必ず指定のサイズの写真を貼付してください。サイズが異なる場合、使用できないことがあります。 ・デジタルカメラの画像を使用する場合は、必ず写真専用用紙に出力してください。

ライセンス更新に際しては、JAF個人会員が有効期間内であることが必要条件ですので、JAF個人会員の有効期限が切れて いるとライセンスの更新手続きが行えません。ご本人のJAF個人会員の有効期限をご確認くださいますようお願いします。万一、 JAF個人会員の有効期限が切れている場合には、速やかに継続手続を行ってください。継続手続の方法等については、お近く のJAFへお問い合わせください。

18歳未満の方は不要 下記の表の通りです。

4.ライセンス許可証料

5.出場記録カード または役務記録カード

上級更新または国際A、Bライセンスを更新する場合、実績を確認するために必要です。 (エントラントは不要)

※【ご注意】JAF登録カートクラブがエントラントライセンスの申請をする場合の取り扱い方法については、49ページの「2018年カー トクラブ・団体の更新のご案内」の●クラブ代表者のエントラントライセンス申請方法をご確認ください。

●ライセンス許可証料(四輪ライセンスの料金は、12ページをご覧ください。)

●ライセンスが発給されるまで ~ライセンス作 製の流れ~

申 請 者

①申請

JAF窓口

②仮ライセンス  発給

③写真入り  ライセンスを送付

JAF本部

*オフィシャルライセンスを併有する場合は、�種目につき500円ずつ加算されます。 (例)コース1級と計��級の場合:5,800円+500円=6,300円 併有する許可証が同じ級(例:技��級とコース�級)の場合でも計算方法は同様です。 *ドライバー、オフィシャル、エントラントライセンスを併有している場合 には、それぞれ上記の許可証料が必要です。

※②発給日から60日間有効。

※①から③までは約1ヵ月ほどかかります。更新のピ ーク時にはこれ以上日数がかかる場合がありま すのでご了承ください。

写真入ライセンスをクラブ等にまとめて送付する場合、10件以上はレターパ ックで、10件未満の場合は普通郵便で送付します。

ライセンス発行に関するお問合せは、15ページのJAF支部窓口へお願いします。

45 2017・11JAFMOTORSPORTS
[公示No2017ーK016]
1.ライセンス申請書
許可証料 許可証の種類 許可証料 許可証の種類 6,300円 国内 エ ン ト ラ ン ト 1,500円 ジュニア国内B ド ラ イ バ � 12,500円 国際 2,100円 ジュニア国内A 3,600円 3級 オ フ � シ � ル 6,300円 国際Cジュニア 4,600円 2級 3,100円 国内B 5,800円 1級 3,600円 国内A 1種目につき 500円 資格併有の場合 6,300円 国際Cリストリクティッド 8,300円 国際Cセニア 9,400円 国際B 10,400円 国際A 〈許可証料の計算方法〉

●ライセンスの交付申請書(更新)の記入について

申請書の枠内に正確かつ明瞭にご記入いただき、記入漏れのないようご注意ください。(未記入項目や、判読できない文字があると、ライセ ンスが発給できない場合があります。) 次ページに記入例を掲載していますので、ご参照ください。

注意事項等 項目

申請者本人の会員(ライセンス)番号を記入。 会員No

登録クラブ・団体の 所属証明欄

申請者氏名

連絡先電話番号    ※

郵便番号       ※

現住所        ※

写真の変更      ※

ライセンス表記名

エントラントの代表者名

種類およびクラス

写真貼付欄

自分の所属しているJAF登録クラブ(または団体)(複数所属している場合は、その主たるクラブ1ヵ所)の名称、略称を記入し、 当該クラブ(または団体)の登録印を捺印。本証明欄については、2017年の登録印は、2018年3月までの申請に使用できま す。JAF登録クラブ(または団体)に所属していない場合は不要。

氏名とその上段にカタカナでフリガナを記入。

平日昼間、連絡がとれる電話番号を記入。

現住所の郵便番号(��)を記入。

都道府県名を必ず記入し、その上段にカタカナでフリガナも記入。マンション・アパート・寮名・部屋番号等も必ず記入。

ライセンスに使用する写真を変更する場合「する」を○で囲み、本申請書に写真を貼付してください。

国際のドライバーおよびエントラントはローマ字で記入。国内のドライバーおよびオフィシャルの申請者は記入不要。 (30字以内)

エントラントライセンスの申請の場合、代表者名を記入。国際エントラントの場合はローマ字(全て大文字)で記入。

申請書の該当するクラスおよび種類に○。(次ページの記入例は国内A、コース3級、計時1級、技術2級を同時に年度更新す る場合のもの。)

氏名、ライセンス番号、申請種別も、忘れずに記入。

縦4cm×横3cm、無帽 無背景 上半身のものを1枚。申請前6ヵ月以内に撮影のこと。ライセンス申請書の下段にある所定 の位置に貼付。(前年のライセンスに使用した写真を再使用する場合は、写真の貼付は不要です。) 写真

ドライバーライセンスとオフィシャルライセンスの�方を申請する場合でも申請書は�枚で�。 ご記入内容を訂正する場合は、取消線を引き訂正部を押印(またはサイン)の上、書き直しをしてください。

その他 ※の箇所は更新申請の場合、変更がなければ記入不要です。

●JAFマイページによるライセンス更新

JAFマイページにご登録いただければ、インターネットでライセンス更新ができます。

お手続き方法については、本誌17ページをご覧ください。

なお、お支払方法はご本人名義のクレジットカードのみとなります。

●許可証申請の受付場所

ライセンスの年度更新のために必要な書類等は、お近くのJAF支部・事務所へ持参または郵送してください。掲載のない窓口での受付は行っ ていませんのでご注意ください。(各支部の住所は15ページをご参照ください。) 【窓口受付】

受付時間は 9:00〜17:30です。

(土・日・祝日年末年始(12月30日(土)〜1月3日(水))は休業となります。)

SAMPLE AMP AMPL M MP P SA 2018

【郵送受付】

必ず「現金書留」にてお送りください。その際封筒表面に「ライセンス更 新」と明記してください。

※ライセンス表面の二次元バーコ ドには会員(ライセンス)番号が登録 されています。

裏面

SAMPLE M AMPLE

<ライセンスがお手元に届いたら>

あなたご自身が署名してください!!

