運用条件:DBマッピングまたは,ニックネームマッピングでアドレスマッピングを実施している。運用変更後は,旧ドメイン名でのメール受信は行わない。
以下のように2段階での運用変更を推奨いたします。説明では,古いドメイン名を「old.co.jp」新しいドメイン名を「new.co.jp」としています。
<1段階>旧ドメイン名で受信可能なテストユーザを作成し,新ドメイン名でメール送受信可能であることを確認する。
- Address Serverに旧ドメイン名「old.co.jp」をもつテストユーザを登録します。
- Mail - SMTPサービスを停止します。
- dbmapコマンドを実行します。
- Mail - SMTPサービスを起動します。
- テストユーザが旧ドメイン名「old.co.jp」でメール送受信可能であることを確認します。
- Address Serverでテストユーザのドメイン名を旧ドメイン名「old.co.jp」から新ドメイン名「new.co.jp」に変更します。
- インターネットからの受付MTA(Sendmailサービス)を停止します。
- Groupmaxドメイン名のリレー先の定義を追加します(新ドメイン名「new.co.jp」をGroupmax環境にリレーする定義)。これは,旧ドメイン名「old.co.jp」のリレー定義がある場合などで必要です。
- インターネットからの受付MTA(Sendmail)を起動します。
- Mail - SMTPサービスを停止します。
- Mail - SMTPと同居するSendmailサービスを停止します。
- Mail - SMTPと同居するSendmailのsendmail.cfの定義(CX定義)を変更します。以下に設定例を示します。
- 変更前)
- CX old.co.jp
- 変更後)
- CX old.co.jp new.co.jp
- Mail - SMTPと同居するSendmailサービスを起動します。
- dbmapコマンドを実行します。
- Mail - SMTPサービスを起動します。
- ドメイン名が変更されたテストユーザで新しいドメイン名「new.co.jp」メール送受信可能であることを確認します。
<2段階>全GroupmaxユーザのE-mailドメイン名を新ドメイン名に変更する。
- インターネットからの受付MTA(Sendmailサービス)を停止します。
- Mail - SMTPのgwqが空になったことを確認してMail - SMTPのサービスを停止します。gwqが空になったことは,UNIX版ではlsコマンド,Windows版ではエクスプローラ等で確認します。
- 旧ドメイン名のリレー先の定義を変更します(旧ドメイン名は受信しないようリレー定義を変更)。
- Mail - SMTPと同居するSendmailサービスを停止します。
- Mail - SMTPと同居するSendmailのsendmail.cfの定義(CX定義)を変更します。以下に設定例を示します。
- 変更前)
- CX old.co.jp new.co.jp
- 変更後)
- CX new.co.jp
- Mail - SMTPと同居するSendmailサービスを起動します。
- インターネットからの受付MTA(Sendmail)の起動します。
- Address Serverで全GroupmaxユーザのE-mailアドレスを旧ドメイン名から新ドメイン名に変更します。
- dbmapコマンドを実行します。
- Mail - SMTPと同居するSendmailサービスを起動します。
- Mail - SMTPサービスを起動します。
- ドメイン名が変更されたユーザで新しいドメイン名「new.co.jp」メール送受信可能であることを確認します。および,旧ドメイン名ではメール受信できないことを確認します。
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