電子書籍リーダーを使ったことはありますか?
読書は今では紙の書籍だけではなく、電子書籍という読書スタイルもあります。
電子書籍はスマホやタブレットに専用アプリを入れて読むこともできますが、電子書籍リーダーという電子書籍を読む専用の端末もあります。
本記事では電子書籍リーダーの基本的な説明から、タブレットで読んだ場合との読書体験の比較、電子書籍リーダーを購入するときのポイントや各端末の比較まで、電子書籍リーダーの購入を検討した際に役立つ情報を提供します。
きっと、あなたの理想の読書体験に合った電子書籍リーダーが見つかるはずです。
電子書籍リーダーとは何か?基本を把握しよう
電子書籍リーダーは、データ化された書籍を読むために特化された端末です。
多くの製品では電子ペーパーという液晶とは異なる表示技術が使われています。
この電子ペーパーの特徴は、液晶と違いバックライトの発光がないため目に優しく、電子ペーパーという名前通り紙の書籍と同じような読み心地を体験できます。
また紙の書籍とは違い、書籍がデータ化されているため何千冊もの書籍を一つの端末に保存できます。
これにより、旅行中や外出先でも好きな時に好きな本を読むことができます。
紙の書籍と比べ、電子書籍のほかのメリットは、文字サイズの調整、フォントの調整、明るさの調整などができることです。
最新の電子書籍リーダーには、辞書機能や検索機能、メモを取る機能なども搭載されており、読書をさらに豊かなものにしています。
電子書籍リーダーでの漫画・小説の読み心地
電子書籍リーダーで漫画や小説を楽しむことは多くの読書愛好家に魅力的な体験を提供します。
この端末は便利さと携帯性を兼ね備えており、いつでもどこでも好きな作品に没頭できます。
しかし理想の読書体験を得るためには、漫画や小説を読む際の電子書籍リーダーの利点と注意点を理解することが重要です。
漫画
電子書籍リーダーの持つ高解像度の画面は漫画の細かい線を鮮明に再現します。
電子書籍リーダーは大きなストレージを持ち、一台の端末に複数の漫画シリーズを保存できるので、好きな時に好きな作品が読めるのは大きな利点です。
一方で漫画を読む際には、端末の画面サイズが作品に没入する上で重要になります。
小さい画面でのページ全体表示では、作品によっては表示が小さすぎて読みづらい場合があります。
ズーム機能を使えば細部を読むこともできますが、全体表示→ズーム表示と行き来すると没入感を損ないます。
そのため漫画を読むために電子書籍リーダーを選ぶ際は、画面の大きさや解像度を考慮することが大切です。
小説
電子書籍リーダーで小説を読む際の最大の利点は文字のサイズやフォントを自由に変更できる点です。
これにより視力に問題がある読者や、より快適な読書体験を求める読者にとって理想的な読書環境をつくれます。
しかし、紙の書籍特有のページをめくる感覚や、美しい装丁は電子の形で完全には再現できません。
これらは多くの小説ファンにとって読書の喜びの一つであり、電子書籍リーダーでは得られない独特の魅力です。
ですが、電子書籍と紙の書籍は相互に補完し合うものであり、どちらか一方を完全に選ぶ必要はありません。
例えば、旅行時や通勤時には電子書籍リーダーの携帯性と便利さを活かし、自宅でのリラックスタイムには紙の書籍の温もりと美しさを楽しむといった選択がより良い読書体験につながることでしょう。
実用書・ビジネス書
多くの実用書やビジネス書の電子書籍にはリフロー型と固定レイアウト型という形式があります。
リフロー型はテキスト中心のコンテンツに適しており、小説の電子書籍と同様に読者が文字サイズやフォントの種類を自由に変更できます。
ただ文字サイズを変更したことにより紙面のレイアウトが崩れてしまい、図表やグラフの位置がずれて読みにくくなる場合があります。
固定レイアウト型はそのような読みにくいレイアウトになってしまうことはありませんが、小さい端末で読むには文字が小さすぎるような場合でも文字サイズの変更はできません。
実用書やビジネス書を電子書籍リーダーで読む際には、これらのフォーマットの違いを理解することが重要です。