ライセンスの裏面の署名欄には、かならずご本人が 署名してください。

署名してはじめてライセンスは有効となります。

※競技会の出場実績を確認する必要がある種類のライセンス、および18歳未満の方のライセンスについては、インターネットでの更新手続きは行って おりません。また、上級や推薦を伴う申請については、お手数ですが、窓口へご来店いただくか現金書留による郵送にてお手続きくださいますよう お願いいたします。

46 2017・11JAFMOTORSPORTS
47 2017・11JAFMOTORSPORTS <記入例>

●カートドライバーライセンスの取得方法

カート国際A

◎カート国際B所持者で、申請前24ヶ月以内の選手権または競技会において、以下の何れかの成績を収めていること。 ・単一競技として開催されたCIK-FIA選手権、トロフィー、またはカップの参加者中、上位33%にランクされていること。(上位33%のドライバー数が、選手権 決勝戦出場者34名を超えた場合は、クオリファイングヒートの中間着順に基づいて、国際Aライセンス候補者を選定する。) ・シリーズ戦として開催されたCIK-FIA選手権、トロフィー、またはカップの最終ランキングで得点を得ていること。

・3つの国際競技において参加者中上位33%以内に入賞していること。但しこの場合、国際Bライセンス取得後に得た実績とする。

カート国際B

◎カート国際Cセニア(国際Cリストリクティッドまたは国際Cジュニア)取得後、申請前24ヶ月以内に全日本選手権および/または国際競技において、上位 10位以内に少なくとも3回入賞。

☆カート国際Cセニア(国際Cリストリクティッドまたは国際Cジュニア)所持者でカート国際B講習会を受講し合格した者。

□カート国際Cセニア(国際Cリストリクティッドまたは国際Cジュニア)所持者で、公認カートクラブ代表者の推薦を受け、JAFで審査を受け承認された者。

カート国際Cセニア(15歳~)※

◆国際Cリストリクティッド(国際Cジュニア)所持者で当該年に15歳に 達する者は1月以降に発給できる。

◎カート国内A(ジュニアA)取得後、申請前24ヶ月以内に格式制限付 の競技会に5回以上出場。または、格式準国内の競技会に2回以上、 もしくは全日本選手権の競技会に1回以上出場。なお格式制限付と 準国内を組み合わせる場合は合計3回以上。

☆カート国内A所持者でカート国際Cセニア講習会を受講し合格した者。

□カート国内A所持者で公認カートクラブ代表者の推薦を受け、JAFで 審査を受け承認された者。

国際Cリストリクティッド(14歳)※

◆国際Cジュニア所持者で当該年に14歳に達する者は1月以降に発給 できる。

◎ジュニアA取得後、申請前24ヶ月以内に格式制限付の競技会に5回 以上、もしくはジュニア選手権の競技会に1回以上出場。または、格式 準国内の競技会に2回以上出場。なお格式制限付と準国内を組合 せる場合は合計3回以上。

☆ジュニアA所持者でカート国際Cセニア(国際Cジュニア/リストリクテ ィッド)講習会を受講し合格した者。

□ジュニアA所持者で公認カートクラブ代表者の推薦を受け、JAFで審 査を受け承認された者。

国際Cジュニア(12歳~13歳)※

同上(◆を除く)

ジュニアA(12歳~14歳)

◆ジュニアA所持者で当該年に15歳に達する者は1月以降に発給できる。

◎カート国内B(ジュニアB)所持者でライセンス取得後申請前24ヶ月以 内に格式制限付の競技会に2回以上出場。または、格式準国内以上 の競技会に1回以上出場。

□カート国内B所持者で加盟/公認カートクラブ代表者の推薦を受けた者。

□加盟/公認カートクラブの会員で、当該クラブ代表者の推薦を受け JAFで審査を受け承認された者。ただし、18歳未満の者は親権者の 承諾を必要とする。

また、被推薦者はJAF国内カート規則集を購入すること。

カート国内B(15歳~)

◆ジュニアB所持者で当該年に15歳に達する者は1月以降に発給できる。

◎JAF登録カートクラブ 団体が主催するクローズド競技会に1回以上出 場した者またはJAF公認カートコースにおいて10時間以上のスポーツ 走行経験がある者。

☆カート国内B(ジュニアB)講習会を受講し合格した者。

□準加盟/加盟/公認カートクラブの会員で当該クラブ代表者の推薦 を受けた者、または加盟/公認カートコース団体の代表者の推薦を受 けた者。ただし、18歳未満の者は、親権者の承諾を必要とする。

また、被推薦者はJAF国内カート規則集を購入すること

◎競技実績等による取得・上級 □推薦による取得・上級

☆講習会受講による取得・上級 ◆年齢制限解除による取得

【お知らせ】※必ずお読みください。

凡例:

◎ジュニアB所持者でライセンス取得後、申請前24ヶ月以内に格式制 限付の競技会に2回以上出場。または、格式ジュニア準国内以上の 競技会に1回以上出場。

□カートジュニア国内B所持者で加盟/公認カートクラブ代表者の推薦 を受けた者。

□加盟/公認カートクラブの会員で、当該クラブ代表者の推薦を受け、 JAFで審査を受け承認された者。ただし、18歳未満の者は、親権者の 承諾を必要とする。

また、被推薦者はJAF国内カート規則集を購入すること。

ジュニアB(8歳~14歳)

◎JAF登録カートクラブ・団体が主催するクローズド競技会に1回以上 出場した者またはJAF公認カートコースにおいて10時間以上のスポー ツ走行経験がある者。

☆カート国内B(ジュニアB)講習会を受講し合格した者。

□準加盟/加盟/公認カートクラブの会員で当該クラブ代表者の推薦 を受けた者、または加盟/公認カートコース団体の代表者の推薦を受 けた者。ただし、18歳未満の者は、親権者の承諾を必要とする。

また、被推薦者はJAF国内カート規則集を購入すること。

年令制限解除に伴う更新/書き換え

2018年からのカートライセンス発給規定の改正に伴い、カートドライバーライセンス発給基準の一部が変更されておりますのでご注意ください。詳しくは、JAFスポーツ誌 6月号およびJAFホームページのお知らせ(2017年5月9日付公示)に掲載のカートライセンス発給規定をご参照ください。

