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ホームページとは?Webサイトとの違いを分かりやすく解説


ホームページとWebサイトとの違いを初心者にわかりやすく解説

この記事は2022年3月10日に公開、2023年4月10日に更新しています。


何気なく使っている「ホームページ」という言葉。実は、本来の用語の意味を超えて、さまざまな使われ方をしています。

本記事では、「ホームページと Web サイトの違いは?」という疑問に答え、実際にどのように使い分けるべきかを分かりやすく説明します。


後半では、さまざまなホームページの種類と作成するメリットについても解説しています。ホームページを無料で作成する方法や、お役立ち情報をぜひチェックしましょう。

目次


1. ホームページの意味とは?


ホームページ(Homepage)とは、一般的には、広く Web サイト全体のことを示して使われています。狭義には、複数のページで構成された Web サイトの最初のページ(トップページ)のこと意味します。

現在では複数の意味を混同して使われていますが、大きく分けると以下の 3 つの意味で使用されています。


定義 1:ブラウザの最初のページ

もともと、ホームページとは「ブラウザ*を立ち上げたときに最初に表示されるページ」という意味です。たとえば、Google Chrome の場合、ブラウザを立ち上げたときに表示される Google 検索の画面のことを指します。これが、本来の意味での「ホームページ」です。


したがって、この意味以外での使い方は誤用とする主張もありますが、現在は多様化した意味で広く使われており、この限りではありません。


*ブラウザ:Google Chrome、Yahoo! や Safari などインターネット上の情報を検索するソフトウェアサービス


ホームページ:ブラウザを立ち上げた時に最初に表示される画面


定義 2:トップページ(=Web サイトの最初のページ)

トップページとは、Web サイト上で一番最初に閲覧されることを意図したページです。また、この Web ページアドレスのことをホームページアドレスと呼ぶこともあります。(Wix の場合は「https://ja.wix.com」)

Web サイトとホームページの違い


定義 3:Web サイト全体


さらに広義な使い方として、ホームページは Web サイト全体を指す意味で使われています。一般的に、ホームページと Web サイトは同じ意味として問題ありません。たとえば、「公式ホームページ」といった場合は、Web サイト全体を意味します。 ホームページを「HP」と略すことがありますが、この表示には注意が必要です。「ヒューレット・パッカード(hp)」というコンピューター会社の存在や、馬力(horsepower)の記号としても利用されることもあるため、混乱を避けるために「HP」表記は公的に公開する情報としては避けた方が無難です。

Webサイトとホームページの違い

上記では、ホームページの 3 つの意味を紹介しました。一般的には、3 つ目の Web サイト全体を意味するということが分かったと思います。

  1. ブラウザの最初のページ

  2. トップページ(Web サイトの最初のページ)

  3. Web サイト全体(公式ホームページなど

さて、次はホームページと Web サイトの違いについて説明します。



2. ホームページとWebサイトの違い


基本的に、「ホームページ」は、Web サイトの中で最初に表示されるページのことを指し、「Web サイト」は複数のホームページやコンテンツが集まった、ホームページを含めた全てのページを指します。つまり、ホームページは Web サイトの一部に含まれます。

しかし、ホームページと Web サイトは、一般的に同じ意味として利用されていることが多く、どちらも Web サイト全体を意味して使われています。 Google トレンドを調査すると、ホームページの方がより一般的により検索されていることが分かります。どちらを使うべきか迷ったら、ホームページ表記を利用しましょう。



ホームページとWebサイトの使い分け方


ホームページと Web サイトは同義語として使われているものの、シチュエーションによって使い分けるべきタイミングがあります。具体的な例を紹介します。


1:業界用語として使い分ける

Web デザイン業界や制作会社などでは、業界用語として「Web サイト」が日常的に使われています。これに対して、一般的なオーディエンスは「ホームページ」を使う傾向があります。

この 2 つの用語の意味が現在はほぼ同じであるということを念頭に置き、やり取りする相手の認識に応じて使い分けるのがベストです。


もちろん、使い分ける必要があるわけではありません。しかし、ホームページ作成やリニューアルに関する打ち合わせでは「 Web サイト」、自社ブログで一般的な読者に情報を発信する場合は「ホームページ」を使うなど、相手に応じて最適な表現を選ぶと、コミュニケーションをより円滑に進められます。