電子書籍リーダーとタブレットの比較
電子書籍リーダーの購入を検討した場合、似たような端末でタブレットがあります。
二つは見た目が似ているものの、用途や機能面で大きな違いがあります。
ここでは、ビジネス利用において重要な画面サイズ、携帯性、バッテリー持続力、コストパフォーマンスを比較の基準として二つの特性を深掘りします。
画面サイズと読みやすさの比較
一般的に電子書籍リーダーとタブレットでは以下のような違いがあります。
電子書籍リーダー | タブレット | |
画面サイズ | 6〜8インチ | 7〜12インチ |
外光の影響 | 受けにくい | 受けやすい |
ページめくり | 遅い | 速い |
カラー表示 | モノクロ(一部カラーの端末もあり) | カラー |
用途 | 読書専用 | ネットサーフィンやビデオ視聴など多目的に使える |
一般的な電子書籍リーダーは6〜8インチの画面が多く、ディスプレイに電子ペーパーが使われ長時間の読書に適した設計がされています。
タブレットは電子書籍リーダーに比べ大画面のモデルが多いため、図表やグラフが多用されているビジネス書や漫画を読む際に有利です。
またタブレットはカラーで表示できるため、色分けされている書籍を読む場合もタブレットの方が向いています。
電子書籍リーダーの画面は長時間の読書でも目が疲れにくく、紙の本に近い美しい表示が得意です。
タブレットの画面は大画面でテキスト以外の表現が読みやすく、またカラーでの表示にも対応しています。
どちらにもメリット・デメリットがあるので使用目的に応じた端末を選択することが重要です。
持ち運びやすさ
電子書籍リーダーは約6〜8インチの画面サイズを持ち、バッグや上着のポケットに簡単に収まるほど小さく軽量です。
このため通勤や旅行時に長時間持ち歩いても負担が少なく、気軽に持ち運びができます。
一方タブレットは7〜12インチと大画面のものが多いです。
大画面のタブレットは見やすさや操作のしやすさの面ではとても良いですが、その分端末サイズが大きく重量も増加します。
特に大画面モデルは小さなバッグへの収納が難しかったり、長時間の持ち歩きが負担になったりします。
持ち運びやすさを判断する際には、使用するシーンや目的、個人の好みが大きく影響します。
軽量で読書専用の端末を求めるなら電子書籍リーダー、多機能性を優先し画面の大きさを重視するならタブレットが適していると言えるでしょう。
バッテリー持続力
電子書籍リーダーは電子ペーパーを採用しバッテリー持ちがとても長く、一度の充電で数週間使用できることが多いです。
それに対しタブレットは明るく大きな画面や多機能ゆえの高性能なプロセッサ稼働などで電力を大きく消費する作りになっています。
そのためタブレットのバッテリー持続時間は数時間から1日程度が一般的です。
ビジネスでの使用や長時間の移動が多いユーザーにとって、端末のバッテリー持続力は重要な検討ポイントです。
お客様への説明など外回りの営業担当が利用する場合、充電なしで長時間使える電子書籍リーダーは魅力的な端末でしょう。
しかし表現力や機能性としてはタブレットの方が上になります。
使用目的に応じて、バッテリー持続力を重視するか、機能性を優先するかを選ぶと良いでしょう。
価格とコストパフォーマンス
一般的に、電子書籍リーダーはタブレットに比べて価格が低く設定されています。
これは電子書籍リーダーが読書に特化したシンプルな機能を提供するため、高価なハードウェアや多機能なソフトウェアを必要としないためです。
基本モデルの電子書籍リーダーは1万円を切る価格から入手することができ、読書以外の機能をほとんど必要としないユーザーにとっては非常にコストパフォーマンスが高い選択肢となります。
一方タブレットはその多機能性から価格が高めに設定されています。
最終的には使用目的が何なのかでの判断になります。
読書が主な目的ならば電子書籍リーダーがコストパフォーマンスに優れた選択肢です。
しかし読書以外にもやりたいことがある場合は、電子書籍リーダーでは物足りなくなってしまい、不満の残る選択肢になってしまうことでしょう。