●カート国際A・B・Cドライバーライセンス更新の条件 注)ライセンス更新の際は該当する競技会出場実績が確認できる書類(競技結果、出場記録カード等)を必ず提出してください。

1.国際A  更新:ライセンス取得後3年の間にCIK選手権・トロフィ ・カップで6位以内入賞、もしくは5年以内にCIK選手権・トロフィ ・カップに最低1回参加したことがある場合、更新可。 以上の条件を満たさないドライバーは国際Aの資格を失うが下位等級のライセンスは取得可。

2.国際B

更新:ライセンス取得後2年以内に該当するカテゴリーの国際競技に1回以上参加、もしくは国際B上級の条件を満たしていること。

3.国際C  更新:条件なし。(国内A、国内Bと同様の取り扱い)

48 2017・11JAFMOTORSPORTS
上級
年令制限解除に伴う上級
カート国内A(15歳~)

●カートオフィシャルライセンスの上級申請条件

3 級

・JAFの会員でJAFカートオフィ シャルライセンス3級講習会 を受講し、試験に合格した 者。

・準加盟/加盟/公認カート クラブまたは加盟/公認カ ートコース団体の代表者の 推薦を受けた者。

また、被推薦者はJAF国内 カート競技規則集を購入す ること。

2 級 �

・3級取得後、申請前12ヵ月以内にJAF公認の格 式制限付の競技会で2回以上の監督役務を含む、 格式国内までの競技会(クローズドは除く)で 6回以上の当該役務を執行した実績のある者。

・3級取得後、申請前12ヵ月以内にJAF公認の格 式制限付の競技会で1回以上の監督役務を含む、 格式国内までの競技会(クローズドは除く)で2回 以上の当該役務を執行した実績のある者で、カ

トオフィシャル2級講習会を受講し、試験に合 格した者。

・加盟/公認カートクラブまたは公認カートコ ース団体の代表者の推薦を受け、JAFで審査 を受け承認された者。

1 級 �

・2級取得後、申請前12ヵ月以内にJAF公認の 格式準国内の競技会で2回以上の監督役務を 含む、すべての競技会(クローズドは除く)で6 回以上の当該役務を執行した実績のある者。 ・2級取得後、申請前12ヵ月以内にJAF公認の格 式準国内の競技会で1回以上の監督役務を含む、 すべての競技会(クローズドは除く)で2回以上 の当該役務を執行した実績のある者で、カート オフィシャル1級講習会を受講し、試験に合格し た者。

・公認カートクラブまたは公認カートコース団体の 代表者の推薦を受け、JAFで審査を受け承認さ れた者。

2018年カートクラブ・団体の更新のご案内

2018年のJAF登録クラブ・団体の更新手続きが2017年12月1日 から始まりますので、下記の通りご案内いたします。

●取扱期間 2017年12月1日(金)〜2018年4月2日(月) ※3月31日が土曜日の為 (上記申請期間を過ぎた場合は更新ができませんので、ご注意ください。)

●必要書類

(法人の場合) ※印:JAF所定の用紙を使用してください。

・所定用紙は全てA4サイズに統一しましたので、用紙がない場合は 各支部へご請求ください。

・従来どおり、「カートクラブ・団体登録申請書」の記載内容のうち登録

番号、クラブ・団体名称、略称、代表者氏名、連絡担当者氏名・住

所・電話番号は「JAF国内カート競技規則集」等に掲載いたします。

△印:前回の提出内容に変更がある場合のみ必要です。

●申請料

注:更新時に格式変更(降格・昇格)を申請する場合は年度登   録申請料の他に別途加盟申請料が必要です。

●その他必要なもの  旧(2017年)登録印

●更新申請の受付場所 15ページに掲載のJAF各支部。

受付時間:土日 祝日と年末年始 (12月30日(土)〜1月3日(水))を 除く9:00〜17:30。

●クラブ代表者のエントラントライセンス申請方法

準加盟・加盟・公認カートクラブは、無償で国内エントラン トライセンスの発給を受けることができます。

なお、本取扱いにつきましては、クラブ登録申請と同時に所 定のカートライセンス交付申請書の提出を必要とし、発給する ライセンス表記名はJAF登録のクラブ名称に限りま す。(新規

申請の場合は、クラブ登録承認後に発給いたします。)  また、国際エントラントライセンスの取得を希望する場合は、 国内エントラントライセンスとの差額の発給料を必要とします。

ご注意:既にエントラントライセンスをJAF登録のクラブ名で 取得されている場合、そのライセンス更新手続きにつ きましては、必ずJAF窓口で行ってください。

JAFマイページでお手続きいただくと、全額有料とな ってしまいます。

49 2017・11JAFMOTORSPORTS
[公示No2017−K017]
公認 カート コース 団体 加盟 カート コース 団体 特別 カート 団体 加盟 カート 団体 公認 カート クラブ 加盟 カート クラブ 準加盟 カート クラブ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ※JAF登録申請書 ○ ○ ○ ※クラブ員登録申請書 △ △ △ △ △ △ △ 会則または定款 ○ ○ ○ ○ 役員名簿 △ △ △ △ 法人登記簿謄本の写し
年度登録申請料 加盟申請料 クラブおよび団体の区別 18,800円 8,300円 準加盟カートクラブ 18,800円 8,300円 加盟カートクラブ 104,800円 52,400円 公認カートクラブ 104,800円 52,400円 加盟カート団体 209,600円 104,800円 特別カート団体 94,300円 31,400円 加盟カートコース団体 188,600円 52,400円 公認カートコース団体

JAFカートカレンダー (11〜12月)

11月 5日

4日 ~5日

12日

19日

25日

2017TOYOPETSLカートミーティング SUGO カートレースシリーズ第6戦

格式A−国際/B−準国際/C−国内/D−準国内/E−制限付 ●太字は全日本選手権、世界選手権、国際競技及びそれに準ずる競技会・下線付き細字は地方選手権 ●このカレンダーは9月22日までに本部にて受付したものです。

FS-125 E SSC(0224-83-3116)