2:英語圏との意味のズレを避ける


英語で「Homepage」というと、サイトのトップページのみを意味します。そのため、英語圏向けにホームーページを公開する場合は「公式ホームページ」ではなく「Official Website」とするなど、注意が必要です。



3. ホームページとブログサイトの違い


ホームページとブログは同時に運営することが多いため、これらの違いがわかりにくくなっていますが、ブログとホームページには目的や機能の違いがあります。


簡単に言えば、ブログサイトはホームページに追加できる機能の一つであり、ホームページの中に含まれます。 「ブログ」は記事やニュースを投稿することに特化している一方で、「ホームページ」は企業や団体の情報を提供するために一般的に固定的なコンテンツを表示することが主な機能です。



4. ホームページの仕組みと作成するメリット


ホームページ作成は、オンライン上で信頼を獲得し、より多くの人に存在を知ってもらうために欠かせません。ある商品やサービスが気になると、多くの人はネット検索で情報を集めます。ホームーページがないビジネスはせっかくの販売機会を逃してしまいます。


1:ホームページ作成のメリット


ホームページは営業時間や場所を問わず、24 時間 365 日、すべての人がサービスやビジネスにアクセスできる場所を提供できます。製品やサービスの紹介だけでなく、お問い合わせフォームやチャットなどの機能を追加することで、潜在顧客とのつながりを強化できます。


また、ビジネスやサービスの詳細情報を集めた信頼できる情報ソースとして活用することや、ブランド認知度を高めるためのブランドアセットとしてビジネスの世界観を表現することに適しています。


では、ホームページの作り方にはどのような種類があるのでしょうか?近年は Wix を含め、多くの無料サービスが開発されています。ホームページ制作を依頼する、あるいはノーコードでこだわりのホームページを制作するなど、それぞれのニーズに合わせたさまざまな手段があります。


制作を依頼するとしても自分で制作するとしても、スムーズに構築するために、まずはホームページの仕組みについて理解しましょう。 


2:ホームページを支える仕組み


サーバー:サーバーとは、ネットワーク上でデータを保管する役割を持つ業務コンピューターのことです。巨大企業であれば自社サーバーを運用しているかもしれませんが、多くの場合はレンタルサーバーに登録し、ホームページのデータを保管してもらいます。サーバーは世界中に点在し、インターネットケーブルを通して情報を交信しています。


ドメイン:ドメインとは、個々のホームページを見分ける住所のようなものです。ドメインの選び方や購入方法は、こちらで詳しく解説しています。ホームページを作成するなら、独自ドメインを取得すると信頼感をより一層高められます。


3:ホームページの作成方法


オープンソースで作成 : オープンソースの CMS(コンテンツ管理システム)なら 1 からホームページを構築する必要はありません。


制作会社に依頼 : 予算がある場合には、制作会社に依頼するとプロのデザイナーやエンジニアが最適なホームページを作成してくれます。制作会社に依頼する場合は、予算や納期などの条件を明確にして、しっかりとコミュニケーションを取ることが大切です。


ノーコードで自己制作 : ノーコードツールを使うことで、プログラミングの知識がなくても自分でホームページを作成できます。たとえば、Wix なら 800 種類以上の HTML テンプレートを利用して、効率的に本格的な企業ホームページが無料で作成できます。カスタマーサービスや拡張性に優れた Wix のホームページ作成ツールを、まずはお試しください。



5. 目的別ホームページの種類7選を解説


ホームページには多くの種類があります。よく耳にするホームページの種類についても覚えておきましょう。以前は、単に会社ホームページや公式サイトという呼び方が一般的でした。オンライン化が進んだ今では、ほとんどのビジネスや個人事業が Web サイトを運営するのが主流となり、さまざまな種類のサイトが登場しています。


01. コーポレートサイト


企業の情報を掲載する公式 Web サイトのことです。顧客や投資家、取引先に対する自社のアピール、採用情報公開などのために作成します。コーポレートサイトは、会社概要から経営理念、事業紹介や最新情報など、多くの情報を公開することで信頼感を高められます。