電子書籍リーダーの選び方
電子書籍リーダーを選ぶ際には、あなたの読書体験を最適化するために考慮すべきいくつかの重要な要素があります。
検討すべき要素として、まず画面サイズと解像度があります。
画面サイズは読みやすさに直接影響し、たとえ画面サイズが大きくても解像度が使用目的に合っていなければ満足する読書体験にはなりません。
画面サイズと解像度以外にも、防水性能やアクセスできる電子書籍ストアなど気にするポイントはいくつかあるので順番に見ていきましょう。
画面サイズ
画面サイズは読書体験に大きく影響する要素の一つです。
一般的に画面サイズは6インチから10インチ程度の範囲で端末が用意されています。
例えば6インチのような小さい画面サイズは持ち運びが便利で、一般的な小説や文章中心の本を読むのに適しています。
一方、8インチ以上の大きな画面サイズは図表やイラストが載っている技術書など、ビジュアル要素が多いコンテンツを読むのに適しています。
しかし、画面が大きくなるとその分重量が増し、持ち運びの便利さは若干低下します。
画面サイズを検討する際には、主にどのような種類の本を読むか、またどれだけの頻度で外出時に使用するかを考慮することが大切です。
解像度
解像度も電子書籍リーダーでの読書体験をより良いものにするための重要な要素の一つです。
解像度が高ければ高いほど、テキストや画像は鮮明に表示され読書体験が向上します。
一般的に解像度はピクセル密度(ppi:pixels per inch)で測定され、値が高いほど細かいディテールを捉えることができます。
人間の網膜が認識できるのは300ppi程度とも言われており、300ppiあれば紙の書籍に近い読み心地を体験できます。
特に漫画や図表が多用される書籍を読む場合、高解像度の端末を選択することをおすすめします。
解像度が不足したぼやけた表示は目の疲れにつながります。
読む書籍の種類から、自分の読書スタイルに合った解像度の端末を選択しましょう。
フロントライトの有無
フロントライトの有無は電子書籍リーダーでの読書環境の自由度を決める重要な要素です。
電子ペーパーのディスプレイはタブレットの液晶画面とは異なりバックライトがなく、太陽光や照明の光を反射して視認するため暗い場所では読むことができません。
その弱点をフォローするために多くの電子書籍リーダーにはフロントライトの機能が搭載されています。
電子書籍リーダーによってはフロントライトの明るさの調整を段階的にできるものや、暖色・寒色の色合いを変更できるものもあります。
ご自身の普段の読書環境を考慮し、フロントライト機能有無や細かなフロントライト制御機能の有無の必要性を検討すると良いでしょう。
防水機能
快適な読書環境の実現のために防水機能も検討すべき要素の一つです。
防水機能があれば、お風呂でのリラックスタイムやプールサイドでも安心して読書を楽しむことが可能です。
ただし、防水機能を持つモデルは価格が高めに設定されていることが多いです。
また大画面の電子書籍リーダーは高額ですが防水機能は未搭載のモデルもあります。
そのため読書習慣と読書を楽しむ環境を考慮し、防水機能の有無を含めた機能と価格のバランスを検討することが大切です。
屋外での使用が多い、またはお風呂やキッチン、プールでの使用を予定している場合には、価格が高くなっても防水機能つきのモデルを選択する価値はあります。
対応ストア
多くの電子書籍リーダーは特定の電子書籍ストアと連携しており、そのストアから直接コンテンツを購入・ダウンロードできるようになっています。
例えばAmazon Kindleの端末はAmazonの電子書籍ストアのKindleストアに最適化され、楽天Koboの端末は楽天Kobo電子ストアに最適化されています。
このように使用する電子書籍リーダーによって利用できる書籍コンテンツが異なるため、購入前にどの電子書籍ストアのコンテンツを主に読みたいかを考慮する必要があります。
電子書籍リーダーを購入したけど普段使っているストアの本が読めない、とならないように検討している端末がどのストアと連携しているかの確認は重要です。