VICIC(0465-83-4703) 2017WAKO'SスーパーカートVICIC地方選手権 筑波サーキットシリーズ第4戦

HMSL(0279-54-8199) 2017HARUNACUPKARTRACERd7

2017APG CHALLENGE第5戦

2017WAKO'SスーパーカートVICIC地方選手権 岡山国際サーキットシリーズ第6戦

APG(0550-88-8246)

VICIC(0465-83-4703)

FC-2リブレ D D

FC-2リブレ

筑波サーキット

FS-125

FS-125 D E

FS-125 KZリブレ,FS-125 D E

榛名モータースポーツランド

オートパラダイス御殿場 小山町大御神サーキット

FC-2リブレ D D

FC-2リブレ

岡山国際サーキット

~26日 ツインリンクもてぎ北ショ トコース

26日

2017もてぎカートレース第6戦

12(DEC)

KARTRACEIN SUZUKA 12月 16日

2017鈴鹿選手権シリーズ第7戦

FS-125 D ㈱モビリティランド (0285-64-0200)

SMSC(059-378-3405)

FS-125

FCリブレ D E

鈴鹿サーキット国際南コース

50 2017・11JAFMOTORSPORTS 11(NOV) 開 催 場 所 競 技 車 両
名 開 催 日
格式 オーガナイザー/電話番号 競
スポーツランドSUGO西コース
~17日
51 2017 11 JAF MOTOR SPORTS

ルーキー佐藤蓮選手、最高峰王座を確定!

KART

2017年全日本カート選手権 OK部門 第7戦/第8戦& FS-125部門 東地域第2戦 地方カート選手権 FS-125部門/

FP-3部門 東地域第5戦 ジュニアカート選手権 FP-Jr部門/

FP-Jr Cadets部門 東地域第5戦[JAF公認No.2017-1825]

開催日:9月23~24日 開催場所:ツインリンクもてぎ北ショートコース

格式:国内 主催:㈱モビリティランド[団体登録No.公認82401]

レポート/水谷一夫 フォト/小竹充

OKカテゴリーを採用して今年、新たな スタートを切った国内カートレースの 最高峰シリーズ。そのタイトル争いは、 全5大会中4大会めで事実上決着することとなっ た。主役は、昨年の全日本FS-125部門を制して OK部門にステップアップしてきた16歳のルーキ ー、佐藤蓮選手だ。

秋のツインリンクもてぎ北ショートコースで行 なわれた第7戦/第8戦。大会初日の第7戦予選 で、2番グリッドの佐藤選手はスタートで5番手に 下がったが、落ち着いて順位を上げていく。そし てレース中盤から一気に前を追い詰め、残り2周 で先頭の野中誠太選手をパスして1位でゴール、 シリーズポイント10点を獲得した。

一夜明けて、快晴の大会2日め。午前に行なわ れた第7戦の決勝で、佐藤選手はレース序盤のペ ースに勝る野中選手からの遅れを最小限に止め、 レース中盤に逆転して5勝め、そして25点を加 算しチャンピオンに王手をかけた。

そして午後に行なわれた第8戦の予選。スター トからトップを行く佐藤選手は、終盤に野中選手

の先行を許すも、2番手で軽く右手を挙げ てフィニッシュし、さらに9点を加えた。 到達したシリーズポイント225点は、他の 誰も逆転することのできない数字。続く第 8戦の決勝と鈴鹿での第9戦/第10戦を 残して、佐藤選手は早くも数字の上でチャ ンピオンを確定させてしまった。

だが、残された第8戦決勝は消化試合 などにはならなかった。レース終盤の先頭 集団は三村壮太郎選手、野中選手、佐藤 選手の3台。残り6周、佐藤選手が野中 選手をかわし2番手に上がった。

王座確定後の第 8 戦 でも佐藤選手はバト ルを制して連勝。

26歳のベテラン三村選手は、日本屈指 のレース巧者。そのヨコハマ・タイヤは今 回、対応レンジの広いスペックの投入でト ータル性能を高めてきた。16歳の野中選手 は最高峰2年めで、今やトップコンテンダ ーに定着した感がある。そのブリヂストン・タイ ヤは一発の速さとレース序盤の速さが武器。そし て驚異のルーキー佐藤選手のダンロップ・タイヤ は、耐久性に優れレース中盤以降が強い。キャラ

やっと恩返しができました

塚田海斗選手(全日本 FS-125 初優勝)  ゴールの瞬間は嬉しかった。レー ス後半のペースには自信がありまし た。SUGO でのこと(1 位ゴール→ 7 位 に降格)があったので、やっとチー ムに恩返しができました。海外のレ ースでグリップの高いタイヤを使っ ていたので、全日本のハイグリップ タイヤにはあまり苦労しませんでし た。最終戦は誰にも抜かされず、綺 麗に勝ちたいですね。来年のことは未定なのですが、で きれば欧州の OK クラスに出たいと思っています。

クターの異なる3人のドライバーと3社のタイヤ による死力を尽くした戦いは、極めて高い均衡状 態のまま残り3周に突入した。

佐藤選手は6コーナーでのアタックを三村選手 に封じられると、翌周の1コーナーでついにトッ プを奪う。抜かれた三村選手は佐藤選手にピタリ と続きつつ、背後の野中選手も巧みにコントロー ルする。最終ラップ、野中選手が4コーナーで三 村選手に仕掛けると、三村選手は6コーナーまで 並走して、かろうじてこれを退けた。

ウィナーはまたも佐藤選手。表彰台は2位と3 位こそ入れ替わったものの、第7戦と同じ顔ぶれ が登壇することになった。

「予選ではチャンピオンになった実感がなかった ので、決勝を勝って終わりたかった。最後は“タ

OK 部門/1. 第 7 戦 3 位に甘んじた三村壮太郎選手だが、第 8 戦 では 2 位と順位を上げた。

2. 野中誠太選手は第 7 戦 2 位、第 8 戦 3 位と連続表彰台をマーク。3. 澤田真治選手は第 7 戦で 4 位入賞。

4. 第 8 戦の 4 位は今季 2 勝の名取鉄平選手が獲得。5. 第 8 戦の表 彰で仲間の手荒い祝福を受ける佐藤選手。FS125 部門東/6. 待 望の全日本初優勝を飾った塚田海斗選手。7.2 位争いを制した吉 江宏斗選手。8.