その企業の魅力を最大限に現するためのものであり、多くの企業が力を入れ、構成からデザインまでこだわりを持って制作しています。さまざまな企業のサイトを探索し、インスピレーションを得ましょう。


ターゲット:顧客、取引先、株主など

主なコンテンツ:会社概要、最新ニュース、商品やサービス説明、代表挨拶や社員紹介、過去実績、顧客の声、採用情報、カスタマーサポートなど


02. サービスサイト

商品やサービスの提供を行うサイトのことです。商品やサービスに関する詳しい情報を掲載し、新規見込み顧客の獲得を狙います。誰もが等しく、利用しやすいようにアクセシビリティを意識したホームページの設計にしましょう。


ターゲット:見込み顧客

主なコンテンツ:商品およびサービス情報、レッスン予約、電子版のパンフレットやカタログ、資料請求や見積もり依頼フォームなど


トレーニングレッスンを提供するサービスサイトのテンプレート


03. EC サイト


一般的に、「ネットショップ」「オンラインストア」などと呼ばれるショッピングサイトのことです。Amazon や楽天市場、自社の通販専用サイトなど、商品の販売を目的として作られたサイトがこれにあたります。

ターゲット:見込み顧客

主なコンテンツ:商品およびサービス情報、購入~オンライン決済までの一連の EC 機能

EC サイト例


04. ランディングページ


ランディングページ(LP)とは、ある特定の商品・サービス・イベントなどを宣伝するためのシンプルな Web ページのことです。

複数のページで構成される Web サイトとは異なり、ランディングページは通常縦長の1ページ構成のものがほとんどです。情報の掲載だけでなく、顧客に期待するアクション(例:商品の購入や相談予約など)が明確に定まっているのも特徴です。


ターゲット:見込み顧客

主なコンテンツ:商品・サービスの紹介、CTA(行動喚起)ボタンやお問い合わせフォームなど


05. ブランディングサイト


企業のブランドイメージを周知させるために作成されたサイトのことです。企業が提供するブランドの価値をユーザーに認識してもらい、ブランドに対するロイヤルティを高めてもらうことを目的としています。そのため、文字による説明よりもデザイン性を重視したサイトが多くなっています。

ターゲット:顧客、取引先、株主など

主なコンテンツ:ミッションステートメントやロゴの由来、歴史などブランドに関する説明、商品やサービス紹介など


06. 採用サイト


採用サイトは、採用情報を掲載する Web サイトのことです。コーポレートサイトとは異なり、リクルートサイトは新しい人材の採用に主眼を置いて構築します。求人媒体に広告を掲載する方法もありますが、それと並行して自社の採用サイトを開設する企業も年々増えてきています。


ターゲット:求職者

主なコンテンツ:会社概要、求める人物像についての説明、募集職種、応募フォームなど



07. オウンドメディア


オウンドメディアとは、自社で保有(own)するメディアの総称です。本来の意味では、パンフレットなどの紙媒体からコーポレートサイト、ブログ、EC サイトなど、企業が自社で管理するすべてのものを指します。


しかし、デジタルマーケティングでは、基本的に有益な情報発信を行い、検索エンジンでの上位表示を狙うことでリードを得るための Web メディア(ブログや情報サイトなど)の意味で使われます。Wix の場合は、公式ブログや、Twitter などをオウンドメディアとして運営しています。


ターゲット:見込み顧客、顧客、取引先、株主など

主なコンテンツ:ユーザーにとっての有益な情報、最新ニュースなど

Wixのオウンドメディア例:Wix公式ブログ


まとめ


「ホームページ」と「Web サイト」は同じ意味で使用して問題ありません。しかし、場所によって正しく使い分けることで誤解を抑えることができます。どちらも同じものを指すということを認識した上で、使用する場面や相手に応じて、柔軟に使い分けをすることで、コミュニケーションが取りやすくなるでしょう。


ホームページについてのよくある疑問や基礎知識を、詳しく解説しました。実際にホームページを作成したいけれどどこから始めるべきか分からない人は、こちらの記事も参考にしましょう。

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編集者:Miyuki Shimose

ブログ コンテンツマネージャー

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