おすすめ電子書籍リーダー10選を比較
いざ電子書籍リーダーを買おうとした時、市場には様々なモデルがあり、それぞれに独自の特徴と機能があります。
ここでは、スペック、使用感、コストパフォーマンスなど、さまざまな角度から比較検討し、おすすめの電子書籍リーダー10選を紹介します。
大画面で読書を楽しみたい方から、手書きメモ機能を重視する方、または長時間のバッテリー持続力を求める方まで、あなたの読書スタイルに最適な端末を見つけるためのガイドとなるでしょう。
Kindle Paperwhite | Kobo Clara 2E | PRS-T3S | Kindle Oasis | Kobo Elipsa 2E | Kobo Sage | |
ディスプレイサイズ | 6.8 インチ | 6 インチ | 6 インチ | 7 インチ | 10.3 インチ | 8 インチ |
解像度 | 300 ppi | 300 ppi | 212 dpi | 300 ppi | 227 ppi | 300 ppi |
フロントライト | あり | あり | ー | あり | あり | あり |
ストレージ容量 | 8 GB / 16 GB | 16 GB | 2 GB | 8 GB / 32 GB | 32 GB | 32 GB |
価格(2024年2月現在) | 16,980円〜 | 20,900円 | 25,826円 | 29,980円〜 | 54,800円 | 36,800円 |
端末サイズ | 174 mm x 125 mm x 8.1 mm | 159 mm x 112 mm x 8.5 mm | 107 mm x 160 mm x 9.5 mm | 159 mm x 141 mm x 3.4-8.4 mm | 227 mm x 192 mm x 7.9 mm | 181 mm x 160 mm x 7.6 mm |
重さ | 205 g | 170 g | 160 g | 188 g | 386 g | 240 g |
充電 | USB Type-C | USB Type-C | Micro USB | Micro USB | USB Type-C | USB Type-C |
防水 | IPX8等級 | IPX8等級 | ─ | IPX8等級 | ─ | IPX8等級 |
Kindle Scribe | BOOX Tab Ultra | QUADERNO A5 | QUADERNO A4 | HUAWEI MatePad Paper | |
ディスプレイサイズ | 10.2 インチ | 10.3 インチ | 10.3 インチ | 13.3 インチ | 10.3 インチ |
解像度 | 300 ppi | 227 dpi | 227 ppi | 207 ppi | 227 ppi |
フロントライト | あり | あり | ─ | ─ | あり |
ストレージ容量 | 16 GB / 32 GB / 64 GB | 128 GB | 32 GB | 32 GB | 64 GB |
価格(2024年2月現在) | 59,980円〜 | 79,800円 | 49,800円 | 69,800円 | 69,980円 |
端末サイズ | 196 mm x 230 mm x 5.8 mm | 225 mm x 184 mm x 6.7 mm | 173 mm x 242 mm x 5.9 mm | 222 mm x 301 mm x 5.7 mm | 225 mm x 182 mm x 6.6 mm |
重さ | 433 g | 480 g | 261g | 368 g | 360 g |
充電 | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C |
防水 | ─ | ─ | ─ | ─ | ─ |
Kindle Paperwhite
Kindle PaperwhiteはAmazonが販売している電子書籍リーダーの一つで、読書愛好家の間で高い人気を誇る電子書籍リーダーです。