滝田真之祐選手は 3 位に入賞。
1 2 4 3 5 7 8 6
トップを守れず 2 位にとどま った三村選手は無念の表情。

イヤをどれだけ残せたか選手権”という感じの戦 いでした」と語る佐藤選手は、これで8戦6勝。 開幕前に「1年めからチャンピオンを狙う」と公言 していた佐藤選手だったが、実力伯仲の混戦が当 たり前の最高峰クラスで、まさかルーキーがこれ ほど勝ちまくると、誰が予想しただろうか。

2位の三村選手は「レースは楽しかったけれど 結果は最悪。規格外のニンゲンにやられました」 と笑うものの、自身とヨコハマの2年ぶりの勝利 を兄弟チームの後輩に妨げられ、悔しさは有り余 る様子だ。一方、耐久性の不安がささやかれたブ リヂストンを最後までもたせて3位獲得の野中選 手は、「チームがタイヤの減らないセッティングに してくれました。最後までトップを維持すること

はできなかったけれど、自分の力を出し切れたと 思います」と清々しい笑顔を見せた。

同時開催の全日本FS-125部門は、東地域最後 のレースだ。26周の決勝は、大集団から抜け出し てトップグループを形成した塚田海斗選手と坂入 悠斗選手の2台に、レース中盤を過ぎて後続が 次々と追い付く展開となった。

この戦いを制したのは、序盤戦から先頭に立っ てレースを牽引してきた14歳のルーキー塚田選 手。残り4周で後続のバトルに乗じてリードを築 くと、最後は独走でチェッカーをくぐった。開幕 戦で1位ゴールを遂げながらペナルティで勝利を 失った塚田選手は、これが待望の初優勝だ。

塚田選手の背後では、6台がもつれあいながら 最終ラップの最終コーナーを立ち上がり、デビュ ー戦の吉江宏斗選手が2位、滝田真之佑選手が3 位を獲得。また、2連勝が見えていた坂入選手は

今季、圧倒的な速さを見せる 佐藤蓮選手。第 7 戦に続いて 第 8 戦もデッドヒートを制した。

レース中盤のトラブルでリタイアに終わった。 り、決勝もリタイアに。これで澤選手優位のまま 東西統一戦を迎えるかと思われていたチャンピオ ン争いには一転、混迷の気配が漂い始めた。

FP-Jr/最終的に 11 台一列へと膨らんだ先頭集団ではアクシデントが 頻発し、中盤戦をリードした山川凌河選手は接触で大きく後退。先頭 に立った木内秀柾選手も R と波乱の一戦は、チェッカー間際に目前の 接触でチャンスを掴んだ内田涼風選手(9.10.)が勝利。

2 位は三瓶心選手(11.)、3 位は角陽向選手(12.)が続いた。3 年めの 内田選手は、待望の初優勝だ。

FP-Jr Cadtes/鈴木斗輝哉、小林利徠斗、佐野雄城の 3 選手を 中心とした大集団のトップ争いは序盤からチェッカーまで続けら れ、ゴールはトップ 5 が 1 秒の中に固まる大混戦に。その結末は鈴 木選手(13.14.)の 2 勝めに。 2 位小林選手(15.)との差は 0.093 秒だ った。 3 番手でゴールした佐野選手はレース後にペナルティを受け、 大越武選手(16.)が 3 位となった。

地方 FS-125/PP の星涼樹選手(17.18.)に八子諒雅選手(19.)が追い つき、レース中盤からマッチレースを展開するも、八子選手に逆転の チャンスを与えなかった星選手が勝利。4 勝めの星選手は有効を満点 の 100 点に伸ばし、文句なしの V 獲得だ。

優勝争いの後方では、残り2 周で山口祐京選手(20.)が宇田川武嗣 選手を逆転して 3 位に入った。

地方 FP3/決勝は、今季 3 度めの参戦の高田亮選手(21.22.)が PP から独走を続けて 2 勝めを獲得。ポイント首位の佐久間晴喜選 手(23.)は、4 位以下に終わると高田選手に王座を奪われる窮地に 立たされたが、序盤の 5 番手から懸命に挽回し、最終ラップで 3 位を掴み取ってタイトル獲得を果たした。横田英宣選手(24.)が 2 位に入賞した。

9 13 21 17 10 14 22 18 12 16 24 20 11 15 23 19

注目のルーキー、浦上真選手がぶっちぎりで地区戦初優勝

ピオンは藤田直人選手の手に渡ることになった。

4WDクラスは、既に3連勝している佐野龍弥 選手が全勝優勝で決めたいところだったが、1ヒー トで、「シェルコーナーで曲がれず失敗してしまい

第6戦の門前から池の平に舞台を移した

第7戦は、当初は台風直撃が予想され たことから、無事に開催されるかどう か懸念された。しかし当日は雨がパラつく程度で 収まり、やや拍子抜けの感もあったが、大会は予 定通り行われた。路面はセミウェットとなったが、 池の平特有の霧の発生も無く、埃も立たない快適 なダートトライアル開催となった。

主催はFASCで、山室山が無くなってから復活 した池の平で、昨年に続いて2年連続のオーガナ イズとなる。今回も東海シリーズが共催されたが、 こちらは全4戦、池の平と今庄で各2戦ずつ開催 され、今回が最終戦ということで、シリーズ表彰 も行われた。

競技は東海シリーズ2WDクラスからスタートし たものの、1ヒートから波乱が待ち受けていた。何 と優勝候補の松岡剛志選手がスタート直後のシェ ルコーナーへのアプローチの右コーナーにオーバ

ました」とタイムは5秒以上も芳野健太選手にちぎ られてしまう。2ヒートでタイムを縮めた佐野選手

だったが届かず、芳野選手が逃げ切り、「今まで8 年間ダートラをやって来て初優勝です」と大喜びの 一戦となった。2位の矢木野昌俊選手は今年、近畿 ジュニアシリーズ、北陸シリーズにも参戦し、修 行を重ねたが、優勝は来季にお預けとなった。

地区戦のRWDクラスは、開幕6連勝で満点チ ャンピオンを決めた横内由充選手は不参加。ライ バル達はチャンスとばかりに、酒井龍一、榊原浩 之、土屋英之の池の平スペシャリスト3選手の闘 いとなった。結果は酒井選手が、「2回もジャンプ して頑張りました。慣れたAE86なんで勝てまし た」と優勝。2位は土屋選手が入った。PN/S1500 クラスは馬場基選手が、島田正樹選手の夢を打ち 砕いてチャンピオンを奪還した。

N1クラスは今季3勝を挙げている渥美孝太郎 選手が絶好調だが、1ヒートは岸貴洋選手が、今季 2位4回と優勝を逃し続けている浦上真選手を

ト2に入ると、「今回は絶対優勝する気で来ました。 路面も得意な路面になったので踏み切りました」と 振り返った浦上選手が、1分33秒89を叩き出し て、2年めにして念願の初優勝を飾った。この結果、 チャンピオン争いは、最終戦で渥美選手と浦上選 手の直接対決となった。

N2クラスは村松俊和選手が容赦無く優勝を決 めて4年連続チャンピオンの座に君臨することが 確定。2位獲得の三輪智弘選手は、「村松さんにだ いぶ近づいてこれた気はします。これで三上さん との勝負次第でシリーズ2位になれる可能性も出 てきました」と敗れたとは言え、納得の走りだった ようだ。3位には池の平の主の風折佳伸選手が入っ たが、「今年は池の平シリーズも結果がよくないん です」と調子がイマイチという走りが続いている。 S1クラスは1ヒートで吉澤章博選手がトップを 奪い、高木勝人選手、今年1年限定参戦の松下和 樹選手が追う展開で2ヒートに入った。しかしここ

コースレイアウト

池の平特有のイケ イケのコースレイア ウトとは異なり、い つもとはかなり違う 超テクニカルな設 定となった。

開催日:9 月17 日 開催場所:池の平ワンダーランド 格式:準国内 主催:FASC[クラブ登録 No. 加盟 23008] フォト & レポート/安達正男
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N1 クラスは全日本北陸 2 連戦でも 速さを見せて注目を集めた浦上真 選手が地区戦初優勝を飾った。

久々ダートラ参戦の松下和樹選手が S1 で 2 位入賞。4.N2 で 2 位入 賞の三輪智広選手。5.S1 で 4 位入賞の上角好孝選手。6.S3 で 4 位入 賞の服部雅士選手。7.N1 で 4 位入賞の渥美孝太郎選手。8.S2 で 4 位 入賞の清水憲治選手。9.S1はただ一人、セリカをドライブする吉澤章 博選手が優勝。10.PN S1500 クラスは馬場基選手が優勝。11.S3 ク ラスは堀江真徳選手がオーバーオールウィンの走りを見せて貫禄勝 ち。12.N2 は 2 本ともベストの走りで村松俊和選手が快勝。13.RWD2 位の土屋英之選手。14. 東海 FWD2 位の柴榮政昭選手。15.PN・ S1500 で 2 位入賞の本道治成選手。16.N1 で 2 位入賞の前田利幸選 手。17. ベテラン村瀬秋男選手が S3 で 2 位入賞。18. 東海 4WD2 位の 矢木野昌俊選手。19.PN・S1500 で 3 位入賞の石川司選手。20.N1 で 3 位入賞の岸貴洋選手。21.N2 で 3 位入賞の風折佳伸選手。22. 高木 勝人選手は S1 で 3 位入賞。23.S3 松原功治選手は逆転を許し、3 位 に甘んじた。24. 東海 FWD クラス入賞の皆さん。25. 東海 4WD クラ ス入賞の皆さん。26.N1クラス入賞の皆さん。27.N2 クラス入賞の皆 さん。28.RWD クラス入賞の皆さん。29.PN S1500 クラス入賞の皆 さん。30.S1クラス入賞の皆さん。31.S3 クラス入賞の皆さん。

でも、セリカの吉澤選手がさらに更新した1分33 秒41の暫定ベストがなかなか破れず、遂に最終 ゼッケンの広上徹選手が出走。広上選手は中間を トップタイムで通過して誰もが逆転優勝を疑わな

北陸からまた期待の大型新人が登場

中部のダートトライアル N1クラスは特に層が厚 い。この数年を振り返っても、崎山晶、石崎雄一、 森大士選手らが門前、今庄といった地元の全日本戦 で優勝を飾っている。そして、そんな彼らでも簡単 には勝てないのが地元中部の地区戦なのだ。そんな 難易度の高いクラスで、今回、若干 ナーが誕生した。もっとも、当の本人、浦上真選手 は、今年、初参戦となった全日本門前で 今庄でも2 位と連続で表彰台に上がる大活躍を見せ たので、その名はすでに全国に轟きつつある。

かったが、ゴールまであとわずかという所で何とコ ースをショートカットして、ミスコース。吉澤選手 が通算2度めの優勝をもぎ取った。

「得意なコースですし、また慣れてもいますから、 勝てて良かったです。この前勝ったのは、最後の 山室山のイベントで した(笑)」と吉澤選手。 2位は「今年40才で 節目の年になりました

ランサー使いとして知られた浦上智明選手を父に持つ浦上選手は、アルト使いの魔術師と 言われた故小川静夫氏の下で走りのセンスを磨いた

ズに参戦し、昨年からインテグラを購入して地区戦にステップアップした。

「全日本は走り慣れているのでうまく行きました。今回は路面が荒れましたけど、普段からこう いう路面でも練習しているので、思いっきり行けましたね」と浦上選手。父親の智明選手から は、“ダートラをやるのなら自分のお金でやりなさい”と言い渡されたのでサポートは一切ない とのこと。一歩一歩、自分で道を開拓してきた 21才の今後に注目していきたい。

が、9年ぶりの池の平 だったので、若い頃 に走っていた事を思 い出しながら走ったら、 いつのまにかゴール していました」と振り 返った松下選手が獲 得した。

S3クラスは1ヒートから大波乱が続出した。ト ップバッター村瀬秋男選手が前走車のミスコース で再出走となると、今度は優勝候補の堀江真徳選 手が豪快にミスコース。さらにキレのいい走りを見 せていた松原実選手が、足回りが折れて転倒して しまうというアクシデントに見舞われる。

結局、このヒートは松原功治選手が暫定トップ タイムを奪ったが、2ヒートでは「今庄で腰を痛めて 辛かったんだけど、ハンドルを持ったら関係なか ったです(笑)。何よりWエントリーの村瀬さんと 1-2フィニッシュできたんでよかったです。自滅し てくれた松原功治選手に感謝です(笑)」と振り返っ た堀江選手がベテランの意地でオーバーオールウ ィンを果たした。このクラスのチャンピオン争いは、 松原実選手が最終戦までにマシンの修復が間に合 えば、堀江選手との直接対決となるだけに、その 行方が楽しみだ。

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オーバーオールウィンの走りを見せた 成瀬悠人 EK9 が最終戦で今季初優勝!