ディスプレイは6.8インチと大きめで、細かな文字もくっきりと表示できる300ppiの解像度を持っています。
13段階のフロントライト調整機能で読書環境を選ばず、バッテリー持ちもフル充電で最大10週間の利用が可能と日常使いはもちろん長期の旅行でも十分です。(Wi-Fi接続オフで1日30分使用での計算。)
IPX8等級の防水機能も搭載しているため、お風呂やビーチでの読書も安心して楽しむことができます。
ストレージ容量は8GBもしくは16GBで十分な保存領域を持っています。
Kobo Clara 2E
Kobo Clara 2Eは楽天グループの楽天Koboが販売しているコンパクトながらもパワフルな電子書籍リーダーです。
ディスプレイは6インチと小さめですが、300ppiの解像度を備え鮮明でクリアな表示を提供します。
IPX8等級の防水機能があり、浴室でのリラックスタイムやビーチでのくつろぎの時間にも最適です。
16GBのストレージは、お気に入りの書籍をたくさん保存できるほどの容量を提供します。
フロントライトを内蔵しバッテリーも数週間持つので、長期の旅行なども含め読書環境を選びません。
Kobo Clara 2Eや別売りの専用カバーは環境に配慮した素材でつくられているため、エコ意識の高いユーザーにとって大きな魅力になります。
PRS-T3S
PRS-T3Sはソニーが販売していた電子書籍リーダーの一つで、生産完了後も根強い人気を誇る電子書籍リーダーです。
6インチと解像度212dpiというディプレイは今日のモデルと比べると控えめですが、使い勝手の良さで知られています。
ストレージ容量は2GB(実際の使用可能領域は約1.2GB)で、テキストベースの本でおよそ1,200冊、コミックではおよそ31冊保存できます。
特筆すべき点として約3分の充電で書籍1冊の読書が可能になる短時間の充電能力があります。
現在、PRS-T3Sへの直接ダウンロードはセキュリティを理由に制限されており、パソコンの専用ツールを介して電子書籍を転送します。
Kindle Oasis
Kindle OasisはAmazonが販売している電子書籍リーダーの一つで、Kindleとしてはハイエンドモデルの位置付けです。
7インチディスプレイと大きめのディスプレイですが、狭いベゼルのおかげでコンパクトな端末サイズを保っています。
解像度も300ppiあるので、漫画もストレスなく読むことができます。
ハイエンドモデルのため防水機能やフロントライトももちろん搭載しており、どんな場所での読書にも対応します。
Kindle Oasisとして特出する点としてはページ送りボタンがあることです。
またモデルによっては無料4G搭載モデルも選ぶことができ、無料4G搭載モデルは設定や通信費の支払いなしに書籍購入やダウンロードの4G通信が可能です。
Kobo Sage
Kobo Sageは楽天グループの楽天Koboが販売している電子書籍リーダーの一つで、Koboとしてはハイエンドモデルの位置付けです。
8インチディスプレイと大きなディスプレイで、300ppiの解像度を持っています。
フロントライトや防水機能と一通りの機能に備え、それに加えページめくりボタンも搭載しているため快適な読書体験を得られます。
Kobo SageはKoboスタイラス2による書き込みにも対応しています。(Koboスタイラス2は別売りです。価格は税込9,180円。)
スタイラスを利用することにより、読書中にメモを書き込んだり、ノート機能を使ってノートを取ることも可能です。
Kobo Elipsa 2E
Kobo Elipsa 2Eは楽天グループの楽天Koboが販売している電子書籍リーダーの一つで大画面モデルです。
ディスプレイはタブレット並みの10.3インチで広い画面を持ち、解像度は227ppiです。
32GBと大きなストレージも搭載しているので、どんな媒体も好きなだけ保存して快適に読むことができるでしょう。
Kobo Elipsa 2Eの特徴はこの大画面と付属のKoboスタイラス2による手書き対応です。