北海道地区のジムカーナ地区戦は9月24 日、新千歳を舞台に行われた。レイアウ トは前半は島回りを多用して比較的速度 の乗るセクションが続いた後、後半はスラローム、 タイトターンと徐々に難易度が増すという設定。

天候は晴れ。ほとんどの選手は順調に2ヒートで タイムアップを果たし、最後までエキサイティング な戦いが続いた。

全日本に活動の中心をシフトしている絶対王者、 阿戸幸成選手が4戦全勝と今年も強さを見せた SH1クラス。しかし今回は阿戸選手が欠場したた め、阿戸選手が出なかった2戦で優勝を飾った保

2017 年 JAF 北海道 ジムカーナ選手権第 7 戦

JMRC 北海道ジムカーナシリーズ第 7 戦

JMRC 北海道オールスター選抜第 7 戦  スーパースラローム in 千歳 Rd16

開催日:9 月 24 日  開催場所:新千歳モーターランド アクティブ・

が6秒台に入れてそのまま逃げ 切るかと思われたが、ラストゼ ッケンの成瀬選手が6秒253 までタイムを詰めて逆転。今季 初優勝を飾った。

「阿戸さんがいたら、コンマ5 秒は負けてたかな、というタイ ムですね(笑)。EK9も3年めで 慣れて来て、ちょっとずつ生タ イムは上がってるんですけど、

はその保田選手が1分7秒049でベスト。コンマ1 秒差で成瀬悠人選手が続いた。しかし注目のヒー ト2で保田選手はタイムダウン。続く扇圭一選手 来年はもっと運転の精度を上げて、阿戸さんと勝 負できるようになりたいですね」と成瀬選手。来季 に向けてさらなる成長を誓った。

一方、JMRC北海道シリーズでは、R-1クラスの チャンピオン争いが持ち込まれ、白尾泰選手と金 内佑也選手によるバトルが展開された。ヒート1の 暫定ベストは白尾選手がマーク。金内選手は白尾

念願のチャンピオンに輝いた。

「S2000に有利なコース設定だったので自信を持 って走れました。正直、今年は速くなれた実感が ないのですが(笑)、気持の面では強くなれたよう な気はします。来年はSタイヤのSH1クラスに上 がる予定ですが、千歳で開催されるJAFカップで は上位を狙いたいですね」と白尾選手。全日本でも ここ数年、スポット参戦組が大活躍している北海 道だけに、その活躍が注目されるところだ。

勝めをマーク。2.R-Eco のタイムで逃げ切った。3.R-1クラス は白尾泰選手が最終戦を制し、待望のチャンピオン獲得。4.R-2 は後藤 宮本雅樹選手は 4 位に。 関根大雄選手は PN-1で 3 位。8.R吉崎智貴選手は MINI で R-1の 4 位獲 愛知出身の成瀬悠人選 を制した。12.SH-1で 2 位入賞の 金内佑也選手だったが 2 位に甘んじた。 PN-1の 2 位は依田秀臣選 SH-1クラス入賞の皆さん。 クラス入賞の皆さん。

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元全日本スラローマー徳永秀典選手、16 年ぶり

復活イヤーをシリーズチャンピオンで締め括り!

2017年の四国ジムカーナ地区戦最終戦と なる第8戦が9月24日、愛媛県のハイラ ンドパーク美川で開催。曇天の空の下、 計30台が集結し、第1ヒートから激しいタイム争 いが展開された。

中でも注目を集めたのが、大会最多の7台で争 われたPNクラス。同クラスではスバルBRZで計 4勝を挙げている徳永秀典選手とトヨタ86で計3 勝を挙げている桑原義典選手が5ポイント差でタ イトル争いを展開、今回、雌雄を決することにな ったのだ。この頂上決戦でまず主導権を握ったの が、「パイロンタッチを覚悟しながら全力で走った」

と語る徳永選手だった。リズミカルな走りで1分 24秒193の好タイムを叩き出し、第1ヒートを制

覇。「スタートでグリップしなかったので、全体的

に抑えすぎて、うまく合わせられなかった」と語る 桑原選手が1分25秒386で2番手に続いた。 逆転でタイトルを獲得するためには、優勝が絶 対条件となるだけに桑原選手は第2ヒートで必死 のアタックを試みるものの、「セッティングを変え たことでフィーリングは良くなったんですが...」とタ イムアップは果たせず。対する徳永選手は「気持ち が入りすぎて失敗もありました」という走りながら も自らのタイムを更新。激戦のPNクラスでタイト ルを確定させ、「16年ぶりの復帰で、しかも初め てのFRで苦労したけれど、最期までタイトル争い ができて楽しかったです」と激闘の一年を振り返っ た。桑原選手が2位に続き、スズキ・スイフトを 駆る昨年の王者、竹下俊博選手が3位で表彰台を 獲得した。

2017 年 JAF 四国

ジムカーナ選手権第 8 戦

JMRC 全国オールスター選抜

ジムカーナ第 8 戦

DCR ジムカーナ '2017

[JAF 公認 No.2017-7019]

開催日:9 月 24 日

開催場所:ハイランドパーク美川

格式:準国内

主催:DCR[クラブ登録 No. 加盟 38009] フォト & レポート/廣本泉

一方、R1クラスではホンダ・ビートの乃一智久 選手とスズキ・カプチーノの西村敦男選手が激し いタイトル争いを展開。ともに1勝を挙げている両 者はポイント争いでも同点で並んでいることから、 この最終戦で上位につけた方がR1クラスの王者 に輝くが、第1ヒートで予想外のハプニングが発 生する。何とタイトル争いの渦中にある両者が揃 ってミスコース。スズキ・カプチーノを駆る小山修 平選手がベストタイムをマークしたのだ。