Kobo Elipsa 2Eは多くの利点を持つ電子書籍リーダーですが、防水機能を搭載していないため、水辺での使用には適していません。
そのため水辺の読書を楽しみたい場合は、防水ケースを検討すると良いでしょう。
Kindle Scribe
Kindle ScribeはAmazonが販売している電子書籍リーダーの一つで、Kindleとして初のペン入力対応モデルです。
ディスプレイも10.2インチとタブレット並の大型ディスプレイで300ppiの解像度を持っています。
Kindle Scribeの特徴としてはKindleとして初めてペンによる手書き入力に対応したことです。
手書き入力を行うペンは、モデルによって「スタンダードペン」と「プレミアムペン」と付属するペンが異なります。
ストレージ容量は16GB、32GB、64GBと3種類から選択できます。
プレミアムペン付属モデルを選択する場合は、32GBモデルと64GBモデルのみです。
BOOX Tab Ultra
BOOX Tab UltraはSKTが販売している電子書籍リーダーです。
他の電子書籍リーダーと同様に電子ペーパーを用いたディスプレイやフロントライトを搭載しているのですが、中身はAndroidになっており電子書籍リーダーとAndroidタブレットの中間的な端末となっています。
ディスプレイは10.3インチと大型のものを搭載しています。
解像度は227dpiと控えめですが、独自の技術によりタブレットに迫る画面表示更新速度を持っています。
またGoogleのPlayストアを利用することができ、Amazon Kindleアプリでも楽天Koboアプリでも好きな電子書籍アプリをインストールできるのが特徴です。
QUADERNO
QUADERNOは富士通クライアントコンピューティングが販売している電子ペーパーを用いたディスプレイを持っている端末です。
QUADERNOにはサイズが2種類あり、10.3インチ(解像度227ppi)ディスプレイを持つQUADERNO A5と13.3インチ(解像度207ppi)ディスプレイを持つQUADERNO A4があります。
QUADERNOはどちらかというと読書より付属のスタイラスペンを使ってメモを取ったり、考えをまとめるために書くことを目的とした端末になっています。
面白い使い方として楽器演奏で使う譜面を表示するという利用シーンもあります。
ストレージ容量は32GBと大容量で、バッテリー持ちは約2週間ほどです。
HUAWEI MatePad Paper
HUAWEI MatePad Paperは名前の通りHUAWEIが販売している電子書籍リーダーです。
電子ペーパーを用いたディスプレイとフロントライトを搭載していますが、中身は独自のHarmonyOS 2になっていて、GoogleのPlayストアには対応せず自社のアプリストアを利用します。
ディスプレイサイズは10.3インチと大型で解像度は227ppiになっています。
手書き入力に対応しており、スタイラスとしてM-Pencil(第2世代)が付属します。
ストレージ容量は64GBと十分な容量を備えており、マイクとスピーカーまでも装備しています。
これにより会議の録音や録音した音声の再生などビジネスシーンでも活用ができます。
まとめ:あなたにとってのベストチョイスは?
電子書籍リーダーは、目に優しい電子ペーパーを用いたディスプレイ、大量の書籍を一台で持ち運べる便利さ、暗い環境や水辺でも楽しめる環境を選ばない満足度の高い読書体験など、紙の書籍では得られない多くの利点を提供します。
最適な電子書籍リーダーを選ぶためには、まず自分の読書習慣を振り返り、どんな本が読みたいのか、どんな環境で読みたいのかを明らかにすることが重要です。
PDFファイルを読み込める大画面の電子書籍リーダーは個人での活用に留まらず、資料の閲覧や共有などでビジネスシーンにおいても十分に活用できます。
ビジネスでの電子書籍リーダーの活用を考えた際に質問やご相談がありましたら、株式会社Jiteraに一度ご相談ください。
貴社のビジネスや理想に沿ったアドバイスを提供いたします。