1.K カーがしのぎを削る R1クラスを制した乃一智久選手。2.NS1 で 2 位入賞の内田憲作選手。3.R3 で 2 位入賞の鎗内良壮選手。4.PN で 2 位入 賞の桑原義典選手。5.R1 で 2 位入賞の小山修平選手。6.R4 で逆転優勝を飾った佐伯希選手。7.R3 で唯一、NSX を駆る高芝大輔選手も見事な 逆転勝ちを見せた。8.NS1は一色健太郎選手が三つ巴のバトルを制して優勝。9.PN クラス入賞の皆さん。10.R1クラス入賞の皆さん。11.R3 ク ラス入賞の皆さん。12.R4 クラス入賞の皆さん。13.NS1クラス入賞の皆さん。14.R3 仙波秀剛選手は 3 位入賞。15.R4 三好範学選手は 2 位に 入り、タイトル確定。16.NS1 の 3 位には窪田竜三選手が入った。17.PN 竹下俊博選手は FF 最上位の 3 位ゲット。18.PN は全日本でかつて GC8 インプレッサマイスターとして知られた徳永秀典選手が優勝を飾った。

しかし第2ヒートでは、「最初のターンでミスし たけれど、後半はうまく走れました」と語った乃一 選手がベストタイムをマーク。小山選手が 自己ベストを更新して2位につける中、タ イトル争いを展開する西村選手は「久しぶり に緊張しました」とプレッシャーが影響した か、3位にとどまり、「良かったり、悪かった りのシーズンだったけど楽しかったです」と 振り返った乃一選手がR1クラスのチャン ピオンに輝いた。

またR4クラスでも最終戦がチャンピオ ンを決定する1戦となったが、第6戦を制 してタイトル争いに王手をかけている三好

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男子が幅をきかせる大学の自動車部で奮闘する女子部員たち。彼女たちは何を思いモータースポーツを楽しむのか。

インタビュー/勝森勇夫

寺内:カートは今回がほぼ初体験です。チームの皆もほとんど

の 2

若者たちのクルマ離れが取り沙汰さ 成したレディースチームの面々。チー部に籍を置く女子部員たちが合同で結加するために、関西一円の大学自動車材したのは、カートの耐久レースに参には、少なからず女子もいる。今回取が大好きな若者は存在するし、その中もクルマが好きで、モータースポーツれて久しい。そんな時代の中にあって ム員は全

久レースに参加しての感想を聞かせてください。

大学自動車部の寺内美裕さんが話を聞かせてくれた。 まず、今回、カートの耐

8 名。代表して同志社

輝け、

フォト/吉見幸夫

女子 の

クルマとはかなり勝手が違って戸惑い ました。 ただ、ふだんライバルの他校の人と、 しかも女子ばかりでチームを組めたのは嬉しかった。女同士だから、シートのポジション合わせひとつとってもスムーズで。もちろん、気持ちが通じ合う感覚も、男女混合のチームよりもずっとありました。あと、そもそも男子

も、昔からそうだったわけではありません。私の場合は、モータースポーツが同じスタートラインで始められるスポーツであったことが、入部した一番の理由でした。たいていのスポーツは、 大学に入るずっと前から始めている人が多いけど、このスポーツは免許を取ってからの人が大部分。ほぼ同じラインでのスタートだから、大学に入ってからやっても、いきなり力量の差を感じることはないと思ったんです。親には反対されたけど、内緒で入部しちゃ いました(笑)。 スタートラインが同じ、か。なる ほど、そうですね。で、実際のところ、 今、自動車部の活動は楽しめていますか。不満や要望はない? :はい、楽しめています。競技に 出て走ることも、仲間を応援することも、単に観戦するだけでも、私は楽し

いってことですね。それにしても、そもそも女子のあなたが自動車部に入ろうと思ったきっかけは?クルマが好きだったからですか? :確かにクルマは好きでした。で

たちのように勝負一辺倒じゃないところも女子チームは心地良かった。大半の女子部員にとって、モータースポーツは勝ち負けよりも楽しむことが一番のテーマですから。

スポーツの魅力は勝負だけじゃな

で戦わないといけないのは正直ツライです。男子と女子じゃ明らかに腕力も体力も違うのに、同じクラスなんてありえない。 テニスもサッカーもゴルフだって男子と女子は別々なのに、このスポーツだけが一緒。もっと女性が増えてレディースクラスが設けられれば、 注目される度合いも増えるし、女性がより参加しやすい環境になるはず。 モータースポーツ界が男社会と言われるのは、そもそも女性の競技人口が少ないから。まず、そこをなんとかしないと……。

確かにモーター

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J A F 格
スポーツにも、もっと女性目線が必要ですね。最後に大学を卒業してもこ のスポーツを続けようと思いますか? 全関西大学自動車部カート耐久レースにお邪魔して話を聞いてみた。各大学の女子部員たちが合同でチームを組んで参加した
上嶌真子さん 京都産業大学 4回生 駒井香菜子さん 立命館大学 2回生 濱野美涼さん 関西学院大学 3回生 吉安昌子さん 関西大学 自動車部コーチ 坪倉由里さん 同志社大学 3回生 寺内美裕さん 同志社大学 3回生 柳平千乃さん 同志社大学 3回生 若林千尋さん 立命館大学 1回生
関西の大学自動車部がカートで腕を競った今回の大会。唯一 の女子チームとして参加した彼女達。慣れないレーシングカー トでモータースポーツの楽しさを見つけた一日となったようだ。
第4 回
チカラ!
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J A F M O T O R S P O R T S 1967 年 3 月 20日 第 3 種郵便物認可(毎月 1 回 1 日発行)第 51巻 第 9号 2017 年 11月 1 日発行 発行人 山口真人 03 ( 5470 ) 1711 (代) 一般社団法人 日本自動車連盟 東京都港区芝大門 1 1 番 30号 0570 ( 00) 2811 (総合案内サービスセンター) 発行所 東京都港区芝大門 1 9 番 9 号 ㈱ J A F メディアワークス 143 円+税 2017 / 11
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